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2024-05-17

AIアート甲子園のここがすごい

最近Twitter話題になっている「全国AIアート甲子園@i-SEIFU」(https://aikoshien.wraptas.site/)のすごさについてまとめる。

 

そもそもAIアートアートではない

 

AIアート甲子園教育的でない

 

AIアート甲子園要求が厳しすぎる

 

AIアート甲子園クリエイター搾取である

 

AIアート甲子園はずさんな運営である

 

AIアート甲子園は生成AIイメージ向上に役立たない

 

 

 以上、「全国AIアート甲子園@i-SEIFU」(https://aikoshien.wraptas.site/)のすごさについてまとめた。今後もこのようなすごいイベントがいくつも現れると予想される。すごいイベントのすごさに注目したい。

2024-05-16

anond:20240515221358

続きです。

しかし、結果的に言うとマンガ部も違った。こんな言い方が正しくないのは分かっているが、みな意識が高すぎるのだ。真面目にマンガに取り組もうとしている人たちばかりだった

「人は経験したことだけしか描けない」という信念のもと、学外活動にも熱心だった。いろいろな経験を積むことで、その経験作品に、キャラクターに深みを与えるのだと。マンガが好きだからマンガしか読んでない奴には面白いマンガは描けない。そう断言してはばからない人たちだった

しかし俺はその考えには否定的だった。なぜならエロ自由からだ。エロく感じるなら現実など無視して良い。腹ボコ子宮姦も感度3千倍もリットル単位の精液も、どれも現実にはありえない。だがありえないからこそエロいのだ。現実に縛られずに自由に描けるからエロマンガエロ同人エロいのだ

そして俺は漫画家になりたいのではない。エロ二次創作がしたいだけだったのだ。そのためだけに絵を練習してきたのだ。男などは描きたくはないが、竿役がいないと始まらないので仕方なく練習した。毎回毎回異空間に閉じ込める訳にも行かないから、背景も勉強して練習した。もちろん女体もしっかり練習した。だがしかし精緻な設定も重厚ストーリー人生経験エロ同人には必要ないし、そもそも俺にそんなものを生み出せるはずもない。生み出そうという気持ちすらない。俺にとって重要なのは読子まほろさんをんほおさせること。それだけだから

とはいえ先輩方の絵は上手かったし、デッサン勉強会なども定期的に行われていて、同期で入ってきた部員も何人かいたので、しばらくはこのままでいいかと思い、部に残ることにした。表向きは俺も漫画家志望だということにして

マンガ部では定期的に部誌を発行しており、部員は全員それに載せる作品を描くことが義務だった。作品を落とすことは一度目はセーフだが二度目はペナルティ部員全員に食事を奢る、部誌の印刷代を出すなど)を課すという厳しいものだった。なので落とす人はほとんどいなかった。が、これに毎回苦戦していたのが俺だ

だってそうだろう。自分が一から考えたマンガなど、俺は一度も描いたことがない。ストーリーがあるマンガも描いたことがない。だが見様見真似でコマを割ることを覚えたりと、マンガ形式を少しづつ学べたのは良かったと今でも思う

そうして大学生活や部活動にも慣れ始めた頃、ついに俺は念願を実行に移すことにした。そう、エロ同人作家としてデビューすることだ

いきなりコミケハードルが高すぎるし、何よりもサークル当落があるので、本ができても落選では意味がない。だからまずは手近なイベントにしようと俺は考えた。ネタとしてはやはり、当時人気だった「おねがい☆ティーチャー」が鉄板だと俺は予想した。印刷所も手配し、同期にも手伝ってもらって原稿も描き上げた。この同期は真面目でエロマンガエロ同人などには良い感情は無かったが、それでもマンガであることには変わりはないと割り切って手伝ってくれた。マンガとして成立しているかもきちんとチェックしてくれた。コマ運びや大ゴマの使い方など、エロしか描けない俺の絵を「マンガ」にしてくれたといっても過言ではない。ただ、俺が本当にやりたかったのがまさにエロ同人だったと知っていたら手伝ってはくれなかっただろう。そういう意味では騙したみたいで、今でも時々申し訳無さを感じる

そうして出来上がった俺の初のエロ同人誌は、自画自賛だがなかなかのものだったと今でも思う。もちろん今から見れば何もかもが荒削りだし、絵だって素人にしてはまぁまぁ、というレベルだ。当時と今とでは要求されるレベルが違うが、それを勘案すれば「まぁまぁ」だった(今基準ならクソ認定されるかもしれない)

そして結論から言うと、俺のこの初エロ同人誌は完売した。ビビって100部しか刷らなかったのを後悔した。初めてのイベント参加で、初めての本なんか売れるわけがない。そうネットでは言われていたので、100部というのもかなりの冒険だったのだけど、当時は最低ロットが100部からだったので仕方なかった。今のオンデマンド方式なら部数は自在から、30部ぐらいにしていたかもしれない。それはともかくとして

初めてのエロ同人完売したという事実に俺は喜びに打ち震えた。たった100部とは言え、初めての参加で初めての本だ。それの「完売」の勲章は何物にも代えがたい。今までの努力が認められた気がした。エロ同人作家として価値を認めてもらった気がした。子供の頃からなりたかったエロ同人作家に、いちおう俺はなれたのだ

そこから俺はイベントごとにコンスタント新刊を出すようになっていった。この頃にはとらのあなが最大勢力で、信長書店メッセサンオーといった同人を扱うショップも多くなってきた。一方で長年お世話になっていたLLパレスは悲しいことに規模を縮小していったが、こういうショップが勃興することで、俺は部数をどんどんと伸ばしていった。イベントで売れ残っても、その在庫ショップが引き受けてくれるのだから、スペースの限界まで持ち込めるのだ。100部から始まった俺の本の印刷部数が4桁後半になるのもあっという間だった。実家から離れて一人暮らしを始めたのもこの頃だった

一方で同人活動にかまけて、学業どころか大学生活が破綻するようになった俺は留年危機を迎えていた。おまけに世は就職氷河期真っ只中である。だが俺はまったく気にしていなかった。この頃の俺は1000万円以上の収入エロ同人から得ていたからだ。就職卒業もする意味理由も俺にはまったくなかった。が、親に懇願されたのもあって、卒業だけは一応しておくかと思って追試でどうにかなった。大学側の温情も多分にあってのギリギリ卒業だった

から就職をどうするのかと何度も問い詰められた。いまの状況ではまともな就職など出来ない。だからしばらくフリーターをやると言うと、それなりに納得していたようだった。エロ同人作家フリーターも似たようなものだ。だから俺はここで本当の「エロ同人作家」になった。大学生のお遊びではない、本物になったのだ

