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はてなキーワード: やりとりとは

2009-06-27

勉強嫌いなのでデザイナーになったら、今法律勉強をしてる

意味がわからない。初めて増田になります。

あまり自分自身のことを振り返らないので、たまには振り返ってみようと増田なりすまします。

では簡単に、現在の私のことを書いておきます。

とにかく勉強というのが嫌いで、中でも宿題などの復習は、苦痛でした。

私の最初の、人生の選択というものは高校受験でした。

少し自慢のようになるのかも知れないですが、頭の出来じたいはそれほど悪いわけでもなかったらしく、

当時は勉強をせずとも全教科平均が大体中の下ぐらいでした。

まあ、中学程度なのでそのような方はたくさんおられたと思います。

頭は悪すぎることはない、実際のレベルよりも少し下の偏差値学校に入ると

更にあまり勉強せずとも留年はしないのではないか、といった考えのもと高校を探しました。

探しているうちに、商業科、工業科などの専門学科があることを知り、

それらは普通科の授業が、普通科よりも大幅に少ないという情報に辿りつきました。

 

商業科が少なく、頭が足りないか、余裕でいけるところの2択ぐらいしかありませんでした。

かっこいいから、という理由で、数少ない友人と一緒に工業科のデザイン系の学科の受験を受けました。

当時は、第一次と第二次とわかれて受験がありました。倍率が4倍と2倍ぐらいだったと思います。

この学校に入ると勉強しなくていいと、何故か当時は本当に思っていて、人生で一番勉強しました。

第一次はあっけなく2人とも落ち、友人は別の進路を選びました。

受験前日に、地元同人誌即売会イベントがあり、残念ながら2人で参加してしまいましたが、

それは小学生からのオタク歴を考えると、仕方のないことに思えます。

第二次で、運良く、受験合格を果たしました。

 

結局、甘くはなくデザインにも色々と勉強しなくてはならないことが多かったです。

カメラビデオなどの授業もあり、露出計算や、言葉を覚えることの量、

行ったことがないのでわかりませんが、普通科の方が種類の多さが少ないため勉強しやすかったと思いました。

また、勉強で追いつかない技術の面でのテストなど、留年の危機を3度ほど乗り越えての、ぎりぎりの卒業でした。

デザイン系だったこともあってか、オタクな友人も増えました。(今でも数名とはやりとりが続いてます))

卒業が近づくに連れて二度目の、人生の選択に迫られました。

その時点で卒業が危うかったのですが、私は専門学校に通うことにしました。

それもカメラビデオからは遠い、マンガを描く専門学校です。

オタク全開で、あまり大きな声でまわりの友人に進路は言えませんでしたが、

先行入学の権利のある受験の方を受けてしまい、少し早く進路が決定しました。

 

それからオタクばかりのクラスに身を置きます。

高校で生き別れた友人とも、同じクラスになり、オタクという強い絆を感じました。

まわりはオタクばかりで、ぬるま湯でした。

マンガという単語が履歴書に載ってしまうことを承諾したような、強いオタクなのだから

さぞかし同人活動東京には年に4回行くような猛者が集まるのだと思ってましたが、

実際はそうではありませんでした。私の、オタクとしての視野の狭さを突きつけられました。

当たり前ですが、少女漫画家少年漫画家純粋に目指す、キラキラの瞳の方がたくさんです。

同人誌日本の歴史にはあまり詳しくなくって、などと返されることもしばしば。

漫画家を目指す上で、今では知識として持っていないのは勉強不足にも感じましたが、

そこは勉強嫌いな私が突っ込めることでもないので、オタク知識を分け与えました。

当の私も、同人活動はしたことがなく、漫画も描いたことないので、全くのど素人でした。

それはまわりも余りかわらず、マンガという単語を履歴書に残すには、浅い覚悟の人が集まったと思いました。

歴史は繰り返されました。

マンガを描くにも沢山の知識、それを上回る技術が必要でした。早々に後悔だけがつもりました。

唯一できたのは、高校時代に触ったおかげのフォトショップイラストレーターの授業でした。

 

二年にあがり、進路の話しにだけのために私は学校にいき、たまに絵を描いて帰り、バイトをしました。

クラスじたいはクラス変えもなく、二年目の怠惰空気の中、オタクの話しをだらだらとする、

高校などにあるマンガ部のような感じでした。

私の通う学校学校法人ではなかったため、早々に進路が決まると、

学校ではなく就職先にバイトとして入るなどといったシステムがあることを知りました。

勉強から遠ざかりたい、そんな思いで、思いつきのままに選んだデザイン会社10月からバイトしながら、

やはりマンガもろくに描くこともなく、国への借金だけをこさえて卒業しました。

今でも、専門学校で得たものは、数名の友人と、私の駄目さの理解であったと思っています。

  

匿名だから安心したのか、普段よりも長くなってしまいました。

次書くとしたら、法律の話しまでいきたいです。

中国パソコン四大メーカーに抗議電話が殺到

7月1日からのパソコン検閲フィルター義務づけに強い反発

言論の自由のない国に、唯一拡がっていた情報の自由なやりとり

中国パソコン普及めざましく、インターネット利用者は世界一の2億9800万台。

四大メーカーデルHPヒューレット・パッカード)、エーサー(ACER。台湾系),そしてレノボ中国系)

