はてなキーワード: パイとは
じっくり思い出しながら書いてみる。
なので昨日はお婆ちゃんのお見舞いに行ってきた。
看護婦さん「今女性の方がお見舞いに来てますよ。その人の娘さんですか?」
ニヤニヤしながらこう返した。
「あのー、僕男です。お見舞いに来てる人は、親戚の人かな」
看護婦さんは慌ててこっちをチラチラ見ながら「あ、あぁー、男の子・・・」って言ってた。
見舞いに来ている女の人は、叔母さんだった。
叔母さんはトミーフェブラリーを太らせたような顔のぽっちゃり巨乳の人でたぶん歳は35ぐらい。親戚で一番仲いい。
叔母さんに会うのは一年ぶりくらいで、お婆ちゃんに会うのは三年ぶりくらい(意識ない時に会ったけど)。
お婆ちゃんはこっちを見て「誰?」って聞くから、「増田だよー」って答えた。
一日に二回も女の子に間違えられるのは初めてだから、嬉しくてニヤニヤ。
お婆ちゃんとは三十分くらい、近況だったりいろいろ話した。
叔母さんが車で送ってあげるっていうから、助手席に乗った。
そしたら「お昼ご飯食べた? どこか行く?」って聞いてきて、本当は軽くトーストを食べてたけど、高いものが食べられるんならって嘘ついた。
「肉が食べたい」って言ったらステーキ屋に連れてってくれて、一人前2400円するステーキを食べながらいっぱい話した。
看護婦さんにも女の子と間違えられたよ、って言ったら「増田くん、可愛いもんね」って言ってくれた。
「叔母さん(本当は下の名前+お姉ちゃん)も可愛いよ」って言ったら「毎回言うね」って言われてドキッとする。毎回言ってたのか。
「だって本当に可愛いから」って言ったら「わかったわかった」って照れ笑いする。
叔母さんが向かいから横に移動してきて、「指綺麗だね」って手を握ってきたり「髪もサラサラ」って撫でてきたりしてドキドキ。
また車に乗って今度は家の方に向かう。と思ったら全然知らないところで止まった。
叔母さんが「どう?」って指差す方向を見たら「ホテル××」の看板が。
「え?な、何が?」ってとぼけたら「何がじゃないでしょ」って手を伸ばして太ももを触ってくる。
しばらくとぼけたけど、「増田くん、私のこと好きなんでしょ?」とか言われて、結局「エッチしたい」って言わされてホテルに入った。
「私もう何年もしてないんだ。増田くんは初めて?」って聞かれて「何回か・・・」って答えた。
一緒にシャワー浴びて、タオルで拭き合いをしてベッドに仰向けに寝かされて上に乗っかってきた。ちょっと重かった。
首筋の辺りをリップでチュッチュッてされて、乳首を舐められた。
「今、私がやったようにやってみて」って言われて、ドキドキしながら肌に口をつける。
乳首を舐めていたら、だんだん固くなっていくのがわかった。その間、ずっと頭を撫でてくれて興奮してるんだけど安心感がありました。
おっぱいで顔を挟んだり、パイズリもした。パイズリは気持ちよくなかった。
叔母さんは喘ぎ声がすごかった。何というか絶叫しているみたいな。
腰を振ってる間「んー!!んー!!もっとぉ!!もっとぉ!!」「増田くん!!気持ちいいね!!気持ちいいね!!」「いいよ!!増田くん、いいよ!!」とかずっと言ってた。
その激しさもあって終わったときは達成感でいっぱいだったし、汗をかいていた。
汗を流すために二人でまたシャワー浴びたんだけど、身体見てたらまたムラムラしてきた。
もう一回やろうとしたら風呂の中では体勢が難しくて、ベッドに戻ってもう一回した。
終わってから、今度は本当に家まで送ってもらって、家の近くで止まったときにキスをせがんだら「ダメ」って言われて、電話番号交換したけど「絶対に周りに悟られないように。呼び方も変えて」って釘を刺された。
そんなわけで昨日はお婆ちゃんが元気になったし、女の子にも間違えられたし、叔母さんとエッチもできたし嬉しいことがいっぱいあった。
#国内で推定してます。
[仮定1]
1.マジコンの普及台数
10万台
2,マジコンへの投資額(1台あたり) http://www.dragon-computer.co.jp/
¥5,000
¥5,000
単純計算では 10万x5k=5億の一次被害が想定される。(マジコン買わずに普通のソフトウェアを買う場合が想定される)
[仮定2]
1.マジコンの普及台数
20万台
¥5,000
単純計算で一次被害10億。マジコン禁止で被害が増えないとかのたまう馬鹿はこの数字ををきちんとひっくり返してね。
[仮定1]で考えると、単純にゲーム開発側からすれば最大10万のパイが0となる可能性を気にして開発することになるわけですね。
あくまで一次被害であって現実は加算して行く訳です。現実の確率を例えばXと置けば、
5億 x X(%)+5億 x X(%)+....
