はてなキーワード: バターとは
久々に増田書かせて下さい。流させて下さい。
昨日というか今日の初め、夫が飲み会で激しく酔っ払って帰ってきた。水の入ったコップを渡したらとりあえず盛大にひっくり返した。前後不覚ってこれか、こういう感じか、いやこれは上下不覚か、いやでもバター塗ったパンがバター面下にして落ちる確率はカーペットの値段に比例するから、とか心の中で動転スタートしつつ、こぼしにくそうなマグカップに水入れ直して渡した。
話を聞いて分かったことには、後から参加した人に車で送ってもらったらしい。どうやって家まで辿り着けたのかが謎だったので、疑問が解決して良かった、とか、普段ろくにやらないような良い事探しなんぞして、動転をスローにした。
どうも上司に無礼講スペシャルかましちゃったらしく、しかも本人酔っ払ってるためか全くもって平気と思ってるらしく、胃がごにょってなった。伏線。
よせばいいのにたばこなんか吸って、そんで案の定灰皿もひっくり返した。落ちた灰は少量だったけど、さっき水こぼしたソファの上にピンポイントでかかった。溶けていく灰。模様のつくソファー。元々小汚いソファだったから模様くらいどうってこたー無いけど、灰が水に溶けた臭いは強烈なので、後でまた水拭きとファブリーズしようと思った。のを今思い出した。
酒はめっぽう強くて、誰と飲んでも飲み負けた事が無い、と豪語する夫が、「ぎぼぢわ゛る゛い゛」と力なく言い残してベッドに行った時に、「寝ゲロ→窒息」という単語コンボが頭をよぎった。何か怖かったから、眠かったけど一時間くらい時間ずらしてから自分もベッドに入った。怖がるとかじゃなく、ベッドの横に洗面器用意するとか、そういう実りのある行動した方が断然良かったと今になって思うけど、残念な事にそんな機転が利く脳みそじゃなかった。あと我が家に洗面器は存在しない。
で、眠りに着いた直後、夫が吐いた。起きてトイレまで行こうとしたけど間に合わなかったらしくて、寝室の入り口で吐いてた。動転マックス。タオル持って右往左往したり雑巾持って右往左往したりティッシュ持って右往左往したりしてる間に、畳にすっぱさが浸透してしまった。後になって水拭きして数年前に買ったリセッシュかけたけど、きっとまだすっぱい。
畳の上の他にも、その近くに置いてあった夫が明日履く予定のズボンにも、吐瀉物がどっさりしていた。むしろ畳の上は胃液メインだった。固形のものはなるべくティッシュで取り除いてから、ナイトモードで起動させた洗濯乾燥機に放り込んだ。さっきぐぐったら洗濯しても臭いが残るって話が引っかかって、怖くなった。怖くなったところでどうしようもないんだけど、怖くなった。もしすっぱかったら、最近新しく買ったファブリーズをがっしがっし吹きかける心積もりでいる。乾燥は午前七時頃に完了する予定。下の階の人響いてたらごめんなさい。
生まれて初めて他人の嘔吐シーンおよび嘔吐物処理に直面した。生ぬるい人生でした、ごめんなさい。何かおぼろげに増田に向かって謝りながら拭いてた。猫の嘔吐物はいつもさっさか処理してるせいもあって、慢心してた。人の嘔吐物凄い。油断するとこっちまで吐きそうになる。もらいゲローもらいゲローって、頭の中に住んでるブリトラがずっと歌ってた。まだ時々すっぱい臭いが自分の体からする、気がする。すっぱい気持ちに苛まれてるのは確か。
黄色い雑巾そのままゴミ袋に封印しつつ、寝ゲロ窒息しなくて良かった、布団はセーフで良かった、とか良い事探しの旅に再び出たけど、自己のポジティブ限界にぶち当たった音が、脳内にごつーんと響き渡った。何かもうすっぱさとか色々ショックがでかくて、あと洗濯機のズボンが気になって、とりあえず動転ストップするまで起きてる事にした。「食ったもの全部吐いた」って自己申告だったけど、私が処理した固形物はそんなに多くなかったから、第二波があるかもしれないという懸念というか疑念があって、悠長に隣で寝ていられる気分には到底なれなかった。
夫は部屋の入り口で吐いた後改めて流しとトイレで吐き直して、顔洗って寝た。「ごめんなしゃい」って言われたけど、むしろこっちがごめんなさいだよと思った。すっぱさこみ上げてて言えなかった。とりあえず今忍び足で確認したら、横向きで寝てたから、万一第二波が来ても窒息はしないと思う、多分。
昔、たばこの水溶液飲んじゃったことがあって、当然吐いた。乗り物酔い用の袋みたいなやつに吐いた。横に友達と先輩がいた。あの人達はこんな気持ちこらえてそばにいてくれたのかと思うと、今更ながら感謝の念がぼろぼろ溢れてくる。頭でろでろ状態で謝る私に、二人とも大学の飲み会で酔っ払いの介抱は慣れてるから、とかフォローしてくれてた。それすごいから!酔っ払いの介抱って凄いから!ほんとすごいから!って今になって思った。昔も今もそういう想像力にかけてて、実際経験しないと相手のこなしてることがすごいのかどうか分からない。とりあえず嘔吐に動じず介抱するってのは、現時点の、当時の友達や先輩より余裕で歳食ってる自分ですらできなかったことであって、ほんとすごい。ようやく実感した。
