■理想的な結婚して子どもにも恵まれて幸せなのに元カノが忘れられない

結婚3年目の男性です。

私には愛する家族がいると同時に、

ふとしたときに頭を過る『昔の彼女』がいます。

妻は学生時代の同級生。10年程付き合ってからの結婚。

社人になってからは遠距離恋愛ということもあって、

結婚の一年ほど前に一度だけ別れたものの、

長い同棲を経ていた事もあって、食事の好みや趣味、金銭感覚といった

価値観の殆どが共有できる、まさに奥さんにするならこの人しかいない！

という理想的な女性とのゴールイン。

そのうえ、子どもにも恵まれ、お互いの親族とも良好。

自分でいうのもなんだが、幸せな結婚生活だと思います。

それなのに、何故か1人の女性の存在が頭から離れません。

その女性は妻と同じく学生時代からの付き合いで、研究室の後輩のS子。

妻とも共通の知り合いです。

S子は人見知りだが、私が研究の面倒をみていたこともあって

何となく私には懐いてくれていたし、実際、告白もされました。

もちろん、当時は妻と付き合っていたのでお断りしています。

あと少し早く知り合ってたら良かったのにね、なんて言いながら。

思えばこのときから、S子は私の中で相当に特別な存在だったのだと思います。

告白されたあとは、元通り、少し仲の良い先輩後輩に戻りました。

その後、私は大学を卒業し、大学から少し離れた地で勤めます。

妻は地方に飛んだため、遠距離恋愛が始まりました。

S子との関係が少し変化したのはこのころ。

お金もなく、なかなか妻に会いにいけない私は、

大学近辺で学生時代の仲間と遊ぶことが増えました。

S子とも再会し、次第に2人で遊ぶ事も増えました。

上手くいかない遠距離恋愛について相談したり、

S子の研究の愚痴を聞いたり、

お互いにとって傷を舐め合える相手だったと思います。

体の関係こそなかったものの、手を繋いだり、キスをしたり、

所謂浮気のようなことを私はしていました。

妻には悪いなと思いつつも、一生墓場まで持ってさえ行けば、

彼女を傷付けることはないと割り切っていました。

そんな時、遠距離恋愛のストレスに耐えかねた妻は私を振ります。

私は頭が真っ白になって、気がついたら涙が止まらず、

2、3日仕事も手につかない状況でした。

この辛い時期を支えてくれたのはS子です。

私は、S子がまだ自分に好意を抱いてくれていることを

何となく感じていながら、それには気が付かないフリをしていました。

どこかで妻が復縁してくれるのではという淡い期待もあったので。

しかし、妻と復縁することはありませんでした。

もともと結婚願望も強く、そもそも恋愛体質な私は、

ついにS子に告白します。

そこで、再度S子との関係が変化しました。

S子は、彼女になった途端、酷い私への依存が始まったのです。

はじめは可愛い年下の彼女が甘えてくれてるんだから

幸せなことじゃないかと思い、違和感を覚えつつも喜んでいました。

しかし、職場に電話がかかるなど、

本格的に実生活への影響が出るとなると話は別です。

私は次第に、S子への違和感が強くなっていきました。

そこで、妻からの復縁の申入れです。

ひたすら悩みました。ここでの選択が、

一方の女性を不幸にし、

もう一方の女性と自分が幸せになると直感的に理解しました。

そして私は、自分で告白しておきながらS子に別れを告げます。

復縁を迫ってくれた妻への情が勝ったのと、

S子への違和感、価値観の少しのズレや

身体の相性のズレが、S子とは夫婦にはなれないなと思わせたのです。

この判断は今でも正しいと思っています。

私にとって妻よりも良い奥さんはいないし、

子どもが生まれてからの妻はますます私の理想的な母であってくれます。

子ども自身も健康かつ聡明で、これ以上なく愛しいです。

それなのに、ふとした瞬間、S子を思い出します。

彼女の人生を弄んだ罪の意識でしょうか。

もうS子と別れて数年になるのに、

未だに引きずっている自分に嫌気がさすと同時に、

妻と子どもにも申し訳ない気持ちになります。

(結婚してからは不貞行為を働いていないので実害はないのですが…)

一方でS子にも幸せになってもらいたいし、

それが自分以外の誰かによるものだと思うと何とも言えない気持ちになります。

一生、こんな気持ちで過ごすんですかね。

なんだか晴れません。

ながながと失礼しました。

Permalink | 記事への反応(4) | 22:52

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