2018-01-20

anond:20180120101421

 小室哲哉に対する記事から同情するべき部分があった.その同情から派生して「不倫=悪」と宣伝するのは不味いと言う記事があった.何か感覚が違うなと思っていたので,とりあえず不倫に対する認識を述べていく.

不倫に対する評価は「子どもの有無」で変化すると考えている.

子どもがいるのか.また義務教育期間を脱しているのか.18歳以上か.

 子ども権利的にも責任においても不完全な状態である.そのなかで,彼ら彼女らが不倫によって心身にダメージを追ったり経済的貧困に見舞われるのは避けたい行為である.またそれを助長するようなメディアの在り方も自粛すべきだと考えている.メディアが発するイメージ私たち価値観形成にも役立っている.

 子どもが18歳以上であり自立しているなら,親同士の権利責任による反中でとくに被害を被っていると考える必要もなくなる.

子どもがいない場合相手離婚申請をすでに行っているのか?

 すでに離婚申請を行っているが相手同意してくれない場合.この場合はすでに愛が冷めており契約本来意味合いがなくなっていると思える.したがって,これには特に罪だと規定する意味合いがない.子どももいないので特にかに迷惑をかけていることもない.

 離婚申請を行わず隠れて不倫を行うのは結婚契約意図に沿わないので原則として辞めるべきである.自信がないなら事実婚を選ぶべきだ.責任権利が発生する契約責任逃れは不味い.

さいごにメディアが行う.芸能人の「不倫報道の在り方」について書いていく.

過激報道で,事実を断片的にとった報道は許されるのか?

 許されないだろう.また市民メディア情報を疑って読むべきだ.だれが書いたかやどの会社出版したのかを考えて読む必要がある.情報は伝えられる際に必ず歪む.報道は「正しく事実を伝えること」にある.部分的に取り上げて印象を変えてしまうのはメディア本来意味をなしていない.

芸能人不倫問題についてメディアが口をはさむべきか?

 芸能人メディア露出して価値観イメージを変化させる主体である.そのため,結婚と言う「契約」を守れる信用できる人間なのかを判別するために必要である.そのため,彼ら彼女らが契約違反を起こしたことも交通事故を起こしたことも同じように,彼ら彼女らの意見を背景を持つと考えるために知る必要がある.影響力は権力であることを忘れてはならない.

メディア不倫についてどのように報道していくべきか

 不倫を減らすような告知はしていくべきだと思う.「子ども貧困」や「離婚」をせずに結婚契約違反を行うのは信用を失う.全体で見ても社会的な損失である

 また,不倫がどのようにして起こったのかを分解して,再発が起きないように周囲の変化に目を向けるのも良い.熟年離婚家庭内貧困にも目を向けるべきだし,不倫と言うより「愛情が無くなってしまった」場合の逃げ道が整備されていないのも問題である.このような家族人間関係の在り方を提案し,メディアの力で告知を行ってほしい.

 

子どもが成人したときに親の熟年離婚合理的であるし,何も咎められるものもなく互いにwinwinであると思っていた.

 わたしは「学校にいる人とは全員仲良くしなくてはならない」という考え方や「家族とは仲良くしなくてはならない」という考え方を,選択できる自由がない人間に言うべきではないと思っていた.また選択できない中で,「仲良くする=winwin」と考えている先生にも疑問を感じていた.彼ら彼女らが自由へと目を向けるように離婚に寛容な社会存在してもいいと考えている.

メディア報道されることの潜在的デメリットについて

 メディアの告知によって,相撲ボクシングなどの暴力的メディア放送されると同じような事件が起きやすくなる.自殺ニュースを挙げると増えてしまうという側面もある.そのため,不倫については「さわらぬ神にたたりなし」で見なかったことにしよう.という意見もあっていい.遠ざけて,わたしたちとは関係のない話だと蓋をするのも状況によってはありかと思う.

 余裕をつくって考えてみるといい.

記事への反応 -
  • 以前ブコメ等で「リベラルは不倫に対して寛容であるべきだ」と書いたことがあります。 このタイミングにおいて、この件についてもう少し書いてみたいと思います。(*追記:できれ...

    •  小室哲哉に対する記事から同情するべき部分があった.その同情から派生して「不倫=悪」と宣伝するのは不味いと言う記事があった.何か感覚が違うなと思っていたので,とりあえ...