当局はパソコン通信が「ポルノ法輪功など反体制売春などよからぬサイトにも接続可能なので、自動フィルターインストールを義務つけ、検閲を強化する」とした。

それも急激な措置で7月1日から実施される。欧米は反発をつよめ、北京に抗議してきたがなしのつぶて

また検閲フィルターソフト米国「ソリッド・オーク社」のソフトが盗用されているとされる。

実施を前に中国メーカーには抗議の電話が殺到し、当該工場悲鳴を挙げているという(ヘラルド・トリビューン6月25日

2009-06-19

http://anond.hatelabo.jp/20090619101215

ニコ動で「みんなでワイワイ」な双方向なやりとりって分からないから

リアルタイムで実況~更新?)

どっちかっていうと一方的に背後であーだこーだ言ってるイメージなんだけど、

ひとりプレイ実況で、「志村しろー!」なコメントが流れるのは好きだ。

みんな批評・批判・ツッコミが好きなんだと思う。

2009-06-15

http://anond.hatelabo.jp/20090615233149

見知らぬ相手とのやりとり自分の都合を前面に出されても困る。

http://anond.hatelabo.jp/20090615233149

テンプレートに合わせて返信書かなきゃいけないという常識は世間一般には浸透してません

そりゃ、オクとかでの連絡やりとりにおけるローカルルール

普通一般人は知りません

とらドラ見終わった

前 http://anond.hatelabo.jp/20090612000559

ようやく見終わった。

ハッピーエンドでよかったよかった。

いい作品だ。

キャラ感想

大河。好きだけど、ヒロインだということもあり、好感度を上げる演出がこれでもかとあったからこれも当然かなと。

櫛枝。後半で一番好感度上がったキャラ。これだけ感情爆発させて直球でぶつかれる女の子はなかなか現実にはいないな。というより、現実世界の櫛枝ポジションの子って多分クラスいじめとかしてるよ。24話冒頭の、竜児が「追いかける」宣言した後のあの泣きそうな、悔しそうな顔がお気に入り。今「自分の手で掴み取る云々」言ったばかりじゃん! それでも男の子自分を選んで欲しかったっていうのがすごく女の子っぽい。

川嶋。女としての狡さを出し切れない子供っぽさがよかった。お気に入りは21話修羅場直前の竜児との会話シーン。弱さを見せて竜児に優しくしてほしい、って部分を(半ば無意識に)出してるあたりに狡さを感じるけど、狡くなりきれないあたりが子供だなって感じた。結局、前半で仮面をとったように見せかけて最後まで仮面をつけたままだった子。だけどこの子の竜児への恋心は多分幻想だと思う。あ、この子結局最後まで誰にも竜児への想いを理解されなかったのか。かわいそうな子だ。

北村。単純バカ。とらドラ女の子達は仮面を脱ぎ捨てて本音でぶつかり合うシーンがあるのに、男性陣にはそういう演出が用意されてないのが残念だ。仮面のかの字も出てこないよこの人。ある意味女の子から見たらこういうストレートな男気のある人は理想男性像なのかもしれない。でもやっぱ、一度くらいは竜児と殴り合うか何かするシーンがほしかったな。とてもそんな状況起こりそうにないけど。

生徒会長。一番子供っぽくて女々しい。北村のことが好きといっても、自分の夢を捨てる気はない。遠距離恋愛する気だってない。だから距離を置こうとしても、未練たらたらではっきり断らないばかりか下級生に徴発されただけで泣いて本音をぶちまける。北村はメッセで会話したりとかメールやりとりぐらいしてたんだろうか。そんなのもなしで追いかけて海外行ってもロクな結果にならないだろうね。でもまあ、北村だったら他の女の子モテるだろうしいいのか。あ、別にそんなに嫌いじゃないよこの子。

竜児。一番感情移入しづらかった。ギャルゲーの主人公的というか、深い心理描写も特になく、受身体質。結局なんで櫛枝のこと好きだったのか分からずじまい。大河のことも、大河の方が竜児を好きになったから自分も好きになっちゃったって感じがして、先行き不安。いくら大河ががんばろうと、大河が竜児に依存する関係が変わるとも思えないし、もしそういう状況に竜児が疲れを感じてしまうようになったら危険だよね。でもハッピーエンドでよかったよかった。竜児自体はとっても気に入っている。特によかったなと思うのは最終話。初めてできた恋人と二人だけの世界に入り込むんじゃなくて、ちゃんと親や周囲の環境と向き合おうとしたのは高校生としてすごく立派。そう考えると、受身体質だったのもそれを打破して最終話の行動に出たのもストーリーの根幹の一部なので、それにどうこう言うのはナンセンスか。いやでもそれだったら、そういう受身体質な部分にスポットを当てたエピソードがほしかったな。いかん、下品な批評めいたことを書いてしまった。