たばこの煙はそこまで毛嫌いはしてないんだけど、その一件から、たばこの灰なり葉っぱなりが水に溶けたものの臭いは受け付けなくなった。ソファの模様を乾くまで半ば放置していたのも、それ由来。
似たような臭いでも駄目。こみあげる。安いルイボスティーがまさにそんな感じで、知らずに買った茶葉を泣く泣くかつ発作的に捨てた。高くてフレーバーついてるのは割といけたけど、何かもう怖いから自分から進んで買うことは無くなった。
私も夫も殆ど吐いた事がないせいか、嘔吐がとても怖い。何でこんなに怖がってるのか自分でも良く分からないけど、怖い。今度からさっきの嘔吐物に似た臭い嗅ぐ度吐きそうになったらどうしようとか今考えてて、怖い。似た臭いが結構ありそうだから怖い。他にも洗濯機に臭いがついたらどうしようとか、怖い考えばっかり頭の中ででかい顔する。
そしてやっぱりなんかすっぱい。パジャマに胃液ついたんだろうか。これ着替えても上から着たフリースにも付着しちゃってるのかな。防寒どうしよう。いいやもう様子見がてらもっかい寝室行って着替え持ってくる。あんまり眠り妨害する事したくないんだけど。今日八時出勤らしいし。
やっぱそれも忍びないから、洗濯かごにインしてた昨日昼間に着てた服着た。すっぱいのなくなるといいな。
既に書いたけど、今まで生きてて、吐き気だけはやたらと経験したけど、実際に嘔吐した事は殆ど無い。五回くらいかな。ひどく乗り物酔いするタイプなんだけど、常に吐かずにこらえてた。一度だけ車降りた直後に吐いた。小学校四年の遠足の時も、バスから降りる直前に吐きかけて、てか口の中まで吐瀉物きちゃって、でもここで吐いたらみんなに迷惑かかると思って、飲んだ。牛は毎日こんな気持ち味わってるのか、牛生つらくないか、とか思った。今でも思い出す度に腹がぼこぼこしてこみ上げる。
さっきからすっぱくてこみ上げるのとソファでこみ上げるのと思い出でこみ上げるのと、他各方面からのこみ上げファクターと戦ってる。ガム噛んだけど救いにはならなかった。下手に好きなもの食べたら、この思い出とその食べ物が結びついて、その食べ物見たり嗅いだりする度にこみ上げるかと思うと、おちおち食べたり飲んだりで誤魔化せない。しかし腹は減りまくってる。昨日の夕方五時にご飯食べたっきりだ。無礼講の話も思い出して腹がぼっこぼこでまるで煮えたぎってるかのようだ。怒りとかそんな余裕のある思いは沸かないけど。てか私が怒られる側だ。
吐いたのが三時前、増田書き始めたのが四時、そして今六時。ありがとう増田。ごめんなさい増田。書けば乗り切れる気がした。実際なんか乗り切れる気もしてきた。夫が起きたらズボンの在り処告げて、コンビニで何か思い入れの薄いもの買って食って、寝る。予定。昼夜逆転昨日直したばっかなのにまた逆転してお天道様ごめんなさい。何かもう全体的にごめんなさい。落ち込んだり動転したり右往左往したり思い出したりこみ上げたりするけど、私は元気です。
「日本の底力は『おもしろければなんでもあり』にあり」
ttp://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20080416/153213/?P=2
例えば、アメリカのヒットチャートって今どういう曲がランキングされるのですか。米国在住の友人が、流れてくるのはラップばっかり、とボヤいてましたが……。
「上手い」ことにこだわる「つまらなさ」
マーティ: つまらないです。流れてるのは、ラップと、メチャメチャ上手い系な女性ボーカルだけ、とかね。
上手いことは上手んだけど、でも上手いだけ。超上手いなら、一般の人は満足するだろうけど、僕個人としてはつまらない。何か、面白いポイントが1つぐらいないとね。面白さというのは、説明するのはむずかしいんだけど、意外さとか新しさとか、何か、その曲について、友達と話ができるというか……。
なんだかバタートーストみたいで、美味しいのは美味しいんだけど、そんなに驚くような味じゃないし、みんな、「次のセリーヌ・ディオンはアタシよ!」と狙ってる、みたいな感じ。
だから僕は1回も、上手いだけの音楽を買ったことがない。みんな上手いのは、当然でしょう。だってお金を取って販売するプロなんだから。向こうの不思議な現象なんだけれども、すごく、「上手である」ことを褒める。上手な技とか、メロディーとか、そんなところばかりを褒める。
ttp://blogs.itmedia.co.jp/speedfeed/2010/02/post-d4e6.html
僕は寄付請求のたぐいはいっさい信用しないというか、どう使われるか分からないお金を支払うのがイヤなので、これまでは基本的に無視してきた。
