2024-08-08

子供のころ、あるクセが抜けなくてそのせいで虫歯だらけになり、成人になった今でも虫歯が止まらなくて歯を削る治療、神経を抜く治療を年中している。

このあるクセが抜けないというのは一種発達障害らしく本当は以後子どもの発達要観察となる現象ひとつだと知った。

当時はそのような知見が広まってなかったらしく、特段何か対処されることはなかった。発達障害なんてワードも無かった。

から私は、今の今まで知能レベル発達障害自分に疑ったことがなかった。

しか上記のことを知ってから、興味を持って色んな情報を見てみると発達障害でよくあるエピソードがまんま子どもの頃の私だったり、三親等以内に精神病発症した人がいたり(必ず遺伝するわけではないが遺伝は要因の一つらしい)、家系的に?遺伝レベル精神病発症やす人間だったし、おそらく今だったら発達障害と診断されてるんだろうなと思う。

ただもう中年なので「へぇ、そうなんだー」くらいにしか感じていない。でも10代の時に、「あなた発達障害IQはこんな程度。発達が遅れてる。社会でやっていくには努力必要」とか言われてたら、すごいショックでがんばるのやめたかもしれない。絶望して滝つぼに突っ込んでたかもしれない。

つぼに突っ込むなんてそこまでしなくても…と思うかもしれない、私もそう感じたけど、でも実際いまこの自分がきっと発達障害かと分かってから自分の身に置き換えて考えたら気持ちは分かる。私だって若い時は何にだってなれるし自分はすごく優秀な人間だと信じてた。ひとつひとつ体験から怒ったり、落ち込んだり、開き直ったりしてゆっくり自分の弱点を受け入れてきた。

それを経て、そうか私は発達障害かって分かっても、絶望しない。だけどその過程を経ずにいきなり事実をつきつけられたら心の準備なんてできなくて絶望直行してたと思う。

発達障害検査を受ける人が増えているらしいけど、そんな若いうちから自分の頭には「障害あり」って断定されるのかなりきついってこと、本当に理解できてるんだろうか?

おそらく私の年齢くらいが、いま自分の子どもを発達障害検査受けさせるくらいの年代だと思うんだが、時代的にそんなに分かってない気がする。

価値観も、それから生き方にもかなり大きな、消えない影響を残す検査なんだが、そういうのってちゃん説明してくれるのかな。

検査しなくたって生きていける。ただ…まぁ、すごく努力必要だったし人生ハードモードではあった。検査して診断されると努力しなくてよくてイージーモードになれるのかはわかんないんだけど。

10代の私が発達障害って言われてたら、いまやってる仕事絶対選ばないし、なんなら大学も行かないだろうな。でも別にそれはそれで、良い人生だよね。

でもなんか、自分発達障害だし…っていうのが将来考える上で入ってきちゃうのは、残念なんじゃないかと思う。活かせはすると思うが、なんていうか、人材をフルに活用させるために自分は生きてるわけじゃない、好きに生きて本当は良いんだよね、とは思う。

難しいな、でも。私、天職があるなら知りたいって思ってたし。そういう考えなら、さっさと発達障害って言ってほしいって思うよね。いや、言ってほしくないか笑。発達障害とは言ってほしくない、良い所だけ言ってほしい。「あなたにはゴルフの才能がある」とだけ言ってほしい。えーゴルフかよ。ゴルフやりたくないな。才能あったとしても。

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