自分自身は弱めの毒親持ちで反出生寄りの思想を持っていたけど人生を共に歩むと決めた夫が子供欲しいとのことだったので子供を持つ選択をした。
両親は遠方だし夫は長時間労働だしで今思えばよく子供産んだなと思う。(事実2人目は躊躇している)
SNSではキラキラな独身ライフも、子育ての辛いエピソードも、子連れへの辛辣な意見も目に入る。
「子供を持って一人前」とか「恋愛こそ至上」みたいな価値観やら同調圧力も少しずつなくなってきている。(この時代に戻るのは結婚して子供がいる私ですら御免)
新卒で入社したそこそこ大きい安定した会社は子育てと両立できず給料は犠牲にして転職した。お小遣いだって減らした。
バリバリ仕事してる友人を見ると私もあんな人生を歩みたかったなと思う瞬間がある。
自分の子供への態度に親の面影を感じてやっぱり自分は子供を持たないべきだったと落ち込むこともある。
でもそればかりではない。
周りの人がこんなに子供が生まれたことを喜んでくれると思ってなかった。
妊娠時から今に至るまでネットで見るような暴言を吐かれるんじゃないかとヒヤヒヤしてるけど実際は睨まれる程度でそんなことより嬉しい声掛けされたり気を回してもらえることの方が多い。
そしてなにより子供は何にも代え難い。
よく言われることだけれど無償の愛を与えてくれるのは親からではなく子供からなのだと毎日感じる。
子供を持たなかった人生でしか得られないものもあってそれは同様に尊いものであり比べられるものではないと思っているが、子供がいないと得られなかった経験や感情があってそれが私の人生を豊かにしているのは確実だ。
子供を産んだことをまだ後悔していない。
10年後20年後どうなるか分からないし小さい後悔はたまにある。
けどそれをバグらせて後悔してないと思わせてくれるような存在がいることは幸せなんだと思う。
最後に