はてなキーワード: わかったさんとは
小学生の時、図書館においてあった本はどれも古い絵柄で読む気がしなかった。
好きな人には申し訳ないんだけど、ズッコケ三人組の表紙見て読む気なんて起きなかった。
わかったさんも世界名作劇場も平成10年台頃には絵柄としては一昔前の部類だったと思う。
同じ本を読むなら少しでも新しそうなラノベや漫画に走っていた。
ラノベの扇情的な絵の表紙が女の子に不快感を与えると言う意見があった。性の消費、ジェンダー観の押しつけを感じるからだという。
ラノベの表紙にそういうのは感じたことなかったけど、教科書や児童書で古い絵柄のものを採用する大人には似たようなものを感じていた。
普段消費している、私達が好きな漫画やアニメの絵柄を"不健全なもの"として否定し、"健全な絵"として古い絵柄が教育の現場で採用する"大人の理想"の押し付け。
前に話題になった英語の教科書の絵柄刷新は、そういう風潮を嫌った子供が大人になり、教科書を作る立場になったからなのかなとぼんやり思っていた(真相は知らない)。
子供は古い絵柄に馴染みがない。
大人は新しい絵柄に馴染みがない。
それだけのことだろう。大人が子供の楽しみを奪うのか。児童文学は誰のためのものなのか。
子供に読書させたいのなら、漫画やアニメと文学をシームレスにつなげるのが効果的だとなぜ気づけ無いのか。
昔の絵柄だって出始めの頃は性的なコンテンツの絵柄だったり、当時の大人から不健全扱いされてたんじゃないの?
本の表紙なんて読む意欲を持たせたもん勝ちだと思う。