2022-04-09

コメントデザインについてきちんと説明させていただきたい

コメントデザインというのはTogetter用語で、まとめ作成者コメントを削除する権限を使って自分に都合が悪いコメントを好き勝手削除することを言う

この書き方であんまりまともな所業ではないと理解してもらいたいところだが、どうやらこの感覚はそこまで一般的通用するものではないようなので詳しく説明する

要点は

である。あるいは

反論者のコメントを「荒らし」として消したり、都合の悪いコメントを全消しした挙句最初からそんなものなかったかのように振る舞ってる”

ことに対する批難である

 ◇ ■ ◇ ■ ◇

コメントデザインとは何か? まずはgoogle検索してみよう

google:コメントデザイン

Togetter用語なので当然最初に出てくるのはTogetterのページである

コメントデザイン」のタグが付けられたページの一覧なのだが、僕が見た時点で一覧の先頭にあったのがこのまとめだ

いわゆる「コメントデザイン」を批判する人は利用規約に関して無知なだけである - Togetter

続いてgoogle検索に登場するのは、人力検索投稿された「コメントデザインとはどういうことか?」という質問と回答である

Togetterでの「コメントデザイン」について端的に説明したページ… - 人力検索はてな

後はwebデザインに関するページが並ぶばかりでコメントデザインとは関係が無い

これを見て僕は頭を抱えた

上記のページはどちらも、コメントデザインと呼ばれる行為がどうして問題視され反発されるのか、ろくに理解しないままコメントデザイン肯定論を述べたものから

そこでもう少し一面的でない理解ができるようなものをここに書くこととした

 ◇ ■ ◇ ■ ◇

そもそもwebサイトへの投稿管理者権限で削除する行為の是非というのは、かなり普遍的議論である

インターネット開始時点から存在するんじゃないか?)(投稿と削除自体が滅茶苦茶普遍的なんだから当然である

そして上記人力検索で指摘されているように、Togetterコメントデザインと呼ばれるような行為もまた普遍的であり

web全体としては概ね問題なく受け入れられていると言っても良いだろう

それも当然の話で、例えばジャニーズファンサイト所属芸能人スキャンダルを紹介する書き込みをしたら

サイト管理人の胸先三寸でそれを禁止・削除したりしなかったりするだろうから

ファンが見たくないから他でやってくれというスタンスも、逆にファンはそういう情報も知りたいから歓迎というスタンスも、どちらもあり得る)

そもそもサイト管理人自分意思コメント欄を閉じたり、サイト自体を閉鎖することも当然できるわけだからして

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とはいえサイト利用者管理者の決定に何も言わないとは限らないのも当然の話である

ちゃんねる(旧2ちゃんねる)やふたばちゃんねると言った大手電子掲示板では

数十年(!)にわたって管理者に対して要望批判が続けられている

この手のサイト管理者は絶大な権力自在に振るっているように見えるがまだまだ序の口である

まとめブログのようなサイトでは管理者がより「独裁的」に行動している

悪名高い「やらおん」がそうしているように、禁止されたサイトから転載コメント欄で指摘すると削除され、

転載元の名称NGワード指定され、何も知らない利用者管理者の悪行が目に付かないよう「管理」がなされている

 ◇ ■ ◇ ■ ◇

長くなってきたので小休止を入れよう。先述の通りここまで(&ここから先も含めて)の要点は

とまあ、簡単に言うとこの程度の話だ

(逆に言うと人力検索ベストアンサーはこの程度のことも理解できずにコメントデザイン批判馬鹿にしていて呆れるのだが)

最後に、何故Togetter於いてコメントデザインなる用語誕生するほど、この手の行為問題視されているのか

分かりやす理解できるよう、Togetterに横行する愚かなコメントデザイナーコメントデザインを行うまとめ主)の一例を示すこととしよう

 ◇ ■ ◇ ■ ◇

上でリンクを貼った2つはどちらもTogetter利用規約引用してコメント削除の正当性を主張している

重要なのは9条2項だ

第9条 本サービス機能運営

1. ユーザーは、自己作成したユーザーコンテンツ管理義務を負うものとし、他のユーザーからの削除・非公開などの要求に対して迅速かつ誠実に対応するものとする。

2. ユーザーは、自己作成したユーザーコンテンツに関する他のユーザーコメント投稿に対しても、管理義務を負うものとし、また、そのような投稿についても、ユーザー自身投稿編集したまとめ又はコメントと同様の扱いがなされることを承諾する。

利用規約 - Togetterより)

この規約根拠に「ユーザーコメントを削除する義務が有る」ので「ユーザーコメントを削除する裁量が有る」との主張である

ちょっと待ってほしい。どう考えても論理の飛躍がある

規約は「問題のあるコメントは削除しろ」と言っているだけであって「コメント自由に削除して良い」かどうかには何も答えていない

(逆に言えばそれこそが裁量を与えているということだと解釈できるが、規約から自明にそう結論づけるのは難しいのではないか

そもそも利用者裁量制限するための項目だと言うのに…)

特にTogetterまとめの方は、まとめ主が削除したコメントは全て「ルールを守らない人」だという主張であり

規約拡大解釈するために上記論理の飛躍を行ってる節があって、

詭弁の予感がバリバリしていたのだが、案の定だと明らかになるページにすぐ辿り着いた

 ◇ ■ ◇ ■ ◇

彼が尻尾を出したのは「コメントデザイン」のタグが付けられたTogetterまとめの一覧で2番目に出てきたこちらである

【注意】コメントデザイン対抗まとめは今後公開停止、削除される可能性有り - Togetter

コメント欄を読むに件のまとめ主がコメントするも反論を食らって自らのコメントを消したらしいことがわかる

作成したまとめ一覧のリンクが貼られているので、同名の別人でないことが確定)

そしてコメントで彼やその他のコメントデザイナーに対する批判がなされているわけだが、下記のものが端的で秀逸だろう

反論者のコメントを「荒らし」として消したり、都合の悪いコメントを全消しした挙句最初からそんなものなかったかのように振る舞ってる

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