はてなキーワード: 人口密度とは
薄闇に覆われた交差点は、混ざり気のない静寂に包まれていた。立ち込める朝霧が全てを洗い流したのかもしれないし、遠ざかりつつある宵闇がたくさんのモノを持ち運んでいってしまったのかもしれない。
歩道に立ち尽くしていたのは私ひとりだった。
車の往来は先ほどからずっと皆無。厳冬を前に冷え込んだ外気は、小鳥の囀りさえも拒んでいるように感じられる。
まるでこの交差点だけが世界から切り取られてしまったかのようだった。私を取り囲むようにして範囲設定、トリミングを行い、まったく同じ画像でありながら完全に異質のモノと化した画像の上に貼り付けて合成する。
この交差点は、ともすると異界なのではないのだろうか。あるいは異界と繋がりかけた、もしくは異界がぱっくりと口を開いた、そんな境界線に接しているのではないだろうか。
思ってしまうほどに、私はその人物から目を離すことができなくなっていた。スクランブル交差点の中央に悠然と佇む野球帽。深く下げられたつばのせいでその表情はまったく読み取れない。口許にだけ、離れているにも関わらず認識できてしまう下弦の月が浮かんでいた。微笑はすなわちそれだけでその人物の全てを表していて、その性差、年齢、思想など、ありとあらゆる特徴を飲み込みながらも絶対的に人物が普通ではないことを放ち続けていた。
その人は、間違いなくどこかがたがっていた。狂ってしまっていた。例えば目の前で子どもが出血しながら蹲っていようとも、老婆が胸を抑えて苦しんでいようとも、子犬が訳もわからないままに溺れようとしていようとも、確実にその微笑を揺るがせないままじっくりと観察するような人物だった。そうであることを、吊り上げた口角と纏わせたオーラで私に伝えてきていた。
そう、間違いなくその人物は私に伝えてきていた。
その事実が恐ろしくて、意味が分からなくて、戸惑い、混乱して、私はただ人物を注視することしかできなくなっていた。
確か、深夜まで続いた仕事をやり終えて、肉体的にも精神的にもボロ雑巾のような状態になってしまっていて、人を物のようにしか扱わない酷使に悲嘆に暮れながら家路についていたはずだった。不意に視線を上げた途端に、交差点中央の人物と向き合ってしまったのだ。その瞬間に私は世界から切り取られてしまった。
一体なんだというのだ。
どうして私がここにいるのか、どうしてここに招待されなくてはならなかったのか想像することさえできなかった。それは私には望まれていない行為だった。人物の微笑みが深くなる。
相手の意図は不明だったし、そうであるから不用意に動くこともできなかった。私は人物に恐怖を覚えていたのだ。本能的な、動物的な、原始的な、野生的な、抗いようのない根源から呼び起こされる畏怖の感情。なにをされるのか、なにを期待されているのか、なにが待ち受けているのか、その一切が不明だった。そして私は、この場から離れなければならないと、ただそれだけを強く強く感じ取っていたのだった。
変化は瞬間に起こった。車道の信号が真っ赤に点灯して、急にとうりゃんせが鳴り響き始めた。電子音の、少し間延びしたような不愉快な旋律。驚き、周囲を見渡した私は、視線の先に目にしたモノに更に目を見張ってしまう。
いつの間にか私と同じように信号を待っていたらしいたくさんのヒトが、一斉に交差点に向かって歩き出していたのだ。その夥しい人数。圧迫されるような人口密度に、私は今の今までまったく気がつかなかった。気がつけなかった。
人々は私の脇を通って対岸へと移動していく。何も喋らず、無駄な動作は一切せず、まっすぐ前を向いたまま一心不乱に先を目指す。それ以外に、この交差点ですべきことなんてないだろう? 遠ざかっていく背中が、向かってくる虚ろな眼差しが、そう物語っているようだった。ざわりと背筋を悪寒が走りぬける。
視線を、交差点の中央に立っている人物に戻す。変わらずその人はそこに立っていて、ニヤニヤと意味深な笑みを浮かべてきている。
ここがどんな場所か分かっただろう?
