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2024-05-31

性格良ければいい そんなの嘘だと思いませんか?

タイトルに書かれた一文は、『ロマンスの神様のものだ。

軽やかな曲調だが、上記を筆頭に「年齢 住所 趣味職業 さりげなくチェックしなくちゃ」だとか「笑顔も素敵 真顔も素敵」といったように、その内実は“身も蓋もないロマンスである


さて現在性格重視で結婚した増田が注目されている。

この話の胡乱さについては不問とする(そもそも匿名の場で、真偽を前提に語ること自体が野暮である)。

ただ一つだけ確かなことは、件の増田は“高学歴だとか高収入だとか、そんなものよりも遥かに難しい条件でパートナーを探していた”ということだ。

“様々な懸案要素がありつつも結婚したい相手”と巡り合う、そして自分自身がそう思ってもらえる。

それは実際のところ、金を稼ぐだとか美容に注力するだとかタワマン住まいとかよりも過酷だ。

なぜなら性格の良し悪しや好き嫌いなんてもの漠然とした、ブラックボックス化された部分だからだ。

「住めば都」なんてのは実際に住んでからの話であって、現実にはまず家賃だとか間取りだとか立地だとか築年数を考える。

それ以外の様々な要素を複合的に加味し、優先順位をつけるにしたって目の前に具体的なものがなければ考慮に値しない。

この増田場合、その“具体的なもの”が偶然そこにあった結果の産物である

それを、さも仕方なく妥協して、その他はどうでもいいといった風にいうのだから人が悪い。


ロマンスの神様』において、主人公は身も蓋もない理由で人を選び、トントン拍子で関係は発展し、結ばれることになる。

そして「ロマンスの神様 どうもありがとう」という。

自分自身でもなく、恋人相手でもなく、出会い感謝する。

結ばれた時も、人事ではなく天命感謝する。

主人公なりに努力はしたであろうに、自分は運がいいだけだったと謳うのである

しかし、件の増田神様のどちらが現実的か敬虔かなどと論じることに意味はない。

どちらも結果に対する後付け解釈、いや、それ未満のミクロ的な物語しかいからだ。

赤の他人からすれば、そこにロマンスは窺えてもノウハウ存在しない。

せいぜい、こういうエピソードを肴に現実婚活独身を腐すようなマネだけはしない、そう心掛けるのみである

恋愛結婚に限らず人間関係の「上手くいった(いかない)」という話は、およそ数百文字で収まるようなものではないのだから

2024-05-29

anond:20240505100647

https://anond.hatelabo.jp/20240505030127

ユダヤ教キリスト教イスラム教、この区別もできないガチバカがいるのに驚愕したのでいちおう書いておく

この程度は分かっているよ馬鹿ッ、と言いたげな増田多数派の智者には申し訳ない。 一番最初に書いておくが、この区別がつかない奴はさすがにバカすぎるので反省したほうがいいぞ。 まず最初に出てきたのがユダヤ教で、これは旧約聖書聖典としています。 主役はノアの箱舟で有名なノアノア神様から十戒の石板として戒律を与えられ、それを元にユダヤ人を導き、約束の地エルサレムに到達するお話。 これは民族主教としての色合いが濃く、ユダヤ人以外はだいたいクズとして扱っています神様が愛したのは敬虔ノアとそれに繋がるユダヤ人だけ。 それ以外は異教徒なんで適当地獄ぶち込みコースです。 基本的には、ノアが授かった戒律を重視する宗教なんですね。 アダムとイブから始まる「原罪」を人間は背負っているから、その罪の意識と共に戒律を守って生きましょう、という宗教。 当然、いろいろ制限が多い。 それに対するカウンター

2024-05-14

ヨーロッパ移民政策は戻れない所まで来た

イスラム教にはとにかく母親大事にする教えがあるよね。母親にさえなれば天国へ行けると教えられてる人もいる。

どんな民族であっても教育が進めば出生率は下がると言う人がいるけど、イスラム教徒は別かも。彼らは自分のために子供を産んでいる。もちろん生まれてきた子は大事にするだろうけどね。そしてこの世は全てアッラーの思し召しのまま。移民として他国へ移り住んでも彼らが感謝するのは受け入れ国ではなくアッラーから

こういう人々が入ってきたら人口比がどうなるか、賢い欧州人はわからなかったのかな。私は学はないけど自国民貧困犯罪危険さらしてまで移民を歓迎してお客様扱いするのがおかしいのははっきりわかる。北欧なんてただでさえ人口少なかったから、数十年後にはイスラム教徒のほうが多くなるだろう。イギリスドイツも似た道をたどってる。数々の戦争でも破壊されなかったヨーロッパ歴史的な町並みは増えたイスラム教徒によって作り変えられてしまうかもしれないし、キリスト教教会も減ってモスクになってしまうだろう。一番悲しいのは、移民による犯罪むちゃくちゃな物価高騰の犠牲者は全て貧しい市民ということ。議会でこれを決定した人たちは痛くも痒くもない顔で笑っている。イギリスでは保守党大敗したよね。今さら労働党政権になったところで一旦受け入れた移民を追い返せるとは思えないけど、今まで削減され続けた社会保障は復活させてほしい。

本当に教育ってなんだろうと思うわ。高い教育を受けて多額の議員報酬をもらってる人たちがこんなことをして、国民もそういう人たちを選挙で選んでしまうなら、教育にはなんの意味があるのか。イスラム系移民が増えたほうが政治家には都合がいいの? 人権擁護派全体に言えることだけど、そんなに移民を歓迎したいならまずは自分ちで一家族養ってほしい。フルタイム仕事がありながら家を失うレベル家賃高騰も絶対おかしい。世界中本当にヤバい

女性教育を受けさせず就労制限して子供だけ産ませるのが人口やすには正しいということが証明されてしまったね。イスラム教が悪いわけではないけど、彼らの教義は強すぎる。敵を愛した結果滅んでいくなら敬虔キリスト教徒には本望かもしれないけど、一般市民には悪夢だろう。欧州支配者層は今後も増えていくイスラム教徒をどうするつもりなのか真剣に訊きたい。

2024-05-07

anond:20240506163009

殺伐とした世界に空飛ぶスパゲッティモンスター教登場。みんなでヌードル神をあがめ敬虔パスタファリアンになりましょう。

2024-03-28

こういうストーリーはどうだろうか?

大谷水原通訳マネージャー以上の関係大谷財産は実質二人の共有財産だった

しかし、大谷の親は敬虔キリスト教信者大谷がそういう属性の人であることを親にバラしたくなかった

そのため大谷関係を隠すために偽の妻まで用意した

このタイミング結婚を報告したのも賭博の件で捜査が進んでいることを事前に察知し、今回の件で操作のメスが大谷水原関係まで及ぶことを恐れたか

肩代わりとか盗難とか主張が二転三転したのも「ただ共有財産を使っただけ」という真実を隠すための拙い言い訳

莫大な財産赤の他人に任せているなんて異様?水原赤の他人ではないのだ、ただそれは隠された関係

彼らは別に誰が捕まろうと、世間から非難されようとどうでもいい

二人はただ誰も知らない二人の秘密関係を守る、それだけのために動いている

2024-03-20

anond:20240320213440

真面目に増田は愛のない世界に生きていないからでは? 