で、まあチリもつもればで大きな被害になるのかな。
1200件くらいのDSソフトがあるようですが、(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BCDS%E3%81%AE%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%AB%E4%B8%80%E8%A6%A7 )
1200 x 5億 x X
まあ平均して1%と仮定しても60億? 2500万台くらい普及に対して10万台だともう少し低くても良いかもしらんが。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BCDS )
近頃、供給落ちすぎてワラタ。やばすぎて、オラわくわくしてきたぞ。
ここ数年で痛感したけど景気が回復しようが製造業は永遠に報われない。国民/労働者を幸せにできないくせに、なーにが日本の誇る産業だ。景気がマシになった頃ですら美味しい思いをすることなくキリキリ締め上げられていたのに、ちょっと悪くなっただけでゴミのように捨てられる。どうせいつもギリギリですぐに崩壊するなら、まだ、バブル期くらいはウハウハできる金融立国の方が人を幸せにできたんじゃないか。
それに、技術立国で製造業自体がどれだけ頑張ってもパイは大きくならない。お互いに首を絞め合っているだけ。結局は金融賭博が作り出す景気の付属物で、業界全体の業績は虚業のジタバタに振り回される羽根飾りでしかない。現実は虚業の奴隷以下だよ。
たまに、「日本の技術は世界一ィイイイイ。」みたいな歪んだ自尊心を満たすために応援してくるエライ人とかマスコミがいるけど、彼らのオ○ニーの為に我々が存在しているんじゃないと思うんだ。
俺も「日本を支えるのは技術だよ」とか「日本スゲー」的な無邪気な動機が無かったわけではないし、いまさら他の業界でどうこうっていう訳にもいかないけどさ、景気情勢によらず永久に従業員を幸せにしない技術立国が、金融立国とくらべて何がよいのかと。平均賃金も高くないしね。アイスランドや借金まみれのアメリカ人と較べて、今の我々が幸せな状況で、これから明るくなる兆しはまったく見えてこない。どうせ彼らが破綻するときには我々も血を吐くことになるのだ。で、かれらがまた何かバブルを起こしても僅かな恩恵しかもたらされない。
それに、特許で延命させているとはいえ、急速にフラット化するこの世界では、技術的な優位なんて今後1世紀すら保てない仮初めのシステム。いつまでも食っていけないよ。
いまどき国立が安いつったって文系じゃ年間10~20万程度しか変わらんからねぇ。
卒業生に金持ちの多い医学部はすでに私設の奨学金は多くあるけどやっぱ貧乏だと教科書代ひねりだすだけで大変みたいだし。そもそも医学部各学科を受けようと思ったら、産業化してる受験業界ではそれなりに金積まなきゃならんし。
一方で昔は中卒でもなれた弁護士が法科大学院を卒業しないと取れないようになっちゃったりして、貧乏人が這い上がるのは難しくなってるしなぁ。貧乏人が這い上がるために必要なのは学位でも奨学金でもなく国家試験受験資格だったりするんだが。
国立大学の学費をあげて奨学金を増やしたところでパイの奪い合いが過酷になるだけで、必要な人にはふってこないよ。親が自営業だと裕福でも貧乏人を装うことができてしまうからな。下手するとサラリーマンの子息が汲々して学費稼いでる間に医者の子息が奨学金と授業料免除をもらっていたりするのが国立大学。金持ちは抜け目がないから金持ちになるってことかね。
宅配で食べ物届けさせようとする奴ってなんなの?
