父は邪智暴虐の王で、
母は殴られても骨を折られても遠方に置き去りにされても離れない、忠実な奴隷だった。
暴言、暴力、プライバシーの侵害、性的虐待、マルチ、宗教などなど一通りの悲劇は体験させられてきた。
徹底的に人としての尊厳を削られながらも生活力がないために必死に父に媚を売り、
私の性すら明け渡す母が、私の将来の姿であると絶望しながら死体のように生きてきた。
父に触られたくないと母に言ったら、あんたさえ我慢してれば平和なの、だそうだ。
基本的人権すら守ってはもらえない、人ではないものが私だった。
教師に話しても誰も信じてもらえなかった。
おかしいと思ったのは、私の好きな本を続柄父に破られた時だった。
唯一の救いだった作品たちを守るために家を出ると誓った。
自分のあまりの無価値さに耐えながら、奨学金で高校を卒業した。
家を出ると聞いた続柄父は顔を真っ赤にして私の見えないところだけをボコボコにした。
「みんながお前を嫌っているしすきあらば騙そうとしてくるぞ!二度と帰ってこれると思うな!」
簡単に生命線と帰る場所を奪われ、強烈な恐怖に吐くかと思ったが、
同時に二度と帰ってこなくて良い言質がとれたと高揚していた。
今は殴られることも、怒鳴られることもなく、死体のように生きている。
あの頃どうやって生き延びればもう少しマシな人生を送れたのか、今でもわからない。
幸い私の酷い過去を否定せず、私なぞを慈しんでくれる大切な友人はできたが、
少しずつ我慢してきたこと、諦めてきたことに気づいて自分を癒していくにつれ、
友人たちには絶対に言えないが、もうここで生きることを放棄してしまったほうが
ブラック企業を転々とし、ようやくそれなりに良い職場に転職したら、
皆それなりにキラキラしていて、優しくて、余裕があって、他人を排除したりしない人が多い。
私はというと、祖父にもらった金を返し(断られたが)、
体を壊した時の安楽死のための費用が貯まったら、あとはどうでもいいなと思ってしまった。
前に進むためのガソリンが、あの地獄を抜け出すために全て使い切られたようだ。
友人たちの言葉は砂糖のように甘く、明日も体を引きずってゆく気力を与えてくれる。
それでも、それだけのために生きるのはとても難しい。
癒されずに悲劇に浸っているほうがずっと楽だったかもと思ってしまう。
友人に申し訳なくてTwitterにもこんなことは書けなくなってしまった。
頑張っていれば、いつか幸せだとずっと思っていられる一日はくるのかなあ。
来る気がしないなあ。
それなりに良い職場に出会えたのなら頑張ってイキロ 良い職場?何それおいしいの状態のままご臨終が多数派だからな
他人と比較してる時点でどうしようもないな どうせなら石油王やらビルゲイツ目指せば? 無理なら死ね