さて、無事に大学卒業して「職業エロ同人作家」となった俺は、変わらずに活動を続けていた。好きなアニメゲームを見ては妄想股間を膨らませて、いかにこのキャラアヘアヘ言わせるかだけを考えていた。清楚なタイプならギャップ萌えダブルピースも悪くない。ロリロリでもアリだ。ちょうどこの頃はメスガキ分からせという概念も生まれつつあって、それに乗った俺は絶好調だった。少なくとも表面上は

だが、当時は分からなかったが実は俺はほんのりとスランプを感じていた。マンガ技術は桁違いに向上したし、画力だってプロと比べても遜色ないほどに腕を上げた。しかしやってることや描いてる内容は最初デビュー作品から何も変わっていない。いや変えられなかったからだ。技術レベルは上がっても、「中身」は小学生レベルなのだ小学生の描くバカみたいなマンガプロが清書してるだけのようなものなのだ。誰を描いても、何を描いても「うんこ! おしっこ! ギャハハ!」だ。そういうものを延々と再生産しているという事実に気がついた時、俺はゾッとした。結局のところ、俺はエロ同人作家」としては何も進歩進化もしてないのではないか。そう思った

学生の頃、マンガ部の真面目な先輩たちが真面目にマンガを描いていたのを見て、意識が高くて違うなぁと思った。俺にはそんなもの不要だと考えた。エロ同人必要なのは、一にも二にも画力エロスだけだ。そう信じていたが、そうではなかった、エロとはそんな単純なものではない。…俺はそんな風に段々と思うようになっていった。エロスとは人間真実を浮かび上がらせる深奥なる営みの一部なのだ、と。今頃になって先輩たちの「人は経験したことだけしか描けない」という言葉が俺の心をえぐるようになっていった

しかるに今のこの俺はどうだ。実際のセックスなど知らずに、小中学生妄想をただ絵で表現しているだけの、エロスも人間も描いていないただ手先が器用なだけのバカなのではないか小手先エロい絵を描いてるからある程度評価されてるだけで、「作家」としての評価は下の下なのではないか

俺は「漫画家」になりたかった訳では無い。ただエロ同人作家ありさえすれば良かった。だがエロ同人作家であろうとするなら、同時に「漫画家」的な資質要求されるのだということを、俺はようやく思い知った。エロいからというだけで、設定など無視してキャラアヘ顔ダブルピースをさせるなど、そもそも作品理解していないから出来ることだ。果たしてそれは二次エロとして正しいのか。エロ同人作家としてあるべき姿なのか。そんなことを突きつけられた気がした

から思えばそれは事実だった。だが当時の俺に、その事実を受け入れ、飲み込む度量はなかった。なまじ売れていたからこそ、自分が真のエロ同人作家ではないという事実が受け入れられなかった。あれほど憧れたエロ同人作家として成功したというのが、すべて幻だった、勘違いだったなど受け入れられるはずがない

から俺は、「本当のセックス」を知るためにまず風俗に行くことにした。実際のセックス体験すれば、それが何らかの形でマンガフィードバックできると考えたからだ。そのフィードバックを得られれば、俺は一つ上のエロ同人が描けるようになる。そう信じた。マンガ部の先輩たちが言っていた「人は経験したことだけしか描けない」という言葉に、今更のように俺はすがった

だが、「実際のセックス」は俺の求めたフィードバックインスピレーションも、何も与えてはくれなかった。実際のセックスはさほど刺激的でもなく、快感という点でも右手に大きく劣るという有り様だった。しかし一つだけ大きな学びがあった。「セックスはいうほど気持ちよくはないが、しか女の子イチャイチャするのはたまらなく心地良い」のだ

話は少し前後するが、俺は外面が良いというのは何度も書いた。芸能人レベルイケメンとまでは言わないが、雰囲気イケメンぐらいではあった。身長だって175センチあって、武道で鍛えてはいたので細マッチョだったから小中高と女子には受けは良かった。告白されたことも何度かある

でも俺はそれらを断った。なぜか? それは真実を知ることで幻想が壊れることが怖かったからだ。そして己の欲望ありのままにぶつければドン引きされるのが分かっていたからだ

俺とて子宮姦など現実にはできないことは知っているし、そんな長大なナニも持ち合わせてはいない。感度3千倍なら脱法ドラッグあたりなら何とかなるかもしれないが、それとてリスキーが過ぎる。なにより俺には妹がいると最初に書いたが、そのせいで「現実の女」に対する期待値などゼロだった。「人語を一応は解する邪悪な獣」である妹が俺の中では現実若い女性のモデルケースだったので、そんなのの類似品と「お付き合い」など出来るはずがないし、したくもなかった。故に俺はセックスへの憧れ、期待を持ちつつも実行には至らなかった。現実女子などは鬼神のごとく敬して遠ざけるのが最良なのだ

とはいえ性欲は人並み以上にあったので、ヤりたい気持ちは常にあった。ヤれそうなタイミングもあった。しかエロ同人的な世界観内面化している自分が、常識的セックスで満足するとは思えなかったから踏みとどまれ

話を戻すと、いざ実際に現実女子と致すと、なるほど予想の通りにさほど気持ちよくはなかった。全くの想像以下だった。しかし、事前事後に快感とは別の多幸感のごときが押し寄せてきたのだ。これは予想外、想定外だった。幸せホルモンがドバドバと脳内に分泌されている。セックスとは竿の快楽だと考えていた自分にとっては、これは盤外戦のような感覚だった

だがこの感覚マンガフィードバックはできない。竿役のおじさんや触手多幸感を感じたというのをどう表現しどうエロ昇華できるというのか。悩み、迷走した結果、俺は今まで通りの路線で続けることにした

ところでこの頃、自身の迷走もあって売上はよくて現状維持ネタによっては大きく落ちることもあった。かつて数千部を誇った発行部数在庫として積まれるようになっていった。そして何度も言って恐縮だが、俺は外面はまぁまぁいい。高校生の頃からの習慣で、イベントには常にピシッとした装いで参加していた。それは落ち目になったこの時でも変わらなかった

後にどこかで聞いた話だが、腐女子などもイベント参加のために気合の入れた服や装いを用意するらしい。大事同人イベント敬愛するサークルのスペースに訪問するのに、勝負服を着ないでいつ着るのか、という文化があるらしい。俺の装いへのこだわりもそれに近い、と感じた。俺はエロ同人誌が好きだった。それが頒布されるイベントも好きだ。それへの、そこへの敬意として正装をする。それらに対して恥ずかしくない格好をする。もちろん自分なりの、ではあるけれど、それが「礼儀なのだと俺は思う