知らず知らずの内に、私は頷き返してしまっていた。張り付いた笑みは一層壮絶なものに変化していく。
なら、どうするべきか、お前は知っているだろう。さあ。ほら。
私の足は動かなかった。それに、人物は少し不思議そうな素振りを見せる。
どうした。なにを躊躇っているんだ。分かっているのだろう? ならば、するべきことがあるじゃないか。
固唾が咽喉を流れ落ちる。握り締めた掌には、じっとりと汗が滲んでいる。それでも、私の身体は固まったままだった。私の身体は、私という人格の意思が及ばないところで確かに交差点中央の人物に反旗を翻し続けていた。
様子に、人物が浮かべていた微笑が崩れる。口許に詰まらなさそうな感情を宿すと、直後に苛立ちをあらわにした舌打ちをした。
同時に、行き交っていた人々の、まっすぐに前を向いていただけの人々の首という首が、身体がぐるりと回転して、その数百の双眸が一身に集中する。
誰も何も言わない。何も思っていない。ただ私を私であると認識して、立ち止まり、直視してきているのだ。異物がいると。こちらの世界に属していないのだと。
眼差しが突き刺さる。射抜いてくる。遠く対岸の歩道から、あるいは交差点の中央から、私のすぐ間近から、まだ立ち尽くしている背後の歩道から、虚ろな瞳孔が私を見つめている。観られている。
がくんと膝が砕けそうになった。頭からざああっと漣を響かせながら血の気が引いていき、首筋に、両肩に、背中に、胸に、じんわりと汗が滲んでいく。
心臓が早鐘を穿ち始めた。破裂せんばかりに伸縮を繰り返す臓器は、鈍い痛みを伝えてきている。
呼吸も苦しくなる。肺がうまく膨らまない。浅く繰り返し繰り返し空気が出入りするばかりで、徐々に視界まで霞み始めてしまった。
まずい。呑まれる――
「どうかしましたか?」
声が頭上から聞こえた。唐突に鼓膜に音が戻ってくる。視界に映るのは、随分と明るくなった足元のタイルだ。胸に手を当てたまま、私はそっと頭を持ち上げた。
人がたくさん交差点の前に立ち尽くしていた。路面を車が勢いよく往来している。雑踏が聞こえ、喧伝が聞こえ、小鳥の囀りが微かに耳に届いてきた。
私は傍らに視線を移す。老婦人が心配そうに見つめてきていた。
「お気分でも悪いのかしら?」
「……いえ、少し立眩みが。もう大丈夫です」
「そう? 顔が青いようだけど」
「大丈夫です。ありがとうございました」
答え、ぎこちなく微笑むと、納得はできなかったものの老婦人の心労はそれ以上かけてもらう必要がなくなった。
顔を持ち上げて、大きく息を吸い込む。空には太陽が照っていた。吐き出した息と共に、強要されていた緊張が溶け出していった。
車道の信号が揃って赤く点灯する。交差点にはまたとうりゃんせが鳴り響く。
動き出した人垣に併せて歩き出した私は、行き交う人ごみの中にあの微笑が浮かんでいるような気がして仕方がなかった。
(追記)
というわけで手の打ちようがないわ、ご愁傷さま。
オレは体が大きかった。
一族の戦に出るときには先頭に立っていた。
オレの粗暴さには定評があり、右に出るものはいなかった。
意見は絶対で、誰しもが黙った。
逆にオレのような人間でなくては一族をひっぱっていくことはできない。
しかし、農耕の発展により人口は急速に増えていて、
近隣の地区との争いは年々増えるばかりだった。
オレは争いを繰り返すばかりの日常に飽き飽きしてきた。
南の海の向こうにはまだ米作が伝わっていない土地があるという。
その土地の奴らは未開人だから、青銅器さえも使われていないだろう。
これはチャンスだと思った。
戦に疲れた一族を連れて海を渡った。
農耕が発展していないということは、そもそも人口密度が低い。
戦いの技能が発達するはずもない。
戦いに明け暮れていた我が部族にとっては、赤子の手をひねるようなものだった。
おれ達が持っていった青銅器も大きく貢献した。
瞬く間にその島国の半分ほどを支配した。
だが、あるところまで国を広げたところでオレは病に倒れた。
この国の全土を支配したかったのだが、そこまで運がついていなかった。
まあオレの国は勢いだけで作ったような国だしすぐに滅ぶだろうと思っていた。
原住民どもを大量に殺したことの恨みもある。
だが、不思議なことにオレの国はその後もずいぶん長持ちしたようだ。
もちろん、「自分よりも小さな、見目良い女性を選ぶ」という王族にありがちな失敗を繰り返したために、
初代のオレとは似ても似つかない人間になっている。
ほとんど他人と言ってもいいだろう。
だが、これだけ王朝が長持ちしたことについてはオレについてもなんらかの功績が認められてもいいように思う。
ただの野望を持つ乱暴者だったとしてもね。
そっちにまずびっくり。って冗談です。以下仮説です。
単純に人が少ない。人口密度が低く来店客が少ない。
そういうお店を使う人たちが近く人住んでないので本を読む程度では来れない。
滞留時間の制約(家まで遠いので)があり長く店内にいることが出来ない。
学校へ通うついでに寄るような場所に店がない。車を飛ばして片道最低30分かけて勉強したり本読んだりする意味無くね?