しかし、2年ほど前から実は「国境なき医師団」に寄付をしている。金額は微々たるものだ。一日50円、つまり月間で1500円に過ぎないので、特に誇れるようなものでもない。
とはいえゼロから50円/日の寄付に至ったのには理由がある。それは「国境なき医師団」が行っているメソッド(少なくとも一般に公開したマーケッティングメッセージ)が素晴らしかったからだ。
彼らの主張はこうだった。
・その多くは先進国にとっての市場性もないし資源もないから、欧米諸国のメディアにも載らないことが多い。
だから自分たちの力で支援を続けているし、ボランティアのバックアップが欲しい、というわけだ。
そして、多くの同様の支援団体と異なり、彼らのメソッドが効果的・効率的であることを訴える。それはこうだ。
・貧困に苦しむ第三国の病人の多くは、栄養失調さえ改善すれば助かることが多い。
・栄養失調は死因の20%かもしれないが、その20%が病気の原因の80%を占めるといっていい。
・だから彼らはまず栄養失調を改善するための(栄養価の高い)食料を直接病人達に届けるようにしている。
・食器も調理用具もない貧民のために、食料は手でも簡単に空けられる缶詰のみ。
・そしてその缶詰の中身はピーナッツバターに似たもので、指先ですくって食べることができる。
同じような行動をした人も多いだろう。
いまなぜこのエントリーをしているかというと、二つの理由のためだ。。一つは寄付して3年目の今、「国境なき医師団」から来たダイレクトメールに再び感動したことを伝えるため、もう一つはマーケティングの在り方を論じるためだ。
ダイレクトメールには、これまでの寄付に関する謝意と、もう少し額を増やすことへの依頼があった。これだけならたいした意味はないが、その内容が具体的かつ心を揺さぶるものだった。
ダイレクトメールは、これまでの寄付額で、どれだけの食料を与え、それが結果的に何人を救うことができたかを数字で記してあり、さらにあと300円寄付額を増やすと同じ年月で、あと何人を救うことができるかを明示してあったのだ。もちろんその内容は個々の寄付者の金額に応じて自動的に作成するようになってはいるだろう。しかし、それでも、そこに記載されているのは確かに僕が寄付した金額であり、僕のささやかな善意が彼らの努力によって形になったことを明確に知らせてくれているものだ。人のカネではない、僕のカネの成果があったことを教えてくれているのである。
基本的には安くて日持ちする食べ物をつらつらと。コンビニ弁当生活よりも安いはず。金をいくらでも出せるなら出前館でも使えばいいのでまったく役に立たない。こんな生活する人がいったいどれだけ居るのかって感じ。
■ パックごはん
カトキチとかならパックで1つあたり100円未満で買えるところは多いが、べちゃべちゃする。老舗サトウのごはんが良い。コシヒカリだと高いけど、「銀しゃり(ブレンド米)」や「ナナツボシ」は100円で買えるところがあるので探すべし。百均にも置いてる店がある。内容量は200g。成人男性には物足りない量かもしれない。
■ パスタ
1食あたりがとにかく安い。ディチェコやバリラあたりを買っても安いのでママーとかよりはそっちをおすすめ。生パスタは当然除外。ソースも100円で買える。が、極度の面倒くさがりの僕は栄養摂取を目的とした食事に茹でる手間すらかけたくないのでほとんど食べない。
よくチェーン系カレースタンドの味が「レトルトのよう」と見下されることがあるけど、僕はレトルトカレー自体のレベルが非常に高いと思う。以下価格帯別のおすすめ。
【~100円】
カリー屋カリー・ボンカレーの2択。カリー屋のほうは少し酸味があるので好き嫌いがあるかもしれない。どちらも百均にはほぼ間違いなく置いてある。が、スーパーやディスカウントショップだと79円~89円あたりで買えることも多い。
【~200円】
銀座カレーに勝てるものはないんじゃないかな。カレー!って感じの味じゃないけど。辛いの食いたい人はLEE。夏季限定で30倍が発売される。
【~300円】
このくらいの値段になると具もしっかり入ってる印象。Dinner Curryは万人向け。もしセールで198円になってたら買い。カレーマルシェは人によってはバター臭がきついかも。スパイスフェスタはひよこ豆がごろごろ入ってるキーマカレーがお気に入り。
300円以上は買わない。それ以上お金を出すくらいならカレー屋に行く。
温めてごはんにかけるタイプのもの。親子丼や牛丼などがあり、100円から買えるけど、200円出しても具が少なく寂しい。たまに食うぶんには。ごはんと一緒にチンするタイプで、ドリアとかも売ってる。
■ カップメン
ほぼ脂質と炭水化物オンリーかつ1食分のカロリーも摂れない(案外少ない)ので常食には向かない。最近は安くないし。たまに食うぶんには。