竜児がもし大河以外の子と付き合ったとしたら? と考えてみた。

もし大河がいなければ、結構普通に櫛枝と付き合うところまでいけたかもしれない。北村つながりで、それなりに接点あるだろうし、川嶋とのからみ(5~6話)も大河の代わりに櫛枝がいれば、ディテールが違っても竜児・櫛枝・川嶋は原作通りに親しい仲になっていた可能性がある。そんな中でうまいこと櫛枝と付き合う流れになってもおかしくはない。でもすぐ(1~2年で)別れるんじゃないだろうかと思う。多分、櫛枝がそのうち「太陽」仮面を被り続けることに疲れちゃうだろうから。仮面とっちゃったら単なるめんどくさい子なので、世話焼きの竜児が面倒みるかもしれないがそれもいつまで続くか不明。

では川嶋はどうだろう? 俺は、竜児と川嶋が一番上手くいくんじゃないかと思う。川嶋の片想いって、片想いのうちは幻想だと思ってる。竜児って川嶋にとっては多分初めての「本当の自分を見せれる異性(北村除く)」だろうから、年頃の女の子だったら恋して当然。でもその部分「だけ」で好きになっちゃったらやっぱりそれは幻想だ。しかし、竜児がその想いを受け入れたらそれはもう幻想じゃなく現実になる。そうなると、多分川嶋は竜児に思いっき依存する。典型的ツンデレになる。でも川嶋は (1)大河と違い、そこそこ正常そうな家庭を持っている。すなわち、大河と違い、恋愛以外の生活のあらゆる部分で竜児に依存することはない (2)学生と違い、仮面を被り続けなければいけない仕事世界修羅場を抜けてきている(と思う) の2点で他のキャラとは違う。結局、恋愛以外の世界、竜児のいない世界を多く持っているからそれだけ依存しにくい環境にある、あるいは一時的にのぼせ上がって依存しまくっても、現実復帰するのが早い(というより現実復帰しなければならない)環境にある。これがうまく回れば、適度に竜児に甘えつつ適度に対等に接する、そんな関係になるんじゃないだろうか。

もう一つ妄想。もし川嶋の恋心を周りの誰かに悟られてたら?

櫛枝。もし知ったら、真っ先に妨害すると予想。自分のために、大河のために。

大河。ばかちーのこと気を遣っておろおろするんだろうね。そして櫛枝に知られ、上と同じパターンに。

北村。すごく喜んで、そして協力すると思う。かといって大河邪魔をしたりとかはしないと思うけど。フェアプレー推奨。

竜児。夏休み文化祭直前ぐらいまでだったら案外落とせたんじゃないかと思う。

とまあ妄想含め色々書き散らしてみたが、とらドラ本当に面白かったしキャラはみんな好きです、はい。

いい年したおっさんがこれ好きなんてカミングアウトしたらどんびき間違いないので言わないが。

---

(09/6/16 追記)

帰ってきたらなんかいっぱいブックマークついてて驚いた。

>楽しそうでなにより。亜美ちゃん名字で呼ばれると違和感あるぜ。原作読むといいよ!

呼び方は竜児の呼び方で統一してる。さすがに亜美ちゃんとか(自分キモくて)言えない。

会長に関しては原作のが描写が細かいかなー。

こちらでも原作プッシュか。ラノベとか10年ぐらい読んでないけど一度読んでみるか。

とらドラ!については本当に思うところが多々あるが、それを書くリソースがないし、たぶん自分の中に抱えて解決すべきものな気がするので当分書くことはないと思う。

id:y_arim さんの感想は是非読んでみたい。

亜美ちゃんツンデレ描写見たかったな・・・。

俺も見たかった

あの子のツンっぷりが尋常じゃないと感じたのは、24話で櫛枝が泣き崩れるシーン。

よくあの涙見てツレ泣きしなかったなと思った。

普通女の子はあの状況だったら泣いちゃうだろ。

あのプライドの高さが好き。

デレっぷりに期待できそうだと感じたのは、22話で自販機前で座ってるとき、聴こえる足音に期待しまくりの顔したとき。

あれは心の中で絶対しっぽ振ってたな。

チワワってあだ名は本当に上手い表現だ。

増田なのに率直でいい感想だ…!

ありがとう

亜美は不憫な子だ。だからすきなのかもしれない。PSP版買おうかな

亜美視聴者に気づいてもらえるだけマシだと思う。現実世界じゃ誰も気づいてくれないんだよね。

原作で満足しちゃったけど、アニメも見てみようかなあ

小説版読んだことないけど、やっぱり原作見てるとがっかりする部分あったりするのかな。

この部分カットしやがって、みたいな。(上の方でもあった、会長の描写とか?)

