右足の脛を完全骨折して3ヶ月松葉杖で東京で一人暮らしをしたことがある
特に骨折初期は折った足に全く体重をかけない歩き方(全免荷)が必要で
歩き方ができるようになってかなり楽になっていく)
慣れても階段が相当怖かった
雨の日は滑る恐怖で大変だった
なんか流れで手術しないでギプスのみの治療になったが
正直手術で固定した方がよかったと後悔した
プログラマーの業務委託で新規常駐案件入る直前で折ってしまって
2週間しか遅らせられないと言われて予定の2週間後に案件に入ることに
その某駅までどうたどり着くか悩んでとりあえず構内図を検索して地下鉄のルートを確認
バリアフリー化のおかげかエレベータで階段を使わずにいけるルートがあった
ただルートが複雑で構内も距離があり、今まで全く通ったことのないルートで
そもそも今の住居が3階かつ狭い階段のみで階段の上り下りの時点でしんどい始末
初日が相当不安で、ストレスのせいか帰りのタクシー内で過呼吸になった
担当の医者の方に相当冷たくあしらわれたのが本当に心につらかった
今苦しいからその治し方を聞いているのになんか精神的なものだから
あきれ顔で言われたのを覚えている
自分のできる範囲で息を止めることを繰り返した方が早く治ると思う
webによると紙袋をかぶせる方法は加減を間違うと窒息することがあるらしくやめた方がよいらしい
ちなみに上の原因と対応方法を担当医は全く教えてくれなかった)
初日から本当に気分が沈んで今後やっていけるか不安しかなかったが
おかげでどうにかなりました、本当にありがとうございました
使っていたため衣食に支障をきたしていた
家の中ではほとんど動けない
外に買い物に行けるわけもなく
常駐先では昼を買いに行くのは難しく
だからカロリーメイトと500mlのお茶を大量購入してリュックで持ち込み
昼まったく動かなくてすむようにしていた
(そのうち慣れて水も食料も社内自販機でどんどこ買うようになった)
ネットスーパーで下着を大量購入して外は汚さないように2~3回着回しつつ
2週間くらいためこんで親に来てもらって洗濯をお願いした
その後は2週間くらいためこんで1/3荷重かけられるタイミングで
一度できれば大体何とかなったのだが
一回だけ階段を二、三段くらい上ったところでバランスを崩し下に落ちて
死
と思ったことがあった
背中のかご→尻もちの順に落ちる感じで事なきを得た
タクシーは1日あたり往復10000円弱かかり金銭的にしんどかったのと
普段普通に歩いているときは皆誰にも関心がないように見えていたから
こんなに席をゆずられるとは思っておらず驚いた
サポートをもらったときは必ずお礼を言うように気を付けていた(と思いたい)
電車では譲ってくれた人を覚えておいて自分が先に降りる場合は改めてお礼を言うことを心掛けた
席を譲ってくれる人が増えてくれそうな振る舞いをしたかった
今はもちろん完治して、普通に歩いて生きている
今後松葉杖の方を見かけたら、今度は自分が譲る側になりたいと思う
昔を思い出してこの日記を書いた
北風と太陽ではないが、周りに不愉快や反発を生みそうな方法でなくて
もっと周りがサポートしたい、サポートしてよかったと思える方法で
社会を変えていくことってできないのかな、とちょっと悲しく思った
でも自分に思いつく案は車いすや骨折した女の子の日常系マンガぐらいしかないんだな
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余談
ギプスはかゆみとの闘いがやばい
それでも不十分で地獄の時を過ごすことになる
だがその地獄の後、ギプスを外せた直後は
足は非常に敏感になっていて
かくと本当に気持ちがよい
本当に気持ちがよい
(本当に気持ちよかったので二回書きました)
この気持ちよさを皆一回味わってみてほしい
が骨折は味わわないでほしい
と思ってぐぐったらアトピーの人でそうなっている人がいた
分かるー
完治する方法見つかったらいいな