2017-02-14

夫が嫌いでないのに夫の嫌いなものを出してしま

夫は具沢山の味噌汁が好きだ。それからわかりやすメインディッシュが好きだ。

たとえば唐揚げステーキ、魚の煮つけ等々。

青椒肉絲みたいに、肉(あるいは魚)が細切れになっているものを出されると、(どんなに大量に出しても)夫の中では小鉢扱いらしい。

そういうことを、頭ではわかっているのに、ぼんやりしているとうっかり出してしまう。

わたしは具の量なんてわりとどうでもいいし、理由自分でも分かりかねているけど(口を大きく開けたくないから? 火が通りやすいから??)、具材を小さめに切ってしまう癖がある。

から意識していないと、豆腐わかめねぎだけの味噌汁とか、牛肉を細切れにして野菜と炒めたものとか、そういったものを出してしまう。そして怒られる。

味噌汁豆腐わかめねぎが入っていれば十分だと思うんだけど、夫には少なく感じられるらしくて、大根人参も入っていないのは信じられない、というようなことを言う。ごめん夫。悪気はないんだ。

仕事から疲れて帰ってきて夕食に自分の好みのものではないものが出ていたら、そりゃまあ嫌な気持ちになるだろう。

わたしと夫の食の好みは正反対ではあるが、できるだけ夫の好みに寄せるようにしている。

けれど、けっこうな頻度で、上記のような、夫の好まないものを出してしまう。ちょっと予定が立て込んで時間がないときや疲れているときとか。

どうしてだろう。

悪意はないんだけどつい忘れてしまう。

仕事をやめて久しいので(現在夫の帯同で海外移住2年目、就労ビザ取れず専業主婦)、ミスしたときに二度とミスしないようにする方法を忘れてしまった。

台所に夫の好みを貼っておけばいいのだろうか。あるいはリマインダーで食事を作る時間の少し前に夫の好みをポップアップするようにすればいいのか。)

しかしたら無意識下では夫のことを憎んでいてちまちまといやがらせしているという可能性もなくはないがないと信じたい。

思うに、たぶんわたし自身家事些末なものだと思っているからではないだろうか。

たとえばこれが料理ではなくて予算1億の大プロジェクトとかそんな感じの何かだったら、そもそもぼんやり成果物を作るということはないだろう。

働いていたときは、口にこそ出さなものの、専業主婦は暇そう、とか、楽でいいな、とか思っていた。

そして実際に、時間たっぷりあり、身体的には楽だ。子どもがいないのでめちゃくちゃ自分のために時間が使える。

そのかわり、誇れるものが何もない。いくつかやっていることはあるがすべてが趣味の域を出ない。肉体的にはとても楽だが精神的にはとてもつらい。インスタとかに出てくるスーパー専業主婦のみなさんほんとすごい。

環境に)恵まれていることと幸せであることは違うんだなとつくづく感じている。

夫のことは好きだし尊敬している、感謝もしている。毎日仕事する大変さ、わたしは数年前に辞めてしまたから言うのはちょっと憚られるけど、ほんとうにえらいと思う。

から夫の好きなもの出してあげたい。なのに忘れてしまう。

専業主婦になってもなお、家事価値を低く見ているから。

一体どうやったら、自分の中でもっと家事価値を高くできるんだろう。

わたしちょっと結婚に向いてなかったのかもしれない。

もっと早く気づけばよかった。ごめん夫。

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