2024-08-23

闘病記と電子書籍の相性がバツグンな件について

2年ほど前、AmazonKindle電子書籍出版した。

統合失調症になってから障害者雇用で働いてきた体験を書いた。

毎月、3〜5人以上の人が読んでくれて、銀行口座に振り込まれた額は総額9千円近くになった。

(ちなみに、Kindle自己出版費用無料。売上から手数料を引かれた額が振り込まれる)

AmazonKindle自己出版(KDP)は、闘病記というジャンルについて、革命を起こしたと思う。

有名人とかすでに出版業界の中にいる人が、病気になったりしたら、すぐに闘病記本が出版されたりするが、

無名の人が本を出そうとしても、出版社は相手にしてくれない。

自分も昔、出版社に持ち込みしようとしたことがあるが、まったくダメだった。

で、有名人とか出版業界人による闘病記は、特殊世界で生きている人たちの話なので、普通患者にはあまり参考にならないことが多い。

普通の人は、病気になっても、仕事をして生活費を稼がないといけないし、家でできるフリーランス仕事コネで回してもらったりも基本ない。

からかつては、病気になった人はブログを書いた。

病気当事者によるブログは、同じ病気の人たちを励ますとともに、サバイバルするための重要情報源だった。

どこで仕事を見つければいいのか、どんな福祉制度が使えるのか、実際使ってみての感想生活を送る上でのTIPS

しかし、今は、病名で検索しても個人サイトはヒットしない。

note内で検索したら、なんとか読める程度。

そんな中、KDPは、(日本語をある程度書ける人であれば)誰でも他の人に届く本を売る機会を用意してくれた。

別に芸能人でなくても、出版業界コネがなくても、誰でも面白いもの有益ものを書けば、読んでくれる人がいる。

そして書き手も、普通に世の中にまぎれている一般人から普通患者が読んでも参考になる。

KDPは、闘病記に革命を起こし、民主化した。

これはすごいことだと思う。

出版社が出す書籍は、ある程度の部数が捌けないとペイしない。

から、闘病記も当事者向けというより、マジョリティに向けた内容になる。

ネットでバズったりしないと一般人書き手には声は掛からない。

ネットバズるマジョリティにウケたということだから

しか電子書籍場合病気当事者向けの本という「確実にニーズはあるが、紙の書籍で出してもペイしないもの」を出すことが出来て、書き手お小遣いが入ってくる。

インターネットがある世の中で本当に善かったと思う。

  • なんと! やはりAmazonは文化の救世主だね。 書店も取次も出版社も滅べ。 作者を殺す無能は害悪。

  • 一方で、内容の信憑性などについては誰も責任とらないんだよなあ。 「これで○○が治った!」とか書いてあっても、その裏どりはだれもしない。

    • そんなの大手出版社が出す立派な紙の書籍でも同じだしw

      • 少なくとも責任を取らせる相手は存在してるという事だな。

  • 「ブログに書くより電子書籍で書く方が一般の人がアクセスしやすい」って主張なの?本当か?

    • 実際そうだろ 今のブログの有り様では

    • まあ今どきブログ漁ってる人より amazonアンリミテッドの加入者の方が多いンでない?

    • ワイはAmazonで書籍を買わんようにしてるからアクセスできんなあ

  • 小規模出版と電子書籍はめちゃくちゃ相性いいんだよな 在庫抱えなくて良いし手数料無料で売上から差し引かれるってのは極論売れなくても負担にならないってのはでかい 稼げるか稼げ...

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