自分だけが苦労してるって思ってる。
私だってさ、毎日パンケーキで頑張ってんだよ、それなのにさぁ…。
見下しやがって…。
なんなんだよ、ホントに。
涙出てくるよ。
悲しくて辛くて、熱出そうだよ。
田舎からつれてきた猫も、最近じゃ話しかけても答えてくれないし。
昔は心が通じ合って会話もできた気がするのに、私が都会に染まっちゃったのかなぁ…。
もう、猫の声も聞こえない。
それなのに、都会での生活に馴染んだかって言えば、全然そうでもないんだ。
夏目漱石がさ、留学先のロンドンで鬱病にかかったって言うの分かる気がする。
今、そんな気分。
実家には温室みたいなのもあったし。
本当はこんなダサい服しか持ってないわけじゃないんだ。
今じゃ、基本、パン屋の店番だよ。
自分で立ち上げた事業が上手く行ってなくって仕方なくやってるんだけど
赤いリボンで真っ黒な服で、ぼうっとしながら時間つぶして、なんか夜の街に立ってる娼婦みたいだよ…。
本当の私はこんなんじゃないんだ。絶対…。
そんな格好していて、それで私、自分で言うのもなんだけど、ちょっと可愛いから
男にも声かけられたりはするのね。
でも、ウザイのばっかで…。
私をオトしたいんなら、まず、その囚人みたいなボーダーのシャツを止めてから声かけろって。
あと、水をかけたら女になりそうな声もどうにかしろ。
本当、せめてナマモノはやめて下さい。
宅配業として、あり得ないです。
ニシンのパイとか届け先の孫娘も、なんか物凄く嫌な顔してたよ…。
ごめん、こんなの愚痴だってわかってはいるんだ。
大丈夫、落ち込んだりもするけれど、私は元気です。
多分……。
それはおそらくYes.ただ2番目以後も理由があると思っている。
ただ、麻生も言っているとおり、増税しても経済が停滞するからうかつな増税は良くないという麻生の昔の発言通りだと思う。
経済が復活して、相対的なパイ自身が大きくなれば、消費税は増税からなずしも善ではないという話しも麻生はしている。
トータルに考えれば、法人税の急激な引き下げは急務。
オバマ政権でも法人税の急激な引き下げ(日本と並んで世界の法人税ワースト1,2だから)は話し合われている。
そうすると、短期的には税収が足りなくなるので、消費税の引き上げはやはり急務になっている。
ただ、法人税を引き下げないと、経済のパイそのものが小さくなって、税収減。したがって、年金の国庫負担もさらに増えてさらなる消費税増税。以後負スパイラル。
逆に、ここで法人税を引き下げ、経済のパイそのものが大きくなれば、結果的には長期的に税増収。そうなれば、税負担は減らせるし、出生率も上昇転換すると予想できる。
逆に言えば、法人税を引き下げないで、経済を活性化させる方法。又は、法人税を引き下げても消費税を上げなくても良い方法を提案しないかぎりは、法人税引き下げと消費税の引き上げがセットで行われることはやむなしだと思う。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/44a168f4f49944058f457302eef66e83
「雇用流動化で失業率は下がる」という命題自体に間違いはないと思うが、雇用規制撤廃が雇用流動化を促進するかというとあまり大きな効果はない。
のびー老師は自説に組しない説を「感情論w」というが、おいらには「悪いモデル屋」にしかのびー老師が見えない。
「ある経営者が、正社員を雇うか派遣にするか迷っているとする」仮定の話にしても、雇用の口そのものは一つで増えているわけではない。それを論じるなら作業量の増加に伴う雇用の決定を具体的に例としてあげて欲しいわけ。たとえばあるA社は業務を拡大するために人を雇うかどうか決定せねばならない。その前提条件として雇用コストと雇用によって生じる利益を考える。というなら分かる。のびー老師の説で違和感を感じるのは、この前提で考えるとき解雇規制によって生じるコストっていうのが実際どれだけ考慮されているのかってこと。普通に考えて生産性と給料のみで判断するでしょってこと。正社員が忌諱されているのはそれに伴う社会保険とかの手続きのめんどくささと、それと給料を含めての費用の高さだと思う。