年を取ると分かるが、尻の脂肪が減り、固い椅子に長時間腰掛けるのが辛い。
地方には若い人が少ないしそんな劣悪な環境で長時間過ごすのは拷問である。スタバの全ての椅子がふかふかとは言わせない。
まずいコーヒーに耐えられない。自宅で淹れるよりまずいなんて。
ファミレスは他の客が騒いでいてとてもじゃないが使う気になれない。
金を払って埃っぽいところでコーヒーをすすりつつ本を読むなんて。
気分が変わると勉強がはかどるというのは確かにあるんだが、私からすればノートを広げた学生たちがたむろす店に行きたくないわ。
アメリカ在住だが、新インフルエンザに対する日本人の反応があまりにもヒステリックで滑稽だ。2chなんて特にひどいね。
これだけで、水際防疫が機能しないのは明らかだったのに、厚生省を叩いてみたり、この時期に海外へ行った者を叩いてみたり、挙句には感染した、という事実だけで大阪人を叩いたり。全く呆れるね。聞けばマスクを買いに人々が殺到したせいでもう在庫がないらしいじゃないか。本当にマスクが必要な、インフルエンザの感染者に対して行き渡っているのかが疑問だ。さらに、まだ感染が完全に確定していない時点から個人情報を公表してマスコミが広める。その情報を元にネットの情報強者様達が叩く。という構図。これじゃあ感染してたと思ったとしても名乗り出る人間なんてそう出てこないよ。それが原因で既に広まってしまっているんじゃないのか?
アメリカと日本じゃ人口密度も人々の往来も違うので単純比較はできないが、こっちではもう誰も気にしてないよ。メキシコで数百人死んだという情報が出たあたりでは皆不安がっていたけれど、ただのインフルエンザと大して死亡率は変わらないし、予防法も同じだとわかった時点でもうこの件で心配する者はいなくなった。ただトイレに「予防のために手洗いを徹底しよう」という張り紙が張られただけだ。この前フォートワースで感染者が一人出た時点で市の学校全部閉めたのも、必要だったのかと後から叩かれたようだし。これが日本のGW前のこと。インフルエンザが怖いからGWの海外旅行は中止した人が多かったらしいけれど、米人は凄く不思議がってた。ただ日本に入るときに機内に感染者が一人でもいると1週間ほど隔離される可能性がある、と言うと納得はしてた。
結局あれだけ騒いで防疫しようとしても失敗だったわけだ。無駄に不安をあおったせいでパニック買いも出てるし、誹謗中傷の類も出てきてる。ただ最も大きいのは経済的損失だろうな。政府はどう決着をつけるつもりなんだろうな。これだけ広まった後ならもう普通のインフルエンザとして処理するしかないと思うが。それだったらあの騒ぎは何だったんだって話になるけどな。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1261448.html の中味を派閥に割ってみた
原因を考えてみた派 お金の問題だよ派 老人が金抱え込みすぎだ派 養育費かかりすぎだ派 給料少なすぎだ派 嫁が養えないよ派 雇用が不安定だからだ派 終身雇用おわた派 仕事が忙しい派 セクロスしてる体力残ってねーよ派 帰ってる暇ねーよ派 子供より経済がだいじな世の中だからな派 教育の問題だよ派 性的な事象は恥ずかしいと洗脳しちゃってるからだよ派 国民が解脱しかけちゃってるよ派 高校の性教育で実技試験導入しちゃえ派 政治の問題だよ派 今までの逆の政策をすればいいよ派 たいした対策してないだろ派 むしろ少子化加速政策しかしてないだろ派 児ポ禁法のおかげで適齢期に手出しできなくなった派 女性の社会進出を進めすぎた派 結婚すらできないのに生みやすくなんて意味ねー派 票につながらないから政治家仕事してないんだよ派 男女共同参画が諸悪の根源 社会環境のせいだよ派 恋愛至上主義のせいだ派 個人を尊重しすぎたせいだ派 個人主義の奴が増えたからだよ派 プレッシャーだらけのこんな世の中じゃぁ派 イケメンしか生きられないこんな世の中じゃぁ派 娯楽に時間をとられちゃうようになったんだよ派 レールから外れたらもどれないから結婚できないよ派 失敗の取り返しがつかない社会だよもん派 東京が若年人口吸収しまくってるせいだよ派 団塊逃げ切り社会だからしかたない派 一人生きてるだけで精一杯だよ派 結婚しなくても恥ずかしくないからだよ派 いきすぎた自己責任論のせいだよ派 男女問題だよ派 