僕はまだぺーぺーだから、
出世争いに加わるのは先の話だけど
うちの会社も、やっと古くさい昭和の皮を1枚脱いだのだと喜ばしかった。
先輩は任された係で新しい取組をどんどん仕掛けて実績をあげていた。
彼女が抜擢された役職は、それまで他のマネージャーが兼務していたから
それでも、前世紀から抜け出せない、ひねくれた見方をするオジサンがいた。
「〇〇さんは産休で休んでたのに、なんでこんなに早くマネージャーになれるんだろう。俺もあの部門に行きたいよ」
先輩は確かに産休・育休を取得していたけれど、
それはもう大分前のことで、ここ数年は出産前と同じようにフルタイムで勤務していた。
「俺の方が彼女より実績をあげている」とか「もっと会社に貢献している適任者がいる」とか
先輩の実績を見て人事に文句をつけるならまだしも、
産休で休んでいたことは先輩が出世することを否定する理由にはならない。
家に子どもを抱えながら、
所謂セ・パ両リーグ制覇((セクハラ・パワハラ両方すること))の人。
僕も、オジサンの心無い発言を受けた同期の女の子に泣きつかれたことがある。
どんなにその人自身が実績をあげていても、
限られた時間で成果をあげていた先輩が、他人の気持ちが思いやれないオジサンより先に出世したことはとても良いことだ。
生まれてきた子どもの身体が弱くて、時間とお金がたくさんかかるかもしれないし
いつ実家の親が倒れるか、いつ自分自身が病気になるかもわからない。
ライフステージの変化があっても、
限られた時間で大きな成果を上げられる人になりたいし
仕事見つかりそうか?w
これはオバサン