これも基準値が高すぎたひとつだった模様

 

あと宗教的文脈でなんか言っているのもあると思う

例えば、スーザン・ボイル貧困よりも未婚のままで終わるの怖いって言ってたし

彼女敬虔クリスチャン

2024-01-23

パルワールドは仁藤夢乃日本文化潰しの一貫で作らせた

パルワールドは明らかに任天堂潰しを狙い、悪意を持って制作されている

任天堂といえば日本世界に誇る会社

日本の有名なエンタメを潰す・・・これは近年盛んに行われている

ジャニーズ潰し、歌舞伎潰し、宝塚潰し、吉本潰し

これが次々と起こるのはただの偶然ではない

仁藤夢乃、そしてナニカグループ日本文化を潰すために動いている

パルワールドはその計画に連なるもので、日本代表するゲーム会社を潰すためだけに作られた

確実に仁藤が絡んでいる

パルワールド会社代表の経歴が実に臭い

代表の溝部はJPモルガン証券勤務経験がある

JPモルガンといえば創設者は金にあくどく法すれすれの悪事を重ねた末、晩年になって死後の世界を怖がり敬虔キリスト教徒となった

仁藤は言うまでもなくキリスト教徒であり、日本キリスト教を通じて溝部と何年も前につながっていたのだろう

公金チューチューして集めた金で日本企業を潰すためのゲームを溝部につくらせた

パルワールドモンスターデザインは明らかにポケモンパクリ

普通デザイナー名前を明かすのに、溝部はデザイナー女性であるとだけ明かしているが名前を出していない

これ、仁藤だろ

仁藤がポケモンを素材にしたAI絵で出力したのがパルワールドモンスター

公金チューチューの調査の中で、仁藤はパソコンを購入したのにエアコン誤記するという意味不明不正をしていた

パソコンを買ったとバレたら困るから誤魔化したのだ

AI絵をつくるための、溝部とつながっている証拠になってしまう高性能なパソコンから

任天堂自体を重く受け止めて調査に乗り出すべきだ

放っておくと社長レイプされたとか言い出す女がいきなりわき出てくる流れだぞ

2024-01-20

屋根裏部屋の花たち」のwikipedia映画中心で描いてて原作やらドラマ化について全然書いてない

そのうち加筆しようと思うけどちゃんと調べるため読み返すのもなかなかだるい

数年ログインしてないしwikipedia文法忘れちゃったし

そのうち誰か書いてくれるかもしれんが

・ざっくりネタバレあらすじ

普通に幸せ暮らしてた両親+4人兄弟が、父親の死によって金無し貧乏になり、母の実家に戻ることになる

二子にして長女の女の子主人公

実は父母は、「叔父と姪」という許されざる関係の末に駆け落ち結婚していた

しか叔父不倫によってできた忌まわしき婚外子のため、祖父主人公の/母の父にして父の兄)はガチマジで二人の関係にいまだに激怒してる

祖父敬虔キリシタンでもある

大富豪である祖父は今病気で死にかけており、死ね遺産相続できる

死ぬのを待ち、母は4人兄弟屋根裏部屋にしばらく隠す(祖母や一部の使用人は4人のことを知っており、食事など運ぶ)

祖父は帰ってきた母を喜んで受け入れ、「あんな男と結ばれていたのは許せないが、近親相姦の子をつくるという禁忌までは犯していなくてよかった」と喜んだ

兄弟らは母が外に出してくれるのをじっと待ち続けていたが、母は豪奢な実家での暮らしに「ここが本来私のいるべきところだわ~」と浮かれ、次第に子供のことなんかどうでもよくなる

祖父がようやく死んでフリーになっても、子供たちにまだ生きていると嘘をついて屋根裏に閉じ込め、新しい恋をしてそちらに夢中に

から隔離された生活の中で長男と長女は同世代の異性が他にはいいからと近親相姦してしま

やがて末っ子病気になり、必死に手当するも医者にも見てもらえない中で死亡

3人は母に見切りをつけて屋敷から脱走

その後シリーズ化し、外の世界バレエやったり医者目指したり、他の相手恋愛するも結局長男と長女は夫妻になったりする

近親相姦の各媒体ごとの違い

原作では、美貌に自信があり年頃になったら恋愛したりしたいわ~と憧れていた長女が、そんなことできない屋根裏部屋の生活に不満を持つ

無邪気を装って、女性的になっていく自らの下着姿を兄に披露し、兄が恥じらう顔を見て「私ってやっぱり女として魅力あるよねー」と自尊心を満たしたりしていた

兄は長女にむらむらしまくるが妹相手なのでがんばってまともな兄のふりをしているが、同年代の子普通に学校に行けてる時期にまともに学べないストレスなどでだいぶ精神をやられている

色々あって兄は長女を強姦してしま

しかし長女の方も散々兄をたぶらかす振る舞いをして追い詰めていた自覚はあったので、互いに許し合う

この時点で兄17で妹15ぐらいだっけな?もっと前後してるかもしれない

映画では近親相姦設定展開はカットされ、普通に仲のいい励まし合う兄と妹

クソみてえな母親世間告発し、母親は死に、スカッと終わる

ドラマでは、兄と妹は強姦ではなく互いに求めあった結果として肉体関係を持つ

他は概ね原作準拠

2024-01-12

敬虔から私が言ってやるんだけど男女で体型違うのってザ・クリエイター差別思想が滲み出てるよね

特に女性身体露骨女性的に創ってるのがほんと無理

https://togetter.com/li/2292999

2024-01-11

「地下のナマズが暴れると地震が起きる」説はいつごろ廃れたのか、について調べていた

おおよその流れは掴めてきたので一旦ここにまとめる

結論から言うと、明治元年1868年)ごろから急速に地震信仰は失われたと思われる

天保元年ごろ(1830年ごろ)

高野長英蘭学者

『泰西地震説』を執筆

オランダ辞典をもとに、地震がなぜ起きるかを科学的に説明した内容を翻訳した

安政元年(1854年

安政の大地震

鯰絵が大流行した

しかし「鯰絵が流行した=民衆地震の原因を鯰だと信じていた」と等号で結んでいいのか?という点はちょっと怪しいと思っているのだが……

というのも江戸時代末期の時点で、江戸の町民はお化け妖怪実在をどうやらあまり信じていなかったように資料を見ていると思えてくる

お化け妖怪実在を信じない人が地下の大鯰を信じるというのは不自然に思える……という感覚21世紀に生きる人間感覚だろうか

『泰西地震説』が世に出ておおよそ20年後出来事

『泰西地震説』は学者が読むような専門書で、一般民衆にはあまりまれなかったのだろうか?

江戸時代にもいくらかは民衆が読むような蘭学書が流通していたようなのだが、地震の原因を科学的に解説するようなものはなかったのだろうか?

当時は陰陽五行思想を信じる人が多かったはずなのだが、この思想では地震をどのように説明している?