女性が問題だ派 ビッチだらけじゃん派 女性が有利すぎるんだ派 結婚せずに仕事する女が増えたよ派 結婚しても子供生まずに仕事する女が増えたよ派 家庭的な女が減ったんだよ派 結婚伸ばして子供が欲しいときに作れないとか馬鹿通り越してるよ派 男の問題だ派 いまの男は魅力なくなってるよ派 男尊女卑が崩れたときから崩壊は始まったんだ派 子供が邪魔だよ派 子供いてもリスクだらけで利益ないよ派 子供の相手してる時間が鬱陶しい派 こどもが可愛いのはたかだか数年だけだよ派 世代の問題だよ派 若いのが貧乏だからだよ派 中年正社員が多すぎて若者正社員が入り込む余地が無いんだよ派 団塊世代が問題の根幹だよ派 尽きた老害が国を牛耳っているからだよ派 老人と役人が「奴隷が足りない」って嘆いてるだけだろ派 年寄りが年寄り優遇してるんだから死かたないよ派 年金医療介護、選挙の争点が老人政策ばっかりだよ派 長寿なのが自身の首をしめちゃったね派 結婚の問題だよ派 晩婚化のせいだよ派 見合い制度なくなっちゃったよ派 男に結婚するメリット無いだろ派 幸せ=結婚って世の中じゃないよ派 結婚前提なのがそもそもおかしい派 そもそも恋人すらいないぜ派 女と知り合う方法がないよ派 結婚しなくてもひとりで生活できるからだよ派 男女対等なら一緒になる必要が無いからだよ派 おかずがそろってるから派 二次元最高派 二次元で結婚するよ派 簡単に性欲処理ができるから女に用事がないんだよ派 リアル女に手を出すモチベーションがないよ派 先ずオナホを規制しないと派 おまいらのせいだ派 結婚たたきまくってるねらーのせいだ派 マスコミが悪い派 イケメン煽りすぎた結果だ派 女がマスコミに釣られてるからだよ派 子供にネガティブな報道ばかりだからだ派 悲観論しか報道しないじゃん派 問題じゃないよ派 人口密度が高すぎたからむしろ減る方がいい派 少数精鋭のほうがいいよ派 だめな血を残したらだめだろ派 こども生まない方がエコだよ派 優れた生物だからこそ子孫を増やす必要がないよ派 こうすりゃいいよ派 むしろ金出せ派 学費を政府が負担しろよ派 出産費とらずにむしろ金よこせ派 税金うpしろ派 避妊税 風俗税 童貞税 独身税 エロゲ税とりゃいいよ派 なんとかなるよ派 移民でなんとかなるぜ派 大丈夫、中国人がたくさん入ってきてのっとっちゃうよ派 北欧幼女を輸入しちゃおう派 まぁそのうちブレイクスルーで解決するよ派 経済格差がもっと広がれば避妊具も買えなくなるから増えるよ派 技術で乗りきろう派 産む機械・育てる機械があればいいのにね派 人工子宮早く開発しろ派 クローン技術でいけるぜ派 ロボットで代替するわけですね.わかります派 中絶を原則的に禁止すればすぐ増えるよ派 一夫多妻制派 オワタ派 完全に手遅れです派 国はもう終わりだ派 将来性が無さ杉なんだよ派 子供がかわいそうだよ派 自国民に厳しいこんな国で作るなんて子供が可哀想だよ派 生まれてきても不幸になるだけだし派 自分の遺伝子なんて残せないよ派 無関心派 別にどうでもいいよ派 自分達で破滅の道を選んでるからほっとけよ派 おれらが死んでもリア充がいるもの派 文句言うなよ派 なんの貢献もしてない俺らが文句言えないよ派 そもそも少子化がなぜ問題なんでしょうか派 虐げられた貧乏人のサイレントテロだよ派 そもそも平和だと子供減るんだよ派 三次元の女と向き合えよ派 孤独に生きるほうが好きなのです派
http://anond.hatelabo.jp/20090424121724
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://anond.hatelabo.jp/20090424121724
「痴漢は本当に満員電車で起こっているんだろうか」を書いた増田です。
「満員電車だけで起こってるんじゃないことは分かったけど、満員電車で起こってることも多いんじゃないか」「満員電車で起こりやすいのは誤認による冤罪なのでは」というようなコメントをいただいたので、その辺について思っていることを少し書きます。
まず、「痴漢冤罪」とされている事件が満員電車で起こりやすいのは事実だと思います。ただし、その理由は単に「混雑していて誤認が多いから」というものではなく、もっと違う理由があると思うのです。