そして迷走してはいものの、まだある程度の売上があったこの頃、この俺のファンだと名乗る女性サークルスペースに現れた

まだ続きます。。。

2024-05-04

わい、ダンジョン飯ネタバレでダラダラ書き綴ることに決める

https://anond.hatelabo.jp/20240503232218


いつか自分ブログで書こうかなと目論んでいたんやが、オタク特有の「ネタバレで傷ついちゃったの僕ちん」をSNSで見過ぎて胸焼けして躊躇してたんや。意図して見てるわけやないんやが、お気持ちばかり見てると、マジで不快すぎるわ。だからちょうど見ないっていってる方の庇を借りてダン飯について書いてみるやで。ネタバレバリバリの予定やで。たまにそういう文章を書かないと死ぬやで。

こういう好き好きあーたまらんって暴走するオタクうざいーって、全員静かに「◯話のファンアート良かった」って呟くだけのSNSいかなぁ…

以降は、下手なコピペも嫌いななんJもどきもやめて書きやす文体で記す。

アニメ現在18話「シェイプシフター」まで終わる。1ネタ1本でやった。これまでわりと2本立てのペースだったので意外だった。とくに純ギャグなのになかなか気合が入っていた回。次、19話ではイヅツミパーティーに加わる。猫忍者。たぶん放映直後からファンアートであふれることになるだろう。決定事項。

イヅツミ役は神戸光歩さん。「明日ちゃんセーラー服」の蛇森生靜役など。声は良かった。予想以上にイヅツミの声だった。

コミックでいうと6巻の終わりあたり。

このあとずっとほぼ25話?まではファンアートになるようなビジュアルショックの連続になるだろう。

イヅツミ回のあとかイヅツミときの2本立てになるかさだかではないが、イヅツミ登場のあと幼女マルシルも登場する。ここらへんもファンアートまみれだろう。

そして次はイヅツミセクシー回というかサウナ回。だからマルシルやセンシもSEXOOOOになる。

そして重要カナリア隊が出てくる。ファンアート天国さら拍車がかかる。そこからカブルーキャラが俄然立ってくる。SEXOOOOになる。なんでカブルーがこんな人気なのかわかる。あとカナリア隊の隊長も人気出るだろう。

カナリア隊の隊長は、薬屋のひとりごと猫猫フリーレンのユーベル的な人気になるんじゃなかろうか。中二心にズキズキときそう。ただ本格的な活躍は次のクールからだろう。

問題は今回のクールでどこまでやるのか?ってことだよね。

ベストは8巻のベーコンエッグまで。区切りがいい。クリフハンガーでありつつも次への目的まで提示されるから。なおかつ次クール。あるのはまちがいない。そうなるとシーズン開始早々度肝を抜く展開になる。なんとしてもそうしたいところだろう。

からバランス配分としてシェイプシフターをゆっくり丁寧にやったのは大丈夫かなと思った。この先すべての回は伏線になりこれまでの伏線は丁寧に回収されていきつつも、スゴイ!を覆うかのようにギャグをまぶしていく。まさかチェンジリンクギャグだけじゃなくて話にも重要ネタになるとは思いもよらないもんな。シェイプシフター回にしてもそうだ。この回がネタフリになる大爆笑が次クールに待ち構えている。1番好きなシーンだ。放送はされるだろうセンシの過去編のマルシルの奮闘もぜひアニメの動きでみたい。

アニメ版は原作に忠実であるにも関わらず、きちんと動きと声や音が入ることで相乗効果がすごく付加されている。つかみとして未だに円盤CMに使われてるマルシルの「ヤダー!」とそのあとのブレイクダンスはそのいい例だわ。いまだにそこだけみたくなってみてるもの。シェイプシフターを魔法でぶっ飛ばすときに爆風をくらってライオスがキリキリ舞いしているところはすごく笑える。それをきちんと描画している九井諒子画もすごい。

Netflixである吹替版。英語吹き替えが非常に秀逸で、日本吹き替えをすごくリスペクトしており空気を完全に再現しておりそうと知られなかったらそのまま海外制作作品ではないかと思うほど、わざとらしさがない。

公式ガイドブックとらくがき本があり、それが設定集でありつつセルフファンアートででもある。これを目に通すと生半可なファンアートだと恥ずかしくてドッペルゲンガーみたいに正体を現してしまうだろうから読みないほうがいい種族もいるだろう。12巻登場。

しかし、全14巻の10年続いた長大に思えた物語は1ヶ月半の出来事なのがすごすぎる。毎日あのスケジュールで毎回一生に一度あればいいようなイベントが続いていたのだな。

次回作は14巻の最後最後に登場しそうでしなかったチルチャックの三人娘スピンオフが読んでみたい。

ガイドブックには主要キャラの細かい設定やエピソードショートマンガがあり、センシのドワーフ仲間や結局なんだったのかよくわからない存在であったフィオニルとドニ(バジリスクに襲われたがライオスに助けてもらった)の設定やその後まで書いてある。

なぜか作者が激推ししているカナリア隊のパッタドル日本の熱い食べ物淡々と食べてるマンガもいい。主要キャラ全員がサンタコスしているのも作者のこだわりがあって楽しい。こういう楽しさがあるからダンジョン飯はたまらないのだ。見ない人間は終わっている。

2024-05-02

学歴コンプレックス卒業した 2/4

https://anond.hatelabo.jp/20240502193038

大学2回生の頃~

学生時代は、健康づくりのために、鹿渓館(学生棟)という建物の地下2階にある【トレーニングルーム】に通っていた。授業が終わった後に、週に三度くらいかな。

ここでは、体育会部活支配(?)が圧倒的だった。柔道とか空手とか陸上とかラグビーとかウェイトリフティングはもちろん、数多くの部活トレーニングルーム使用していた。めちゃ狭かった思い出がある。

自分のように体育会でない者は、ひたすらにベンチプレスの順番を待つしかなかった。でも、なかなか空かないんだよな。ベンチプレス。あとは、体育会利用者が優先という空気があったし、実際そっちの方があるべき姿だと思っていた。

ただ、自分の番が周ってきて、ベンチ台でバーベルとか持ち上げたりするじゃん。その時にさ、ガーーーンッ!! という大きい音がするのだ。見れば、隣のスペースでアップライト気味に胸~頭上にバーベルを上げていた柔道部の人が、バーベルを放り投げるようにして床に落とすのだ。

あれは、マジでびびったわ。重さが50kg以上もある物体を放り上げるだけの筋力が俺にもあれば、驚かずに済んだのかもしれない。

結局、夕方以降にトレーニングルームを使うのはやめて、早朝にトレーニングする派に転向したんだっけ。朝だったらベンチプレスも、腹筋台も、エアロバイクも、大型鏡の前も空いている。

