2022-04-20

死にたいのが治った

20代の頃、ずっと死にたかった。

メンズ地下アイドルみたいな、ホストみたいな、そういうのにハマってたのが原因だと思う。絶対にそう。推しが被ってる他のオタクの動向が気になって、推しちょっとした言葉が気になって、対応に病んで、でもやめられなくて、現場に行くことが義務みたいになって、泣きながら飛行機の予約を取っていた。

あれは麻薬みたいなもんで、たまにあるちょっと幸福感をもう一度味わいたくて、味わえると信じてやめられなくなるんだよね。

今日行かなかったらもう笑ってくれないかもしれない。

明日行ったらまた幸せ気持ちになれるかもしれない。

お金を使わなきゃもう二度とあのときみたいな対応はしてくれないかもしれない。

そんな気持ちお金時間も全部使って自分の全部を犠牲にしてた。

じわじわメンタルがやられて、ちょうどそのとき仕事トラブルも重なって、一番ひどいときは毎晩ベッドの中で完全自殺マニュアル的なサイトを見たり、家の近くの高いビル検索したりしてた。

車を運転しながら、今対向車がはみ出して来たら死ねるかなとか考えていた時期に、家族と車種の話になったことがある。

軽自動車事故の時危ないから嫌だ」という家族言葉を聞いて、軽自動車の方がさくっと死ねそうでいいじゃん、と思った。

普通の人はあんまり、さくっと死にたいとか思わないのか…とそこで気づいた。

さて、世界コロナで一色になって、あんなにメンタルを削りながら通っていた依存先はあっさり活動を休止した。

もちろん他の依存先を探すことも時勢的にままならず、寂しさを埋めるために、わたしリアル彼氏を作った。

とはいえ元が依存体質だからダメ男に引っかかり、捨てられ、ダメ男に引っかかり、捨てられ、を繰り返した果てにやっとだ。

彼氏は、今までの依存先とはまったく違う、普通で、優しくて、真面目な人だった。

わたしは気に入られたかった。次こそ逃がしたくなかった。全力で猫を被って、けれど被った猫は出会って3回目のデートの時にはすでにどこかに逃げ出していた。

がさつで、口が悪くて、すっぴんがとんでもなくブスなわたしでも、彼氏は好きだと言ってくれた。

わたしは何も気負うこともなく、自然体で彼氏の隣にいることができた。

この前、ホルモンバランス関係で久々にメンタルが落ちて、死にたいな〜と思った。

いつもみたいにベットに入って、このまま目が覚めないまま死ねればいいのになぁ、と、無になることを想像しようとして……怖くて目を開けた。

死ぬのが怖かった。

もう二度と目覚めないなんて、そんなこと恐ろしすぎる。

明日も朝起きてLINEしたいし、来週は彼氏実家挨拶に行くし、再来週はわたし実家で一緒にご飯を食べるんだし。

夏には旅行に行くし、秋には新作のゲームを一緒にやるし。

死にたくない。そう思った。

あんなに死にたかったのに、今では軽自動車より乗用車の方が安全でいいかもなぁ…と思ったりする。




助けてくれてありがとう

どこにも書けないから、ここに書くね。

  • あまりにもテンプレの「理解のある彼くん」すぎて創作にしか見えない。

  • 理解ある彼くんに救われる女は他人に甘えて依存して生きてるだけなので問題の先送りにすぎなくて、 子どもに生きづらさが受け継がれていくんだよな 女児ならまた理解あるくんが表れ...

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