2020-09-02

コラボしたがり屋とコラボしなかった話

私は一次創作を書いてばかりいる同人小説家だ。

コミケで壁経験もあるが緩衝材のようなサークル

もう10年以上、Twitterより昔に流行ったmixiからの付き合いの知人Aがいる。

Aは絵も書き字も書くが、申し訳ないがAの絵はお世辞にも上手いとはいえない。

鉛筆で薄い線を描いたようなラフ画が完成形のようで、トーンや着色もない。

まるで小学生中学生ノートに走り書きしたようなイラストだが、本人もまた私と同じように一次創作をして楽しんでいた。

私は年間5回くらい、Aは1回くらい即売会に参加をする。すっかり顔馴染みで、Aは私が発行した小説同人誌を毎回買ってくれていた。

私自身、Aのイラスト稚拙で好きでは無かったが人間性は嫌いではなかった。悪い人ではないからだ。

Aはいわゆる「うちよそ」が好きだった。

自分が産み出した創作キャラ(うちの子)と、他サークルが産み出した創作キャラ(よその子)を一つの物語で共演させるものだ。

積極的交流する創作者なら楽しめるかもしれないが、私は「うちよそ」が嫌いだった。

自分が書く物語世界観が好きで一次創作を書いているので、余計なものを入れたくなかった。

あるとき、私が刑事が主役のミステリー小説を発行したときにAが本を買ってくれた。

「今度、私の刑事あなた刑事コラボしたいですね」

コラボ=うちよそであることは明白だったが私はやんわりとその場を誤魔化した。

あなた作品と共演したくないとは言えなかった。

その時にAは私の作品に出てくるキャラクターのイラストを描いてくれた。

既に私の作品には絵師さんが存在したが、似ても似つかない稚拙ラフ画だった。

それから暫くして、今度は私がアイドル小説を発行した。

Aはまた買ってくれたが、「今度、私のアイドルあなたアイドルコラボしたいですね」

また言われてしまった。そんなにうちよそがしたいのだろうか。

Aは自作アイドルの紹介文を送ってきてくれたが、Aが書くアイドルプロデューサーさん系で私が書くアイドル握手会系、アイドルとはいえ系統が違いすぎる。

はいつかとその場をはぐらかした。

それから暫くして、今度は私がロボット物のSF小説を発行した。

Aはまた買ってくれたが、「今度、私のロボットあなたロボットコラボしたいですね」

またまた言われてしまった。

ミステリーでもアイドルでもロボットでも、Aにとってはコラボ出来れば何でも良いのだろうか?

結局これらのコラボ依頼は全て断った。

私の作品が読みたいのではなくコラボのために私の同人誌を買ってくれているのなら、金輪際スペースには来て欲しくないくらいだ。

最近、Aが個人誌の新作(SFロボット物)を出すとのことでゲスト原稿を依頼された。

・今回発表するのは1話ですらない0話で、キャラクターや世界観を紹介するだけの本

主人公情報名前性別高校生だけで他の情報は一切無し

(味のあるラフ画がこんなときには無い)

ストーリー100文字以内の概要のみ

世界観説明はなし

1話のあらすじ、プロットはなし

ロボット説明はなし

・戦う相手は「悪の組織」(詳しい説明はなし)

上記の内容でAの作品二次創作小説を書いて欲しいと頼まれたが無理な話である

1話すらない、世界観主人公風貌一人称不明作品をどう書けというのだろうか。

そもそもAは自分提示した資料物語が書けると思っているのだろうか?

私はAの思考が読み取れるエスパーじゃない。

寄稿の話は断った。

Twitterで私が○○というスマホゲーを始めたと呟くと、Aは「フレンドになりませんか」とユーザー番号をスクショして送ってくる。

Twitterで私が★★というスマホゲーを始めたと呟くと、Aは「フレンドになりませんか」とユーザー番号をスクショして送ってくる。

そんなにスマホゲーを通して交流がしたいのだろうか。何のために?

元々私はAにユーザー番号を教えておらず、今もAをフレンド登録はしていない。

先日、そんなAをTwitter(私が世間話をしている鍵アカウントからリムーブした。

Aも鍵アカウントなので影で私のことを言われているかもしれないがどうでもいい、Aは他のフォロワーコラボなりゲスト原稿なりし合えばいい。

10年の付き合いが何だというのだ、今の私は解放感に満たされている。

ちなみにAからは私のサークル情報だけを呟く公開アカウントフォローされているが、サークル情報なら勝手に見ればいいと放置している。

もしも今後私が即売会に参加したらAは姿を見せるのだろうかと密かに気になっている。

この10年、コラボスマホゲーのフォローに再三応じなかった私へ何度も声を掛けてくれたAには多少感謝している。

でも私はAと性格が合わないのだ、こればかりはしょうがないと許してほしい。

Aが私ではない誰かとコラボするのを密かに楽しみにしている。

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