翻って、現状の生産業の雇用については、供給>需要なので解雇規制の撤廃が行われた場合、企業は雇用コストを社会リスクに代えて外部に出すだけで終わる。介護や外食に人が行かないのは労働条件が悪すぎるだけであって、労働条件がよくなれば供給が増えるのは「モデル屋」であるなら分かりそうなもんなのに。
「資本家から搾取して労働者に再分配しても、パイ全体の大きさは変わらない(税の累進性を上げると、インセンティブの低下でGDPは下がる)。」ってのもよく言われるけど、10万人が1000円の贅沢するのと、一人のお金持ちが1億の買い物するのもGDPとしては同じとして、どちらの実行可能性が高いかは分かるはず。とくにのびー老師は輸出に頼る製造業への偏重を悪いものとして扱っていたわけで、内需を増やそうとすれば個人消費を増やして企業の設備投資を促す方が方法としてはコストかからないのにその点において矛盾しないか?
セーフティーネットもきちんと整備しないまま、経済明るい見通しも立たないまま解雇規制の撤廃したら、当然普通の人はリスクヘッジして個人消費が落ちるのがわかってないのかなぁ。んな訳ないと思うけど。よしんば景気がよくなってからやるとしても「派遣切り」がこういうふうにセンセーションに取り上げられてしまっては消費税並みに個人消費を冷やす原因にしかならないと思うんだけどさ。
とはいえ「雇用流動化で失業率は下がる」のは間違いないので、あとはどうやって雇用流動化を促進していくかなんだけど。これは「自発的に転職する人」を増やすしかないと思う。施策としては、
1.雇用保険の給付額の増加と期間の延長、および適用の緩和
2.職業訓練についての補助の拡大(90%ぐらい補填して欲しい)。もっと言うなら職業訓練の無料化
かなと思う。3は難しいけどね。とにかく一旦職業訓練を施す期間をもてるようにしないと。
これが出来るなら、消費税が上がってもいいと思う。
異性はもちろん同性とも猥談みたいなことしたことないから
自分がしちゃう妄想が変態チックなのかどうかがわからない。普通だったらいいな。
・女の子のおっぱいが大きかったら「パイズリしたりするのかな」とか。
・赤ちゃん連れてるカップルなら「中に出して」とか言ったんだー!とか。
・複数の子供つれてたら「この子の目を盗んで中出しエッチしてたんだ」とか。
・妊娠してる女性を見たら「旦那さんは欲求不満でこの人の友達と浮気しちゃってたりして」とか。
・中学生とか高校生で可愛い男の子を見かけたらこの子もオナニーとかするんだって想像したり。
・若作りしてるお母さんとか見かけたらホストとエッチしたりしてるのかなぁとか。
・若い男とけっこう年いってるカップルを見かけたら若い男の身体大好きで毎晩エッチしてるんだろうなとか。
すでにあるパイを取り合ってたんじゃだめだと思うけど、
パソコンや携帯メールは難しそうだからちょっと・・・とかいうジジババや
中年どころの層に訴求できないかなぁと。
携帯やPC、DSは多機能だから、「ネットブラウジング」のみにフォーカスするわけですよ。
機能をいろいろつけると「難しそう」っていうレッテルは剥がれないし、
めっちゃシンプルにするってところが売りにならないかなぁ。
噂のApple iTabletみたいなやつだな。 ただスタイラスはつかないと思うけど・・
まあ、ネットブックのさらに機能を削ったものとしてはありだろう。4万、5万あたりで出たらそれなりに売れるかもな。
個人的にはFlashとPDFとオフィス形式のファイルに対応してくれて、スピーカーがそれなりによければYouTubeやニコ動端末も使いたいな。
でもあまりヒットはしないとおもうよ。 もう既にケータイとDSとPCでパイはあまり残ってないしな。
もしレーベル社とか、映像コンテンツ持ってる会社と提携して作るなら、それなりに売れるかもしれないけど、機能自体にインパクトがあまりないから、アップルみたいなところがなんか革命的なUIをひっさげて出してくれないと、一般ウケはしないとおもう。