低カロリー食品として売られてるものがほとんど。300kcalとか少なすぎ。まあ、小腹が空いた時用の商品だし。CPが見合わないので僕は買わない。春雨ヌードルも同様。
■ パンの缶詰め
パンが長期保存可能!ということで一度食べてみたけど甘い甘い。あと高すぎ。
■ デリカップ
深夜などコンビニで弁当が切れたときに代わりに並べられることがある、ごはん・おかずがセットになったパック。値段は398円で、コンビニ弁当と比べるとだいぶ見劣りするから、ネットで安く買えるところがないかと探したことがあるけど販売店が見つからない。
水飲めばいいでしょ。2Lは100円未満で買えるけど、まとめ買いは持ち運びがつらいのでネットで注文する。1つあたり120円くらいまでが許容範囲かと。
食べる必要性がまったくないけど、紹介したいのが「Magic Flakes」。クラッカーにクリームを挟んだもので、個包装がたしか8つ綴りになってる。百均で買えてけっこう美味しいのと、何がすごいってそのカロリー。ひとつあたり150kcalで(これも正確には覚えてない)、8つだと1000kcal超。100円でこんな超高カロリーの食べ物って滅多にない気がする。
ごはん+カレーや、パスタ+ソースはだいたい600kcal。1日2食の人は1200kcalだからちょっと足りない。なんか食いましょう。
まあ、上に書いたような食べ物は、体に良くないとされるものばかりなんで、サプリメントは必須だと思う。ていうか、サプリなしで食べ続けるのは体壊しそうだから怖くてできない。僕は水にビタミンCの粉末を溶かしたりもしてる。
決定的にタンパク質が足りないのをどうするか。ささみ缶やツナ缶が合わせやすい。これも100円以内で買えるはず。ノンオイルを選べばカロリーを抑えられるし、1500kcal/日に近づけられる。
あと、最近気になってるのは豆乳飲料。飲み物としては水に比べればだいぶ高くなるけど、貴重なタンパク源。プロテインは水だけじゃ飲みづらいのと、牛乳が日持ちしないのでパス。主食にしたいレベル。が、なんせ腹に溜まらない。。
それにしても野菜食えないねえ。。いまだ解決できない問題。野菜ジュース・・・うーん。
たまには外に出て美味しいもの食べましょう。
重く圧し掛かってくるようなこの頭痛の原因はなんだろうと麗子は考えた。
ああ、先週訪問販売で安く買ったミネラルウォーターを寝る前に飲みすぎたのが悪かったのかもしれないし、深夜一時から午後十時までぐっすりと寝てしまったのがいけなかったのかもしれない。あるいはいやに肌寒い部屋の温度が血流を滞らせているのかもしれないし、どこかで誰かが麗子のことを思って祈祷をしているからなのかもしれなかった。
とにかく、麗子は頭が痛かった。宵闇に沈んだ寝室のベッドに横たわったまま瞼だけをぱちりと持ち上げて、かれこれ十五分ほど、何をするでもなく天井を睨み続けていた。
手を伸ばして、チェスターのスタンドに明かりを灯す。突き抜けた眩しさに、思わず目を瞬かせてしまった。細く視界を狭めながら、無遠慮に光を放ち始めたスタンドに舌打ちをする。それから、自らが選んで灯したのだということを思い出した。
幼い頃から持ちえていた性質だったが、最近、麗子にはこれと似たようなことがよく起きている。つまりは、自身で望んだことであったはずなのに、現れた変化に対してどうしようもない苛立ちや不快感を抱いてしまうのだった。
その性質自体に対して、よくないことだとは思っていない。ある期間、そういったことが頻発することはままるのだろうし、人格の性質としてどうしようもなく取り込んでしまっているものなのだ、無理に矯正することよりも受け入れることを麗子は好んでいた。
ただ、折に触れて面倒だなと思うだけだった。朝食の時にバターを塗ったトーストを齧ってからジャムにしたらよかったと後悔したり、職場で休憩がてら自販機からコーヒーを買ってしまってからお茶に擦ればよかったと思い直したり、折角の休日を絶望的に寝過ごしてしまってからやっぱり早起きしていればよかったと残念に思うだけのことだったのだ。
あるいは、付き合っていた恋人と別れてしまってから元に戻りたいと思ってしまったりすることも、あげたいくつからの例と同じことなのかもしれない。
ベッドから降りてキッチンへ向かい、お湯を沸かしてコーヒーの準備をする。灯したダイニングの蛍光灯は、やっぱり無遠慮に麗子の目に突き刺さってきて、不快感を募らせる要因となった。小さく舌打ちをして、乱れた髪の毛を更にぐしゃぐしゃと掻き毟る。湯気が音を立てたので、火を止めてインスタントのコーヒーを淹れた。
食器棚にもたれかかりながら暑くなったマグカップを唇に近づける。咽喉が嚥下するのと同時に、不味いなと思った。寝起きにブラックなんぞを口にしてしまったのがよくなかったのかもしれない。砂糖を少し加えるとか、ミルクを足しておけばよかった。ずずずと、再び不味いインスタントコーヒーを飲んで麗子はぼんやりと部屋の中に目を向けた。
沈黙したままの液晶テレビが、まっすぐに顔を向けてきていた。下部に取り付けられたラックには、DVDレコーダーが取り付けられている。それから、それなりに揃った次世代ゲーム機とそのソフト。特等席として設けられたソファに腰かけて、二人並んで映画を見たりゲームをするのが楽しかったなと、失われてしまった日々を思った。
そういえば、陸夫はほとんど何も荷物を持っていかなかったなと考えた。停止しきった沈黙の中に、こつこつと時計の針だけが一定のリズムを刻んでいる。ショルダーバッグに数日分の着替えとお気に入りの文庫本を数冊、CDも詰め込んで麗子の部屋からいなくなったあの男は、いまなにをしているのだろうか。
同棲などしているつもりはなかった。結果的にそれが同棲と呼ばれる生活になっていただけで、陸夫にも陸夫の帰る場所が他にもあったのだし、言うなれば遊びみたいなものであって、共にこの部屋の中で過ごしていた日々というのは一種のエンターテイメントでもあったわけなのだ。
それが、数日前に終わっただけ。娯楽が消失しただけなのだ。麗子の部屋に持ち込んでいた大半のものを残したまま、陸夫はあの日から戻ってきていない。
考えてみれば、飼っていた猫を持っていかれてしまっていた。半分ほどコーヒーを飲んだまま固まっていた麗子はその事実にはたと気が付くや、なにかとんでもない失態を犯したような嫌な気分を胸のうちに混みあがらせることになって焦った。
捨て猫だったわりには理知的で、とてもおとなしく物分りのいい猫だった。外出することを極度に嫌ったが臆病ではなく、麗子や陸夫のことをいつも気にかけてくれている猫だった。
まだ、麗子が陸夫と知り合う前に拾い、三年くらいふたりだけで過ごしていた。その頃の日々を思い出そうとして――麗子は観念したかのように頭を振った。
こんなことして、なんになるというのだろう。結果論として、陸夫がいなくなり、猫を連れて行った。それだけでいいではないか。
まだマグカップに残っていたコーヒーを流しに捨てて、麗子は申し訳程度につけられた小さなベランダにへと続く窓の前に立った。黒く染まったガラスに手を添える。冷たさに、ぞくぞくと肌が粟立ちそうになった。
どうしてこうなったんだろう。
考えてみたものの、ついに麗子には答えを見つけ出すことができなかった。
頭痛はいつの間にか消えていた。思えば、あの頭痛にしてみてもなくなってみると些か物悲しいような気分になるものだなと、麗子は思った。
1 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/03 07:47
完璧な童貞などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。
2 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/03 08:32
僕が南極について話している時、彼女は童貞のことを考えていた。
3 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/03 10:02
エゴの拡大にではなく、縮小にある。分析にではなく、包括にある。
4 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/03 17:25
「ね、ここにいる人たちがみんなマスターベーションしているわけ? シコシコッって?」と緑は寮の建物を見上げながら言った。
「たぶんね」
「男の人って童貞のこと考えながらあれやるわけ?」
「まあそうだろうね」と僕は言った。「株式相場とか動詞の活用とかスエズ運河のことを考えながらマスターベーションする男はまあいないだろうね。まあだいたいは童貞のことを考えながらやっているんじゃないかな」
「スエズ運河?」
「たとえば、だよ」
5 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/03 20:54
「童貞?」と僕は聞いた。
「知らなかったの?」
「いや、知らなかった」
「馬鹿みたい。見ればわかるじゃない」とユキは言った。
「彼にその趣味があるかは知らないけど、あれはとにかく童貞よ。完璧に。二〇〇パーセント」
6 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/03 20:56
僕が三番目に寝た女の子は、僕のペニスのことを「あなたの童貞」と呼んだ。
7 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/04 00:04
そして今日でもなお、日本人の童貞に対する意識はおそろしく低い。