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(09/6/17 追記)

飲み会帰りだがまた一からとらドラ観たくなってきた。

ブクマコメに返信。

>巧みな分析

分析と言われると恥ずかしい

キャラツッコミみのりんのように激情を発する女子は普通に結構いるけど可視化されてない。亜美子供っぽいと評する人は珍しいかも。北村は根は熱いけど爆発しないのは偏に竜児や大河への信頼感が絶大だからかな

櫛枝については言葉足らずだった。

ああいう風に「さわやかに」爆発させることができる女の子ってなかなかいないよなと書きたかった。殴りあったりとか。偏見かもしれないが、普段隠しておきながらいざとなると爆発する女の子ってどうしても陰湿な部分があるという印象があるから。

亜美の評価は珍しいのか。おっさん目線で観てしまうとどんな子も子供に見えてしまうからな。

北村については、信頼感というよりも無関心に見えた。無関心は言いすぎか。「まああいつらは勝手にうまくやるだろ」的な。あ、そう考えると信頼感と言えなくもないか。ううむ。

2009-06-14

ある夏休みの思い出。

数年前の夏休み、私は青春18きっぷを使って田舎から東京まで鈍行の旅を楽しんでいた。

ムーンライト(夜行電車)は使わずに、昼の東海道線を乗り継いで、

お腹が空いたら途中下車してその辺の店に入ったりと、一人旅を満喫していた。

そんなとき、やたら蛍光グリーンパーカーを着た若者たちが

やたら車内をうろついていることに気がついた。

東海道線車両は長い(たぶん、15両)。

たくさんいたので、皆で座れる、空いている席を探しているのかな、

くらいに思っていた。

私は旅のお供であるiPodを聞きながら、パーカーに書いている文字を眺めたりしていた。

ハングル日本語で何か書いてある。

韓国人の集団かと思った。しかし、彼らがかわしている言葉

日本人の発音で日本語だった。

やがて、あることに気がついた。

彼らが普通に車内に一人でいる、若い人に次々と声をかけていることに。

うざったそうに彼らを振り払い電車から降りていく人も、何人かいた。

そんなときだった。

私は4人がけの席に座っていたのだが、向かいに、ごぎれいにお化粧をし

ワンピースを着て、ティファニーペンダントをつけているような

可愛い女子が一人で座っていた。

そこに地味めな女性が二人やってきて、

こんにちは学生さんですか?」と声をかけて空いている席に腰をおろしてきた。

※ノーメークでTシャツチノパンという適当すぎる格好をした私の存在は無視

進行方向
A
女子B

B「どこまで行かれるんですか?」

女子「え…○○です」

B「じゃあまだお時間ありますよね、お話ししませんか?」

女子「はぁ…」

B「私たちセイカの勉強をしているんです」

A「セイカの世界ってとっても奥が深いんですよ」

B「一緒に勉強しませんか?」

セイカって何だ。と思ったのだが女子もあっけにとられている。

Aはおもむろに小冊子を取り出し、何やら見せながら

彼女マシンガントークを始めた。

セイカって……聖歌だ。

これは明らかに宗教の勧誘だ。そうとは言ってないけれど。

女子は明らかに迷惑そうな顔をしている。

しかしA,Bの二人はそんなことはおかまいなしにマシンガントークを繰り広げる。

ちょうど電車は終点まであと2、3駅まで近づいていた。

彼女が降りると行った駅は終点からさらに乗り継ぎが必要な駅。

そこへ例のパーカーを着た男がやってきた。

A,Bに「やってるね」みたいなことを話しかけ、

「よかったら一緒に僕たちと勉強しましょうね」などと言って

また去っていった。

やはり仲間だったか!

走行中の電車の中というのは密室だ。そういう場所で

勧誘というのは良くない行為のような気がする。

私は恐れを知らない学生だったので、

「あの、そろそろやめてもらえませんか? 迷惑そうですよ。」

と、iPodを外してAとBに言った。

私のことを空気のように扱っていた二人は驚いた表情で私を見た。

空気がしゃべるなんて思わなかったのだろう。

しかし。

この状況、私は少し仲間はずれにされたような気がしていて

ちょっとイラッとしていたのもある。思い切り不機嫌な顔をして、向かいの

Bを睨みつけた。

しかしそんなことでたじろぐBではなかった。

私の顔を見据えると、

「私たち、キリスト教徒なんです!」

と言った。

;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブフォッ!

思わずこんな顔になってしまった。

私は半笑いになりつつ言った。

「私もキリスト教大学に通ってますけどね」

嘘ではない。だが、キリスト教徒でもない。

(というかキリスト教講義も選択式だったためとらなかった)

電車の中でいやがってる人に信仰押し付けていいとは

聖書に書いてないと思うんですけど」

聖書の頃に電車なんてなかったんだから当たり前だけどね。

「いやがってる、なんてあなたにどうしてわかるんですか!」

気色ばむAとB。ほんと空気読めないなこの人たち。

そこへ車掌が通りがかった。

車掌「あのー、大丈夫ですか?」

私が何かを言う前にA「大丈夫です!」

車掌は困ったような顔をして通り過ぎた。通り過ぎちゃったよ。

本人たちが大丈夫と言ってる以上、

あんまりこういうの介入できないし難しい立場だよなぁ。

私はAとBを相手にしてもしょうがない、と思った。

「私にはいやがっているように見えます。

正直、どうですか?この人たちの話って面白いですか?

もっと続きを聞きたいと思いますか?