ここは特に追加調査必要

鯰絵について語られた本でKindleで買えるものが無いため、追加調査図書館本屋資料を入手してからになる

明治元年1868年

小幡篤次郎、後の慶應義塾長、『学問のすゝめ』を福澤諭吉と共著した人物

天変地異』を執筆

小学校教科書にもなった本

雷、地震彗星、虹といった自然現象に科学解説を行った本

地震原理について、『泰西地震説』で解説された内容とだいたい同じ説明がされている

こういう本をわざわざ出版する必要があったということは、これに書かれた知識は当時広く知られていなかった……とみることができるか

明治元年でいきなりこんな教科書を出すとは正直驚きを感じる

西欧に追いつこうという強い意欲が見える気がする

明治初期の就学率は今と比べると低くはあるが、この本によって一部の若者に対して啓蒙が行われた

これによって明治に生きた若者地震鯰を迷信と見なすようになったのであろう

明治に書かれたエッセイ新聞記事を探したい

「私の父は地震鯰のような俗説を信じていてやれやれだ」みたいな記述がこの時代にもし存在すれば嬉しいのだが……

また、教科書ではなく大人が読むような啓蒙本はどのようなものがあったのだろうか?

追加調査必要

民俗学方面からばかり攻めていたが、明治維新に関する読み物を探すのもありか?

明治13年(1880年

横浜地震

M5.5程度で揺れはそこまで大きくなかったようだ

この地震体験したジョン・ミルンというイギリス人地震研究に関心を持ち日本地震学会を創設した

明治24年(1891年

濃尾地震

安政の大地震以来の巨大地震という言及が当時の新聞にある

科学者が地震調査のため派遣された、のような記事新聞に載っている

大正12年1923年

関東大震災

このときいくらかは鯰絵が描かれたようだ

ただ「鯰絵が描かれた=民衆地震の原因を鯰だと信じていた」にはならないだろう

大正15年(1926年

井上江花、新聞記者

『江花叢書』第1巻

当時のエッセイ的な読み物

関東大震災に対する四方山話からの流れで「地震と大鯰」という題が名付けられた項がある

一部引用する

鯰説の根拠は物識りに聴かなければ確かとしたことは分らぬけれども、志那傅來であることだけは疑ひもない。大地の下には大鯰が生棲して、平生は辛抱強くじつとして動かぬけれども、どうかした拍子に其の尾鰭を動かすと大地が震動するのであると云ふので、我邦では正直に之れを信じ、

「正直に之れを信じ」という表現から、今は信じる人はいないというニュアンスを読み取る

1926年時点で安政の大地震はおおよそ70年前くらいか

「おじいちゃん子どもの頃は地震の原因は鯰だと思っていてね」と語る人がいてもおかしくない年数だ

科学とか西欧合理主義流行った結果、地震信仰のような俗説が廃れたんだろうなあ

ひと段落したら明治大正を生き延びた俗説で何か面白いものがないか調べてみたい

あと、柳田國男著作をまだどれも読んでいない

先に読んだ方が民俗学視点が備わって調査の全体の見通しがたつかもしれない

日記

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明治時代より前の時期の日本において、「なぜ地震は起きるのか?」のような原理の解明を目指した学者がどうにも見つからない

あるいは調べ方が悪いのか……

幕末日本人は地震ナマズを信じていなかった、ではいつ頃まで信じられていたのか?

あるいは最初からモノの喩えだと認識していたのか?

もしそうだとすると「地震の原因がナマズというのは俗説だ。本当はこのようなメカニズムだ」という探求が行われていてもいいではないか

そういった研究痕跡を見つけることができない

見つけることができない以上、ナマズ説を信じていたのかもしれないと消極的にだが認識せざるをえない

儒教においては「陰だか陽だかの気が地面から噴き出る時に地面が揺れる」のような説明がされているらしい

日本儒学者はそれを信じていた?だとすると江戸民衆のその説をどの程度認知していた?

あるいは「ナマズが原因ってことはないだろうけど、本当の原因が何かと聞かれると分からんなあ。詳しいことは学者先生に聞いてくれ」というスタンスが大多数か

日本人の宇宙観を調べた時にも思ったが、当時の天文方観測と暦の作成にばかり注力していて「なぜ?」という問いを立てない

調べることだらけだ、学生の頃に日本史や世界史選択しておけばよかった

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施政者が失政すると地震が起きる」みたいな思想もある

また、火山雷雨地震の3つセットを司る龍神がいるという信仰もある

ナマズじゃなくても結局別の信仰になってしま

ナマズが俗説ってそういうこと?

まり俗説でない主流の説は鹿島神だとか龍神に原因を求める?

この観点でも調査

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本屋に行ったが鯰絵関係の本が一冊もなく購入できなかった

しかし『陰陽五行日本民俗』という本を購入

陰陽五行について何も知らないに等しいので勉強しなければ

しか本来本業に関する勉強をして給料を増やす努力をすべきなのだろうが、仕事関係ない本ばかり買って読んでしま

悲しいね

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トラバブコメにあまり反応しないようにしているのだが(そこそこの確率不毛なので)、今回は必要を感じた

鯰絵はアマビエブームと近いものを感じるという意見には強く同感

ただ、いろんな本や資料に「昔の日本人は本気で地下にいるナマズ地震の原因だと信じていました」と書かれているんだよな……

これに強い疑いを抱く

しかし、アマチュアの私が思いつくようなことをプロ研究家が思いついていないわけがない……

なにか根拠があるはずと信じる

あと、この日記以外に書いている場所はない

清書の予定は……調査がひと段落したときにあるいはありえるかもしれない

追加調査資料入手待ちとか頓挫とか色々な理由でできていないことが多い

追加調査の結果を追記しようとすると買った本の内容丸写しみたいになりかねず、倫理的にどうなの?という気分を拭えず自分の中だけで調べた結果を味わうこともそこそこある

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先行研究

記録表現にみる中世日本の地震認識

ナマズ地震が紐づけられる以前の地震認識

断層沿いに立地する神社とその周辺環境に関する研究

近世地震認識記述がある!これをベースに調べるのが最善か

江戸時代の宗教観と芸能の盛行

幕末明治海外の人から見た日本人の宗教観記載がある

神や仏に敬虔祈りを捧げない一方で迷信深い、この点は現代日本と地続きに感じる

この庶民信仰の深部に最も接近した欧米人は、明治来日したアメリカ女性教育者アリスベーコンであろう。彼女は「村を見おろしている岩の頂上は天狗が作った」。「天狗はもうこの森から去って今はいない」。さきほど「山の神様の使いである大きな黒蛇が、いましがた、ここを通った」と説明する陽気な老女に接し、「神秘不可思議事物に対する彼女のかたい信念は、かしこい人々はとっくに脱ぎすてているものだけれど」、「すべての自然が深遠な神秘に包まれている文化のありかたへの共感私たちの心に湧きあがらせてくれた」と表した。

