個人的にはオルベリク編でグレイグとホメロスの幻影に悩まされまくったからド11クラスタとかにはやって欲しいんだが
ゲーム全体の感触としてはフィールドの操作感はスターオーシャン、戦闘・ジョブなんかはブレイブリーデフォルトって感じ
ただし自由度はそれぞれ上の2作に遠く及ばない
どこか懐かしさを覚える昔のRPGの要素が組み合わさって、全体として受ける印象はなんとなくアライアンス・アライブって感じだ
アラアラも懐古を目指したゲームだったので、当然っちゃ当然か
ちなみにアラアラは途中で投げた、だいぶ後半になってやる元気がなくなった(そういうことはよくある、FF13もオーファンズ・クレイドルまで行ってクリアしなかった)
シナリオはそれぞれ主人公ごとにある感じで、8人はパーティーにはなるものの直接の利害関係になく、物語は「彼らひとりひとり」に焦点が当たっている
言うなれば彼らの旅はアンソロジーであって、昔ながらのJRPGのように仲間が出会いひとつの状況に巻き込まれひとつのストーリーを織り上げていく、というスタイルではない
おのおの目的のために世界を回り、その時々で光が当たっていない別のパーティーメンバーは(特に利害関係はないが)それに付き合っている、という感じになる
それぞれのシナリオは台詞回しに違和感が少なく、入り込んで楽しむのを妨害しない
街の人々にもそれぞれ裏設定があり、フィールドコマンドに対応してそれらのテキストを楽しむことができる
そのテキストもなかなか読み応えがあり、ライターの力量を感じさせる
ただしそれらを貫き作品をまとめる一つの軸が見えてこない、なんとなく世界や個人に散逸した面白い物語を収集してひとつのゲームに納めた、という感じだ
そういう意味でアンソロジーと言った(とはいえアンソロジーには大抵テーマがあるのだが)
素材はいいので、そこから想像を広げていくのが楽しいかどうかは個人の趣味嗜好によりけり、となるかな