はてなキーワード: 閣議報告とは
日常的に昭和と並べて使うことが多いはずで、読み間違いや聞き間違いが増えそうである。
ついでに言うと「平和」との聞き間違いも起こりそうだ。
(重箱の隅と言われそうだが、イニシャルの被りや画数まで考慮されているのだから、このくらいは懸念してもいいはず)
(もちろん200年前の「享和」は使用頻度が低いので問題ない)
よっぽど良い言葉なら納得がいくが。
元号の選定にあたっては
「国民の理想としてふさわしいようなよい意味を持つものであること」
と閣議報告で定められているが、
「聖人南面而聴天下 嚮明而治」
「大亨以正 天之道也」
「内平外成」「地平天成」
などと比べて
「初春令月 氣淑風和」
「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められている」
と述べたが、
どう考えても「初春令月 氣淑風和」にそんな意味はない。
「正月で気候もいいから花見の宴会をして和歌を詠もう」程度のものである。
出典となる題詞を最後まで読むと
「詩に落梅の篇を紀す。古と今とそれ何そ異ならむ。宜しく園の梅を賦して聊かに短詠を成すべし。」
とある。
「漢詩ではよく梅のことを詠んでるけど、そういうところは今と昔で変わらないよな、よし俺たちも梅の和歌を詠もうぜ!」
といった意味合いだが、
うーん、まあそういうことを言いたい気持ちが分からんではないんだが、
(1) 和暦において二文字でない年号は「天平感宝」「天平勝宝」「天平宝字」「天平神護」「神護景雲」の五つしかない。これは奈良時代、聖武天皇の「天平」の後の20年ちょっとの時期に集中していて、それ以前にもそれ以降にも元号は二文字のものしか存在しない。
(2) 昭和54年、元号法が制定された時期の閣議報告である『元号選定手続について』(昭和54年10月23日 閣議報告、昭和59年6月29日 一部改正、同7月1日施行、昭和64年1月7日 一部改正):
https://www.kantei.go.jp/jp/content/20190208choukan_shiryou.pdf
の 2(2)イ に、
内閣官房長官は、候補名の検討及び整理に当たっては、次の事項に留意するものとする。
(中略)