痴漢犯罪は、摘発が難しい犯罪です。物証が残らないので、事実上現行犯でしか逮捕できないことになっています。電車内で痴漢を取り押さえる行為は「私人による現行犯逮捕」扱いになっているはずです。
ここでちょっと想像していただきたいことがあります。
道端/本屋/空いている電車内で自分よりも体格が大きくみるからに強そうで危なそうな相手に突然殴られました。周囲の人はあなたが殴られたことに気付いていないようです。あなたはその人の身柄を自力で確保して警察まで連れて行けるでしょうか。
痴漢にあうというのはこのような状態です。実際はすれ違いざまに触ってそのまま逃げていくというようなことも多いですが、その場合であっても逃げる相手を追いかけて身柄を拘束するのはかなり大変なことではないでしょうか。周囲の人に助けを求めたとしてもそんな危険そうな相手であれば躊躇する人が多いでしょうし、これがひったくりであれば相手が自分の物を持っているのでそれを証拠とすることはできますが、痴漢の場合は証言だけになってしまうので相手がしらを切ったら水掛論になり、しかもその上逆恨みされるかもしれないのです。
しかし、満員電車で恣意的に痴漢行為が行われた場合(前回は不可抗力的なものを例としてあげましたが、もちろん意図的な痴漢行為を行うことも可能です)、少なくとも犯人がその場から逃走するのは困難です。
また、助けを求めた場合、周囲にそれだけたくさん人がいれば、その中に臆せず助けてくれる人がいる可能性は上がります。痴漢の加害者の身柄を確保するのに、一般的に周囲の協力は不可欠です。
つまり満員電車というのは、一番被害者が犯人の身柄を確保しやすい現場ではないかということが言えるのではないかと思うのです。そもそも他のケースでは犯人が捕まることが少ない。だからこそ満員電車以外での痴漢犯罪の存在は不可視化されていて、満員電車でのケースばかり注目されるのではないでしょうか。
もちろんだからといって、痴漢を捕まえるために、満員電車を残して欲しいなんてことは思いません。意図的でないにせよ、満員電車での密着は不快であることは代わりないので、乗客全員の人権問題として、混雑度は解消されるに越したことはないと思います。けれどそれはそれとして、満員電車以外で痴漢行為が摘発されにくいということについても、思いを至らせてもらえればと思うのです。
痴漢対策として現在女性専用車両というものがありますが、あれはセキュリティ的にかえって怖いなと私は思っています。逆に、被害者属性が高い人ばかり集められていて、周囲に助けられる立場の人がいない状況ですから、むしろセキュリティホールになるんじゃないかと心配しています。車両を限定することによる利便性の問題もありますし、その車両に乗車しただけで「自意識過剰」と心ない中傷をする人もいます。あまり上策だとは思いません。
そんな私が考えるひとつの提案は、各車両において前方は男性優先ゾーン、後方は女性優先ゾーンという風にゆるやかに分けることです。この方法であれば、利便性も損なわれないでしょうし、乗車した後でも比較的移動しやすく、実践しやすいのではないかと思います。定着すれば電車を待っている列に並んでいる人の性別で大体の目安をつけることができそうです。同行者がいる場合は真ん中の境界あたりにいれば、お互いを確認できるので問題ないと思います。境界のあたりにいる人が仮に痴漢被害にあったとしても、近くにはたくさんのまともな男性がいるはずなので、助けを求めることも容易なのではないでしょうか。
実は似たような自衛手段を、既に女性はとっているのです。電車に乗って座席を選ぶ時、多くの女性はほとんど無意識に、男性の隣を避けて女性の隣に座ろうとしていると思います。そうすることで隣に座った男性から被害を受ける確率を下げることができるからです。しかし女性がいくら女性同士で固まろうとしても、男性もまたスペース的に女性の横の方が余裕があるからという理由で女性の隣を選ぶ可能性が高い気がします。故に実際にはそれほど分かれていなかったり、あるいは足を広げている幅をとっている男性の隣だけ空きがあるというような光景になっていることが多いように思います。
しかし、このような方法をとったとしても、解決されるのは電車というある程度の人口密度がある空間だけです。それ以外の空間でも女性は、例えば人通りの少ない道を通るときは他の男性通行人からはある程度距離をとるなどの自衛手段はとっていますが、結局恣意的な犯罪者に対しては、あまり意味がないのです。だからこそ、「自分がやっていることは実はほとんどの人がやらないような非道なことである」と本人に認識させることで行動を起こす心理障壁を上げられないだろうか、と思い、前回のようなエントリーを書きました。「割れ窓理論」のようなものです。そしてそれは、被害者が声を上げるよりは犯人が同士だと思っている同じ男性が声を上げた方が、より説得力があると思います。
以前付き合っていた人は、「嫌なことがあってむらむらしてる時に電車で自分のものすごく好みの可愛い女の子が目の前にいたら触りたいと思う気持ちは分かる。そういうケースだとちょっと犯人に同情する」と言うような困った人でした。どれだけそれが理不尽なことなのかいくら口で説明しても分かってもらえませんでした。
ある日その彼と電車に乗っていたら、不意に誰かにお尻を撫でられました。びっくりしてまず相手を確認しようとしたら、彼が顔面蒼白になって小声で「ごめん」と謝ってきました。ちょっとした悪ふざけのつもりで軽い気持ちで試してみたところ、私に鳥肌が立って全身から激しい拒絶と恐怖の雰囲気が瞬時に伝わってきたことに驚き、大変なことをしてしまったと一瞬で深く悟ったそうです。好きな人に触られる時とそうでない人から触られる時にどれだけ大きな差があるかようやく理解してくれて、「相手がこれだけ恐ろしい思いをしているのに、反省もせずにそそられたからとか言うやつはバカだ。同情の余地なんてない」と言うようになりました。
だからといって、恋人に痴漢行為を働いてどれだけ女性が恐怖を感じているかを体感するというのは、そのまま関係が壊れるリスクもありますのでおすすめはしません。ただ、痴漢被害にあった女性がその恐ろしさを伝えようとするのは、「触られたって減るもんじゃないしたいしたことじゃないだろう」という言説に対してそれを否定したいという意味もあるのだと思います。
たとえば間違えて誰かの足を踏んでしまった時、普通ならまずは「ごめんなさい」と謝ると思います。わざとではなくても相手に痛い思いをさせたということを自覚しているからでしょう。しかし、鞄や肘で意図せず女性の胸などのデリケートなところに触れてしまって相手が身体を大きく引いたりあるいは抗議の目線を送った場合、なぜか素直に「ごめんなさい」と考えるのではなく、「これぐらいのことで」とか「わざとじゃないのに」というような反応をする男性がいるように思います。少なくとも足を踏まれるのと同じかそれ以上の心理的な「痛み」「不快感」を女性が感じているということを知らない男性がそれなりにいるのではないかと思います。
痴漢被害の不快感を語る声を聞くとき、相手が自分にとって大切な人であれば、素直にその苦痛を思いやることもできるかもしれませんが、関係ないあかの他人であれば「同情を引こうとしている、不幸自慢ウザイ」という風に受け取る人もいるでしょう。けれどそれはけして同情を引こうとして不幸自慢をしているのではなく、女性の感じている不快感を知らない人に対してそれを知って欲しいという動機からなされていることなのです。あなたにとっては女性が不快感を感じるのは当たり前の知識であっても、そういう知識がない人が実際に存在するのです。
なので、そういう発言を見かけた時は「不幸自慢ウザイ」と反発するのではなく、その知識がない男性が存在するという事実に思いを馳せていただければなと思います。
http://anond.hatelabo.jp/20080930224438 の続き。
この前のゲームを配布するため、第6回博麗神社例大祭で配布してみた。
申込の10月の段階で8割はできていたので、まあ3月には間に合うだろうという目論見のもと、申し込んだ。
実際にゲームは12月末で一応完成し、この日がくるまで、ゆっくり準備していた。
ゲームは手焼きで80部作成し、300円で配布することにした。
で、今日さばけたのは25枚ほどだった。一応の目標は半分の40部だったが、まあ妥当な結果という感じもする。
ネット上で体験版をダウンロードできるようにしていたのだが、昨日までのダウンロード数が237。
まあ、その中の1割ぐらいの人が買ってくれたのかな?という印象。
今まで、ネット上を介してしかゲームを配ったことはないので、今回の手渡しで配布という形式はとてもいい経験になった。
買ってくれた人がこのゲームで楽しんでくれたら、こんなに嬉しいことはない。
お金の話をすると、25×300=7500円が売上げということになる。
経費がサークル参加費(7500円)メディア代(5000円)電車賃(2000円)などあり、
サークル参加費ぐらいは回収できたことになる。まあこんなもんでしょう。
でも、サークル参加者に1枚ずつ配られた本家の体験版はプライスレス。
私は例大祭はこれが初参加で、前回が酷かったという話を聞いていたので、どんなもんだろうと思っていたが、まあ無事だった。
参加者は前回より増えていると思うけど、面積が3倍近いから流石に人口密度が小さくなったのだろうか。
でも、局所的には身動きとれない程混んでいたとこもあったらしい。
今後については、次の東方の同人ゲームを作っているし、残ってしまった50部近くを捌くため、また何かの即売会に申し込もうかなと思っている。
配布物が残ってしまうのは結構精神的に堪えるものがあったので、これからずっと即売会での配布をやろうとは思ってはいない。
ダウンロード形式はそれはそれで、気楽な楽しさがあるしね。完成したらすぐ配れるし。
とりあえずこんな感じ。色々あったけれども、今日は楽しかった!
http://anond.hatelabo.jp/20081214010628
どう考えてもって、どう考えたんです? 何か根拠を元にしてるわけですか? 素朴な疑問。
いや俺も正直、大気汚染問題について真面目に調べたことはないんだけど(宿題かな)、どうなんだろう?
都内の汚染物質の濃度は改善傾向みたいですね。ベンゼンこの10年で半減とか、これ賞賛されるべきいいニュースじゃなかったりしないかしら。
都道府県別の死因の傾向。大都市圏で大気汚染の影響が出ているかといろいろ眺めてみたが、よくわからない。もちろんこんなことで何か素人判断するのは十中八九間違ってると思うが……。
世界規模での調査の結果、間違った思いこみを修正するためのがん予防キャンペーンが必要であること示した
多くの人々ががんの原因について、比較的影響の小さい環境要因を大げさに怖がり、がんのリスク要因として明確にわかっている行動要因の影響を小さく見積もるという間違った思いこみを持っている。
・ 豊かな国では、飲酒よりストレス(57%)や大気汚染(78%)のほうが大きなリスクと見なされている。しかしながらストレスががんの原因になるとは認識されていないし大気汚染は飲酒に比べれば僅かな寄与しかない。
・ 一般論として、全ての国の人々は、過体重などのようなよく知られたがんのリスク要因でも自分でコントロールできるものより、大気汚染のような自分がコントロールできないものをがんの原因と認めたがる。
このあたりを見て、どうも大気汚染のリスクは誇張されているようだぞと判断しているのですが。いや、大気汚染問題に詳しい人には怒られると思うんだけどね、たぶん。がん以外のこともあるし。
一方の受動喫煙。壷からのコピペでアレだけど、こんな感じらしいんだけど。
・フランスで2007年にレストランやホテルやカジノでの喫煙を禁止して以降心筋梗塞による救急患者が15%減
イタリアでも同様の結果
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20080227#p3
・アイルランドの禁煙法施行で、非喫煙者の従業員の健康状態が劇的に改善
http://www.kin-en.info/release_070514.html
http://web.archive.org/web/20070814075657/http://www.metamedica.com/news2000/2000121701.html
・スコットランド 禁煙法により心臓発作の入院が1年間で17%減
http://www.drakahige.com/NEWS/DAILY/2007/2007121001.shtml
http://www.nosmoke55.jp/data/0706who_shs_matuzaki.html
・屋内禁煙法施行1年後の自己申告調査で、アイルランドのバー従業員の呼吸器症状が16.7%減っていた。
・カリフォルニア州における調査では、バー禁煙法の施行前と比べて、施行後8週間で
バーの従業員の呼吸器症状が59%、粘膜刺激症状が78%減った。
