2009-02-06

ふと思い出した話

幼いころに見たアニメで、自分の中では「世界昔話」だったかな?なんて思っていたけれどちょっと違ったみたい。

うろ覚えで、もしかしたらあちこち違っているかもしれないんだけれど…

ある街に、パン屋さんの店番をする女の人がいて…

(たしか、ちょっともう婚期を逃したような女性だった気がするんだけれど)

その店には、必ず前日の売れ残りの、安いパンだけを買いに来るお客さんがいました。

いつも顔色の優れないその若者を、この店番の女性はなにかと気にかけるようになってゆき…

ある日、若者内緒でパンにバターをはさんで渡すのです。もちろん親切心から。

ところが、いつものように感じのいい挨拶をして帰っていった若者が、ほどなくして店に飛び込んできます。

「なんてことをしてくれたんだ、このおせっかい女が!」

聞けば若者絵描き(だったか、建築家だったか)の卵で、

いつも買ってゆく安いパンは自分が食べるためにではなく、作品の下書きの線をこすって消すために使っていたというのです。

それが、バターなどはさんであったせいで、作品に大きな油のしみができて台無しになってしまったと。

若者女性ののしるだけののしって、店を出て行くのでした…。

私のトラウマ?になってるお話

有名なお話なのかどうかは知りませんが原作か元のアニメをご存知の方がいらっしゃったら教えてください。

  • O・ヘンリー(最後の一葉で有名なひと)の短編ですね。題名は『善女のパン』もしくは『魔女のパン』。 http://cosmoshouse.com/works/loaves/loaves.htm

    • 読んでみました。 ありがとうございます。このお話だと思います。 子供向けのアニメだったからか、お客さんが若者だった気がするんだけれど… うろ覚えでも、書いてみるものですね...

  • だから売れ残るって? せ、切ねぇ・・・

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