インテリジェントな家具・家電・ホームセキュリティとかを束ねるものだったり、ワンセグがみれたり、防水だったり、プッシュメールにバイブ着信通知付きで対応してたり・・・ととりあえずいろんな所からパイを奪ってくることが大切だと思う。
荒川:ポッドキャスト連動コーナー。週刊ミヤダイ。今週のテーマはこちらです。
荒川:年末年始、派遣切りされた労働者の方々が年を越すということで、日比谷公園に派遣村ができました。でも、派遣村じゃあダメだというお考えですね。
宮台:「だけ」じゃあだめだと申しましょう。「だけ」という言葉をつけておきましょう。
宮台:あるいは緊急経済対策であるとかですね、シビルミニマム、あるいはベーシックインカムを保障するための最低限の所得を保障する政府の再分配、こうしたものは全部緊急避難として重要ですけれど、結局、緊急避難でしかないのですね。長期的にまわる社会の経済や仕組みにつながっていなければ、結局それもできなくなっていってしまいます。
まず、根本的に考えなければいけない問題があります。キーワードは「グローバルガバナンス」というのですが、グローバル化に関係することなんです。
どういうキーワードかというと、さっき法人税の話をすこし話をしましたけれど、たとえば1960年代にドイツの税収に占める法人税の割合は40%あったのですが、今はEU筆頭のドイツですら16%に下がっているのですね。
宮台:つまり、BMWとか、シーメンスとか、ジーメンスとドイツ語で言いますが、こういう会社はもうドイツでは会社はお金を納めていないんですよ。資本が流出していて、税金の安いところに工場があったり、移転、いろんな支部があったりということがあるんですね。そうしないともう国際競争では勝ち抜いていけないというふうになっているんです。
荒川: ええ。
宮台:それでドイツでは法人税収入が下がってきた。対処してどんどん法人税を下げてきた結果、法人税収入は上がったんです。そうすると、実は、他の国々も「じゃあうちも」「うちも」というふうに法人税を下げて流出を阻もうとしますね。そうするとどういうことが起こるかというと、短期には法人税を下げることで工場・本社が戻ってきて税収は上がるけど、続かないんですよ。だってみんな下げちゃうから、最終的に。
荒川:ああ、はい。
宮台:結局、どういう方策しかないか。もうお分かりですよね。国際的に連携して企業からはこれだけ税金をとりましょうというふうにやっていくしかないね、という話になっているんです。
荒川:はい。
宮台:ただ、ここで重要な問題は、そうやって国内で税金を納める企業がいなくなって国外に出て行く、タックスヘイブンとまでいかなくても、企業にとっていいところで税金を納めているということは、そういう国国の多くは低開発国でしょ。そうすると、実はこれは所得の移転なんですよ。従来、南北格差として知られていた経済の格差が縮まる方向性なんですよね。だから世銀、世界銀行が出している統計なんかにもありますように、グローバル化がすすむとそうしたことも背景にあって、地代や労賃が安いだけじゃなくて法人税が安い低開発国に資本が流れて、そこの国の国富が増大するということがあるんですね。そして、いわゆる「旧南側」の国々は、グローバル化がなくしては国富は増大しないというこがあるんです。
荒川:ええ、はい。
宮台:そのことを考えると、グローバルガバナンスという観点、さっきのワークシェアという問題と同じ問題をはらむんですよ。簡単に言えば、「誰とシェアするんだい?」という問題。国内だけでシェアしていいのかという問題。そもそもそういう問題をたてるまでもなく、国内の労働分配率が下がっているというのは、南北格差が縮まるという問題“でもあり得る”のですね。
荒川:現に日本も、低い労働賃金ということを求めて中国だベトナムだとずうっと企業が移りましたよね。