確か、カブトムシその他の甲虫類が、クヌギコナラの樹液を深夜に吸うのって、スズメバチ回避してるんだよな。日中スズメバチとやり合うと甲虫側がボロ負けするので、彼らは仕方がなく時間帯を変えて樹液を吸うのだ。俺もその仲間だった。正体は甲虫である

ただやはり、体育会の人たちはバックグラウンドが違うこともあって、正直無理なことがあった。特に野球部柔道部といった上意下達イメージがある部活は、当時の自分からするとヤベーことばかりしていた。

3.柔道部とそれ以外の部活の人

 夕方以降にキャンパスから下宿に帰ろうとする時、北側キャンパス中庭付近で、体育会の人たちがバイオレンスなことをしていた。例えば、誰かのTシャツの胸あたりを両手で掴んで、ブンブン振り回していた。後は、後輩にエレベータートイレの前のタイル貼りのところで、床オナをさせていた。あれは振りだったと信じたい。通りすがりの人は普通にスルーしていた。

 基本的に、体育会人達はやりたい放題だった。2024年現在と比べれば、あの頃の世界は「実績があれば何でもよかろう」の世界だった。実際、彼らはある程度の実績を出している。

 例えば、先ほどの鹿渓館の中にある部室棟について、2階とか3階の日当たり良好なスペースは体育会が占めていた。部室の出入口は中がいつでも見えるように、目線の高さの0.5㎡ほどがガラス張りになっているのだが、彼らはそれすら張り紙で覆い隠していた。たまに、男性女性の怒声や、うめき声や、金切り声が聞こえていた。一体、中で何が行われていたのだろうか……。

 ちなみに、【文化系部活】は地下1~2階に生息していた。ジメジメとした暗い空間である。そこで毎日部活動をしていた。最新の大学キャンパスを見る限りは、おそらく今でも其処に彼ら彼女らは生きているのだろう。



まあ、でもこの頃って、だいたい20才くらいだったからだろうか。なんでも楽しかった記憶がある。

大学の構内だと、学食でごく稀にだけど、同じゼミの人と一緒にご飯を食べることがあった。京都山間部にフィールドワークに行く関係で、事前に同じチームで親睦を深めるのだ。半強制イベントだったけど、ああい体験って、あの時分じゃないとできない。

大学近くでも、例えば喫茶店がふたつあったんだけど、社会福祉カフェの方に割と行っていた記憶がある。お値段が安いからだけじゃなくて、なんか、どんな人でも受け入れるというか。そういう感覚がよかった。

教授が言うには、昔は大学に接している市道の上に、お昼時にたくさんの屋台が出店していたらしい。むかし、食中毒みたいな事件があってからは締め出しにあったみたいだけど、人生で一度は観てみたかったな。

大学の構外だと、ちょっと北の方にはおいしいラーメン屋とか、南の方にはカフェとか、中華料理のお店とか、いろいろあったな。文芸サークルの皆でよく利用していた。



4.野球部の人たち

 今はどうか知らないが、大学の授業の出席確認に際しては、出席カードを提出する形式だった。時代の先を行っている大学だと、学生証をピッとやれば出席したことになるらしい。

 どうでもいいけど、今って授業は15回中10回以上出ないと単位をもらえないらしい。厳しいんだな。あと、年間に取得できる上限単位は42らしい。ちょっとなすぎるよ。俺の時だと、大学3回生の前期終了時点で最低110単位は取っていたはずだ。

 さて、あれは大教室での授業の時だったか。秋だったと思う。佛大の若き学生がこの日記を見ている可能性はほぼゼロかと思うが、5号館の101という大きい教室(余談だが同志社講義室に似てる)で、中国明朝歴史の授業中だった。当時の日記によると、倭寇とか康熙帝とか足利義満とか、そのあたりの絡みがある回だったとある。もちろん全く覚えていない。

 授業が始まると、出席カードが前の席から回ってくるのかな~と思いきや、一番前の人が一番後ろの席まで配り切る形式だった。自分が出席カードを受け取ると、すぐ後ろには野球部と思しき人達がいた。彼らは、「すんません、出席カード追加で5枚くれる?」と発言していた。

 出席カードを配ってる人が「すいませんね~」と言って去ろうとすると、「おいお前、待てやコラ!!」と野球部人達が彼に絡み始めた。出席カードを配ってる彼も引かず、収まる気配がなかった。

 これはいかん、と思って俺は、「ちょっとちょっと~」と騒いでいた。やがて中年ほどの先生がやってきて、彼らをひと睨みすると、何事もなかったように騒ぎは収まった。

後輩に「当たり屋やれ」 佛教大野部員、無期停学に

(以下は個人ブログURL長大のため短縮化)

https://x.gd/2hdl3

 上記ニュースは私が入学する前の出来事だが、大学体育会というのは、どこもこんな感じだろうと思う。佛大野球部も、京滋リーグという枠ではほぼ無敵だった。その線でいくと、日本大学もそういう感じだったのだろう。結果だけは出していた。

 結果を出しているうちはいいのだが、佛教大学だって、やりすぎるといずれは日本大学福山大学のように、不祥事(大麻とか)>実績となってしまい、とんでもない結末を迎える。

教職員に対する懲戒処分について(令和6年2月13日

https://www.bukkyo-u.ac.jp/news/info/20240213-26933.html

 上記のように、今でも事件はあるといえばあるが、こういうのはいいよ。間違った人材(臨時雇いの研究者)を雇ってしまったんだろう。大学はいわば騙されてしまったわけだ。次から気を付ければいい。

 ただ、卒業生の一人としては、学生という本質的存在についてはキッチリ管理して、自分のように不愉快な思いをする学生を無くしてほしいと感じている。

不満ばかりを書いてる気がする。

大学生活、楽しいことはいっぱいあった。例えば部活がそうだ。文芸部とか文芸サークルである

文章を書くのが好きだった。それこそ子どもの時分から中学でも高校でも、そういう系の部活がよかったけど、運に恵まれなかった。大学生になって、ようやく文字作品創造する喜びを得ることができた。

あとは、学園祭だ。その名も鷹稜祭(おうりょうさい)というイベントなのだが、年に一度の楽しみだった。一度だけ実行委員になったことがある。みんなで何かひとつのものを作る、といったら大げさだけど、最初は何をしたらいいか全くわからない……という段階から、次第にステップを踏んでいって、尻上がりにイベントづくりが面白くなっていく。

最初の一歩を踏み出すのが早ければ早いほど、ドンドンと楽しくハイになっていって、最終日を迎える頃には、自らがイベントと一体になっている。自分仕事ひとつになっていく感覚

こういう感覚は、仕事はもちろん、趣味活動だってある。精神的な意味で、自分とナニカが溶け合ってひとつになっている感覚である。そのナニカは、人によって違う。パートナーや仲間だったり、参加してる社会のものだったり、取り組んでいる事柄だったり、特定空間だったりもする。

