5作同時新連載ということだったので読んでみて、感想をのべることにした。
1.あいだゆう 1518
ガンスリンガーガールという漫画の作者による新連載。
10点満点の4点。
ガンスリンガーガールは俺は読んだことないけど、確かアニメ化もされた人気作だったはずだ。
アニメも見たことないけど、おそらく少女が銃で撃ち合うギャルゲー版ヘルシングまたはトライガンみたいな漫画だろう、多分。
そんなことはどうでもいいが、とにかくこの新連載の一話を読んだ限りでは特に魅力のない漫画だった。
話は生徒会で青春するスケットダンスみたいな漫画になる予定だと思われるが、一発目のネタが「中学生の時野球部で活躍していた男が怪我で野球ができなくて・・・」みたいな今までに100個くらい類似のネタがありそうなもので、なおかつ全く新規性が認められなかった。いや、次回全く新しい驚きの展開が待っているのかもしれないが1話の時点では次が気になるという感じではなかった。
絵もなんか、別に上手くも綺麗でもない感じだった。かき分け微妙だし。同じキャラでもコマによってブレるし。
2.あべじゅん 忘却のさちこ
10点満点中の6点。
話も冒頭結婚式で始まって、途中で新郎に逃げられて、新婦(主人公)が徐々に衝撃を実感して、ご飯食べたら癒されて・・・という、ふんふんと読んでいける、興味がある程度持続する構成。
どうして新郎は逃げたんだろう?という謎もあって、それなりに読んでいてつまらなくはないんじゃないかと思う。でもまあ、次回がすごい気になるとか、単行本買いたくなるというほどではない。
モーニングでコスプレ好きなOLの漫画が始まったので対抗してみようという安易な発想で見切り発車したんじゃないかと特に根拠もなく邪推。
まあなんていうか「主人公はOLで、特撮が好き」という設定の説明以外にはなにもなかったような第一話だった。
いや、他にも内容があったのかもしれないけど読み飛ばしてしまったのでよくわからない。
2点。
「大手商社のエリートだった主人公がなんだかんだでエロゲーの会社に入社」
という新連載の企画書とかに書かれたあらすじ一行以上の内容が読み取れない第一話だった。
これ、原作者が実際にエロゲー作ってた人みたいなんだけど、つまんないエロゲーの冒頭部分みたいなつまんないネームで、あらすじにおける「なんだかんだ」の部分をいかに描写するかに原作者の力量が表れると思うんだが全く力を感じなかった。エロゲー会社の漫画というのはやりようによっては結構興味深い内容になりそうだと思うがこの漫画には全く期待が持てない。
とりあえず出てくる女と全員セックスしないと間が持たないんじゃないかこの漫画。
10点中の7点。
新連載のなかでは意外にも一番まともに読めた。
絵はあれだが。
この作者にはヤンマガで延々やってたなーというくらいの印象しかないが、やっぱり長期連載してるだけのことはあって、改めてちゃんと読んでみると結構面白かった。絵はあれだが。
割と展開も早いし、次回どうなるんだろうという引きもある。なんとなくしばらくするとだらだらしてくるんじゃないかという懸念もあるが。
以上、5作の感想。
しかしまあ数が多いのは内容に自信がないことの裏返しに他ならない気がする。
どうせ次号は買わないので、どうでもいいのだが。しかしガンスリンガーガールの作者の漫画はなんでこんなどうでもいい漫画をわざわざ書かせたのだろう。謎だ。なんかもっとデスゲームものみたいなやつの方が向いてるんじゃないのかこの人。いや知らんけど。
1518は、作者がガンスリンガーガール連載中に息抜きで描いた同人誌が 好評でなんかスッゴイ賞とかとって商業化したやつだね 「なんでこんなどうでもいい漫画をわざわざ書かせたのだ...