宮台:そうです。あるいは逆に外国人労働者が高い賃金を求めて入ってくるということになりますよね。昔、労働力はあまり空間移動はしないものだというふうな前提のもとで資本が動いていたのですが、今はそういうことはなくなっているんですよね。そうすると、ワークシェアの応用の話になりますけれど、いままでのような一国の枠の中で見て、「政府は手当てをしろ」とかですね、「企業は派遣を切るな」「全部正社員にしろ」とかって言っているわけにはいかなくなってしまう。だって企業が逃げてしまったらもともこもなくなってしまいますよね。
荒川:そりゃあそうですよ。グローバル化っていうのはそういうことですもん。日本だけじゃなくていいんだと、安い労働力を求めて日本を離れますものね。
宮台:もちろん右翼としてのわたしは、そういう人を「売国奴」として批判してもいいんですよ、日本から出て行ってしまう人たちをね。でもそれはムダでね。なぜムダかというと、だって倒産したらもともこもないです、企業は。雇用されている人も含めて。なので、競争から勝ち抜く必要から、これは望むと望まざるとに関わらずそうしないではいられないという企業の原則もあるのですね。
荒川:よくわかります。ただ、しかし、国内から逃げてしまうということになると、今度は日本の国内にいる労働者はどうすればいいんですか?
宮台:…そういうことなんです。
荒川:…。
宮台:だから、さっきのワークシェアの応用問題と考えるしかなくて、自分たちの労働分配率が下がった、と。「これはグローバル化のせいだ」「グローバル化がいかん」と話をするのは一方的なんですよ。そうじゃなくて、グローバル化である種の所得の再配分が進んでいるという“面”もあるんですね。だから自分たちが良ければいいという話じゃすまないというのがさきほどテレフォンにもありました。この発想を柔軟に広げていって、その上でグローバルガバナンスということを言わないと、「みんなで国際的に協調しましょう」と言っても「うちはこれだけのパイがあってこれはもう譲れないんだよ!」とかいい始めるともうにっちもさっちもいかなくなっちゃうんですね。
荒川:うーむ。
宮台:だから、ここは我々のある種の“賢明さ”が問われる場面だというふうにも思われます。
荒川:となるとですよ、派遣というところでいけば、派遣村「だけ」じゃあダメだとい今日のコーナーのテーマなんですが、じゃあ派遣禁止ということで正解が生まれてくるのか?
宮台:生まれませんね。細田官房長官もあるいは御手洗さんも仰っていたように、企業は逃げます。間違いなく逃げちゃうんです。なので、そこはそれなりに愛国心を持ってもらいたいなという思いもありますけれど、基本的に国際競争に勝てるようなどういう仕組みを、しかし社会の保全と両立するようにたてるのか、と。たとえば、公共投資の使い方、財政出動の使い方をはじめ、さまざまなセーフティーネットの張り方、あるいは所得を再配分するときの頭数の数え方、いろんなところで知恵を絞って、少ないパイを“合理的に”わけるというふうにしなければいけない。少ないパイというのは国内だけじゃなくて世界中全体の、グローバルな問題なんですね。なので、「グローバルガバナンス」がキーワードなんです。そのときには、我々のような、別に利己的という意味ではないのですが、ある種のアタリマエさ、自分のことを考えるのはアタリマエという発想では、実は解決がつかないんですよ。
荒川:ただ、緊急避難的な対策にはつながらないかと思いますけれど、日本の労働力の問題、あるいはコストの問題で、外に行った企業、だけど製品の品質が落ちてしまったということから、日本に戻ってきている企業がどんどん増えてきているんですよ。