ひとつ、少なくともひとつ大学に進学してよかったと思えるのは――これまでの人生で一番、没頭できるものを見つけられたことだ。これだけで大学に進んでよかったって、そう思える。

あとは、アニメがそうだな。それまでのアニメって、安っぽい作画が多かった。特に子ども向けアニメはそうだ。ポケモンはまだいいけど、デジモンとかはひどいものだった。この頃から、なぜかはわからないが綺麗な作画が増えていった。

どのアニメかは忘れたけど、女の子ドンパチやる系の朝のアニメで、必殺技ダンスバンクがあったのだ。サンバを踊ってたんだけど、最後に「ウー!マンボ」ってやるんだよな。「サンバなのかマンボなのかどっちなんだよwwwwww」と、当時は大笑いした記憶がある。

え、そんなもの面白いのかって? 当時はまだ20代前半である。箸が転んでも面白い年頃なのだ

https://anond.hatelabo.jp/20240502193040

anond:20240502100030

冨野節、軽く調べて見たけど文字で見る感じだと全然大丈夫なんだよなあ

そこそこいろんな作品で取り入れられているっていうかオマージュされてるというかそんな印象

たぶんセリフ単体ではなく映像演出とか効果音とか諸々合わせて複合的に何かあるのかなあ

真・富野節と偽・富野節との間にはそこまで長大な隔たりがあるというのか

これ、訓練したら克服できる物なのだろうか

2024-04-25

宝石の国一言表現するなら「一人セカイ系

自分モラトリアムにセカイ全てを巻き込み、セカイの全てを自分モラトリアム卒業するための踏み台にする物語

自己陶酔自己憐憫自己解決自己完結で突き進むどこまでも俺俺僕僕私私自自分物語

ポップカルチャーとの適当距離感も取れないまま大きくなった精神年齢中高生の中高年向け雑誌たるアフタヌーン煩悩の数だけ連載されただけのことはある。

「まだるっこしく小難しく語られ物語世界全てを巻き込み人類善悪を裁く長大SF」だが、とどの詰まりは「僕が僕という人間理解し、等身大気持ち世界と向き合った結果、あんなに空回りしてBIGなことを求めていた気持ちの内側が、愛情に飢えた赤ん坊みたいなものでしなかったことを認めるまでの物語」でしかないという。

セカイ系はセカイと愛する誰かを天秤にかけるが、その天秤にかける誰かさえ存在せずただひたすら「いつも苦しくて辛い僕の気持ち理解してくれないセカイに対して思い知らせてやるぞ」と意気込んでは何もかもを滅茶苦茶に壊し続けるだけという。

挙げ句世界からそんな自分を見透かされ、いいように役を与えられた役をそのままやりきって、気づいたら全員に置いてけぼりにされてたことに唐突に気づく。

どうしようもないほどに独り善がりで、悲しいぐらいに幼い主人公物語だ。

世界全てと自分を天秤にかけてアッサリ自分価値が勝ってしまうほどの強烈な自己愛のせいで、実際の世界を正しく認識できず自分認識するセカイの像に振り回されるがままに堂々巡る。

世界を正しく捉えることが出来てないか自分立ち位置も分からず、世界や誰かを鏡とすることで自分客観視することもずっと出来ないか自分が何を望んでいたのかも最期最期になるまで理解できない。

終わりのないモラトリアム、周りがとっくに卒業したハシカにずっとずっと悩まされ熱にうなされながら自分の心に映ったセカイの姿に振り回されるままに世界彷徨世界を敵に回し世界に利用されてセカイが壊れる。

世界相手取ってるはずなのにどこまでも完全な独り相撲、だけどそれに皆が付き合ってくれているからさも自然と噛み合わさせていただいていたことに後から気づいて赤面する気も失せていく。

強すぎる自己愛は世界を滅ぼすが、滅ぼされた世界は滅びたいから滅びただけで結局ガキ一人がどうこうしようが世界の行く末なんて何一つ変わっちゃいない。

しんどいな。

世界全部と引き換えにしなきゃ治る機会さえないようなモラトリアム

フォスは卒業したけど、読者のオタク共に世界と引き換えにモラトリアム卒業する機会なんてやってこない。

から読者のオタクはずっとずっと変わらずにモラトリアムのままで生きて、モラトリアムの中で死ぬんだ。

この話はこれでおしまいなんだ。

2024-04-17

ウクライナはチャシフヤールを守りきれるのか?

ロシアの底質な兵や装備による物量攻撃ウクライナ側の弾薬砲弾人員不足長大戦線においては馬鹿出来ないものだと認識を改めたわ。

2024-04-16

リニア中央新幹線って必要なの?

静岡県の川勝知事が辞任して、焦っているのはJR東海役員連中ではないでしょうか。

ここから先の遅れは静岡県のせいにできません。これから勝負というところです。

ですが、リニア中央新幹線って必要でしょうか?

Q. リニア中央新幹線って何ですか?

簡単に言うと、中央新幹線を、リニアモーターカーという方式で作ろうと言うものです。

中央新幹線とは何ですか?

中央新幹線JR中央線をなぞって作られる予定だった新幹線です。

ちょうど、東海道新幹線旧東海道本線をなぞった路線であることに似ています

元々は東京から山梨県甲府あたりを抜けた後、今の中央線のように、山脈を迂回、長野県諏訪市を通って木曽谷を抜けるAルート伊那谷を抜けるBルートの2ルート検討され、伊那谷を抜けるBルート意見が集約されていたと言う経緯がありました。

ところが、2010年頃に、JRリニア中央新幹線を作るに当たって、首都圏の大深度トンネルと、大規模山岳トンネルを使い、ほぼ直線上に結ぶ「Cルート」を提案沿線自治体もそれに同意し、建設が始まっています

そのため、リニア中央新幹線は、並行在来線に該当する路線が無い全く新しい路線という事になりました。

中央新幹線計画は、戦前まで遡れる計画です。初の新幹線東海道新幹線で実現しましたが、中央新幹線ルート日本初の新幹線になっていた可能性もありました。

さらには、その当時は長大トンネルではありませんでしたが、山脈を峠越えして直線的に結ぶというアイデアは当時からあったようです。

リニアモーターカーとは

リニアモーターカーとは、超伝導磁石で車体を浮かせると同時に推進すると言うものです。これはJR方式と言われ、

と言う特徴があります

中央新幹線リニア方式建設するというアイデアは、1980年代に決まっています山梨県にあるリニア実験線は、最終的に本線に組み入れられる予定で建設されています

しかし、実は鉄輪式で作ると言うアイデアもありました。ですが、最終的にCルートに決まったことで、リニア方式でなければ建設ができなくなりました。

現在ルートは、リニアモーターカーの登坂性能が実現を可能にしたルートです。鉄輪式の新幹線に比べて、リニアモーターカは坂に強く、加速が速いと言う特徴があることから、実現しました。

