2017-10-17

会社に行けなくなった

会社に行けなくなった。

特養に勤める介護職、2年目。

専門学校を出てちゃんと介護福祉士資格もとった。

就職先は実習でお世話になった施設介護長の方針に感銘を受けて、この人の下で働きたいと思った。

働き始めて1年目は今になって思い返せばがむしゃらに働いた。

必死に一日の流れと仕事を覚えて、新人なりに頑張った。

でも二年目になって、行きたくないなぁと思う日が多くなった。

仕事が多い事と、年上ばかりの職場で気が張っていたからか、

ついに家から出られなくなった。

ああー、駄目だ。

そう思ったら行けなくなっていた。

迷惑がかかることは分かっていた、でも小心者の私は怒られる事が怖くて会社電話連絡さえ入れられなかった。

心配してくれた上司が、かけてくれた電話にすら出られなかった。

分かってる、分かっているんだ、

無闇に怒るような人達では無いということは分かっていた、

職場関係はとてもよかった、

個性はあれど、

いい人たちばかりだった。

から、尚更その人たちに迷惑をかけてしまうことに罪悪感が募った。

ただでさえ人手不足介護現場

1人でも休むと大きな影響が出るということは、自分も働いていたから重々理解していた。

職員さんが困るということは

利用者さんたちの生活にも影響が出るという事だ。

職員さん達にも、更には利用者さん達にもご迷惑をかけてしまう。

その罪悪感が更に自分を追い詰めた。

休みの間、気を抜いていると自分の部屋にこもってしまう、

それでも社会的に死んでしまう事が人並みに怖かったから、

復帰しようと自分なりに頑張った。

いつもより家事を頑張ってみたり、気分転換にとお菓子作ってみたり、上司と直接話しをしたり、

法人の偉い人とお話をしたり。

それで、復帰のプランをたてて、復帰する予定になっていたのが今日

行けると思った、行かないといけないと分かってる、

社会的に死んでしまう、

会社の人からもっともっと嫌われてしまう、

利用者さん達が待ってる、

行事担当は来月だから行事報告書も考えないと、

担当居室のアセスメント今月だったっけ、

あの利用者さん来月誕生日から個別レク考えなきゃ、

風呂のセットをしておかないと、

医療勉強会っていつだろう、

夜勤いつから入るのかな、

新しく入った利用者さんの情報読まなきゃ、

ショートステイ利用者さん新規の人増えたかな、

妊婦さんがいるから動ける私がもっと頑張らないと、

膝痛めてる人がいるか若い私が頑張らないと、

白内障職員さんがいるか夜勤頑張らないと、

お薬のチェックと目薬のチェックしないと、

経管栄養の準備と喀痰吸引の手順もまた確認しとかないと、

残業は1時間までしかつけちゃいけないかもっともっと速く終わらせないと、

子持ちの人が頑張ってるんだから独身の私が頑張らないでどうするの、

利用者さんみんなが好き、元気にしてるかな、

看取りプランになった人いるかな、

また笑顔で頑張らないと。

心療内科先生から

何で休んでるの?って言いたいくらいだよ、

って半笑いで言われた、

うつ病でもない、

性根が腐ってるだけ、

周りに甘えてるだけ、

状況に甘えてるだけ、

から私は行かなくちゃ。

あー、駄目だ。

  • 気にしていること多すぎ。もうちょっと頭空っぽにしても(事故なく)働けるようじゃないと、介護は向いてないんじゃないかな。 派遣とニートを行き来する俺が思うに、全能力の50%...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん