2018-03-07

頭髪のカラーリングと長髪に関する思い出

 私は20代後半の男性、今までの人生における髪型は、小学生低学年の前髪が目にかかるぐらい伸ばしていた以外は、小学生中学年以降ずっとスポーツ刈り

中学生半ば、高校生にもなれば、もはやそれは坊主へと髪型は固定され20代後半になるまで髪型は変わらず坊主だった。

しか20代前半辺りから思っている事があった、それは「オールバックを一度でいいからしたい」ただ単純な願望だった。

だが坊主経験がある者なら分かるかもしれないが、坊主状態から髪がある程度伸びると髪の先端が耳にかかって、

紙のこよりで『こちこちょ』されているようで、正直うっとおしく、それが嫌で坊主にしていたので中々髪が伸ばせなかった。

それは25歳になっても続き、気がつけば20代後半に突入していた。私生活の忙しさや、精神的なダウンしていた事により、

洗顔や歯磨きといった基本中の基本の身だしなみを整えるだけで精一杯だった為、気がつけば髪が今まで以上に伸びていた。

髪が伸びている自覚があったものの、やはり散髪する余裕も無いまま、時だけが過ぎていった結果、

小学生低学年時とは言わないまでも久々かと思えるぐらい髪が伸びてしまったので、もうここまできたら伸ばそうと決めた。

 それから数ヶ月、髪が小学生低学年時の記録を超えて伸びたのはいいが、実際問題

私の人生においてそこまで髪が伸びたことがないので『前髪がウザい』『洗顔時に前面の髪がビシャビシャになる』等といった問題に直面した。

母上にアドバイスいただきアバンドなる物を装着してみたが、恥ずかしながら私の頭は割とデカいので、装着したものの『ゴムの元に戻る力で髪の上を滑り、

スポンと抜けてしまう』もしくは『おでこに下がってきてラーメン屋スタイルになる』という新たな問題に直面した。

これには困った、そこでヘアジェル(ハードタイプ)なる物をこれまた母上からいただき、早速塗り慣れない手で櫛を使い七三分けにしてみた。

なるほど、これは便利。この日から私の人生から『ヘアジェルを塗る』という工程が加わった。

 そしてまた数ヶ月経ち、伸びた私の髪はついにオールバックにする事が出来た。「自分オールバックにするとこういう外見になるのか……」と思いつつも、これには満足がいった。

そこから七三分けオールバックを使い分ける日々になった。

目標も達成したので、もうそろそろ髪を切ろうかなと思っているとそこへとある一言、「どうせ切るなら金髪とか髪染めてみない?」と言う発言

これには悩んだ。外見とか、日常的には髪を染めてもいい状況かなど、そんな事はどうという事は無い。問題頭皮へのダメージだ。

幸い、我が家に頭がハゲ上がるような者は一人もいないので高確率ハゲる事はないだろう。

しかし髪を染めるとなれば話は別だ、どれぐらいダメージあるのかと気になり、ある程度調べたりした。

悩んだ結果、「金髪なんて余程似合う人でもない限り、若い内にやっておかないと痛い外見になりかねないから今のうちにやっておくか。もう20代後半だけど。今を逃すとキツそう。」という考えに至り、

出来るだけ頭皮ダメージを与えないタイプ金髪ブリーチを買い、親に手伝って貰いつつ染めることにした。

染めている間は暇だというのは話には聞いていたが、本当に暇を持て余していた。あまり顔を動かせないのでTVをボーっと見つめている間に終わった。

髪を洗い流し、鏡を見て驚いた。鏡を見て抱いた第一印象は「誰だコイツ」。その一言に尽きた。

その日以来、鏡を見るたびに見慣れない自分の姿が映るので、家でも外出先でも、鏡に映った自分を見てはビクついていた。

 それから数日後、季節は真夏坊主では楽だった髪も長髪では話が違う。

夏は蒸れるわ、蒸れた影響で痒い。季節関わらなくても、ヘアジェル・シャンプーリンス量使うわ、洗うにも乾かすにも時間が掛かるわで徐々に自分の髪にストレスが溜まってきた。

坊主時代なら、シャンプーリンスもワンプッシュもいらない半プッシュで済むし、髪はパパッと洗えて、乾いたタオルで拭けばドライヤー要らずだった。正反対過ぎる状況にもはや限界だった。

 色々と惜しみつつも3mmのバリカン坊主にした。

あぁ、なんという素晴らしき事か、すこぶる気分が清々しい!こんなにも頭が軽いとは!世界は明るいぞ!!

なんて高揚した気分に浸りつつも、カットされた髪を見て「こんなに長かったのか……」と驚いた。そりゃ色々と髪に使うもの量減るのは当然か。

やはり自分には坊主が一番合ってて落ち着くみたいだ。七三分けや、オールバック姿の自分も嫌いじゃなかったけどね。



 そして坊主状態の私が、この文章を書いてて今思う事は「今度はスキンヘッドにしてみたい」という単純な願望だ。

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