2022-06-12

東京2020オリンピック SIDE:A」を観た(byおっちゃん)

anond:20220611155525 とは別の増田おっちゃんですが、日曜の昼間東宝シネマズで観ました。観客は僅か5人です...。

前評判では、河瀨直美がトンデモな反オリンピック映画を公開したとか、そのせいでスキャンダル暴露して動員させない陰謀論が流れたとか、

聞いてしまっていたので、相当、反オリンピック映画なのだろう・・と思っていたのだけど、内容は真逆オリンピック礼賛映画でしたね。

この映画は、

アスリートヒューマンであるヒューマンにはドラマがある。ドラマがあるからオリンピックは美しい。

というテーマで一貫しています

開催中のテレビ放映や新聞では、この選手ほにゃららエピソードがあって頑張ってるんですよ

的な数秒・数行で済ませられてしまうような個別紹介エピソード日本入国から現地で丹念に取材し、古い映像も取り交ぜて次から次へと取り上げてゆきます

この選手にはどんなドラマが?とワクワクして観ていると2時間はあっという間でした。

かにこの映画には金メダル競技シーンや受賞シーンはほとんど無いのですが、そんなもの公式ダイジェスト映像などでいくらでも観れるわけで、それ以外でオリンピックを美しく撮るには選手自身の美しさを撮る以外に無い、その選手サポートを頑張ってる裏方を撮るしかない。ということなのだと思います

夫、兄弟コーチ、元選手OB達の当日のさりげない動きや、それぞれの託す想いを語っているところまでちゃん映像に収まっているのは、よくそこまで撮れたなと感動しました。


何十年も働きかけてようやくオリンピック競技に認められた話、逆にオリンピックから外された話、

授乳間中なのに、オリンピック委員会にお願いして会場で夫と子育て授乳しながら出場した選手と、逆に子育てのために出場をあきらめた選手

政情不安から亡命して出場した選手亡命を重ねて最後自国で出場できた選手

差別問題SNSで騒がれる選手政治的理由で出場断念させられる選手等々・・・

ここまで魅せられると、本当に、オリンピックは出場することに価値があるんだなって思わざるを得なくなります

おっちゃんは、オリンピックなんてただの商業イベントだし、アスリートって要はボンボンじゃん?くらいの認識だったので、

冒頭のオリンピック反対デモシーンで「中止だ、中止!」の手持ち看板を見つけてほくそ笑んでいたのに、

映画観終わると、なんかオリンピックは続いてもいい気がしてきました。

なので、これはオリンピック礼賛映画であるという評価です。

映像としても、本当に綺麗なシーンが多いので、映画館の大スクリーンで観るのがお勧めです。


ちなみに、SIDE:Bの予告編では、「こんなに素晴らしいオリンピックの裏側では一体何が?」といった映像が流れていたので、

オリンピックはSIDE:Bが本番かもしれません。


余談:

柔道選手の耳、潰れすぎじゃね?

オリンピック空手って演武だけで競ってたんだ@@;

黒人まつげ長すぎ。

SNS批判する連中はSNSの中でしか何も言えない人だからほっといてOKと言い切った選手カッコイイ。

なんて思いました。

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