2020-11-05

ブタイツ炎上の件でイラストレーター擁護する果て

今回の炎上はいろいろな要素が絡み合って複雑になっているが、単純な見方としては「企業が公開したイラスト性的表現のものがあった」というものだろう。これはアツギ謝罪文でもそう述べている。

たこ謝罪文においてイラストレーターを庇う一面もある。ネットでもイラストレーターを擁護する声は多い。

が、それでいいの? と思う。

仮にもプロイラストを描いている人間だったら、この企画の危うさは想像ができたはずだ。「スカートを持ち上げる」とか「きわどい角度のアングル」だとか、そんなヤバい物件を持ちかけられても、まともな感覚があれば普通は断るなりなんなりする。断れないような圧力でもあったなら話は別だけど、承諾した時点で共犯者でしょ。

オレオレ詐欺主犯が「出し子は我々の指示に従っただけで、一切非はない」と言っても通じないのと同じ理屈だと思うが。

むろん「作者が女性から」や「女性からも支持されてるから」で無罪が通れば、アダルト規制概念が壊れてしまうのも理解できるよね?

はっきり言ってイラストレーターを擁護するのは無理筋だと思う。

どれだけお気に入りイラストレーターであろうと、悪いものは悪いと言うべきだ。

言えない理由があるとしたら、それは自分既得権益が損なわれる恐れがあるからじゃないの? これから絵師様には自分たちにハアハアできる絵をTwitter投稿してほしいっていう下心があるからじゃないの? と。

というか、SNSは昔からこういった受け手の下心と送り手の承認欲求が渦巻く空間だった。それはどんどん大きなうねりになっていって経済とも結びついた時点で、人間の視界では収まりきらない規模にまで膨れ上がった。でも、それによって倫理観ますますブッ飛んでいった。

とりわけTwitterエロ汚染は酷い。無法地帯だ。数人でもおたく系のアカウントフォローすれば、タイムラインは24時間常時発情し続ける。

歯止めが利かなくなっていると感じる。イラストレーター擁護もそんな流れにおいては当然のことなんだろう。

これとは別のベクトルで憎しみも歯止めが利かなくなっている。自分イラストレーターにも非があると言いたいだけで、叩くべきだとは言ってもなければ思ってもいない。そんなこと、すべきじゃない。

しろ本題は擁護側に立つ「煽り手」を非難するものだ。

しかし、SNS熱狂に身を焦がす人々を止める手立てはない。

  • それはタイツの糸作ってる人にも刺さっちゃいますねえ 可哀想に

  • そもそもセンシティブかセンシティブでないかのラインは時代に応じて変わっていくんだよ あの企画を担当した人はちょっと時代を先取りしすぎたね 日清みたいにもっと攻めてる企業も...

  • 女の企画で女の描き手がじぶんたちのためものとして描いたもので 大多数がポルノ性を見出して発狂したり商品としては不適格な絵であることから 会社側が広告としての謝罪を最低限す...

    • 女が自分のために描いたのにああいうファッションになるのが不思議。

  • えっ、そもそもそういうの折り込みの企画なんだが? 風向きが悪くなったから企業側が逃げただけだよ ちなみにクライアントからオーダー通りってのは、下記で誰でも推測可能だよ   ...

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