この間、会社の同僚と飲んだ時に何で今の配偶者と結婚したかの話になった。
皆は性格だとか、お金だとか、容姿だとか、まあよく言われる理由が多かった。
私は背が高い女性が好きなので、そういったことを言ったが最大の理由は味覚が合うこと。
私が子供の時、両親はよく味覚の違いからくる揉め事が多かった。
その時は別に大きな問題とは考えなかったが、社会人になってその重大さを再認識した。
私は生まれも育ちも石川の北陸人。更に小さい時から毎年何回も大阪に行っているので関西の味が舌に染みついている。
社会人になって付き合った彼女は生まれも育ちも千葉で私とはまるで味覚が違う。
その彼女は料理が好きで色々と作ってくれたが、味覚、好みの違いが鮮明に表れ、楽しくて美味しいはずの食事が不思議とそうとは感じないこともあった。
人は普段意識しないが、生まれ育った土地の味に慣れており自然とその味を欲するのだと思う。
やはりその味が美味しく、安心する。私は関西の味、彼女は関東の味がそうだったのだ。
その彼女とは味覚の他に色々と合わないところがあり結局は別れたが、パートナーと味覚が合うということは非常に重要と考えるようになった。
お互いに味覚が合わない料理を何十年と作り、食べ続けることを想像してみて欲しい。耐えられるだろうか?
私には耐えられない。たとえ容姿が良くて性格が良くても耐えられない。
食は大事だ。食は普段の生活にも大きく影響を及ぼし幸福感にも大きく影響する。
色々と考えた結果、私は今の環境(出会いの無さ)とこの食の問題からお見合いで結婚相手を見つけることにした。
条件は①背が高く②メシマズではなく③関西生まれ育ちの3つ(※ここでいうメシマズは味覚崩壊系を指す)
結果、見事にこの条件に当てはまる相手を射止め、結婚することができた。
美味い。晩御飯が毎日美味い。安心する。幸せを感じる。関東に住んでいながら毎日関西の味を味わえる。
お互いが味覚が合うことというのは共に食を楽しめることに他ならない。
それ故に外食もそりゃもう楽しい。相手のお気に入りは自分のお気に入りでもある。
好きな人と2人で「これ美味しいねー」と言いながら楽しむ時間は至福のひと時だ。
まだ1歳だが、そのうち「この味おかしい」と言うようになるのだろうか。
メシマズは人を不幸にする。それはトイアンナ氏の記事を読めば一発でわかる。
旦那さんは我慢して食べればいいかもしれない。だが、子供にその食事を食べさせるのか?
それこそ私は耐えられない。きっと可哀想だと感じてしまうだろう。
まとまりが無いが、なんとなく感じたことを書いてみた次第。
旦那がメシマズの家庭で育って家の食事に軽蔑を持っている場合も問題だ。一緒に住む前に食事を共にしてても外の食事と家の食事は違うものだったようで、家の食事にそんな感情を持...
食の感覚が鋭い人って正義厨みたいなところあるよね。 自分も食べるのと作るの好きな方だけど、興味ない人にまで思想を押し付けないよう気をつけねば…。