http://anond.hatelabo.jp/touch/20150425022332
愚痴に続き物語はいらないのかもしれないけど、文章を書くことで考えが改まるって割とあるあるだと思うのでどうか許してね。
あの後ねすぐ祖父が亡くなったよ。勿論、悲しかったけれど母が精神的に動けない状態だったから葬儀の手配とか全部一人でやったよ。忙しい状況だったからかは分からないけど不思議と涙は出て来なくて祖父が焼かれて小さな壺に入って帰ってきたときは、あぁ終わったんだなぁ。って思った。人間はこうやって終わっていくのね。泣き崩れたお母さんだってあと40年もすればこうやって終わるんだ。どうせ、終わりがくるんだね。
49日も過ぎて、また変わらない日々が始まったよ。人が一人死んだところで何も変わらない。ちょっとだけ変わったことといえば大量の時間ができたということ。勿論お金はないと困るからフルタイムでアルバイトをして食べているけど、それでも24時間もあるのだから時間は余るんだ。
時間が出来れば本を読む、新聞を読む。知らないことがたくさん出てくる。調べる。知識が増える。
ちっちゃい町だから、一つしかない図書館に通えば誰かしらに会うんだよね。閉館近くに本を返しに行った日、高校の時仲が良かった友人Aに会ったんだよ。宇宙には人類以上の知恵を持った生命体が存在するとずっと主張してたAは東京の大学へ行っているらしい。狭い田舎コミュニティーはさ、秘密なんてものはできなくて偶々地元へ帰省していただけのAも私の世界が一度終わったことを知っていたらしくて、なんとなく変な優しさが嫌だった。だからちょっとだけ話してすぐ家に戻ろうとしたけどさ、Aが突然大学の授業の話をしだすんだよ。知らなかったけど私以上に宇宙を好きだったAはどうやら理工学に入っていたみたいでさ、ガモフのビックバン理論なんて書面でしか触れられない知識を聴覚として捉えられる状況作られたらさ、聞かないなんて選択肢選べるわけないじゃん。Aは口下手で文系がからっきしダメでそれでも早口でカミカミで話してくれた内容はさ半分以上が理解できなかったけどさ。
なんだよ、ダークエネルギーの方程式って!!!なんだよ、ミッシングバリオンの起源って!!!
おもしろすぎんだろこのやろう!!!!!!!!!!!!!!!!
あれよこれよってその日はAの家で散々語り合って、その次の次の日には東京にいたの。無理矢理授業に引っ張られて、見学させてくださいなんて頭下げて、テレビでしか見たことない大っきい黒板にわけわかんない言葉が並んでいて、もうとにかく興奮した。なんなのこれ日本語なの??板書なんてしても追いつかないから、わからないところだけ殴り書きしてあとはずっと前を向いて聞いていた。教授が超いい人で、授業が終わった後もどこの誰だかわからない私にもいろいろ見せてくれたんだよ。感動した。小並感な感想しか出てこないほど、目に入るものが私のキャパシティを超えていたの。
なんだよ大学生!!こんな毎日送ってんのかよ!!こんな毎日刺激的で羨ましいなコラ!!
たぶん、私がどっかの小説の主人公なら3ヶ月たったいま東京で勉強してるんだと思う。それか私にキラキラした世界を見せてくれたAに恋に落ちてるかだなぁ。
そんなイージーモードじゃないのが人生ってやつで、私は今日もこの片田舎でアルバイトをしながら食べるために働いている。
どうせ、終わるよ。物事には絶対に終わりがくる。それでも、この世界が止まらないのは、始まりがくるからだと思う。
どうせ、終わりが来る。
そして、始まりが来る。
宇宙のはじまりが誰にでもわかりやすく説明ができる世の中がきたら、やっと終わりがくるんだろうなぁ。それまではビックバン理論でもがいて生きていこうとおもう。
日本は即刻給付型奨学金を浸透すべき。 こうやって日本の若い才能が消えていく。
「財源は?」
優秀なら給付型奨学金の情報も自分で手に入れられるし審査にも通るよね
そうそう 増田に来るようなやつに学歴と実績与えて有力なポジションにつかせても 余力で鼻クソほじりながら増田で釣りしたり煽り合いするだけなんだから そんなやつに投資して出世...
研究方面ではめっちゃ優秀なのに、社会的な手続きとかはカラッキシというタイプは割といる気がする そういうのは研究しなかったらただのダメなやつなんだから、ちゃんと合った場所...
その友人がどの大学にいるのかは知らないが、そんな風に授業を受けている奴はまずいないと増田に現実を叩きつける