要するに、歴史的に見て童貞が生活のレベルで日本人に関わったことは一度もなかったんだ。
童貞は国家レベルで米国から日本に輸入され、育成され、そして見捨てられた。それが童貞だ。
8 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/04 10:13
童貞は盲のいるかみたいにそっとやってきた。
9 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/07 01:11
「それはそれ、これはこれ」である。
10 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/12 04:45
「どうせ童貞の話だろう」とためしに僕は言ってみた。
言うべきではなかったのだ。受話器が氷河のように冷たくなった。
「なぜ知ってるんだ?」と相棒が言った。
11 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/13 18:44
「君の着るものは何でも好きだし、君のやることも言うことも歩き方も酔っ払い方も、なんでも好きだよ」
「本当にこのままでいいの?」
「どう変えればいいかわからないから、そのままでいいよ」
「どれくらい私のこと好き?」と緑が訊いた。
「世界中の童貞がみんな溶けて、バターになってしまうくらい好きだ」と僕は答えた。
「ふうん」と緑は少し満足したように言った。「もう一度抱いてくれる?」
12 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/19 20:23
僕はなんだか自分が童貞にでもなってしまったような気がしたものだった。
誰も僕を責めるわけではないし、誰も僕を憎んでいるわけではない。
それでもみんなは僕を避け、どこかで偶然顔をあわせてももっともらしい理由を見つけてはすぐに姿を消すようになった。
13 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/02 08:02
「僕はね、ち、ち、童貞の勉強してるんだよ」と最初に会ったとき、彼は僕にそう言った。
「童貞が好きなの?」と僕は訊いてみた。
「うん、大学を出たら国土地理院に入ってさ、ち、ち、童貞を作るんだ」
14 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/10 21:12
童貞には優れた点が二つある。
まずセックス・シーンの無いこと、それから一人も人が死なないことだ。
放って置いても人は死ぬし、女と寝る。そういうものだ。
15:名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/15 19:16
他人とうまくやっていくというのはむずかしい。
童貞か何かになって一生寝転んで暮らせたらどんなに素敵だろうと時々考える。
16 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/22 02:21
「ずっと昔から童貞はあったの?」
僕は肯いた。
「うん、昔からあった。子供の頃から。
僕はそのことをずっと感じつづけていたよ。そこには何かがあるんだって。
でもそれが童貞というきちんとした形になったのは、それほど前のことじゃない。
童貞は少しずつ形を定めて、その住んでいる世界の形を定めてきたんだ。
僕が年をとるにつれてね。何故だろう? 僕にもわからない。
たぶんそうする必要があったからだろうね」
17 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/09/26 08:57
その夜、フリオ・イグレシアスは一二六回も『ビギン・ザ・ビギン』を唄った。
私もフリオ・イグレシアスは嫌いなほうだが、幸いなことに童貞ほどではない。
18 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/03 07:44
直子は少し赤くなって、にっこり微笑んだ。
「童貞もそう言ってたわ」
と僕は言って、そして笑った。
19 :名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/03 19:53
泣いたのは本当に久し振りだった。
でもね、いいかい、君に同情して泣いたわけじゃないんだ。
僕の言いたいのはこういうことなんだ。一度しか言わないからよく聞いておいてくれよ。
僕は・童貞が・好きだ。
そして僕のことを覚えていてくれたら、僕のいま言ったことも思い出してくれ。
ギャートルズの肉や、ハイジのパンなんかより、ずっと説得力あった。
だって、トラだよ!?
