ついフェミほどの悪評ではないにしろ、「反フェミ」という存在はtwitter民のアングラ連中にとって「目の上のたんこぶ」になっていることは周知の事実だろう。
時は2020年あたりに遡る。このころはまだ「フェミニスト」という存在が、ある程度は市民権を得ていた時代だ。具体的には
・女性イラストレーターがフェミニストの意見や行動をリツイート、言及する
今ではある程度フェミニストに反論したり、フェミニストの悪口を言うと「あるよね~」と同意を得られているが、当時はフェミニストに文句を言おうものなら、袋叩きにされていた。
男は女の犠牲になるのは当たり前、男は女性に従うべき、男は女性にアプローチするな、男は意見するな、性に興味を持つな、などなど。
男児への加害発言や虐待的な教育も「正しい事」として受け入れられていた。
今で言うと「まともな感性」を持っている人は、非常に肩身の狭い思いをしていたわけだ。
その中で、すももや青識、YS、小山といった人はフェミニストを叩き続けていたのである。
フェミニストが苦手とする「統計」や「論理」、「事実の指摘」といった面でフェミニストに交戦していたわけだ。
しかし彼らには欠点があった。それは「反フェミ」は「反フェミ」であって、固有の思想を持たないのだ。
彼らの活躍があってかは知らないが、次第にフェミニストは弱体化していった。
度重なる内ゲバによるインフルエンサーの離脱、フェミニストの高齢化による騎士の離脱、過激化によるフェミニスト内でのドン引き、特に大学生フェミニストは社会に出てあまりのイージー具合に怒りが収まる、などなど。
今の大学生や若い集団は「フェミニストは頭がおかしい、きもい、おばさん」みたいな扱いをしている。
大学でフェミニズムを学んでいる人は、「フェミニストはいいけど、ツイフェミはヤバイ」と思っている。
結論を言えば、反フェミは敵を失ったのである。かつては「社会」が敵だった彼らは、「一部のイカれた狂信者」が敵になった。
しかし反フェミは、まだ社会と戦い続けている。勝利したにも関わらず、彼らは「社会」に対して「イカれた狂信者」向けの言説を飛ばし続けているのである。
「フェミニストはヤバイ」から、「男女論を語ってる奴はヤバイ」になりつつある。
しかしこれはこれで正しい道なのかもしれない。そもそも反フェミが初期から言っていたように、「男女で物事を語る」事自体間違っていたのである。
弱体化したか?