2021-04-05

右足脛骨を完全骨折したときの話

右足の脛を完全骨折して3ヶ月松葉杖東京一人暮らししたことがある

特に骨折初期は折った足に全く体重をかけない歩き方(全免荷)が必要

普段運動不足なこともあったけど本当に移動がきつかった

(治療が進むと1/3荷重とか折った足に少し体重をかける

歩き方ができるようになってかなり楽になっていく)

最初100m移動するだけで汗だくになって休憩がいる

慣れても階段が相当怖かった

雨の日は滑る恐怖で大変だった

なんか流れで手術しないでギプスのみの治療になったが

骨がずれて骨折治癒が相当遅れたので

正直手術で固定した方がよかったと後悔した

プログラマー業務委託新規常駐案件入る直前で折ってしまって

リモートできないか頼んだが断られて(コロナ前)

案件に1ヶ月遅らせてくれないか頼んだけど

2週間しか遅らせられないと言われて予定の2週間後に案件に入ることに

今思うと本当に最悪のタイミングで折ってしまったと思う

委託先の会社山手線某駅の近くだったのは幸いしたが

その某駅までどうたどり着くか悩んでとりあえず構内図を検索して地下鉄ルート確認

バリアフリー化のおかげかエレベータ階段を使わずにいけるルートがあった

ただルートが複雑で構内も距離があり、今まで全く通ったことのないルート

いきなりたどり着けるかに不安があった

そもそも今の住居が3階かつ狭い階段のみで階段上り下りの時点でしんどい始末

から最寄り駅(徒歩5分)にたどりつくのも厳しかった

地下鉄は無理と判断して初めはタクシーで通うことにした

ただでさえ新規環境だったため

初日が相当不安で、ストレスのせいか帰りのタクシー内で過呼吸になった

過呼吸経験知識もなく、救急車呼んでしまって

担当医者の方に相当冷たくあしらわれたのが本当に心につらかった

今苦しいからその治し方を聞いているのになんか精神的なものから

直すんだったら薬を出すしかない、薬出しましょうかとか

あきれ顔で言われたのを覚えている

(余談だが過呼吸酸素の取りすぎが原因なので

呼吸困難に感じるのだが息をさらに吸おうとすると悪化する

救急車内では深呼吸をするように言われたけど個人的には

自分のできる範囲で息を止めることを繰り返した方が早く治ると思う

webによると紙袋かぶせる方法は加減を間違うと窒息することがあるらしくやめた方がよいらしい

ちなみに上の原因と対応方法担当医は全く教えてくれなかった)

初日から本当に気分が沈んで今後やっていけるか不安しかなかったが

案件先では優しい人が多く、部屋に入るときに扉を開けて

待ってくださる人が沢山いてくださって暖かい気持ちになった

おかげでどうにかなりました、本当にありがとうございました

一人暮らしだった上に洗濯機がなくコインランドリー

使っていたため衣食に支障をきたしていた

家の中ではほとんど動けない

トイレにたどりつくのも松葉杖というつらい状態

外に買い物に行けるわけもなく

食料はネットスーパー生命線だった

持ってきてくださる人に感謝の念しかなかった

常駐先では昼を買いに行くのは難しく

初めは社内自販機に水を買いに行くのもつらかったので

からカロリーメイトと500mlのお茶大量購入してリュックで持ち込み

昼まったく動かなくてすむようにしていた

(そのうち慣れて水も食料も社内自販機でどんどこ買うようになった)

洗濯は全免荷の時代洗濯なしでのりきるために

ネットスーパー下着大量購入して外は汚さないように2~3回着回しつつ

2週間くらいためこんで親に来てもらって洗濯をお願いした

(かなり遠くにいるのだが無理して来てくれた、感謝しかない)

その後は2週間くらいためこんで1/3荷重かけられるタイミング

洗濯物のかご(10kg?)を背負って自力洗濯を始めた

一度できれば大体何とかなったのだが

一回だけ階段を二、三段くらい上ったところでバランスを崩し下に落ちて

と思ったことがあった

背中のかご→尻もちの順に落ちる感じで事なきを得た

3階エレベータなし+コインランドリーという悪条件もあったが

松葉杖で完全一暮らしするのは困難だなと思った

タクシーは1日あたり往復10000円弱かかり金銭にしんどかったのと

しづつ新環境に慣れて精神的に落ち着いたこともあり、

案件に入って2週間(骨折4週目とちょっと)くらいか

地下鉄で通うようにした(定期で1ヶ月8000円弱)

それから東京地下鉄を2ヶ月くらい松葉杖で通ったが

その間に少なくとも10回以上は席をゆずられた

普段普通に歩いているときは皆誰にも関心がないように見えていたか

こんなに席をゆずられるとは思っておらず驚いた

譲られるたびにかなり暖かい気持ちになった

おかげさまで今も生きてますありがとうございました

サポートをもらったときは必ずお礼を言うように気を付けていた(と思いたい)

電車では譲ってくれた人を覚えておいて自分が先に降りる場合は改めてお礼を言うことを心掛けた

返せるもの感謝しかないし(お金を返してもドン引きだし)

少しでもサポートしたこと気持ちのよい体験となって

今後自分以外の松葉杖とか車いすの人に

席を譲ってくれる人が増えてくれそうな振る舞いをしたかった

今はもちろん完治して、普通に歩いて生きている

今後松葉杖の方を見かけたら、今度は自分が譲る側になりたいと思う

(今コロナ電車に乗る機会がないが)

最近車いす乗車拒否された話題が上がっていたので

昔を思い出してこの日記を書いた

北風と太陽ではないが、周りに不愉快や反発を生みそうな方法でなくて

もっと周りがサポートしたい、サポートしてよかったと思える方法

社会を変えていくことってできないのかな、とちょっと悲しく思った

でも自分に思いつく案は車いす骨折した女の子日常系マンガぐらいしかないんだな

どなたか描いて下さらんかなー

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余談

ギプスはかゆみとの闘いがやばい

厚紙を切ったものかいたり

かゆみ止めスプレーを使ってみたり

それでも不十分で地獄の時を過ごすことになる

だがその地獄の後、ギプスを外せた直後は

足は非常に敏感になっていて

かくと本当に気持ちがよい

本当に気持ちがよい

(本当に気持ちよかったので二回書きました)

これやばい、なにこれと思いながら1時間くらいかいてたか

この気持ちよさを皆一回味わってみてほしい

骨折は味わわないでほしい

だれかこれ共感する人いないか

と思ってぐぐったらアトピーの人でそうなっている人がいた

分かるー

でもアトピーは大変そうだな・・・

完治する方法見つかったらいいな

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