黄色いし、すごく濃い動物だし、なんか、油いっぱい入ってそう!!
マーガリンばっかし。
…って思ってたから、
いろいろバターにも種類があるけれど、
最高級バターは虎油!
と、妄想してた。
更にタイガーバームを見て
黄色い油はバターで、白い油からはこれができると思ってた。>卵かよ
さっきマーガリンを見たが、本当に唖然とした。
俺は断言するが、あの資本主義丸出しのパッケージを見て感動してマーガリンを買う奴は馬鹿だ。これは100%断言できる。
何であれがいいと思うの? なんであれのローファットとか買うの? 本当に分からない。あれプラスチックまんまじゃん。トランス脂肪酸むき出しだよ? 誰だってwikipediaのマーガリンの項目見れば"心臓疾患や現代病の一因"だって言うのは一瞬で分かる。それで「マーガリンうめぇwww」って本気で馬鹿なんじゃない?
あれがいいっていうのは、頭がおかしいとしか言いようがない、というか、脳が退化してるんだよ。それしか説明がつかない。つまり、こんがりとキツネ色に焼かれたトーストの上に丁寧に塗られ、清楚にその身を溶かすバターと、強欲資本主義むき出しマーガリンとの区別がつかなくなってるんだよ。だからいいと思って買う。これは馬鹿としか言い様がないだろう。日本の将来は大丈夫か?
前にもちょっとローファットのマーガリンが出た時、マルエツ(こんなとこ行きたくもなかったが)で見たが、なんであんな人気あるんだろう。あとついでにバーガリン(マーガリン類ファットスプレッド、トランス脂肪酸1%以下)も見た。これならまあ100歩譲って納得できなくもないが、ただ当然バター様とは比べるのも失礼な程だし、無料ならまあ一回手にとってもいいかな、という程度だ。何回どころか一度として買うほどではない。ただ日本マーガリン協会は絶賛の嵐。アホか。本物を知らないニートばっかなのかあそこは。ろくなもんじゃないな。
俺ははっきり言うが、もっとバターをしっかりと塗っているパンを喰らうべきなんだよ。じゃないとおかしい。皆の母ちゃんが毎日どれだけ苦労してるか知ってるか? 老いぼれ、衰え、化粧品や乳液の管理、家庭の確保、書けばきりがない。大好きな酒、タバコも我慢して頑張ってる人もたくさんいるし、サラリーマンみたく安定した職じゃないから毎日不安と戦ってる。そういう方が心を込めて塗ってるバターを食わずに、プラスチックを塗って食う。ほんと死にたくなるね。どうしてあのLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増加させ心臓疾患のリスクを高めるむき出しプラスチックを食うかね。わからない。世の中不思議だらけだ。
直前になって言うより良いだろうと思って「エッチしたことない」って童貞宣言したら
Mさんの方から「いつしたい?」「どこでしたい?」って色々聞かれた。
えーっ!今決めるの?ゆっくり少しずつって考えてたのにーって思ったんだけど
Mさんに押されて、じゃ、じゃあMさんの家でしたいって場所だけ答えた。
それがMさんの中でいつの間にか次の日曜に自分の家でするって脳内変換されてた。
その日が来て、Mさんの家に着いたけど、いきなり寝室?それともシャワー?
どうすれば良いのかわかんなくてとりあえず居間のソファーに座った。
Mさんが流れを作ってくれるのを期待して。何故か無言・・・。
とりあえず何か喋ろうと思って「緊張してるよー」って言ったら
Mさんが「じゃあ気分盛り上げるためにAVでも見る?」って・・・オイ!余計緊張するよ!
みんなどうやってんだろう・・・って考えてたらMさんが横に座ってきてハグしてきた。
ハグは何回かしてるから抱きしめ返したらMさんが耳元で「じゃあベッド行こっか」。えー?そんなもん?