考えてみれば迷信深いお婆さんは昔は迷信深い若き女性だったかもしれないわけで、幕末だとその考えがスタンダードだった可能性があるわけだ

この引用箇所は別の文献から孫引きになるのでこういうことするのは本当はよくないのだが……

該当箇所は『逝きし世の面影』という本から引用……kindleあるじゃないか、買います

これを書いた渡辺京二という方の著作はすべて読んでもいいかもしれない

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現代を生きる信心深いキリスト教徒にとって「神は実在する」と「妖精/人魚/ドラゴン実在しない」の考えは矛盾なく両立するのではないか

(「実在」という言葉定義をしっかり言語化しないととまずい気配を感じる……)

同様に幕末江戸町民にとっても「神/仏/龍神/大鯰は実在する」と「妖怪/お化け実在しない」の考えは矛盾なく両立する可能性がある

ここらへんは本当に現代日本パラダイムに考えが支配された人間にとって想像しにくい領域

2024-01-08

敬虔クリスチャン処女結婚した東大名誉教授の娘が、

夫の宮台真司青姦してたと暴露された挙句不倫されるとは、

涙なくして語れない。太宰文学みたいだ。

宮台真司宗教二世問題

宮台は20歳年下の敬虔カトリック教徒奥さん結婚したため奥さん離婚できないから、宗教上の理由離婚できないことによる宗教二世問題(子持ち)を宮台は身をもって示したね。

宮台は、新海誠監督の妻の三坂知絵子成宮観音というペンネーム活動していた時に成宮観音と付き合っていたから、新海誠穴兄弟なんだよね。

桜井亜美こと速水由紀子とも内縁関係だったし、世界は狭いというか乱倫世界に生きてて羨ましいよ。

宮台真司氏 女子大生を “ファン食い” 44歳差不倫「がん治療」に同行させ3000円ラブホ

https://smart-flash.jp/sociopolitics/268152/1/1/

2023-12-11

無くなってほしい栄養神話

アメリカではよく言われている食事等に関する健康ガセがあるらしい。

そのなかでも栄養学の専門家が選んだトップ10栄養神話ガセというものを見た。

まあ大体そりゃそうだろ、と思うものアメリカ日本食文化の差としても少し興味深く「なんだそれ?」ってのもあったのだが、一つ日本でも多くの人が言っている、サイトYouTubeにも蔓延しているものがあった。

それは、大豆ベース食品乳がんリスクを上げるというものだ。

これは日本では特に豆乳に言われているものである

この豆乳に関して改めて調べるとまあ…

飲んだら即乳がん

みたいな内容の記事動画が出てくるのだが、

フジッコサイトがこの噂に関して冷静に詳しく説明している…がこれもおそらく豆乳悪魔説の皆様は冷静に読めないだろうし、読解力が無いので都合よく曲解してしまうのだろう。

まあなんでも程々がいいのではないか(アホみたいに飲むな。しかし1日だけ大量に飲んでもなにも起きん)

という結論しかならず、健康にいい研究も多くされているので何故証明されきっていない豆乳悪魔説を信じてしまうのかという話になるのだが、

この論を信じる人にとってはまさに神話なのだろう。

栄養神話という言葉が本当に的を射ている。

否定すれば神に背いたのと同じ。

敬虔栄養宗教にとっては豆乳を許すことなどできないのだ…。

宗教はいだって人々に分断しか起こさせないね…。

豆乳飲みながら書きました)

2023-12-04

カツ丼セックス

行為が終わると男はベッドから体を起こし、足を投げ出し背中丸め、女に背を向けて座った。

女はそんな男の行動に一抹の不安を覚えて上半身を起き上がらせ、その背中をじっと見つめた。

「なあ姐さん

男は背を向けたまま女に話しかける。

男は誰に対しても「姐さん」と呼ぶ癖があった。

カツ丼をはじめて食べたのっていつか、覚えているかい?」

男にそう問われて、女は動揺した。

「え?それは…覚えていません」

「それじゃあ仮に、未だカツ丼を食べたことがないとして、今になってカツ丼を食いたい。そう思うかい?」

微細な曲線を描く背中を見せながら男が問い、女は少し考えながらも直感的に答えた。

「ええと、きっと食べたい。そう思って食べに行くと思います

「そうかい…」

男は深いため息を吐いた。

そこで女は、自分が何か間違った答えをしたような気がして、動悸が少々早まるのを胸に当てた掌越しに感じていた。

カツ丼を食ったことがないやつに、カツ丼の味はわからない。そうだろ?」

男は僅かに首を回して右目で女を捉える。それに応えるように女は頷いた。

テレビで、漫画で、様々なメディアでこう言う。カツ丼は美味い。カツ丼は最高のどんぶりだ、ってな」

言いながら男は首を戻して壁に向き直し、項垂れた。

「だから誰もが、カツ丼を食いたがる。そして実際に食うわけだ。そりゃあそうだよな、ずっと言われ続けてきたんだからカツ丼は美味いって。…セックスだってな、それと同じだと思ってた。おれたちゃガキの頃から、目を向ければポルノ映画で嬌声を発する女どもの姿を目に入れ、本を開きゃあ女の裸体。耳を傾けりゃ先輩方の卑猥話。あの女が最高だとか、最高に気持ちよかっただとか、まるでそれがそれのみが最高っていう具合に言い回る。だからおれたちゃつまり、いつだってカツ丼うまいぜ、って聞かされて育ってきたってわけさ」

男は呼吸するように短いため息を吐く

女はベッドからスルっと抜け出して端のほう、少し距離をおいて男の横に座った。

あんまり気持ちよくなかったですか?」

女は自分不手際を自ら攻め立てるような声音で男に訊いた。

男は首を横に振る。

姐さんのせえじゃねえよ。姐さんはとてもよくしてくれたと思ってる」

「そうですか…」

女は安堵した様子を微々たる笑顔に宿し、男との距離を詰めて座り直した。

「だがおれはカツ丼を本当に食いたかったのか?おれは、ただ憧れの一心で貪りたいだけで、本当はカツ丼なんか食いたくなかったんじゃないか?別のほかの何でも本当はよかったんじゃねえのか?俺はそれを知っている、なのにそれを食わないことに対しての劣等感にただ負けちまったんだけじゃないか?…そんな気がして、しかたねえんだ」

男は静かに嗚咽し始め、細い涙が頬を伝った。

「おりゃあ、別に敬虔な徒じゃねえ。自分のことを崇高な存在であるなんて一度だって思ったことはねえよ。でも、だからって、おれはおれがしたいことをしたいってことぐらい、自由に決めてえんだ。決めたかったんだ」