・ニュージーランドの2002年の調査では、禁煙のオフィスで働く労働者の呼吸器症状と粘膜刺激症状は、
・スコットランドで2006年に屋内の全面禁煙法が執行されて以後、バーの従業員は、呼吸器症状が減り、
呼吸機能が改善し、全身の炎症所見が正常化した。気管支喘息を患っている従業員では気管支の炎症が減り、
生活の質が向上した。
・米国のモンタナ州へレナとコロラド州プエブロでは、職場と公衆の集まる施設を全面禁煙にするという強力な
法令が施行されてから、イタリアのピードモントと同様に、心臓発作(心筋梗塞)の発生率が平均20%[g]減った。
あと、「リスキー・ビジネス」p.322あたりを読むと、米有名タバコ会社が、「大気汚染の問題を強調して、環境タバコ煙(ETS)問題など取るに足りないと思わせる」工作をやっていたとか。「説得力をもたせるため、ある程度バランスをとってETS問題も論じないといけないが、全体的に望ましい方向にもっていく……コンサルタントには重要な科学会議にはかならず出席するよう求めている。科学界や世論を動かすのに利用できそうな会議すべてに」云々。すごく……きなくさいです。
あとは、カリフォルニア州がタバコの煙を大気汚染物質に認定したりしてますね。
日本で路上から喫煙規制がかかってるのは、人口密度、鉄道社会(駅周辺の混雑)、通勤時に多い男性の喫煙率の高さなどで説明がつくと思いますよ。
それと、女性の喫煙増えてますよね。なんか最近露骨に若い女性をターゲットにした新商品が出てるじゃないですか。あれ見て勝手に青筋立ててるんだけど。男性喫煙率が他国並みに下がる頃には他国と同じ傾向になってしまってそうだ。
つーか感覚的な話をすると、ほぼ透明無臭の排ガスより、目に見えて悪臭のするタバコの煙のほうが普通にヤですけどね、俺。タバコ片手のバイクが通り過ぎていったりすると、タバコの匂いのほうが圧倒的に鼻につきますもん。最近は昔のように黒煙を吐くクルマもあまり見かけなくなったし、そうなるとなおのこと昔と同じ煙と臭いを出してるタバコが突出するというか。
一応つられておくが、人口も人口密度も国土面積も世界の中で日本の順位は低くない。
日本よりそれらの値が小さくても成り立ってる国はたくさんある。
社会の成り立ち度合い的なものを人口N、国土面積S、人口密度ρの関数として
f(N,S,ρ)
f(N,S,ρ)=g(N,S)
と書けるという意味であって、関数gの中にρ=N/Sの形が陽に現れないということに等しい。
例えば
g(N,S)=N*S
という依存関係になっていたとしたら人口が少なければ国は成り立たないということだ。
http://anond.hatelabo.jp/20080420103730
この話では人口密度以外については何も言っていないわけだけど、それはg(N,S)の関数形について(N/Sの形が現れないということ以外)何も言っていないということなんだよね。
その段階でg(N,S)がNについて少なくとも増加関数ではない(∂g/∂N<=0)ということを結論するのはおかしいでしょ、って言っただけ。そんなに噛み付かれても困る。
人口へっても国土面積はほぼ変わらないんだから、人口が小さくなる=人口密度減少。
仮にこれが事実だとしても、言えることは
ということであって
ということではないと思うんだけど。
社会が成り立つのに人口密度が関係ないなら、人口多くても少なくても社会は成り立つだろ。もうちょっと冷静に考えてよ。実際一億人以下の国だってたくさんあるわけで永久に今の人口維持しないと社会が成りたないというほうがよっぽど詭弁だよ。
それぞれの人がそれぞれの理由・基準でそれらを選択してる。
結果、総体として、それぞれのメリットデメリットが拮抗する所に落ち着く。
渋滞が緩和されれば電車から車に変える人が出て、やっぱり渋滞する。
渋滞が酷くなれば車を諦めて電車に変える人が出て、渋滞は緩和される。
電車の混み様が酷くなれば電車を嫌って、車にする人が出てくる。
電車が快適になれば、車から乗り換える人が出てくる。
とかなんとか言っても、運ばなければならないものは運ばなければならないし、行かなきゃいけないところには行かなきゃいけない。
だから、人口密度を減らすしかないんだよ。
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