選挙当日に出かける予定があるので日曜に不在者投票に行ってきたんだが、いろいろ思うところがあったので増田に書いておく。
まず投票所にいる有権者の年齢層の偏り。70代以上の老人が大半だった。今の20代と70代は人口比で約2倍弱、選挙の投票率も30%と60%で2倍程度あるので数字の上で老人率が高くなるのはわかるのだが、実際に老人だらけの空間に入った時の驚きは大きい。普段通勤で使う駅で見かける『地域住民』の体感的な比率よりも遥かに老人率が多く、ここは老人ホームだっけと錯覚するくらいだ。日常生活でにすることのないこの老人たちは普段どこでどんな暮らしをしているのだろう?
で、なんでこんなに老人が多いのだろうと思ったら投票所の立地の問題があるんじゃないかと思った。不在者投票を受け付けてる場所は地域の公民館的な施設だっただけど、この立地も気になった。交通の便が悪く若年層はまず行かない場所だったからだ。自分は政治に対する関心が高い方だから行き方を調べて行ったけど、選挙に興味のない会社の同僚は投票所の場所がわからないからわざわざ調べてまで行こうと思わないと言っていた。意識の高い人間から見たら怠惰な考えだと切り捨てるかもしれないが、本気で選挙の投票率を上げたいなら、通勤や買い物で使うターミナル駅のそばに期日前投票所を建てるのがベストなんじゃないだろうか?東京だと新宿、渋谷の駅前に臨時スペース作ったりとかさ。
そして相変わらず人手かけまくりの投票所。各家庭に投票所入場券送付して、会場で目視で内容見て投票用紙引き換えて、何人もの立会人に見守られながら鉛筆で紙に書いて投票するとかいつまで古臭いことをやっているんだろうか。政府がマイナンバー『カード』の普及を進めるなら、こういう場面で入場用紙がなくてもカードを持ってたら端末にタッチして個人認証とかできないもんなんだろうか。投票も紙に鉛筆で候補者名を書くんじゃなくて、タブレットに表示される候補名を選ぶとか。で、タブレット使えるなら候補の顔写真も表示させたりもできるから、おかしな政党が嫌がらせで同姓同名候補を擁立するとかの選挙ハック対策にもなると思うのだがどうだろうか。
長々と書いてきたけど、旧態依然としてる政治関連の中でも選挙制度っていろいろ時代に合ってないことが多くて遅れっぷりが致命的にやばいなと思ったのであった。
俺は投票所特有の懐かしい昭和感がある空気が好き。 ちょっとほっこりする。 でも本当はそれじゃダメなんだろうな。 変えるべきところは変えたほうがいいよな。