2021-03-30

anond:20210330172147

言葉説明するのが難しいけど、鏡で自分真正面の顔を見るとして、

大抵の人間は顔の輪郭、顎と耳の角のラインからそれほど離れずに首筋のラインが下に伸びている

しかし、いわゆるアニメ顔は首が細いので離れてしま

これで何が問題なのかというと、下からアングルを描いたときに頭に対して首が細すぎてかなり違和感があるのである

違和感を感じないためには絵柄を変えるしかなく、例えばイデオンダンバインの湖川氏のような絵では破綻しない

しかし、湖川氏のような絵ではいわゆるアニメ顔が描けない

アニメ顔の原点は少女漫画にもあると思うのだが、最近でなくても松本零士のような絵でも女性の首は特に細すぎるのである

自由アングルから描けないということは表現制限されることに他ならない

最近話題エヴァであれ何であれ、そのへんをどう記号で誤魔化すかというのも腕の見せ所であろう

エロ漫画でも女性絶頂したとき記号として、顎しか見えないようなアングルを描き、

お茶吹いたwみたいな記号を描きたしたりしているが、

逆にいえば、中途半端に顎を上げたアングルを描くのは困難になってしまい、

鼻の穴側の面や、眼球も球体として強調しないとおかしくなる、

そして最初に述べたように首が細すぎるため顎と耳の角のラインとの間のスペースが目立ちすぎて、違和感を隠せない

それはバービーリカちゃんのような人形でもMMDでも同じで、

首を細くすると正面顔は少女漫画的にも記号として成立し可愛く感じられるのだが、

MMDなどでカメラアングルが下からになると、人体としては奇怪に感じられ違和感があるようになってしま

といっても、人体をリアルに描けば可愛気がなくなり、これはこれで日本では売れない絵になってしま

どこまでウソを混ぜるか、その混合の比率みたいなのが問題のように思う

例えば、記号としてありがちなのとして、キャラクターの横顔のときは口が横に移動しているというのがある

こういったウソをどう3DCGで描くかは難しく、結局は人間が口の穴を横に空けることなどで対処していたりする

しかし、こういった記号のためにありえないパースのために人体を捻じ曲げたり、すべてのカットでやるのは面倒である

パースは例えば初代ウルトラマンの変身シーンもそうらしく、パースのキツい人形最初から作って対処している

この場合カメラレンズ問題であるが、アニメもっと表現自由である

どんな現実にはありえないパースだって面白ければありなのである

しかし、こういったアニメ表現は著しく効率を落とすものであるとも言えるわけで、

そうなると視聴者には少しつまらなく思われるかもしれないが、手描きやCGにおける立体で破綻しないでありながら、

かつ、どれだけウソを混ぜるか、例えば目の大きさを現実よりどれだけ大きくするべきか、みたいなバランス感覚で、

できるだけ手を加えずモーションからレンダリング一発で問題ないようにできれば、

記号面白みはなくなるが効率は上がるはずである

記事への反応 -
  • アニメキャラの頭身やばいあの頭を支えようと思ったら首とか肩とかもっとムキムキじゃないとだめだろ

    • 言葉で説明するの難しいけど、鏡で自分の真正面の顔を見るとして、 大抵の人間は顔の輪郭、顎と耳の角のラインからそれほど離れずに首筋のラインが下に伸びている しかし、いわゆる...

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