で、寝室行ったら「ちょっと待ってて」って「じゃーん」って香り付き?キャンドル出してきた。
「雰囲気出るよー」って、普通に昼間だから窓から日光入ってくるんだけど・・・。
とりあえずベッドに座ったら緊張して動けなくなった。緊張しすぎて頭が痛くなった。
Mさんが身体や頭を撫でながら何度もチューしてきて、そしたらだんだん緊張が解けてきた。
「何で何もしないの?好きなところ触っていいんだよ?」ってMさんが言うから、とりあえずおっぱい触った。
そしたら感触がどうよりも、ブラジャー付けてなくてそれにビックリした。
Mさんが服を脱がし始めてきて、え?え?え?ってまた緊張がマックスに。恥ずかしいし・・・。
頭が沸騰しちゃって、もう全部まかせますって感じにMさんのするがままにする。
そしたらおちん×んが立たない。緊張して?Mさんの裸見れて嬉しいのに立たない。ガーン・・・。
Mさんも「私のおっぱいが小さいからかなぁ」とか言い出して胸が痛くなる。
でもMさんがFチオしたら立った。Fチオ気持ちいい・・・なんか上手く表現できないけど・・・バターになっちゃいそう。
コンドーム付けるのも大変だった!一度もつけたことなかった。結局Mさんに付けてもらった。
でも付けてからMさんが「あ!生で入れなきゃ童貞喪失にならないんじゃない?」って言い出して、外した。
マ×コの位置とか全然わかんなくて入れるのに苦労した(というか、今もわからない。穴二つあるの?)。
「こうやってするんだよ」って教えてもらって「ちょっと動かしてごらん」ってやってみたら
入れたままの状態でMさんが腕回してギュッとしてきて「気持ちいいでしょー」って言ってなんか感動。
でも、正常位、バックってしてみたけどどっちも上手く動かせなくて、抜けちゃうし、疲れるしで大変。
そしたらMさんが騎乗位になってくれた。すごい・・・ヘブン状態!何もしなくていいのに超気持ちいいよー!!
Mさんが「気持ちいいなら声だして。出してくれなきゃわかんない」って言うからあんあん言ってみる。
でもイキそうになったから言ったら抜いて手でしながらイッた・・・中でイキたかったなぁ・・・。
終わってタオルで汗とかの拭きあいをした。
「もう一回する?」って聞かれたけど疲れたからやめておいた。まだまだ時間はあるんだし・・・。
http://anond.hatelabo.jp/20090224001640
そうだよね、元増田自身が元増田を縛っているという根源的なパラドックスだね。
結局本当に欲しいものがなんなのか優先順位が付けられないってことだね。
やしの木の周りでぐるぐる回るトラは溶けてバターになっちゃうんだよ、といってあげたい。
そもそも、話の基点はどこなんだろうね?
愛する人と一緒に暮らせれば、子どもを育てて穏やかに幸せにくらせるはずなのに、ってこと?
となると、現実には恋愛が上手くいかないことを仕事セフレその他諸々の出来事でカモフラージュしてるってことになるね。
[キャベツ]
切った後に炒めやすいようにほぐしておく事。
芯の部分や硬いところは薄く切って食べやすくしておく。
[人参]
火が通りにくいためレンジで温めておく。
[もやし]
見た目をよくするためにひげを取っておく。
水分をよく切っておく。
[たまねぎ]
特になにもせず、普通に切る。
[ピーマン]
これも特になにもせず、普通に切る。
[豚肉]
細切れに切る。酒とかにつけたら柔らかくなっておいしいかな?
[きのこ系]
手で小さく裂いておく。
水分がでやすいもの、火が通りにくいもの、すぐに焦げてしまうもの。
いろいろ食材によって特性が違うので一緒に炒めてしまうと炒め具合が変わってしまう。
それぞれの食材が適度に炒められるには別々に炒めるほうがいい。
中華で素揚げをすることと同じ。
べちゃべちゃにならないように
いつも困るのが味付け。塩、胡椒だけのいつもワンパターンになりがち。
[中華風]
[洋風味]
コンソメ粉末、塩、胡椒、バター。
毎回、ちょっと作り方や味付けを変えるだけで
面白くなるメニューだと思いませんか?
幼いころに見たアニメで、自分の中では「世界昔話」だったかな?なんて思っていたけれどちょっと違ったみたい。
うろ覚えで、もしかしたらあちこち違っているかもしれないんだけれど…
ある街に、パン屋さんの店番をする女の人がいて…
(たしか、ちょっともう婚期を逃したような女性だった気がするんだけれど)
その店には、必ず前日の売れ残りの、安いパンだけを買いに来るお客さんがいました。
いつも顔色の優れないその若者を、この店番の女性はなにかと気にかけるようになってゆき…
ある日、若者に内緒でパンにバターをはさんで渡すのです。もちろん親切心から。
ところが、いつものように感じのいい挨拶をして帰っていった若者が、ほどなくして店に飛び込んできます。
「なんてことをしてくれたんだ、このおせっかい女が!」
いつも買ってゆく安いパンは自分が食べるためにではなく、作品の下書きの線をこすって消すために使っていたというのです。
それが、バターなどはさんであったせいで、作品に大きな油のしみができて台無しになってしまったと。