キリスト教っていってもかなり怪しいやつですよ。

嫌ならはっきり言ったほうがいいと思いますよ」

と女子に聞いた。

女子はおろおろしながら私とA,Bのやりとりを見ていたのだが、

「迷惑……です」

と、答えた。

完全勝利。

「じゃあそういうことなので、お引き取り下さい」

「長旅の中大変ですね。でもあんまりこういうのしないほうが良いと思いますよ」

と、私は二人を席から追い出すことに成功した。

女子に感謝されたのはいうまでもない。

降りる駅を相手に教えてしまった女子には

一つ電車を遅らせる等、気をつけるように伝えた。

それにしても、ハングルパーカーキリスト教徒

やっぱり統一教会系列だったのかなあ。

まだ学生サークルにまで捜査の手は及んでいない。

夏休みも近づき同じように旅をする人たちも増えると思うので書いてみた。

※追記

「私たちキリスト教徒なんです!」はたぶん相手の失言だったと思うけど

宗教であるとは最後まで言わなかったのがポイント

(つまり布教活動ではないと言い逃れができる)

「聖歌の勉強」ていえばたいてい宗教だと思うけど、たぶんセーフのラインなんじゃなかろか。

久々に書いたらはてな記法忘れまくり。すまんかった。

暴力的な性愛しかなかった

惜しい!愛とは暴力しかないのだ。いまの軟弱な愛の方が歴史的に見れば異常。

たぶんレイプという状況の判断基準は、感じるか、感じないかでもないし、望んでいるか、望んでいないかでもないのだ。

http://anond.hatelabo.jp/20090613173230

いまの日本が特殊なだけで、ついこの間まで愛とは暴力に裏付けられていた。そもそも、女は暴力で奪うものであったし、暴力で守らなければほかの男に奪われた。女性暴力で奪われたことに適応するしかなかった。暴力を愛と受け止めるしかなかったのだ。恋愛結婚なんてありえねぇー、ってのがついこの間までの世界。かつ、暴力を伴わない愛は永続しないだろ。軟弱にもほどがある。韓国では「恩はは3日なぐらないと天にのぼる」という言葉があるそうだ。男は女を暴力でしか愛せない。

先週号のジョージ秋山の「浮浪雲 」が男と女の間にある暴力こそが愛なのだということを描いていた。やさしくなんでもいうことを聞く亭主と、昼間から妻を縛り上げ、なぐり、犯す亭主がいた。やさしい亭主の妻は、むなしさを感じていた。逆に、暴力亭主にこころから満足する妻がいた。それは漫画だろうというだろうが、リアルでそういう関係カップルをいくつも私は見ている。

力に基づかない愛はあまりにかよわい。いつまでもここでパートナーをゲットできないままうだうだ議論しているがいい。女を得るのは力だ。女は力になびくものだ。暴力的な男の力の誇示をむしろ喜ぶものだ。

ああ、ただ信頼のない力はむなしい。恐怖すらも愛の一部ではあるが、相手を信頼できない男女の愛はどこかで崩壊するのも事実暴力も含めた、生きるか死ぬか、男女の命のやりとりまでいって得られる信頼こそが男女関係を永続させる。

じゃあ、お前はどうなんだって?

http://anond.hatelabo.jp/20090613102754

2009-06-13

サティアシス

同じような方がいるのか、それともあまりに自分が異常なのか知りたくて書きます。

40すぎて毎日エッチしないと仕事が手に付きません。30分も仕事をすると、エッチなことが浮かんできます。私の性癖につきあってくれる女性がいるので、こっそり仕事中でも、「あなたがほしい」とか「犯したい」とか「もうぬれているだろ」とか携帯メッセとばしてます。場合によってはいろいろな画像も交換したりしてます。仕事が終わると、すぐに彼女のところで飛んでいきます。でも、エッチしたい衝動はつのるばかり。

彼女に会うと、たぶん計測したら1時間1万回くらいピストン運動しちゃってます。けだもの状態で、1時間、2時間と過ごします。至福の時です。

趣味も、ネクタイで相手を縛ることから始まって、赤い紐で亀甲縛り、そしてパドルでおしりたたきとすすんでます。

でも、次の朝には飢えた自分がいます。また仕事をしていても、すぐにどうやって彼女いじめたらいいか妄想してしまいます。

もうオナニーを覚えたサル状態で、このままでは「失楽園」か、「あべさだ」の世界までいっちゃいそうです。

いったいどうしたらよいのでしょう。


http://anond.hatelabo.jp/20090613094632

確かに、逆もある。つーか、彼女と私の性癖は一致しているので、その意味では幸せかな。彼女にも、私にも、いろいろ歴史があって、思い出があって、縛ったり、たたいたり、つねったりするのも、どこかでその歴史が作動している気がする。


http://anond.hatelabo.jp/20090613130333

私の体験じゃソースにならないですかね。

いま、ここで、たびたび加筆している裏で彼女とはどこで『ああ、いけないわ、だめ、どうしましょ』な露出セクロスをしようかメールやりとりしていました。まだ、私も彼女も、その手の雑誌から謝礼をもらったことはないです。普段見かけられたら私も彼女もごくごく普通の大人に見えると思います。ここで書くことも性癖を満たすこと以外には、「百害あって一利なし」、どころか「一万のリスクあり」です。それでも、性癖は止められません。

