はてなキーワード: ベルボトムとは
帰省した時によく会う十年来の友人がいる。
帰省した時にはそんなに思わなかったけど、彼女の服装があまりにも垢抜けなくてちょっとビビる。
学生の頃に着ていた様なデザインの服で、もはやどこで買うのそれレベル。
ほんの10年前くらいまで地元には何もなくて、服を買いたいけど店がない、みたいな感じだった。
でも最近は駅ビルだアウトレットだとあれよあれよといううちに店が増え、大体メジャーなブランドの服は買えるようになった。
なのにその服のチョイス。
彼女は独身で正社員で、そして決して薄給ではない。話やSNSを見る限り、エステにお稽古に旅行にと日々忙しそうにしている。
なのに、ベルボトムのジーンズにチュニック、サマーニットのボレロ。
なんでそのチョイスなの。
カバンや靴もちょっとずつ古いデザインで、服装には合ってるけど時代にはあってない。
「やっぱり都会で売ってるものはオシャレだねー」と彼女は買い物中に言ってたけど、今日見て回ったお店だいたい地元にもある。
何がどうしてこうなったのか。
遊んだ時間は楽しかったけど、終始服装のことが気になって仕方なかった。
新着はてぶに載ってた記事↓
http://burusoku-vip.com/archives/1335818.html
を読んで思った事をちょっと書いてみる。
若い奴がスーパーカブ(以下、カブ)に普通に乗るようになったのは、
正確には覚えてないけど、今から15年ぐらい前からだったと思う。
オッサンなら誰でも覚えていると思うけど、
それ以前はバイト以外でカブ乗ってる若者なんか本当にいなかった。
例外的に、免許取りたてでバイク買えない奴が、どうしてもバイクに乗りたくて、
とりあえず家にあるカブを近所で乗りまわすぐらいだった。
当時、若い奴がカブ乗ってるのを見たら…今の奴にもわかるように言うと…どんな感じかな。
例えば中学生男子が、前後に子供載せるイスが着いたママチャリ乗ってるぐらいの
「それ絶対お前のじゃないだろ」っていう違和感。
それぐらい、カブからはぬぐいきれないオッサン臭がしていた。
それがほんの2~3年でスタンダードになってしまった。
つうか、むしろ流行ってた。
古いものが若い奴らに新鮮に映るのは、よくあることなのはもちろん知っている。
80年代は裾がちょっとでも広がったズボンなんて、ギャグでしかあり得なかったのに、
でもそれは70年代ファッションを馬鹿にし続けた80年代の感覚を、
知らずに育ってきた奴らの間で流行ったのだ。
そんな風に、裾が広がったズボンに対する価値観には、明確な空白期間があった。
自分は、この空白期間は絶対に必要なのだと思っていた。
しかしカブは違った。今と同じかそれ以上にそこら中で使われていた。
カブは連綿と配達orオッサン御用達の、カッコよくない乗り物で有り続けていた。
バイクを殆ど知らないオッサンやオバハンまで含めて、皆がそう思っていた。
うちの親なんか、とっつぁんバイクって呼んでたくらいだ。
(とっつぁん=父ちゃん、転じてオッサンの意)
そんなオッサンバイクの価値観がいきなり短期間で反対側にシフトした。
レッグシールド外してカスタムした奴らはちょっとだけオサレっぽくしたりしてたけど
やっぱりどう見てもカブ以外の何物でもない物に、若者がマイバイクとして乗り始めたのだ。
もちろん、漫画やドラマでカッコよく使われたとかでもなかったと思う。
自分の知らない、トリガーになった出来事があったんでしょうか?
未だにパラダイムシフトという言葉を聞くと、この事を思い出す。
他にも空白期間が無いのにいきなりダサダサ→オサレってのはあるのかな。
誰か知ってたら教えてください。
色々考えて脱オタしてて凄いなあ。触発されて脱オタから軽い服オタになった童貞を書いてみる。
まずファッション誌を数誌購読して穴が開くまで読み込んだ。
良いと思ったものを切り取ってスクラップブック作ったりもした。
メンノンとジョーカーの二つで良かったと思うけど、それに加えてレオンを好んで読んでいた。
周りからは笑われたけどこれ一番面白かったんだ。
載ってるのは大体高級なもので見てるだけで楽しかったし、落ち着いた格好が好みなのでおっさん向けのが性に合っていたんだ。
雑誌に飽きた頃、適当に服を買っていく。ブランドショップに入る勇気は無いから良くわからんパッとしない店で買ってた。
その頃買った服は今思うと信じられないくらいダサく、後に全てゴミに出した。
何故ベルボトムなんかに手を出したんだろう。レオンか、レオンの影響なのか。いくら無駄になったかわからない。
そのうち2chファ板に住み着いた。同時期にあ界のふぁっしょん板(今はもうない)にも住み着く。といっても読んでるだけ。
その空気に馴染み偏った知識が溜まってくると、基本的に全てを罵り嘲る風潮の中に比較的誰もが認める定番ブランドの定番アイテムがあることに気づく。
リストアップしたらそれを扱ってるお店に突貫。
定番のアイテムの定番の色のものを適当に試着して買って逃げ帰る。
定番を揃えてしまえば結構見られるようにはなった。
後はどんどんのめり込み、雑誌やネットで見て気になったものを実際に見に行って、気に入ったら買っていくだけ。
失敗を繰り返しながらも自分のスタイルを確立していき、女性にもお洒落と言われるようになった。
他人の相談に乗れるようにもなった。
今ではもうすっかり飽きているので服は殆ど買っていない。消耗が激しいものはgap無印ユニクロでなんとかしてる。
服にハマっていた頃に買ったものを大事に着ればしばらくは大丈夫。良いものは手入れすれば結構長持ちする。
ちなみある程度お洒落になってもコミュニケーション能力が致命的なので真正童貞。おおキモイ。