また、リニアモーターカーは加速減速が非常に早いため、Cルート以外の迂回ルートでも、最大で7分程度しか時間が変わりません。それぐらい優秀な方式です。

Q. なぜ新しい新幹線をつくるんですか?

大きくは3つの目的があると言われています

東海道新幹線バックアップ

東海道新幹線東京名古屋大阪旅客輸送で圧倒的なシェアを持っています。これを航空機で代わりにしようとすると、羽田空港が今の数十倍の規模が必要になるレベル輸送を担っています

ですから、これをバックアップするには、同等規模のシステム必要です。

これは、大きなメンテナンスができないと言う事も示しており、改善必要です。

さらに、JR東海はその収支のかなりの部分を東海道新幹線依存しており、これが長期停止するようなことになると会社の存続が危うくなる、と言う意味でもバックアップです。投資をして利益率が下がったとしても、事業継続性を高める必要があるのです。

ただ、以下の様な理由からバックアップ社会的必要性は低いという意見もあります

高速化輸送容量UP

東海道新幹線は既に増便数が限界に至っており、これ以上の増便ができない状態になっています

そして、実際にはかなり無理をして増便をしているため、柔軟な運行ができない状態になっており、災害などの影響を受けやすいと言う問題を孕んでいます

東京名古屋大阪輸送需要があまりにも巨大なため、それをこなすためにこだまなど各駅停車の便が遅くなっていると言う問題もあります

それを、最速到達手段の「のぞみ」をリニア移管することによって、輸送容量の向上を行おうとしています

中央新幹線沿線地域振興

これは言うまでもありませんね。新幹線目的です。中央新幹線が通る周辺は、高速鉄道飛行場空白地帯になっており、東京から時間距離ではかなり遠い土地になっています。それらをリニア中央新幹線解決していきます

Q. これで便利になるんでしょうか?

なります。以下に説明しましょう。

速度が上がる

品川から名古屋まで40分、大阪まで67分というスピードがあります。これは大深度地下トンネルを通して、大ターミナル駅である品川駅、名古屋駅、新大阪駅に直接乗り入れるため、相当に利便性が高くなります

乗り換え時間考慮されており、先行開業する名古屋駅では、リニア中央新幹線東海道新幹線の間の乗り換えは3分を実現する設計です。

品川駅では、山手線までの乗り換えが9分とされており、この数字は、東京駅において、中央線から新幹線へ向かうのと同程度の乗り換え時間ですから標準的な乗り換え時間と言えるでしょう。

高速鉄道が通っていない地域で大幅な時短利便性向上が図れる。

リニア東京名古屋大阪大都市間をノンストップで結ぶ便が通常になりますが、1時間に1本程度各駅停車の便が設定されてる予定です。

この、1時間に1本という数字は、成田エクスプレスなど一部の例外を除けば、多くの在来線特急と同等かそれ以上の便数です。

このように早くなることは、従来は宿泊を伴っていた需要が日帰りになってしまうといった問題や、ストロー効果と言われる問題など、負の面も多く考えられますが、利便性という面では間違い無く向上します。

Q. 新幹線乗客は増えるんでしょうか?

増えると思われます東海道新幹線旅客数は、コロナ禍の影響を取り除くと、右肩上がりで増え続けています

一般的コロナ禍は2020年からとすることが多いのですが、鉄道・運輸に関しては、2019年年末から影響が出ています。そのため2019年以降をコロナ禍の影響とすると、その直前2018年ピークで長期的なトレンドでは増え続けています

さら需要回復傾向にあります特に新幹線限定すると、2023から2024の年末年始はコロナ禍前の予約数10%上回っています

また、JR日本は、全線開業によって、東海道新幹線リニア中央新幹線輸送量は、2011年に対して1.2倍以上伸びるという予想をしています。ですが、実はこの予想、リニアが開通する前に達成されています

2010年東海道・山陽新幹線旅客数はのべ約2億人でしたが、リニアの直前2018年には2億4千万人と2割増加しており、目標を達成しています。今後も増加していくことでしょう。

Q. それはなぜですか?

様々に分析がありますが、コンセンサスが得られているものは内容です。

ですので、ここでは一つの説をご紹介します。

ある説に寄れば

一方、インバウンドにその理由を求める方もいますが、実はインバウンド旅客数は、全体に影響を与えるほど大きくはありません。

Q. 総工費はいくらですか?

最新のJR東海資産では、7兆円となっています。ただし、既に二年前の発表なので、今は更に増加しています

更に工事の遅延や問題の発生などがありますので、東京名古屋間だけで10兆円を超えるのでは無いかと言う指摘も一部でなされています

一方で、運賃は、東京大阪間、東海道新幹線に対して+700円程度と言う話は堅持しています

Q. リニア新幹線黒字になるんでしょうか?

単体では黒字にはなりません。何故ならば、東海道新幹線という強力なライバルいるからです。

しかし、単体で議論する事に意味は無いです。JR東海は、リニア中央新幹線は、東海道新幹線と一体運用利益を出していくと言っています

例えば、リニア中央新幹線黒字にする最も簡単方法は、東海道新幹線廃止する事です。ですが、そのような事に意味はありません。

先ほど乗客は増えるのか?の質問に対して応えたように、需要は堅調に推移していますから計画通り進むでしょう

Q. では何のためにやるんですか?

まとめると

と言うことになります

なお、リニア中央新幹線トンネルが多いと言う事で、崩落したら困るから被害が大きくなる、と言った心配がなされていますが、設計的に強度は担保されているという事、またトンネルそもそも地震に強いため、そのような心配ほとんどありません。

また、リニア中央新幹線は浮上しており、強力な力で保持されているため、浮上しているなどから、鉄輪式よりも地震には強い方式です。

もし停電になっても減速に従って着地するので、急に落下するというようなことはありません。

少なくとも、震度6弱程度でおかしくなるようなことはありません。

Q. でもリニアモーターカー技術大事ですね?

日本リニア技術は既に最先端ではありません。特に中国で盛んに研究が行われており、新しい方式も考えられています

ですが、実際に実用として実装仕様とする試みは、最先端を言っていると言えるでしょう。

また、JR東海日本政府などは、アメリカなどに売り込みを図っていますが、まだ正式に決まった計画はありません。これはまだ商用で動いているものがないからです。まずは国内での事例確率に力を入れていくことになると思われます