      • 議員や企業経営者ならまだしも、自分の制作物を娯楽として提供しているに過ぎないアーティストやスポーツマンを 「権力者」のカテゴリに入れてしまうのはどうかと思うけど。

        •  発言力を影響力とみなして、権力と見なしてる。自覚、無自覚に関わらず発言力があるなら影響力もあるとみている。    実利に関する政治家や経営者の方が気をつけるべきなのには...

    • そもそも本人は不倫はしてないって言ってるし、マスコミが非難に使う「不倫」の定義もあいまい。 文春でもテレビでも、彼らにとって「不倫」は「セックス」を伴うものとは限らない...

      • 小室の「不倫」、本人が認めているのは「家族以外への精神依存」ということだよね。これ、相手が男性の看護師だったなら文春は「洗脳」報道していただろうね。かつての貴乃花やオ...

    • 断罪とは具体的になにを指すのか?

    • 日本の自称「リベラリズム」がダメなのは、「善に対する正の優越」とかいいつつ人権を中心にものを考えられないところ 人権を中心に論理を組み立てれば「善に対する正の優越」など...

      • リベラリズム自体がコミュニタリアニズムのつまみ食いでしかないは昔から指摘されてたから。 それに人権をメタに考えるのは人間には無理なんだと思う。肉体があるかぎりそりゃ枠組...

    • じゃあ酒気帯び運転なんかも被害者だけが非難すればいいのかな?

    • 新手のかまってちゃん。「善に対する正の優越」なんてぐぐっても怪しげなサイトしか引っかからんぞ。

      • これの事か https://eow.alc.co.jp/search?q=%E5%96%84%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E6%AD%A3%E3%81%AE%E5%84%AA%E8%B6%8A

    • 「誰を愛するべきか/誰と一緒にいるべきか」について社会(関係ない第三者)から指図されない、というのは現代において我々が獲得した「自己決定権/人権」の中でもかなり基底的...

    • リベラルであることと、『(残念な)リベラリズム』を、分けて考えたいんだよなぁ。何でもかんでもリベラリズム敗北って言うのは、自分の首絞めるだけだから嫌だわ リベラルの敗北、...

    • 言いたいことはなんとなく理解したけど日本人全員がリベラルなわけじゃないだろう そしてリベラルじゃない人にリベラル思想を押し付けるのもリベラルじゃないって事でおk? また...

    • 〉殺人への第三者からの批判については本文中の"(その構想が他者の人権の尊重に抵触しない限り)"の但し書きの部分に該当すると考えています。 じゃあKEIKOが「結婚したとき...

    • 他者の人権の尊重を阻害したら、第三者は批判可能というところが理解できない。 他者とは誰なのか。今回は不倫された側が人権の尊重を阻害されたと言えないか。 殺人の場合も第三者...

    • リベラルが不倫に不寛容という根拠もクソもない仮定になんか言っても藁人形だろう。 不寛容なのか?

    • 再開

    • 婚姻関係の不義は人権侵害じゃないの

    • 物言いが難しくて何言ってるかわからん

    • https://anond.hatelabo.jp/20180120101421    元増田は「リベラルは他者の不倫行為に対して寛容であるべき」と述べているが、寛容という言葉の意味が分からなかった。    今の法律は、不貞行...

      • 低能ネトウヨに細かいところを突っ込んでも100%逃げる結果に終わります

      • とりあえず弱いやつの味方をして強いやつを叩きたいというのが多数派なんだろうけど 関係に実態に則して法律で細かく分類されていなくて婚姻契約が一種類しかないからグダグダにな...

    • リベラルが不倫に対して不寛容なのは確かにおかしいと思うよ。 迷惑かけた関係者に謝罪はわかるけど、なんで世間にまで謝罪するのか意味がわからないと思う。 でも小室哲哉の時だけ...

      • 不倫はパートナーシップに対する契約違反だからじゃないかな。 これは不倫ではない、同意に基づくポリガミーだ!とか言えばリベラルさんもニッコリ。

      • つうかそもそも不倫を叩いているのは「リベラル」なの? たとえば誰?

      • ゲス川谷も「誰に謝れば良いのかわからない」なんて言ってたけどまさにそうだな 奥さんはともかく世間に謝る必要など別にない

    • 「善に対する正の優越」が実現されることが理想であるというのは、「善に対して正が優越することが『正』である」のか「善に対して正が優越することが『善』である」のか、どちら...

記事への反応(ブックマークコメント)

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