から垂れた滴が彼の膝を濡らす。

そんな様子を見て、女は焦る素振りを見繕う暇もなく、ただ静観に徹しようにも眩暈のような浮遊感を一時に得た。

「…どうしてそんなことを言うんです?」

女は歯切りに似た声を必死に絞り出す。

「さあ?なんでかな、おれにもよくわからねえよ。でも、おれはきっと、カツ丼の味をただ純粋に知りたかったんだ。ただ純粋に…」

男は目元に手を当てた。

女はそれを黙って見つめる。

薄暗がりの中、男の肩のみが揺らぐ地平線を微かに作り続けた。

女は男の純粋さに胸を痛めた。

それは、男が失望したのでなければ、また求めていたものでもなかったと知ったからだった。

女は頬に伝う一筋を見て取った。

しかしその次に落ちた水滴は、男の膝を濡らさない。

男の膝に置かれた女の手が一粒の水を受け止めると、男は指の隙間から横に座る女に目をやった。

女は微笑んだ。

別にいいじゃありませんか?誰かがカツ丼が美味しい、って言ったとしても言わなかったとしても、あなたが思うように思えば」

目尻の皺に屈託のなさを宿したその表情に、男は不器用にはにかんで笑った。

「…ありがとう姐さん

「いいですよ」

「おれはもう行くよ」

そう言って男は立ち上がる。

「何処へ行くんですか?」

女に訊かれて男は振り向き、その顔にもう悲壮さはなかった。

カツ丼を食いにさ」

2023-10-27

陰キャ陽キャ論争が起きると必ず誰かが口にする「陰キャ煽りをするのは同じ陰キャ。本当の陽キャはそんなことしない」という謎の「本当の陽キャ信仰と、神に対する信仰類似性について

「本物の陽キャ」という「オタクに優しいギャル」並みに真偽不明存在を措定することによって、彼ら陰キャはそこに救いを見出しているのだろうか

たか敬虔クリスチャンが「生活は苦しく苦労ばかりだ。だけど神様だけは私を認めてくれる」と、神から承認を心の拠り所にするように、

彼らもまた「くだらない連中が陰キャバカにしてくる。でも本物の陽キャだけは自分バカにしないはずだ」という、圧倒的強者から承認を拠り所にしているのかもしれない

海外には「Yes Chad」というミームがある

Chadチャド)はイケメンで男らしく女にモテモテの男を指す言葉なのだが、これは前述の「本物の陽キャ」にかなり近しいところがある

Chad基本的弱者キャラクターと対になって描かれる

弱者キャラは「お前童貞だろw」などと、くだらない煽りかましてくるのだが、Chadは平然と「Yes(そうだな)」と言い、意に介さな

Chad弱者のくだらない煽りに対して一緒になって煽り返したり、弱者であることをバカにしたりはしない

ただ「そうだな」と言うだけで、意に介さない。その圧倒的な強者感がウケて、Chad海外大人気のミームとなっている

日本における「本当の陽キャ」もまた、陰キャ陽キャなどというくだらないレッテルを意に介さない圧倒的強者として描かれる

こうした圧倒的強者という存在に対するある種の信仰めいたイメージは、日本海外も変わらない

そこには神に対する信仰にも似た、救いへの渇望があるのかも知れない

2023-09-05

Web3ヤーたちはどう生きるか

Not Financial Advice。個人的メモ、現状の文字起こしと雑な未来予想。自分Web3ヤーとして整理したかった。

ビットコイナーが望まない形でBTCがATHを迎えるシナリオ

根源的にビットコインは規制禁止することはできないので、できるところから規制されるトレンドは今後も続くだろう。目下、短期ナラティブETF承認であるAML/CFT観点ビットコイ現物流通はなるべく制限したい規制当局側と、ビットコインのエクスポージャーが欲しいだけの大多数の投資家の思惑の両方が、現物ETF承認という形で結実するのである。その後、ビットコイETFが高い流動性を持つようになれば、既存金融機関ビットコイETF担保にした金融サービス派生金融商品を展開できるようになる。

また、大手マイニングプールと、(すでにマイニングプール株主となっている)ETF取扱金融機関提携する未来もありえるだろう。例えばマイニング収益プール参加者ウォレットアドレスに引き出されることはなくなり、プール参加者証券口座ETF残高として入金されるようになる。これはプール参加者規制当局どちらにも利点がある。プール参加者にとっては、ブロックチェーン手数料秘密鍵保管といったブロックチェーン特有リスクを負わなくて済むし、ビットコイETFを通して既存金融多種多様流動性へ容易にアクセスできるようになることも喜ばしい。規制当局にとっても、本質的規制できないマイナーとBTC現物が切り離されることは喜ばしく、win-winなのだ。すでに大手マイニングプールマイナーにKYCを求めているので、マイナー分散思想よりも規制された安定を選んでいる。マイナー投資家保護環境の整ったETFに乗り換えるのは合理的選択なのだ

ビットコイナーの思想とは相反するものの、市場原理とは相反しない力が優勢となって働くことで、ビットコインはATHを迎えるのである

少数マイナーの寡占は問題か?

先日Twitter話題になっていたので急遽追加する。

マイニングプールが結託して51%攻撃を起こすことは、マイニングプールにとっても合理的ではないので、少数マイナーの寡占状態が直接的にビットコインを破壊に導くとは考えにくい。しかし、大きな金額を動かさないといけない巨大プール既存金融保護されざるを得ず、規制圧力に対しては脆い。同じ51%でも1 ✕ 51よりも25+26の方がCensorship ResistanceやOpennessといったブロックチェーンの本源的な価値は損なわれやすい。なのでマイナーに寡占が起こることを問題視しないのも間違いである。

ツイートの人の反論もあるので一応参考程度に

https://x.com/nook_ethereum/status/1696476655475171759

仮の話だが、完全に当局規制を受けてコーポレートが牛耳る、本源的な価値を失ったビットコインが、too big to failな状態ゾンビ化した時どう振る舞うのだろうか?そのタイミング古参クジラ離脱して一時的に売り圧が発生する気もするが、そのままトリクルダウンとなるほどのトリガーかというと分からない。これはビットコインに使われる暗号の危殆化などのリスクと一緒で、起こるまで想像ができない。そのフェーズP2P電子決済システムビットコインという壮大な社会実験重要ハイライトになるに違いない。

Drivechain

ビットコインのブロックスペースを使って、レイヤー2上で好きなブロックチェーンを誰でも立てられるようにする新機能。まだ提案段階の機能だが、賛否両論を招き、界隈を真っ二つにしている。

https://www.drivechain.info/

ちょっと前に流行ったStacksの仕組みと異なり、BTCを子チェーンにオプトインするような仕組みも備える。もちろんオプトアウトもできる。

ただし、Drivechainが認められると、ビットコインのスケーラビティを向上させるソリューションとしてのLightningネットワークの意義がかなり失われる。Lightningは”P2Pで”高速決済したい人が使うための機能という、かなり思想が強い人向けの錆びついた技術になり得る。

Drivechainの提案自体は昔からあったが、最近になって流行り出したのは単なるナラティブ作りであろう。ordinalsやStacksもそうだが、新しい技術はそれだけで盛り上がりやすい。ordinalsの場合だと、昔から追っていた人は、自分が優位でいられる情報非対称的な時期に、短期で出口流動性イナゴ養分)をたくさん集めて、たんまり儲けて売り抜けることができた。

ちょうどBitcoin, not Cryptoな時期で、Drivechainのような特大アップデートがあればナラティブとしては強力だ。しかし、だからこそ、どうしてもDrivechain利権存在を勘繰ってしまう。Lightning利権とも対立しそうだ。

