2019-01-08

冤罪被害者の男は娘を犯していたのか

出回っているのはこのSPA記事

https://web.archive.org/web/20150309221722/https://nikkan-spa.jp/195594

>「呆れるのはその祖父被害者母親にあたる娘に対しても、小5から高1まで同じように強姦していたこと。当時、娘には土下座して謝り、事件化は免れていたのですが、その後孫娘に対しても同じことをしていたことを知って母親激怒し、刑事告訴したのです」

祖父は「かつての娘とのセックス合意の上だった。孫娘とはしていない。すべては娘の陰謀だ」と言い逃れしたが、大阪地裁懲役12年を言い渡された。

この記事職歴逮捕時期が異なり別の事件であるか信ぴょう性が薄いとも言われている。

ここで、紛れもないこの事件判例を見てみよう

https://hanrei.saiban.in/d/85443

>②被害を打ち明けるまでに数年を要していたり,実母に問い詰められるまでは尻や胸を触られた旨打ち明けるに留まっていたなどの事情

>Aは,再審請求審において,①被害を受けたとの確定審での供述は虚偽であり,本件各犯行事実存在しない,②被告人からお尻を触られる旨大伯母であるCに話したところ,それを伝え聞いた実母であるD及びその夫であるから他にも何かされたのではないかと何日間も深夜に及んで問い詰められたため,最後には,胸を揉まれたと認めた,その後,強姦されたのではないかとの問いに対しても,これを否定することができなかった,③また,産婦人科に三度連れて行かれ,診察を受けさせられた,④取調べではDが怖くて虚偽であることを打ち明けられなかった

胸や尻を触られていたのは事実らしい。強姦されたと言うまで問い詰められたのは産経記事にもあった通り。

更に、法律事務所ブログ忘備録

刑事強姦被害者とされる者の虚偽の供述があったために有罪とされた冤罪事件に関するメモ

http://milight-partners-law.hatenablog.com/entry/2019/01/06/092747

弁護人は,被害少女母親であるCが,中学生から高校1年生のころまで同意の上で被告人性的関係を持っていたのに,その後,被告人がBを選びCを選ばなかったこから,これを恨みに思い,被害少女や兄Aを使って今回の各被害でっち上げ可能性がある旨主張する。なるほど,母Cの少女時代,高校1年生ころまでの間に,被告人とCとの間に性的関係があったことは関係者間で争いのないところであるが(なお,Cや同女から事情を聴いたとするD〔被告人の妻Bの姉〕は,この関係被告人強姦によるものであったと証言している。)

これによっても男性が娘(女性母親)を強姦した、少なくとも性的関係を持っていたのは事実っぽい。SPA記事中学生ではなく小五から、とのことだったけど、高1まで、というのは同じだ。

からといって司法の落ち度は変わらないが、祖父に胸や尻を触られた上強姦されたと嘘を吐くまで問い詰められ続け(しかブログによるとそれを母親に流布され)たこ女性が「冤罪加害者の極悪女」「刑務所にぶち込め、死刑しろ」と日本中からバッシングされていることに胸糞感がある。性的虐待男は「可哀想冤罪被害者」だし。

  • 徴用工裁判を思い出した 法律を守れよ 法治国家だろ そいつが倫理的に問題ある人物だったとして裁判に影響するのは間違いだ

    • でもキモくて金のないおっさんが冤罪を訴えていても無視するんですよねわかります

  • やっぱ男なんてそんなもんだよな。 この件、「これだから女は」とか「ま~ん」とか言ってる馬鹿がやたら持ち上げてるから怪しいと思ってたんだよ。

記事への反応(ブックマークコメント)

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