2020-06-18

ストレスの交換を止める

からイライラが止まらない。朝4時頃にパートナー無用に起こされたことや、そのあと寝入った彼女の代わりに、私が朝食を準備することになったのも原因だ。うちでは彼女が朝食を準備しわたしが食器を洗うのがルールだ。今朝も当然のごとく朝食の片付けは私がやった。そのまま洗濯機を回して掃除機をかけた。その間、彼女スマホをいじっていた。ゲームSNSをやっていたんだと思う。家事が嫌いで、自らそれから遠ざかる癖を彼女が持っているのは結婚後に知った。

わたし掃除洗濯も嫌いじゃない。だけど、自分の抱えている案件が手一杯で睡眠を削って仕事をするなかで、洗い終わった洗濯物が洗濯機放置されていたり、ダイニングテーブル食器が何時間も置いたままにしてあるのを見ると散々な気持ちになる。家事の分担の決められたルールはある。お互いが納得できるようなルールを作るためにたびたび更新を重ねてきた。が、彼女の「頭が痛いので無理」「すごい疲れてる」とかいった理由で、それは簡単に吹き飛ぶ。

なにかと理由をつけて部活サボる中学生のようだといつも思うが、よっぽどの理由がない限り受け入れるようにしている。体調不良を訴える妻に家事強要する夫ほど惨めなものはないと思うからだ。わたしが代わりに家事をするとき、いつも彼女スマホをいじる。こんなことは週に何度もある。平等性を追求して議論してきたおかげでお互い不満の少ないルールが出来上がった。だがルール基準としながらも、現実には毎度の交渉物事を決定づける。

交渉しんどい。受け入れるも拒むも、ストレスの塊をぶつけ合ってようやく家事が進む。今朝も「分担がおかしいんじゃない?」と口にしかけたが思いとどまった。彼女はこのあと産婦人科にかかるからだ。こどもがほしい私たち夫婦は今年不妊治療を始めた。これから病院に行く彼女に余計なストレスを与えたくなかった。二人でストレスを交換し増幅し合うほど、夫婦にとって不毛なことはないだろう。わたし生活は、パートナー(やときには他の誰か)とのストレスの交換によって、容易くあちらこちらに揺さぶられる。凪には気持ちよく進んでいた船が、暴風雨のなかであっという間に安定を失い転覆危険に晒される。

いろいろと試行錯誤したが、効果的な対処方法の一つは、暴風雨でも揺れないような強固な「何か」を意識し、それに自分自身を固くつなぎ止めておくことだと感じている。地面の深いところに突き刺さったコンクリの柱のように暴風雨でも揺らがない確実な「何か」。それは夫婦関係のうえにも築けるものだと思うし、それを超えた関係性にも置けるものだと思う。

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