また、JR東海意向安全保障上の理由として、かつての情報漏洩の教訓から中国など東側諸国に対して輸出することは現状、有り得ないと思われます

Q. JR東海経営大丈夫ですか?

つの切り口があります

リニア中央新幹線によって最大の経営リスクが取り除かれるため、経営は安定するようになるでしょう。

JR東海財務状況を見ると、東海道新幹線への依存が非常に高い状態が続いています。他のJRのように不動産などはあまり伸びていない上に、都市圏路線が手薄です。

一方で、JR東海は、他のJRに比べて廃線などを行わず、維持する方向で経営を進めています。これは、新幹線で得た利益地方路線を維持していると言えるでしょう。

この状態で最大のリスクは、大規模災害などで東海道新幹線が動かせなくなることです。これが解消できることで、経営上最も懸念される問題点が緩和される事になります

最大の問題は、資金です。JRは当初自社資金のみで実施すると表明し、社債を発行、金融機関融資を実行する予定でした。その返済計画は非常に堅調なもので、東海道新幹線が生み出す現状の利益でも無理なく返済できるような計画でした。

しかし、その計画でいくと、リニア中央新幹線は、名古屋まで開通した後、負債を減らす期間をおいてから大阪延伸に進むと言う計画になっていました。

その状況に、リニアが開通することで、名古屋東京事実上一体の経済圏形成することになる(何しろ品川から山手線の反対側にいくのと同等の時間名古屋まで来れてしまます)事に危機感を持った大阪周辺の政治家経済界要請により、国が財政投融資によって低利の資金供給する代わりに、前倒しすることになっています

このようなことから、今回の財政投融資は、かつて特殊法人などに資金供給した「第二の予算」とは性質が大きく異なるものであることがわかります

Q. でも今さらやめられませんね?

もちろんです。辞める理由はありません。

ただ、技術的や制度的には大きな課題が山積していて、本当にできるかどうかは、まだわかりません。

以下に挙げます

金銭問題人手不足などは、時間資金のかけ方次第ですからどうにでもなると思われますが、技術問題はなかなか解消が困難です。

最も困難だと思われるのが、大都市圏の大深度地下トンネル技術的な問題です。ここが最も時間がかかるとしていて、真っ先に着工したものの、進捗が芳しくありません。

一方で、山岳トンネル技術的にも安定した工法採用しているため、比較的進捗は良いので、ここは致命的な問題にはならないと思われます

しかしたら、2034年に、神奈川県相模原市車両基地から岐阜県駅or名古屋駅の間の先行開業というようなこともありうるかも知れません。品川駅までは大阪延伸と同時期ぐらいまで延期はありそうです。

Q. 順調に遅れてるけど、いつ頃までに完成すると思う?

JR静岡工区のことを強調しながら、2034年以降と言っていますが、それ以外の工区でも遅れが出ています

近隣自治体には、正式2032年完成予定といった線表が通知されているそうですので、計画では2032年にできる様な線表で進めつつ、もう2年ほど安全マージンを取っているものと思われますので、早ければ2032年、遅くとも2034年キーになり、首都圏大深度地下トンネルという最難関の工事が遅延した場合、部分開業検討するのでは無いでしょうか。その時点で名古屋まで開業しており、首都圏トンネルの完成目処が立っていない場合は高確率で部分開業へ舵を切ってくると思われます。1

また、関係者そもそも2027年にできるなんて誰も思っていません。予定通りだった山岳トンネルコロナ禍で1年半近く事実上工事ストップしていましたし。

Q. なんで専門外の経済学者が突然意味不明のエントリーを上げたの?

さあ?

2024-04-14

日本ローカル線も、外国長大路線のように曜日限定運行を取り入れてみては?

赤字路線では、減便だけでなく、特定曜日だけ運行するといった方法がある気がする。

そうすれば、赤字路線はまだ廃止しなくても済むかもしれない。

土日以外は運休、みたいな運用をすれば、観光客相手にして赤字額をおさえることができるだろう。

なので、赤字路線からといって、路線廃止絶対に行うべきではない。観光路線に特化すれば良い。

2024-03-26

松本人志

笑いの天才松本人志は、イキった男性権力者支離滅裂な主張を繰り返し、挙句の果てには情けなくお涙頂戴するコントを、昨年末からリアルタイムでやってんのな。

これに気づかない情弱自称お笑いファン芸能通が多すぎるわ。俺らは壮大かつ長大コントをみせられてんのよ。

2024-03-18

ハゲ漫画に「白ハゲ漫画」って名称がつく前から、一貫して、白ハゲ日記マンガを書いてきたワイ、この間、何が人の琴線に触れたのかよく分からないけど、プチバズした。

しかし、そうなると「今になって白ハゲ漫画描いてるとか、この人の感性終わってんな」っみたいなクソリプやクソ引用ポストがつくようになった。

知らんがな、ワイはずっとこの創作スタイルやったんやと思うんやけど、中には「絵が汚くて見る気が起きません。もう少しネットの外で絵を練習してください」みたいなことも言い出されはじめ、そこに同意見の長大リプライリー形成される等、治安が終わり始めており、しばらく鍵垢にしようかなと思い始めている。なんだかなー。

anond:20240318142653

あいつら鬼畜だぞ。ぶっころがしたい

  • 手当たり次第に果樹を食い散らかす。
  • タマネギすら食うようになって手に負えない。
  • 食わないくせに娯楽のために田畑を荒らす。
  • 空き家の中に侵入する
  • 群でやってきて台風のように行動する
  • 山と人里の間を明確に区切る大型の柵、コンクリ基礎の支柱、地面以下は金属矢板打ち込み、高さ2.5m、上に有刺鉄線と電気柵を儲けた長大な柵があるが、一部やむを得ない開口部を知っていてそこで出入りする
  • 柵内に点在した荒れた山などに住み着き、そこで群ができている。
  • 畑ごとに囲っている防護策を群で連携して超えてくる。丈夫にしてあっても、月単位で繰り返し破壊活動をして最終的に壊してくる。

他にもイノシシハクビシン、鹿が出る土地だが、悪質性ではサルトップ

なのにサルが最も厳重に保護されてんだよ。許せねえ。

2023-12-31

日本にもニュルブルクリンクみたいなサーキット欲しいな。

各地から色んなレベルの車好きが集まって走行を楽しめるような長大な長距離サーキット

前澤さんあたりがつくらないかな?