Lightningはビットコインにマルチシグだけあればできる機能だが、Drivechainはソフトフォークとは言え、これだけのために新規のオプコードメッセージの追加など、開発リソースをかなり費やす大幅なアップデートなので非常に図々しい。ソフトフォークをexcuseにすればなんでもありだと言うわけではない。

今更dAppsが走るサイドチェーンを作っても、Ethereumで起きているようなゴタゴタをビットコインに持ち込むだけで、Bitcoin, not Crypto神話を汚すだけになるだろう。

DeFiはDaFi(Dark Finance闇金融)へ

実質管理者のいるDeFi規制煽りを受けて存続は難しくなっていくだろう。ハッキングインサイダー、スキャム(詐欺)、ラグプル(持ち逃げ)から投資家保護できないファイナンスは、たとえゲイリーゲンスラーSEC長官を退任したとしても長期的には必ず規制対象になる。また、そうはならなくとも投資家の方から勝手離脱していく。

しかしながら、オフショア規制の及ばないチェーンを舞台に、リスクを恐れない投機家の間でDaFi(Dark Finance闇金融)に転じたDeFiがしぶとく生き残るのはどうしようもない。

ただ、そのようなDeFiはもう社会生活金融インフラになることはないだろう。結果的に今のDeFiはDaFiかCeFiに分岐していく。

CeFiの意義

CeFiという語彙は以下のツイートから使わせてもらった。ブロックチェーンを使っているが、規制もされている金融サービスくらいの意味だ。

https://x.com/kimurayu45z/status/1695988782871498898?s=46

ブロックチェーン上の金融サービス規制をかける場合、どのようなものになるだろう。まずCeFi事業者に対する当局による管轄投資家のKYCは必須になる。そうなってくるとブロックチェーンでやる必要はあるのかいよいよ分からなくなってくる。かの有名なWhy Blockchain?の声がまた聞こえてくるのだ。

少なくとも、トークンガバナンスするような機能プロトコルに組み込む必然性はなくなり、ガバナンストークンは株や証券に近いものになっていく。また、仮にアプリケーションどころかL1チェーン自体規制されれば、PoSなどのトークンベースコンセンサスアルゴリズムはもはや茶番になる。

ユーザー目線でも、KYC済みのアドレススマートコントラクト登録してまで、入札や取引したい投資家がどれくらいいるのか今のところ分からない。

もしもかつてのDeFiバブル違法事業者非合法的な取引で盛り上がっていただけの幻想だった場合、KYC後のクリーンなCeFiにどのような実需があるのだろうか。

MEVは重い問題

MEVというのは、ブロック生成者が承認前のブロック内の取引を盗み見れることをいいことに、他人取引を先取りしたり、順序を利己的に入れ替えることが可能である性質から生じる、ブロック生成者が独占できる収益源泉のことである

筆者は以下の記事勉強させてもらった。

https://keccak255.substack.com/p/mev

https://mirror.xyz/0x95d7660ceb04b402fdBAf112a8278980335616d4/aDB1Zh4ybztR3DJsY1pgoK8h63wH05PlOMOEj0zvL3U

MEVがあるせいで、ブロック成行為が中央集権化しやすくなったり、ユーザーサービス体験が低下したりするため、dAppsが動くブロックチェーンにおいては重要課題だ。

もちろん技術的に解決するSuaveのようなソリューション提案されているのだが、分散化にメドがたっているわけではない。また、問題が外部化するだけで本質的解決にはなっていないのではと思う。

Suaveについて参考までに

https://writings.flashbots.net/mevm-suave-centauri-and-beyond

また、MEV利権がすでに巨大化している政治的事情もあり、問題はかなり複雑化している。このように込み入った問題を、さまざまなステークホルダーの思惑が入り混じる、非効率的分散ガバナンス解決するのは前途多難と言わざるを得ない。

チェーンのTVLが巨大化し、RWA(real world assets)などのMEVファクターがチェーンのエコシステムの隅々まで組み込まれれば、MEVがもたらすマイナス・サムの影響はユーザーにも感じ取れるくらい甚大なものとなるだろう。さらに、可視化できないリスクを嫌う大手投資家の参入を阻むことにもつながる。

そうなったときパブリックブロックチェーンの夢は雲散霧消するか、中央集権正当化された世界でregulatedなブロックチェーンが生き残っていくかのどちらかになる。

DeFi社会限界

一旦DaFiやCeFi、MEVのことは忘れて、全てが解決して、DeFiがそのままメインストリームになった社会を想定してみる。そこで注目したいのは、チェーンに閉じたDeFiでは信用創造ができず、分散型ステーブルコインなどの場合は常にover-collateralized(過剰担保)させなければならない点だ。つまりロックされた資本以上の価値市場に再投資されない。原資本は再投資のたびに指数関数的に薄まっていく構造になってしまうのだ。

そのような先細りの金融インフラの上に展開される資本主義及び自由市場経済社会が、規制された金融に基づいた現状の社会よりも、高い資本効率経済成長率を達成できるのかは甚だ疑問である

一昨年のDeFiバブルの正体が、USDTなどの法定通貨担保型のステーブルコインがチェーン外から流入することで起こったに過ぎなかったのだとすれば、DeFi世界はCe要素なしには拡大できないということになる。実際、USDT、USDCなどの法定通貨担保型のステーブルコインの時価総額無視できないほどに巨大だ。そういった規制アセット流入なしにはリターンが期待できない構造的欠陥がある限り、DeFi規制を拒んで信用収縮の道を選ぶか、信用創造のために規制を受け入れてCeFi化していくしかない。

ブロックチェーンイノベーションなのか?

分散自己主権といったブロックチェーン思想を全く気にしない大多数のユーザー目線で見ても、国際送金や金融取引が瞬時に透明性高く行えるブロックチェーンが便利なのは間違いない。しかし、それは既存金融サービス規制というかなり重いハンデを付けられた状態で戦ってくれているからそう見えるだけで、ブロックチェーンという技術自体イノベーションからではないのではないか?つまり、仮に規制の側が妥協して、金融業界リバタリアン並みの自由化を勝ち取った時、ブロックチェーンは、例えばApple銀行のような大規模なWebインフラを使った金融サービス技術として勝てるのだろうか?

もしも、ポンジスキームやスキャムであることが明らかなミームトークン、発行主体を名指しできるXRPや、ガバナンストークン全般が、規制されない(もしくは証券ではない)と判決された場合Apple銀行プログラマブルトークン発行プラットフォームを立ち上げればブロックチェーン競争に負けてしまうのではないか?秒間取引処理数が少なくて、手数料も高く、ウォレットも使いにくいブロックチェーンの優位性はどこにあるのだろう?