宮台:だから、経済の流れとして言うと、VTRからDVDへとよく言いますけれど、昔はプラントを輸出しなければならないような技術が重要だったんですが、今はコーポーネンツ、つまりアセンブリー産業になっているんですね。いろんなところで作られた部品を単に組み合わせて作ればいいという作業になっている。自動車もそうですよね。インドのタタ自動車が15万円で乗用車を出しました。これもDVDとかパソコント同じように自動車を作ることができるということを世界に示しているわけですよね。もちろんそういう中で、トヨタのように、人こそが資源だということで優秀な人材だけを集めてものすごい付加価値の高い車をつくるというやり方もありますが、そういう車は高いので所得が高い人にしか売れないわけですよね。そうすると市場を当て込むことができませんので、トヨタもどの会社もいずれにせよ、アセンブリー産業的な側面を抱え込んでいく以外に生き残ることができないんです。
荒川:うーむ。
宮台:そうなると、グーローバル化にむしろふさわしい適応形式ということになっていくんですよね。
荒川:ということは、グローバル化ということからもう目をそむけることはできないわけですね。
宮台:できませんね。
荒川:グローバル化ということを認識した上で、じゃあ次の産業とはなんなんだと、これを模索することが。
宮台:だからさっき強啓さん仰ったように、いまだったら技術水準下がるというふうにまだ言えるかもしれないけれど、プラントが世界中に輸出されているので、それぞれの昔の低開発国といわれるところでも、高品質の商品を、生産材ですけれど、作れるようになってきている。
荒川:なってきているんですね。
宮台:そうすると、昔の「先進国」という言い方がもっているアタリマエさは、もう通用しないんです。
荒川:うーむなるほど。次へのジャンプが新しい労働力、それから仕事のクォリティ、それを政府というか、国全体でそこを探さなければならないと。
宮台:そうです。という時にアメリカのオバマさんが大統領になるのはとてもいい兆しです。
荒川:はい。社会学者宮台真司先生でした。どうもありがとうございました。
宮台:ありがとうございました。
>社会や働くということに対して甘い人たちがこんな偉そうな顔をしていて、それに税金が使われて、そしてそんな人を守る方向に国が動いちゃっている。
俺も昔はこういう風に考えてたけど今は変わった。
「社会や働くということに対して甘い」かどうか、誰が判断するのか?
派遣労働者は社会や働くことに対して甘いから派遣なのか?ホームレスは社会や働くことに対して甘かったのか?
そんなことはない。そういうケースもあるだろうけど、派遣村の人の言うとおりそんなのは判別できないし、測る尺度もない。
今年の年賀状の中に自分にとって初めてできた彼女からのものが混ざっていた。それで彼女のことを思い出していて彼女は「不思議」だったなぁと改めて思った。「不思議ちゃん」だったわけじゃなくて何で俺と付き合ったのかが「不思議」。
彼女とは高校で知り合った。クラスが一緒で出席番号が近いので席も近かった(というか真ん前)。初めて彼女と交わした会話を覚えている。登校初日、クラスの中が誰もが知り合いがいないという緊張感で包まれる中、彼女はくるっと振り向いて「よ、よろしく」と挨拶した。「あ、うん……」と、これが僕と彼女の初めての会話。
第一印象ははっきり言って「こういうタイプ苦手だな」だった。彼女はちょっとヤンキーっぽい感じだった。でも、彼女はクラスで一番と言っていいほど顔立ちが整っていてちょっと加藤夏希に似ていて「こりゃ争奪戦になるね。自分は関係ないけど」なんて思ったりした。教室に先生が来るまで何言か喋ったんだけどその内容は覚えてない。それから何度となく聞く会話の打ち切りを合図する「あっ、きた」は今でも覚えている。
僕は典型的なサブカル文化系で細くて男らしくなくて趣味がマニアックで……周りとは合わずにイジメの対象になりそうでもあった。ヤンキーはその対極にいると思っていて「敵」だとすら思っていた。そのヤンキーが高校で初めて会話した相手だったのが何だか面白かった。「席変われば一切話さなくなるだろうな」なんて思いながら(しかし僕が入学した高校は席替えなんてことはやらないところだった)。
すぐに彼女は女の子の仲間を作ってヤンキーっぽい男子に囲まれたりしたけれど何故か僕との交遊は絶たず、ヤンキーっぽいのに何故か優しかった。僕がヤンキーっぽい男子にからかわれていると「やめなよー」と仲裁に入って救ってくれた。ジュースをオゴッてくれて「イジめられない方法」をレクチャーしてきた。予想に反して僕と彼女はけっこう仲良くなった。