2023-11-12

ロイヤルあれの広告

以前からウザ広告代表格みたいな存在だった王様

実はこれ小まめにウザさを増して常にパワーアップを続けているのだが、さっき遭遇したものはとんでもない事になっていた。

・まず広告が30秒ほどと長大

広告終了後に右上の矢印ボタンを押すことを強制される

・仕方なくタップすると5秒カウントが始まりカウント終了後にアプリ誘導画面が自動でポップするので左上の完了ボタンを押してポップを消す

・するとまた5秒カウントが始まる

・ようやく右上に×印のボタンが出る

さすがに規制必要というレベルに達しているのでは…。

2023-11-08

anond:20231108004144

序盤でルール提示して、そこから逸脱しすぎない発想で物語を決着させるのは俺も好き。

クラークとかアシモフあたりはそういう作品が多い印象(そうじゃない作品もあるけど)

クラークの『楽園の泉』『渇きの海』『太陽からの風』あたりのアイデア一発勝負な感じはミステリに通じるものがあって好き。

最近のだと伴名練『なめらかな世界と、その敵』、小川一水ツインスターサイクロン・ランナウェイ』みたいなライトなのも良い。

世界心理的ものにたどり着く展開は、俺理論なんだけどそこに説得力があると感じれば楽しめるんだと思う。

共感できなかったり、長大すぎて理解放棄したりしちゃうと辛い。

個人的にはスペースオペラみたいな壮大な話もあまりきじゃないので、アンソロジーとか短編集ばかり読んでる。

『2010年代SF傑作選』『日本SF臨界点』みたいな最近出たアンソロジーで好きな作家を探してみるのはオススメ

2023-10-25

anond:20231025210723

ワイの言ってる非モテは第二段階の話だったのかもしれん

原初非モテは既に長大心理的WALLがあるから、それをまず取っ払うには…顔面良くするのが手っ取り早いのかなあ

2023-10-23

表現の自由が嬉しい階層と嬉しくない階層がある

表現の自由は大切、というのはまあ大雑把な話としてはほぼ頷く人が多いだろう。

だが多少細かく考えると、表現の自由が強く保護されている方が嬉しい層と、制限されている方が嬉しい層がある。

強者制限されている方がいい

国を運営しうるような人たちや、長大企業経営者などだ。

これはまあ言うまでもなくて、国民全体の自由は縛られてる方が自分たちへの批判も潰せて、支配を盤石にできる。

制限ルール決め事態に、この層にとって都合のいい意図が入れられるし。

強者自由な方がいい

おおむね一般の人。

そこそこのお金持ち層から中流の少し下の庶民まで。

この人たちは、表現の自由があったほうが支配階級からコントロール抵抗できるし、娯楽なども自由にあった方が楽しめる。

弱者制限されている方がいい

一応社会に参加はできているが、苦しみや悩みが多い層。

経済的にはひとつ上の強者と重なっている部分があるが、抱えているストレスなどが強く、心身が弱っている。

世の中の表現の自由度が上がれば、猥雑、暴力的、悪意的な表現も増える。

一般庶民は、そこから受ける刺激を受け流す余裕があり、その上で自由メリット享受できるが、この層は刺激に耐えられず苦しむ。

管理された安全さがほしい、という感じで、ある程度まで表現制限があった方が嬉しい。

弱者自由な方がいい

社会にほぼ参加できていない層。

存在に気づかれていなかったり、タブーになっていたりするアウトサイダー

声を上げなければ存在要求理解してもらえないが、その声はしばしば社会内部の人間にとって不快で強く刺激的な内容になる。

表現管理ルールが作られる時も、NG側、危険側に入れられやすい。

よって自由を求める。

2023-09-22

八重津の鉄骨5本落ちの事故

  • 梁が重かった
  • 取り付け先の柱が曲がってた

などの可能性はあると思う

18メートルの柱スパンなんて、格納庫でもみかけない

長大鉄骨梁の規則はたぶんないね国交省

270mの宇品大橋はどうして落ちないか、よく考えたら謎

ゼネコン建築事故博物館をたてて、収益を遺族に寄付したらどうかな

メディアはなかなか報じないからさ

2023-09-16

anond:20230909151153

相手議論無関係であろうツイート等も長大資料から議論関係ある要点を抜き出す手間かけさせるくせにこういうやつにかぎって抜き出した要点ミスってると手ひどく批判するクズっぷり

まともに議論したいなら冗長文章だらけのurl貼って終わりじゃなくてどこがお前の言いたいことを仮託してるか抜き出すぐらいの真摯さぐらい見せたら?

2023-09-11

anond:20230911075055

増田長大なツリーを作ってるレスバとか、当人たち以外で読んでる人おるん?

2023-08-18

anond:20230818005928

100話だとかを視野に入れて世界観テーマの作り込みとか悠長なことを言ってられないのが少年誌連載漫画現実

3話相当60pくらいまでに読者の心を掴めなければ打ち切りコース長大計画は日の目を見る事はなかったという事態が100話続いた漫画の100倍くらいの頻度で発生してる

描きたい世界テーマから、現状考えうる最高のものをその分量までにぶつけた後にしかその後はないので、最高のキャラエピソードで最高の結末を読み切り分量で描き切る覚悟が最重要で、それが出来てはじめて増田の書いたような事が評価対象として浮上してくるというか、俺は好きだ俺は気に食わないという感想対象になれるのである

2023-08-13

シェリーフェンプラン第一次大戦前に策定されたドイツ帝国の対フランス侵攻作戦計画である

当時のドイツは地勢的に西にフランス、東にロシアと挟まれており、

戦争が起こった場合には東西つの戦線を抱えることになり、

そのような状況は絶対に避けねばならなかった。

これを現代で例えるならウクライナロシアと戦いながら、

さら西側ポーランドなりハンガリーなりとことを構えるようなものである

そのためにシェリーフェンプランでは、

フランスへ速攻でもって6週間以内にパリを陥落→降伏させ、

その返す刀で東部戦線ロシア侵攻を撃退するということを

その作戦の骨子とした。

これは当時のロシアの未発達な鉄道網を考慮したもので、

ロシアで総動員がかかっても戦線形成するまでに

2ヶ月程度のタイムラグが発生すると予測

その時間差でもって両国対応するという計画である

かなり無理のある計画のように思えるが

しか普仏戦争では実際にパリを陥落させてフランス降伏させた結果として

プロイセンドイツ帝国を建設しており

決して夢物語と一蹴出来るものでもない。

ただ実際の第一次大戦では、

このシェリーフェンプランをもとに修正された少モルトケ作戦計画で持って

フランス侵攻が行われたが戦前には予測できてなかった様々な障害により

フランスへの侵攻は停止し塹壕線が形成されることとなり

またロシアの予想以上に早い動員によりドイツ帝国は東西長大戦線を抱えることになる。

(これは余談になるがアニメ幼女戦記では

このような極めて困難な状況である両正面作戦主人公が属する国家意図的につくりだしたものである

アニメの中の説明ゼリフ的な作戦会議で語られていたのだが

あれはどういう設定によるものだったのだろうか?)


この作戦計画欠点軍事的観点を優先するあまり

政治考慮していないことだ。

本来政治の延長としての戦争であるべきなのに、

戦争のために戦争を起こそうとしている。

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