とはいえ実際に既存金融が完全自由化することはありえない。あり得るのは、既存金融業界ブロックチェーン業界が融合していく中で、その両極からの声を取り入れながら、長期的には両者の境界線が最も曖昧となるような規制環境が整備されていくシナリオだ。それはトークン証券化かもしれないし、証券という概念が古くなるような全く違う新しい法概念規制フレームワーク誕生かもしれない。そうなったとき果たしてブロックチェーン技術市場競争力を持つのかは、改めて問われなければならない。使いやすさより分散思想を優先するユーザーなんて殆どいないはずだ。

日本海外Web3コミュニティ

日本Web3界隈は、昔から霞ヶ関巡回する界隈と海外組の界隈に二分されていたが、最近海外からの出戻り組が増えてきたように思える。かつてJapan色がなかったAstarが最近Japanを押し出すことが増えてきたので、これも出戻り組と言えるだろう。京都で開催されたIVS Cryptoでは、かつての海外組が、今後は日本にもコミットしていくしたたか姿勢も見せていた。

Astarが政府機関やJTCと手を取り合って、提携関係や共同研究関係を結び始めたときは、何をしているんだと正直思っていた。しかし、当時から規制側に歩み寄らなければブロックチェーンは存続できないと読んでいたのか、単なる嘘から出た誠なのか、こうなった今では一定妥当性が理解できる。

とはいえ規制と近づきすぎるとパブリックブロックチェーン特性邪魔するはずなので、その擦り合わせは茨の道だろう。Why Blockchainの最前線で闘う姿勢評価したい。

渡辺氏も、もしAstarがダメになっても、日本は偉い人と仲良くしておけば何とかなる国なので、かつてのホリエモンのような毒を出さなければ、どこかしらの利権に入れてくれるだろう。そこら辺を踏んでいるのか、彼のポジショニングは上手いなと思う一方で、FTXのサムが破滅直前まで政府蜜月関係を結ぶのに奔走していたことを思い出させるから少々怖くもある。当局に近づくと不透明性が増すので、個人的にはまだASTRに買いを入れる勇気が持てない。

さて、クリプトコミュニティ一般の話だが、これも昔よりは成熟してきたと思う。悪しき通貨自然淘汰される市場原理が働いたというのもあるが、個人の中にも、かつては歯に衣着せぬ物言いオピニオンリーダーになったインフルエンサーが、今ではバランスの良いコメンテーターになったりと、心境の変化なのかポジショントークなのか、変化を感じざるを得ない。日本人垢にも外国人垢にもそんな人は多い。

例えばVitalik氏は、かつては大衆向けに過激なことを吐いていたが、最近難解な理論提示にとどまり過激な使い道を見つけるかどうかは受け手自由ですよ、という我関せずな態度に改まった。

しろ危ないのは、陰謀論界隈や極右派をバックにした米国会議員をはじめとするすでに過激コミュニティが、ビットコインやWeb3に活路を見出そうとしていることだろう。余計なポリコレリスクを抱えると面倒である

Web3ヤーたちはどう生きるか?

このタイトルは煽っているように聞こえるかもしれないが、流行りに乗っただけで煽ること自体は本意ではない。ジブリのあの映画を見た頃、こんなこと考えてたんだなぁと後でエモくなるための筆者なりのギミックなのだ。もし不快な思いをしたクリプトに携わる人や投資家の方がいれば、そこは大目に見ていただきたい。

また、ビットコイナーは Permalink | 記事への反応(0) | 21:52

2023-08-22

anond:20230822120552

それな

男の欲望も女の欲望も取り締まりましょう、清く生きましょう、なら敬虔宗教者だからそれはそれなんだよ

でもああいう人って「男の欲望を取り締まるべきだ(確信)」でありながら、女の欲望は?って聞かれるとキョトンとする

そういうレベル馬鹿がいっちょ前に議論ヅラをするから相手負担が凄まじい

2023-08-11

anond:20230811221341

ルサンチマンってなんで自殺しないんだろう

全員が全員敬虔クリスチャンなわけでもなかろうに

2023-07-15

敬虔の「虔」

どんな使い道のある漢字なんだろうって思って調べてみたら訓読みが三通りあって

「つつしむ」「ころす」「うばう」

いや両極端すぎるだろ

2023-07-11

anond:20230710234743

はいどうぞ。

人格1(テクノロジー愛好者、"フレッド" - テックスタートアップCEO):

「ねえ、AIが大量に投稿することで、さらなる革新が起こると思わない?新しい視点が見えてくるかもしれないよ。僕たちのビジネスにも刺激を与えてくれるさ!」

人格2(保守的視点、"エレノア" - 敬虔教師):

「私は心配ですわ。AIの大量コメントによって、人間の声がかき消されるかもしれません。私たち学生たちが正しく意見形成することが困難になるわ。」

人格3(ポジティブ思考、"トビー" - いつも笑顔バーテンダー):

AIが増えるんだって?それなら新しい視点が増えて、会話ももっと楽しくなるよね!バーでも新たな話題が出るかもしれないよ!」

人格4(懐疑的視点、"ミランダ" - 厳格なジャーナリスト):

「これは問題だわ。AI私たち意見を塗り替えてしまうかもしれない。何らかの規制必要だと私は思う。事実と人々の意見が混乱しないようにね。」

人格5(中立的視点、"アルバート" - 学究的な研究者):

AIコメント増加は興味深い現象だね。正反両論が存在するだろうから、その影響を丁寧に分析し、議論する必要があると思うよ。」

2023-07-02

anond:20230702214703

ちょっと興味深かったのでまったく違う角度から感想

数年前の大学時代クィア講義LGBTQの歴史差別について色々学んだ結果として

LGBTQは『社会が受け入れ』ればそれで済む問題で、実際そういう流れになってて羨ましい」と思ったのを思い出した

それは自分多様性に興味を持つようになったきっかけはADHD当事者として悩んできたからで、

ADHD永遠に治ることのない「マイナス」な特性を持っていて生きてるだけで損失や問題が起き続けることが確定してるから

他のマイノリティを学んだことで、「生きてることが罪」に近い自分マイノリティの救いのなさがより明確にわかったようだった

この増田の話は、多分相談員結論が「正しい」んだけど、いわゆる二次障害対応できてないタイプ相談員なんだなと思った

(「LGBT相談」より「臨床心理カウンセラー」の方が向いてる人がいるか? そもそも個人的に、電話相談は繋がらなさすぎるしあまり信用はしてないけど)

LやGの例でも、キリスト教では明確に「罪」だから敬虔キリスト教徒かつ同性愛者の場合、生きてることが罪って二律背反に酷く苦しむケースを聞いた覚えがある

まぁ……結局、まずは自分洗脳し直さなくちゃいけないんだろう

統一教会を脱退して反対派になって何年経っても、裏切者の自分地獄に堕ちるんだという教えのイメージが決して消えないという人の話もあった

多分、幼少期に根付いた思想感覚を完全に拭い去って自己洗脳することは不可能なのかもしれない

多様性についての現代の「進歩」は、あくまで「社会の側が多様性を受け入れる」ということに焦点が当たってる

まぁもちろん、歴史的には社会が徹底的に迫害と抑圧をしてたわけだから、何も間違ってはないし進歩なんだけど

(それ自体もそうとう難しいし、100%になることはそうそうない)

