2016-12-04

日本映画関係者発言見てると海外はまだ遠いなと思う

正直10年以上前日本ゲーム業界見てる気分。


中国配慮して中国寄りの映画作りましょうよ。

とかもっとグローバルな映画・・・

とか、わかってなさすぎて苦笑する。


10年位前に日本ゲーム業界もそういう方向性を目指したけど、結局大失敗した。

それは、結局のところ日本人外国人の考え方をした映画を作るのは無理だから

日本人外国におもねった作品を作ると「アメリカ人が考える忍者物」と同じことにになってしまうことをメジャー立ち位置にいる日本人全然理解できてないんだよね。

特に普段海外海外って実際に海外に行ってるわけでもない中途半端な人たちはそのへん全然わかってない。

だってアメリカ的な映画ならアメリカ人が一番得意に決まってんじゃん。

中国的な映画なら中国人が一番得意に決まってんじゃん。

もし、それを回避したいなら映画監督プロデューサー制作会社社長も全部アメリカ人中国人にしないと駄目(実際ハリウッドはそれやってるけど)

こないだ「君の名は。」に言及してた某実写映画監督とかそういう中途半端理解しかしてない臭いがプンプンする。


で、話戻すけど、日本ゲーム業界が最終的に得た知見は「日本人らしいゲームを作ること」だった。

それが最も独創的でユニークになって海外で唯一無二になって受けるんだ。

ってことを10年かけて理解した。

そして、今それを実行してる業界は、「アニメゲーム漫画業界」だけ。

そしてそれをいか流通に乗せて広められるか?

ってことに注力する段階に入り始めてる。

まりカルチャーのものを輸出して理解してもらう段階に入ってる。

weeeaboooってつまりそういうことだよね。


日本人自然ハリウッド映画理解してるけど、それはアメリカ文化100%はいわずとも多少なりとも知識として持っているから。

そしてそれは戦後何十年にも渡ってアメリカ映画界が積み上げてきた結晶なんだ。


こないだ川村元気インタビュー読んだけど、「ハイパードメスティックもの海外で受ける」って言ってたよ。

今のところ実写映画界で理解してるのはあの人とかその周りくらい。

日本実写映画ドラマはいつそれを理解するかねぇ。

  • 邦画・和ゲー・アニメ、ドメスティックさの観点でそんな受けてる? 任天堂はいつも、丁度良いもの(と程よいケレン味のあるもの)を作ろうとしてるんであって、ドメスティックさを狙...

    • つまり日本人が無意識に作っているだけで自動的にドメスティックになるのよ。 ちょうどいい感じのゲームだな→海外の人から見ると「なんて日本的なゲームなんだ」ってなる。 それ...

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