まだはてなダイアリーがコードをまともに表示できる数少ない日本の日記サービスってんで
エンジニアがエントリを書いてはホッテントリ入りを競っていたあの頃。
まだ新人だった自分は、仕事で知らなかった単語や技術を通勤時間や自宅で調べ、ホッテントリの傾向から流行りの技術を感じ取っては読み漁り、はてなでブックマークし、会社で参照するという使い方をしていた。
昨今ではブラック扱いされそうだが、仕事中に気になった何かを学び、知識を蓄えていくことが楽しく、また、顔も知らないエンジニア間の流行が可視化された気がして、それを感じられることに喜ぶ段階だったため、家で何もするなと言われる方が辛かったと思うので、ひとまず置いておいてほしい。
ある日、会社でいつものように自分の専有PCで技術ブログを参照しようとすると、昨夜確かにブクマしたはずのエントリが見当たらない。
専有PCでブラウザによるログイン保持をしているため、ブラウザからアクセスすればいつもならすぐ辿り着けるのに、
ハッとした。
しかし、自分のブクマを書き換えて得する存在などいるわけがない。
そこでやっと、右上のアカウント名に目がいった。
別のIDになってる
離席時は必ずログオフしているから、社内でこのPCから別人がアクセスするのはかなり難しいだろう。
他の可能性については説明を省くが、つまり、自分のIDでログインしたつもりで、別人のデータが返ってきているということだ。
おそらく、プロキシを通してアクセスした際に、誤ったキャッシュが返されているのではないかと推測した。
そういえば、このID、隣の島の先輩の名字をもじるとこんな感じの文字列になるような……?
一度そう思い始めたら、先輩が興味関心のありそうなブクマ内容(政治経済系が多かった)から、端的に書かれたひとことコメントまでそうとしか思えなくなってきた。
不幸中の幸いなことに、先輩も自分もブコメで他人とコミュニケーションを取るようなことはしておらず、会社のプロキシを通しても問題ない内容だけだったのだが、
とりあえずすぐにログアウトボタンを押し、自分のアカウントがきちんとログアウトされることを祈った。
その後は個人スマホのブラウザでアクセスしたり、はてブアプリができて喜んだり、BYODが持て囃されて今更かよと憤りながらも堂々と個人端末を使えることに人権を感じたりしつつ今に至る。
むしろ今ではもう疲れた時にホッテントリをチラ見する程度で、昔のような使い方はしていないが、あの時の肝が冷える感じは今でも忘れていない。
なんて声かければ良いか迷う 「はじめまして」 「ずっと前から知ってました」 「友達になってください」 「あなたのコメント素敵です」 「スターあげます」 うーん、考えただけで、...
今から10年くらい前の話だ。 まだはてなダイアリーがコードをまともに表示できる数少ない日本の日記サービスってんで エンジニアがエントリを書いてはホッテントリ入りを競っていた...
めっちゃこえええ・・・・・・・・・・・・・・・・・
anond:20190823000105