不動産の共有だけは避けたほうがいい、とアドバイスを以前に受けていた。
自宅売却を進めようとして、やはりアドバイス通り、単独名義にすればよかったと後悔した。
一方が非協力的な夫婦ペアローン物件は、売却ではなく賃貸に回したほうがまだスムーズな気がする。
「夫婦ペアローン」による借入は、住宅ローン控除を世帯で満額受けるためである。
ただ、それだけで、新居も懲りもせず、民間銀行の夫婦ペアローンまたはフラット35の連帯債務で借り入れようとしている。
単独ローン+現金でも資金計画はクリアできるが、2人の収入がほぼ同じ水準のため、1人分の住宅ローン控除消滅が惜しい。
おおよそ年間20万×10年(税率10%時は13年)の200万弱のコストカットは難しい。
持ち家政策を進めるなら新築・中古、マンション・注文住宅といった担保価値評価の差を極力減らし
住宅ローン控除は借入人それぞれの借入残高連動ではなく、
借入合計額×借入残高連動で6年程度が妥当だと思う。
年ごとにどちらか一方または按分して2人の控除にすればいいのだ。
夫婦ペアローンを組んでいると、子ども0歳でも預けて働いたほうがかなり得。
住宅ローン控除期間は絶対に夫婦共稼ぎのほうが得。だから女性のM字カーブが和らいだ。
けれど、最初に夫1人の単独ローンを組んで家を買っていると、フルで働くインセンティブが起きない。
従来の「男性フルタイム勤務、女性パート勤務」で是となってしまう。
女性の下方婚(自分より収入の低い男性と結婚する)を増やすためには、
つまり、
フルタイム高年収の女性単独でローンを組む(配偶者の男性はパート勤務可)・住宅ローン控除満額
→産休・育休中は男性が住宅ローン控除を受ける(減額)→女性の復帰後は住宅ローン控除満額、パートの男性が育児
→単独名義なので売却は楽
となる。これでいいじゃん。ペアローンは手続き面倒で本当に駄目。
絶対に相手と喧嘩しない自信のある(自分が必ず折れて収める)カップル以外、やはり薦められない。
都心のことなんて知らないよ