2013-07-27

日本サヨクウヨクの話がかみ合わないたった一つの簡単な理由

今の日本からは改革(左派)も保守右派)もいなくなって(最初からいなかったのかもしれないが)今では劣化コピーの出来損ないもどきにも達してないような「サヨク」と「ウヨク」が日々、言論をぶつけ合っている。

それを最も観察しやすいのはココ、ネット世界だが、はたから見てもサヨクウヨクがまともに議論をしている所を「ほとんど」見たことない。(あえて「全く」とは言わないでおく)

文字通り意見の「ぶつけ合い」をしているだけだ。言葉ドッヂボールという言葉はまさにサヨクウヨクの議論(という名のプロパガンダ合戦、にすら達しないただの罵り合い)にこそ最もふさわしい言葉だろう。

じゃあなぜ議論が成立しないのかという話だが、単純な理由で「議論する気が無い」からである

まぁそんなことはいちいち指摘するまでもないが、なぜああもぶつかり合う者同士でいまだに両者の間に少しは議論をしようという機運が見られないのかというとそれはサヨクウヨクメンタリティの相違に起因する。

サヨクウヨクの間で議論が成立していないこと指摘をされるたびにどちらも「相手がバカすぎて議論にならない」的なことを言ってる当たりまったくどうにもならないくらい事態は深刻化しているが鹿児島知事選サヨクが見せたリアクションと、先の衆議院選で自民党候補が落ちた選挙区に対するウヨクリアクションを見る限り、まったくこの両者のメンタリティ精神双子と言っても差し支えないほどに凄惨なまでに酷似しているのである

ただし、ここまで酷似したメンタリティを有する両者にも異質な点はある。その一つが「自分が気に食わない意見に対するリアクションである

とりあえず、最初の段階ではサヨクウヨクもとる行動は同じである。すなわち

意見を言った人間罵倒する」

とかくサヨクウヨクには共通のガイドラインでも制定されているのかと疑ってしまうほど、この行動をとる。

相手の言った内容に対する批判と相手個人に対する罵倒区別がつかないのがサヨクウヨクがいつまでたってもまともな左派右派になりえない重大な理由の一つだが。それについては今回はあまり関係ない話である上、正直もう救いようがないと思っているのでこれ以上言及はしない。

さてひとしきり相手を罵倒しきった後で彼らがとる行動がサヨクウヨクで全く異なってくる。

端的に言えば、サヨク人間はもはや相手をいなかったものとして扱う(自分の気に食わない意見を相手ごと無視する態度を是としている時点でサヨク人間論理的態度の育成が不可能であるということは間違いない)

それを象徴的に表しているのが反原発運動であろう。

自らの意見に対する反論の類に対して一切触れることなく、ひたすら自らの意見を押し通すさまは、醜悪だ。仮にその意見が正しかったとしても、正しさに腰かけ意見ごと相手をいないものとする傲慢さは到底万人に受け入れられるものではない。(とはいえこ傲慢さは昨今のサヨクマイノリティぶりを鑑みてみるとどこか滑稽ですらある。)

次にウヨクと言えば、こちらは苛烈でその意見を徹底的に叩き潰す方向に動く。

相手が「改心」するか(仮に改心したとしても、ウヨク脳内存在するヒエラルキーの一番下の階層から一つ上の階層に固定されるだけだが)、文字どおり消えるまで続く。

日本から出ていけ」というのはアノニマス的に発言できるネットの場で、よく見ることが出来る文言だが。「自分の気に食わない意見」を言うならこの国から出ていけ。とはなかなか苛烈である

仮にその人物の述べる意見が間違っていたとしても、その苛烈はいささかも減ずることは無い。「間違った意見を述べる人間日本から出ていけ」とは冷静に考えれば中々にエキセントリックな言説である

さて無視するサヨクと排除するウヨク

サヨク自分意見を押し通すために、ウヨクサヨクを排除するために、言葉を発している。

そう、サヨクウヨクが議論にならないのは当然だ。議論は議論をする気のある人間が2人以上いなければ成立しない。

自分意見叫びたいだけの人間たまたま同じ場所にいただけでは、議論になるはずもない。

先ほどはプロパガンダ合戦にすら達しないただの罵り合いと表現したが、サヨクウヨク自慰的な声の張り合いは、もはや罵り合いにすらなっていないのだ。

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