フォロワーも少ないし、全然感想ももらわない。まあそれでいいかと思っていた。
自分の崇拝者が現れるまでは。
彼女は私の作品のみならず、ツイートのひとつひとつが好きだと褒めたたえてくれた。
実際に会ったときは見た目まで可愛い!声も可愛い!すごい!と(どこまでが本気かはわからないが)言ってくれて、それだけで承認欲求に飢えていた自分はのぼせ上がった。
そうして彼女との交流が始まったのだが、問題はそこからだった。
日常のツイートで何となく感じてはいたのだが、彼女は元々メンヘラの気があったらしい。好意を向けてくれるのが嬉しくて、見て見ぬ振りをしていたのだが、それが徒になった。
彼女から送られてくる空リプを含むリプライやLINEのメッセージ、それらに反応するのを忘れたタイミングで、彼女は暗いツイートを吐き出し続けていた。自分はスマホのあらゆる通知を切っているのでこういうことがよくあった。
改めてよくよく見てみたらタイミングも合うし内容も合う…。
次第に自分は、もしかしてこれはわたしのせいなのだろうか、と想像してしまうようになり、彼女と話す度に、また彼女のことを考える度に、最終的には書いているジャンルのことを考える度に息が詰まるような感覚を覚えることが多くなっていった。
そんなある日、Twitterで彼女に暴言を吐かれる夢を見た。
ある日は、彼女と会う日、ずっと不機嫌な態度を取られ続ける夢を見た。(態度がリアルすぎて本当に怖かった)
起きたら目から涙がこぼれていることに気付いて「こういうの本当にあるんだ……」とちょっと驚いた。
向けられた愛情分は返したいと思っていた。彼女に喜んでほしいと思っていた。
とはいえ覚悟が足りなかったようにも思うし、多分人間的な相性もそんなによくなかったんだと思う。相手をメンヘラ呼ばわりしたが自分もメンヘラ気質だろうと思う。
彼女に嫌われたくない、その思いが心の中を支配していた。恋人にだってそんなこと思ったことないのに……。
正直、自分のことを大好きだと言ってくれる彼女からの愛が目減りしないよう上手く立ち回って交流するのと、好きだと明言はしないものの普通に交流してくれる友人、比較すると後者の方が居心地が良いことに気付いてしまった。
言ってしまうと、大感情を短期間かもしれない期間にドサドサくれる人より、小感情でいいから長期間付き合ってくれる人がいいことに気付いてしまったのだった。
失うのが怖いぐらいなら最初から友人なんて持たないほうがいい、なんてコミュ障が極まった思考に至ってしまうようになるなんて思わなかった。本当に辛い。
これを書きながら、彼女と距離を置こうと改めて決意したけれど、どうやってフェードアウトしていけばよいのか自分ではわからない。
なぜならあそこまでの好意を向けられた相手とどうやって縁を切れば良いのか、経験のない自分にはわからないからだ。
最初は同人女のリアル百合…!最高!とか思っていたが自分には無理っぽい。もうネタにもできないしネタを消費して楽しむこともできない。自分には巨大感情百合ロールプレイは無理。悲しい…。
超どうでもうんち
ボダにタゲられちゃったね。 死ななきゃセーフぐらいの覚悟がいるよ。