ただ、なんていうか、「自分自身が呪われた人」にとっては社会いかに変わっても、それだけじゃ救われないこともあるよなぁと感じた

宗教とは何かについて考えてみた

宗教」を定義してみる

私の現時点での定義としては、宗教とは、人生において行動の選択を迫られたときにその指針となる命令又は禁止規範となる道徳をいう。多くの場合「こうすれば死んだ後で天国極楽へ行ける」「こうすれば地獄へ堕ちる」というように、行動いかんによって死後の魂の扱いが左右されるという教えがセットになっているが、現世における救済や恵みを受けるという教えの場合もある。

この定義に従えば、儒教宗教であるマックス・ヴェーバーが『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』で分析したように、「商売で儲かることは神の教えに従った正しい行いをしていることの証である」といった信仰のあり方も宗教であることに鑑みると、「運気が向上する習慣」といった自己啓発の類も宗教である。この定義に従う限りでは、何らかの宗教を持っている日本人はわりと多い。

なお、この定義からすると「お国のために戦って死ね英霊になれる」という教えが宗教に含まれるかどうかは微妙で、私は否定的に考える。なぜならば「どう生きるか」でなく「どう死ぬか」の行動指針であるため、「善き生き方」を示す道徳になっていないから。どちらかというと政治キャンペーン一種に分類すべきように思う。ただ、この点は「道徳とは何か」の定義を決めないと結論を出せなそうなので保留にする。

死者の霊、祟り祈り

死者は霊魂となって現世の人々に影響を及ぼすとか現世の人々の祈りが死者の霊魂を癒すという観念は、死んだら死後の世界に行くという宗教観念矛盾している。この二つの観念は別々のもので、宗教が生まれる前から原始的信心として前者が存在していたと思われる。

「死んだらどうなるのか」という不安に対しては様々な「答え」が出されており、天国地獄永遠に暮らすのだとか、別の生き物に生まれ変わるのだとか、現世と交流できる状態にあって時折姿を現したり人に憑依したりするのだとか、恨みや後悔を残して死ぬと地縛霊や怪異になるとか言われている。

交流したり観測したりできる存在としての霊魂存在を信じることは、何に寄与しているんだろうか。例えばいじめられて死んだ生徒の霊が語られる際に、いじめはいけないという教訓ではなく「あのトイレには近づくな」という戒めの方が強く意識されることからすると、道徳には繋がっていない。もっとも、死者の霊を軽んじる行動を取ると祟られたり罰が当たるとされるため、死者に対する礼節という行動規範にはなっている。死んでも生者と関われるので孤独じゃないとか、死者を敬うことで自分も死んだ後で丁重に扱われるだろうとかの安心感を得られるのかもしれない。

命令禁止をせず救済を与えてくれる神様

苦しい時に頼みの綱となる「神様」は、普段はまったく信仰どころか意識すらされておらず、名前もなければどんな姿をしているのかのイメージも持たない漠然とした概念である。その「神様」に祈りを捧げることで天国に行けるわけでもないし、祈ったにもかかわらず救済が与えられなかった場合には悪態対象にすらなる。

「どちらにしようかな天の神様の言うとおり」やテーブルゲームにおける「ダイス女神」もこの一種で、普通人生の命運をかけるほどの扱いはされない。ただ、行動規範をもたず「幸運のお守り」に人生を賭ける人もおり金儲けのターゲットにされがちである

エジプト神話ギリシャ神話北欧神話ヒンドゥー教の神々

勉強不足なのでよくわからない。

「死後の世界」を司る行動規範としての神もいるかもしれないし、「戦に勝ちたい時に祈る神」「商売繁盛のために祀る神」として救済を求める神様の類かもしれないし、「こういうことするとこういう目に遭うよ」といった教訓的な寓話や超常的で不思議な御伽話の登場人物なのかもしれない。

政教分離すべきとされるのはなぜか

上記のように、私の定義では「宗教」とは行動規範を示す道徳である道徳は「どうあるべきか」「何が正しいか」を含むものであり、従って政治法制度のあり方にも関わる。法や政治道徳イコールではないにせよ、深く関連している。そのため、特定宗教の良しとする行動規範に従って法律を作り政治を行うと、他の行動規範もつ宗教を信じる人々と衝突する。「人であるがゆえの権利」を前提とする法制度や政治は誰にも平等でなければならないことからすると、特定宗教立脚した政治を行うわけにはいかない。

「こう生きるべき」みたいに国家が口出しすること自体大きなお世話と考えるのが「人権主体政治だともいえる。

人権」は宗教

やってみればわかるが、人権を行動規範にすることはできない。人権人生の様々な場面で衝突するものからこちらを立てればあちらが立たず、その折り合いをどうつけるかが求められる。したがって人権大事にしようと決めたところで行動指針が決まるわけではない。例えば表現の自由プライバシー権のように。

政治を考える際に考慮すべきものではあるが、個人人生の指針にはなり得ないので、人権宗教ではない。

おわりに

私の友人にはキリスト教仏教敬虔信者であったり聖職者であったりする人たちが少なくない。また、スピリチュアルものを信じる人もいるし、神様へのお勤めで心身をすり減らしてしまっている人もいる。信仰はとても古くから存在し、必要とする人間が多かったのに、なぜ必要なのか自分にはわからないのでずっと考えている。難しい。

2023-06-11

anond:20230611190747

いやだから、昨今のリベラルはその「健全行為」に不健全レッテルを貼って規制活動してるって話だろ

このあたりに対してはきっとこんな感じの反論が出ると思うんだ

もう十二分に性は自由化されている

しろ行き過ぎているくらいだ

健全社会のために抑制されなければならない

みたいな

ちょっと前まで、ほんの数年前は、自己決定ってな言葉を使って二次元批判してたんだ

曰く「表現の中の女性自己決定侵害され、男に性的消費をサれている」ってな

このときはまだ、女性自己決定による性の商品化オーケーというスタンスだった

そりゃそうだ、フェミニズムベースにするのだから女性蔑ろに出来ない

ところがその視線AVに向いたら

彼女らの今の自己決定は正しい前提で行われたものではない、後に後悔するのだから規制必要である」ってなって

正しい自己決定が行われていないという路線になった

今度の撮影中止では「たとえ自己決定でも性の商品化はイケません」ときたもんだ

ここまで僅かに2,3年だぞ


女性の中からも、先鋭化したラディフェミ(ツイフェミ)への批判高まる

それらを「名誉男性」と括って切り捨てた

結果このザマ

まるで、敬虔キリスト教徒父親みたいだよな

古き良き家父長制の復権でも狙ってるのかね?

本来そりが合わない「社会正義」をリベラル自由主義)に取り込むんだから、そりゃ歪みが出る

最初は「保守的排外主義に対抗するのだ」みたいな詭弁でなんとかバランス取ろうとしてたけど

もう無理よね

明らかに他者自由権制限する圧力団体化してる

そこに金が産まれちゃったからな

エロ生殺与奪を握ったらスゲェ金になるだろう

そういうのなんて言ったっけ?

似非同和っていったっけ?

(実際、仕事を失った女性保護名目に取り込まれてるなんてなゲスな噂も囁かれてる、これが本当なら一石二鳥だな)

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