でも、別にいつも一緒にいたり昼ご飯一緒に食べたりするわけじゃないし授業前だったり休み時間にたまに話すだけで「友達の一人」という感じ。彼女はヤンキーっぽくても根は優しいから僕のような人とも話してくれるんだと思っていた。
ある日のこと。その日は調理実習で調理した料理を食べながら雑談になっていた。僕と彼女は同じグループだった。話がいつの間にか彼女が初めて恋人ができた年齢だとか、セックスした年齢の話になっていた。彼女はやっぱりヤンキーで中二で処女を捨てて周りに言えるような人間だった。正直、僕はその場が苦手であんまり発言していなかった。ヤンキーっぽい男子はやたら興奮していて「なぁじゃあこの中でセックスしてもいいって男いる?」なんて聞き出した。彼女はちょっと困ったなぁという表情を浮かべて「えーっと、増田くんかなぁ」って僕に笑いかけた。「なんだよそれぇー」とヤンキーっぽい男子。僕は舞い上がった。
でもすぐに思考をめぐらせて興奮を抑えた。彼女は単に質問を上手くはぐらかすために安全パイとして僕を選んだに過ぎない。ここでヤンキーっぽい男子を選んだなら本当にセックスする羽目になるかもしれない。僕なら絶対そんなことにはならないと彼女は踏んだのだ。それはもちろんその通りで別にその日の放課後に「じゃあしよっか」なんてことにはなるわけがなかった。
一週間か二週間が経って。放課後、僕と彼女はお互い何かの用事を終えてたまたま同じ時間に教室に戻ってきていた。彼女はいつも女子グループと一緒に帰っていてその日もそうだと思っていたんだけど何故か「一緒に帰ろうか」となった。歩きながらいつも以上に話した。それまでで一番濃密なコミュニケーションだった。彼女の知らないことをいっぱい知った。僕も話したことないことを話した。この日、一気に親密になった気がした。ケータイのアドレスも交換して、メールを交わすようになる。
それから何故か毎日一緒に帰るようになった。帰り際、二人でゲーセンに行ったり、カラオケに行ったりするようになった。つまりはデートだった。周りも「あいつら付き合ってるからな」という空気を出していた。でも休日はメールや電話だけだしキスもセックスもしてない。ずっと「何で僕なんかに優しいんだろう?」という疑問はあった。
初キスと初エッチは、そこは向こうがヤンキーだからか一緒にすませてしまった。いつものように彼女の最寄駅で別れようとしたら彼女が僕の手を引っ張って降ろしてしまった。「定期なんだからさぁ、ここで降りてもいいじゃん」。それは家に来いという意味だった。そしてなかなか進展させない僕に少しイラついてるようだった。彼女の部屋で「ほらぁ」って押し倒されて全部をすませた。僕はこの日、やっと彼氏・彼女になったような気がした。そして猿になった。学校のトイレ、ロッカールーム、カラオケボックス、デパートの非常階段、ネットカフェ、公園のベンチ、電話ボックス……色んなところでやらせてくれるのは「さすがヤンキー!」だった。
でも付き合ってから半年くらいして僕は学校が止めたくなった。彼女の部屋にいるとき、彼女にそれを言うと「ダメ!」って怒られた。色々説教されて「私と一緒にいるの楽しくない?」って泣きそうになった。ここでちょっと「めんどくさい奴だな」って思った。なので、彼女には黙って学校をやめた。
やめてからメールや電話をしつこくしてきてますます「面倒だな」って思った。なので、ケータイを変えた。そしたらPCの方に来た。気まぐれに返信して何回か会ったりしたけど「まぁ、ヤンキーだしすぐ新しい彼氏作って自然消滅だな」って感じだった。それから僕は勉強して大学に入った。彼女も大学には入ったみたい。
未だに不思議に思ったりする。何でヤンキーっぽい彼女が僕と仲良くしてくれて付き合ったんだろう。どこが好きだったんだろう。年賀状には隅に「また昔みたいに話そうよ(泣)」って書いてある。連絡取ろうかどうか悩んでいる。