その知らせを受けて、多くのFacebookユーザーのプロフィール画像が国内外を問わず、
虹色にフィルター加工された。そういう画像加工の機能が公式に提供されたから、よく広まった。
と冷ややかに見ていた。
そりゃ確かにどんなセクシャリティを持った人も同等に、結婚という法の恩恵に
あずかれることは良いことだと思う。まったく反対しない。
支持か不支持かと言われたら支持するよ。
つまり、声高に支持するほどのことでもないんじゃなかろうか。
人狼ゲームの詳しいルールは割愛するが、プレイヤーには役職が与えられる。
どちらかが人狼(悪役)に食い殺されるか、
村人(悪役じゃない方)の合議で処刑されて死んでしまった場合、
どうしても相方をカミングアウトしなくてはいけない状況になった。
ぼくはふざけておどけて、男性の名を呼んで言った。
「あのう、実はおれ、◯◯と付き合ってんだ」
場はどっと沸いた、よく沸いた。
笑顔の中には、Facebookプロフィールを虹色に染めている奴の顔もあった。
「同性愛を嗤っていい、しかも面白い」という、このパラダイム、
狭い観測範囲だが、確信がある。きっとこのパラダイムは広い地域と世代に共有されているだろうと。
そしてそれはほとんど何も変わっていないし、
たぶんまだ変わらないなと思った。
ここまで読んでくれてお分かりの通り、
むしろぼくはこれからも同性愛を嗤うし、嗤うので、きっと同性愛者にとって
これ見よがしに虹色に加工したその顔で、平気で同性愛を嗤うそのツラの皮の厚さ。
あたかも性愛による差別から解放されたような風潮のなか、たしかに変わった法律と、
そしてそれを悲しく思っている当の自分が、同性愛を揶揄している事実。
いや、人は本当、業が深い。
読んでくれてありがとう。
海外ガーが偏った意識高い情報持ってきてるだけで 英語圏にもそれくらいの差別的な笑いは溢れてるから あまり気にせず楽しめ
それ同性愛を嗤う文脈じゃないと思うけどアスペかな