毎日生きる活動をしながら別のことを考えているようで、5分ぐらい前の行動とか発言の記憶はあるのに自分の体験とは思えないみたいな感じになっている。楽しかったこととか凄かったこととかいろいろあったはずなんだけどどんな気持ちだったか回想できない、きっと楽しいことがあったのに凄くつまらないことを考えてたせいだけどそれすらあんまり思いだせない。
気分が良くないとお前はクズだとかゴミみたいなことを頭の中で俺から俺にいつも言っていて、酷いときは1日に何百回も言っていていると思う。言う方の俺は鬱憤の発散になるけど受け取る俺は辟易してなるほど死にたいという気分になる。俺を罵る俺は当時から既にダメ人間でどうしようもなかった少年時代の俺が俺を自律するために作ったようなものなんだけど、何年も経って成長して早く死ねとかお前はクズだとかしか言わないやつになった。
そんな感じに毎日お前死ねとかお前クズとか言ってる(言われてる?)せいでいわゆる自尊心というやつがこれっぽっちも無いんだけれど、そのせいか人とのコミュニケーションがなかなか取れない。そもそも俺が他人にあんまり興味がないからというのもあるかもしれないけれど、俺が糞つまらないゴミ人間だと自覚していると声も出なくなる。必要にかられてコミュニケーションを試みても語彙を正しく選択できない(辞書的な意味をわかっているのに誤用したり言葉を忘れしたりする)し、会話の文脈を捉えることができなくて頓珍漢な発言をしてしまうこともしばしばで、話す度にどっと疲れがたまるので喋ろうとする気が失せてしまった。これは面と向かっての会話に限定されなくて、インターネットでラインとかツイッターとかしていても人に話しかけたり話しかけられたりするのがとても怖い。いわゆるぼっちとか非リア充を自称する人がその集団で集まって会話していたりツイッターで自分からリプライを飛ばして会話しているのを見るたびにやるせない気分になる。
昔楽しんでいた趣味もほとんど興味が失せてしまって、例えばプログラムを書くのとかそこそこ好きだったはずなのに今は頭が悪くなってしまって思ったように書けないし、そもそも作ったものを発表してツイッターとかはてブなどで承認を得るためにやっていたところがあるので大学生になってあまりやらなくなった。あまり自分についてこれから話さなかったからか、自分がそれっぽい態度をとっていたからか、変に周りから持て囃されて過大評価中身の無い評価を与えられて、それに俺も満足していたらプライドのお化けになってしまった。
何もかも俺に全て原因があって、他人の同情をいただけるような悲劇にはなっていないし、転機になりそうな事態とか人との邂逅を全部俺が無意識に一方的に台無しにしているので本当に自己責任自業自得だった。助けを呼ぼうにもこんな話誰にも口で話したくはないし誰も興味を示さないと思われるのでいよいよどうしようもないという気分になってきた。どうしようも無いのにあと5年生きても50年生きても同じような感想しか持てない人生をだらだら生きると思うと少しぞっとする。
一年前交差点を見るたびに車に轢いて欲しいって反射的に思ったりとか、駅のホームで線路に吸い込まれる感じがしたので大学の施設に相談に行っていくらか薬を貰ったけど、一回診察に行き忘れたから怖くなって行かなくなった。俺も自分の状態について説明できなかったし、あそこは本当に困っている人が行くべきで俺みたいな中途半端な人間は行く権利など無いと感じたというのもある。同じ理由でリスカとかもしなくなったけど、本当に辛いときは頭をボコボコ殴るなどして解決している。
生きたくも死にたくもない。いよいよ自分が何を考えているのかもよくわからなくなっている。自分が遠ざかっていて、曖昧なものになりつつある。俺が何者なのかわからない。もうあんまり物を考えたくない。