そして、私が知りたいのは40面してこんなことをしている私は単なる変態社会から抹殺されるべきなのか、みんな平気な顔しているけど、性癖性癖で隠しているけどヘンタイなんだよ、ということなのかということです。

2009-06-12

http://anond.hatelabo.jp/20090612192819

TB読んでて同じようなやりとりしてる人がいるなーと思ったら

http://anond.hatelabo.jp/20090612175215

どうしても「子供がかわいそうだなんて言ってない」っていいたい人がいるみたいだね。ご苦労さまなこってす。朝から。

http://anond.hatelabo.jp/20090612172132

「あのグループと私たちのグループどっちに入るの?」みたいなことを聞かれて

何か族のやりとりみたいだなw

「てめえ、俺らにつくのか、あいつらにつくのか、どっちなんだ?あ?」

みたいなw

2009-06-08

ディスプレイの向こうには誰がいる?

拝啓 布団を蹴飛ばして眠られる季節がいつの間にか傍に居座っている昨今、皆様元気にしておりますでしょうか。はてな一年までまだいくつか月を隔ててはいますが、その際に何を述べてみようかと思案していますと、ネットがかなり近くに感じられるようになった、その感じ方の違いに気付かされました。かつては情報を受け取るのみだった私も今ではこちらから情報を発信できる立場にあります。もっとも、皆様に有益な情報など発信できた覚えがないので恐縮です。

 ところで、そもそも私が情報の受信一辺倒だったのはネット世界現実世界の合間に膜のような隔たりを感じていたからです。ショーウインドウに並んだ商品を往来から眺めるように、ネットを閲覧しはすれども距離を置いていました。膜の内側へ手を伸ばすと何か危険なこと、不愉快なことが起きるのではないかと警戒していたのです。新しく何かを始めたいと思いはてなブログを開設したときもまだ膜の内側に入り込んだ気はしませんでした。誰も見ることのないページがあるにすぎず、ここは他と隔たっていて、空き地に過ぎないのだと思いました。しかしはてなに住み着いてブックマークを知らずにいるなんて考えられない話ですし、ブックマークにてコメントを残すことの容易さがネットへのコミットに慣れをもたらすのも至極当然の話です。膜はじきに溶解し、現実と地続きのコミュニティが見えてくると概念は一新され、ブログブクマハイクを相互に関連づけるシャフトが見えるようになってきました(自動トラックバック、IDコール等が交流を促す文句を耳元で唱えます)。考えていたよりもずっと簡単で楽しいものでした。それでもやはり想像された醜悪さが強い腐臭を放っているところもありました。軽く踏み込んで気分を乱されたこともありましたし、これからもあるでしょう。その体験においてしばしば次のような感想を持ちました。この人達はなぜこれほど浅はかで偏ったものの考え方をするのだろう。きっと皆さんにも覚えがあることでしょう。よくもまあ、これほど短慮で独りよがりな発言を自信満々でやらかしてしまえるのだろうとあっけにとられてしまったことが、きっとあるはずです。あるいは、どうしてこの二者はこれほどに相容れないのだろうか、無闇に噛み付き合うばかりなのだろうか、と思ったことがあるはずです。方や赤が好き、方や青が好き、それだけのことで諍いが発展するはずもないのに、と。某巨大掲示板はこの手の争いに満ちています。しかし穏やかな場所もまた存在しているのです。穏やかな場所では一人がより多くを語っています。語り手のだいたいの年齢や性別が浮き上がってきます。そうなんです、日常生活での初対面の人とのやりとり喧嘩っ早くなってばかりもいられないのと同じで、語り手の顔や名前、年齢や性別が見えてくるとなぜかしら適切な距離感を保てるようになるのです。それらの情報が全く分からないとき、私たちは不透明な話者を無意識自分の分身のように描くのだと思います。同じくらいの年齢、同じ性別、似たような経験を経てきているはず、と決めつけてしまうのです。たとえば、あなたが大卒であれば相手も大卒であると見なしたりしてしまいがちだと思うのです。ところが実際にはあなたは社会人なのに相手は毛も生えていない小学生だったりするのかもしれません。ディスプレイの向こう側にいる相手は、数年前のあなたがやらかしたのと同じ失敗をそうと知らずやらかしているだけかもしれません。

 少々長くなってしまいました。しかしこれだけのことを連ねたのは、皆様が不毛言葉を前にした際、悪戯に精神をかき乱されてばかりいるのはつまらないと考えたからです。嫌悪も正体を知ればいささか落ち着くということがあるでしょう。皆様の胆汁が溶解する手助けになれば、私といたしましては、これほど幸福なことはありません。それでは失礼いたします。

   草々

 追伸――はてなにはプロフィールなるものもありますし、名前(ID)もあります。他の環境よりも慈愛がはぐくまれてしかるべき場所のはずです。せめて現実よりも殺伐とならないことを祈っています。


>ところが実際にはあなたは社会人なのに相手は毛も生えていない小学生だったりするのかもしれません。

 うはw あるあるすぐるw

 ムキになって嘲笑レス連発、あとで冷静になると自分大人げねー、ていうか相手ガキだったにちげーねーっっw

>せめて現実よりも殺伐とならないことを祈っています。

 ムリムリw

 ハックルエントリ見てネガコメ回避とか不可だからw こんなはてなじゃw

2009-06-07

ぶっちゃけた話

今朝、知り合いの女性から携帯メールが届いた。彼女とは共通の友人をきっかけに知り合って、これまで3~4回遊び、パソコンメールやりとりしていたのが、今は互いにmixi日記でお互いの近況を知り、ごくごくたまコメントを残すような仲。わかりやすくいえば、そんなにも仲がいいという訳ではない。メールが届いて数時間後に着信に気づき、とりあえず返事をすると、すぐに向こうからも返事が来た。俺もヒマだったので、すぐに返事を送ってると、向こうからも返事が返ってくるので、ちゃっとみたいな感じでメールをしばらくやりとりをした。

なんとくなく流れで俺が振られた話になったのだが、向こうも振られたと言ってきた。「いい人なんて出会えるもんなんでしょうかね」と愚痴を送ったところ、「女の子古典的な口説き方に弱いもの。個人的には、いきなり抱きしめられたり、キスされるだけで気持ちが傾く」とか返ってきた。いやいやいやいや。えー!なんでそんなこと俺に言うんだよ?なんか意図があるのか?

なーんて思ったけど、向こうにその気がないから言えるんだろうな。その気があったら、遊びに誘うだろうし。なんか無駄にどきどきした。さー、晩飯作ろう。

2009-06-05

自作自演ってどうやって判定してんの?

誰だか知らない(たぶんファーストポストした)増田相手にやりとりをしてツリーが伸びてきたらたら「また自作自演」とか書かれるんだけど

それはつまり、俺が相手の増田と同一人物だと思われてるってことだよね?

ツリーのはしっこにひとつ書き込んだだけで、誰が書いたのか知らない書き込みのURLと一緒に列挙したのと一緒になんか嫌みらしき意味不明の文が書かれたりもするんだけど、それも全部俺が書いたと思われてしかもそいつに嫌われてるってことだよね?

なんかそういうこと頻繁にあるんだけど、彼らは一体何を基準に何と戦ってるの?かわいそうな人なの?

はてな南京事件の議論で思うんだけど

南京事件否定派、少数説派がウヨクだという意見に疑問があるね

おれは自称ウヨクで細かい思想は分からないから、これ読んだ人が勝手に決めてくれて結構なんだけど

俺は1万人だろうが、30万人だろうが、2000万人だろうが数字にこだわりはないんだ

俺は数字の真相よりも、ああ日本軍強いじゃんwって思うことが重要

強いからOKって訳じゃないのよ

国のために頑張った軍人がいるって事がいいの

じゃあ民間人犠牲者出したことはいいのかって批判がされるんだろうけど

戦争だからしょうがないじゃんって思うタイプ

しょうがないでOk

戦争なんてそんなものだよ

え?2000万人?マジで日本軍超強くない?

って感じですよ

むしろそっち希望みたいな

これが俺の正しいウヨクだと思うのよ


まぁ日本擁護の形の違いと言えるのかも知れないけど

ウヨクなおれは国防が凄い重要だと思っている

俺ははてなやりとりされている南京事件ウヨクたちの意見サヨクに見えるんだよね

彼らは無防備宣言みたいな平和ぼけ推奨でもしてるんでしょうかね

おれはこれがサヨクに見えますよ

民間人守るのが軍だよ?やられたのは中国軍が糞だから

あいつらへたれ過ぎだからだよ。逃げてばかりで守らないから

自業自得

だから中国責任だとおもうね


映画なんかで勇敢に戦った日本軍の描写ができることはありがたいこと。

中国チキン過ぎて逃げてばかりだからそんな事描けませんw

中国ウヨク歯ぎしりしていることでしょう

俺が指導者なら、むしろここを歴史捏造して中国軍は勇敢に戦いましたって映画作るだろうね。

被害者多くして、自分へたれアピールしてることに笑いが出てきますよ。


2009-05-30

http://anond.hatelabo.jp/20090530191102

他の国も「新幹線を開発しました」って事になったら、中国はなんて言うでしょうか?

「実はウチ(韓国)が売ったものなんですけどね!」というオチになるんじゃねーの?

ってなやりとりが浮かんだ。

2009-05-28

http://anond.hatelabo.jp/20090528205338

嫌いじゃないんだけど苦手だなぁ。

人と話したり話を聞いたりするのは好きなんだが、

どうも空気の読めない子らしいので・・・

言葉やりとりしてる分にはいいんだけど、

表情やジェスチャーを読み取るのが極端に苦手なんだ・・・。orz

2009-05-27

http://anond.hatelabo.jp/20090527163441

おやおや、どこから紛れ込んできたんだこのぼうやは。。。

金とセックスはそれぞれの代償じゃねえぞ。

それは子供やりとりだ。

大人になればそこに体力、気力が大きく加味されるんだよ。

求められ続けても、応え続ける。ここまで昇華してこい。

わかったらミルクのんで氏ね

カレーやりとり楽しいなんて

普段よっぽど淋しい生活してんだな

http://anond.hatelabo.jp/20090527161747

つまりは嗜好の問題だろうから、あんまり言ってもしょうがないとは思うが。

んなこたあわかってんだけどな。

このとりとめのないやりとりが楽しくてやってるだけだから気にせんでクレ。

2009-05-26

天下一品でのやりとり

今日行った天下一品というラーメン屋で実際にあった隣の客と店員のやりとり

客は昔のチンピラ風。店員は女性

  客「ラーメン、麺固め、味なしで。」

  店員「え?スープはこってりとあっさりがあるんですが・・・。」

  客「だから、味なしで。」

  店員「味なし、とおっしゃいますと・・・」

  客「味なしだよ、味なし。茹でてくれればいいんだよ!味ついてたら返すからね!(大声)」

  店員「・・・わかりました。確認してきます」

静まりかえる店内。もうみんな関わらないように目をそらしてる感じ。このオーダーでどんなラーメンが運ばれてくるのか楽しみに見てたら、スープじゃなくて、お湯が入ったラーメンが運ばれてきた。全くおいしそうじゃない。

  店員「・・・こちらでよろしかったでしょうか?」

  客「おうっ!」

あとは普通に食ってました。お湯(スープがわりの)まで飲んでた。

なんていうか、お店っていうのは大変だなと思った。

2009-05-25

マクドナルドチキンフィレオセットとチキンナゲットを食べながら「神聖モテモテ王国 新装版」を読み耽るという優雅な昼食を楽しんでいた時の事。突然、怒鳴り声が聞こえた。周囲を見渡すと大学生らしき若者が黒いスーツを着たオッサンに絡まれていた。

肘がぶつかったのどうのこうの、そんなくだらないことでオッサンはキレているらしい。くだらないので無視したけど、ずっと罵声は続いている。聞くに耐えない。だれか助けにいってやれよと思い、そのときを待っていたけど、だれも助けようとしない。あーもう、おれがいくか、と腰を持ち上げたとき、店員が現れた。おれは腰を下ろした。

だけど店員はビビっているらしく、なかなか間に入ることができない。おれは今度こそ立ち上がり、店員とオッサンの間に入って、「店員さん、来てますよ。お店の迷惑になってますよ」と言った。さすがに店員に気付けばおとなしくなるだろう、と思っていた。

が、なんだかわけのわからないことをオッサンは喚き始める。「おまえには関係ない!」「キチガイめ!」「ええかっこしいが!」ええかっこしいなんて台詞、生まれて初めて生で聞いた。つーか、そんなこと言うってことは、自分がみっともないことしてるって自覚あるはずなんだけど。

何度か説得を試みたけどオッサンに日本語は通じなかった。おれは諦めて店員に「警察呼んだほうがいいですよ」と言った。で、そのとき、もうひとりの店員がいたのだけど、そっちに「ちょっと見張っていて。赤ボタン押してくる」と言うと、店員は姿を消した。赤ボタン警察を呼ぶことに決めたのだろう。それを見届けると、おれは席に戻った。

それからも罵声は続き、すぐそばの席にいたヤンキーとばっちりを受け、一触即発の状態になったりもした。おれは心の中で「がんばれ! がんばれ、ヤンキー!」と応援した。おれは一応会社勤めなので手を出すことができない。おまえならできる。おまえはやればできる子だ。しかしヤンキーはオッサンを睨みながらも店を去っていった。非常に残念だった。

その後店員が戻ってきて「警察を呼びました!」「俺は客だ!」「じゃあもう客じゃなくていいです!」などとシュールやりとりを交わした後、オッサンは渋々その場を離れ、そして警察のお世話になった。店員と「ごくろうさまです」「夜の店で働いていたので慣れてます」「へえ、そりゃ頼もしい」などと挨拶を交わして、おれも店を出た。

あのオッサン、一見、ヤクザみたいだったけど、常識的に考えてヤクザマックとか有り得ない。どんだけ金のないヤクザなんだ。ただのチンピラだろう。つーか都会の人間って本当に薄情だな。おれみたいな駄目人間しかまともに助けに入らないってどんだけだ。おれは「神聖モテモテ王国」を読んでファーザーに憧れるくらい駄目人間だぞ。

だがしかし、おれは思った。これがもし女の子が絡まれていたのであれば、おれは電車男になれたのかもしれない。残念ながら今回絡まれていたのは男だったが。そういう可能性も世の中にはあるということだ。今度は女の子に絡んでくれ、オッサン。電車男になるために。もう古いか、電車男

2009-05-24

日本人女性精神が軟弱になってきている

以前日本人女性と付き合っていた経験から言えば、明らかに今の日本人女性精神は軟弱になっている。

これは一種の社会問題だと思うので、ここに書こうと思う。

俺は日本に住んでいたが、成人してからはアメリカに住んでいる。

日本人女性恋愛する機会は成人してからほとんど無かった。

しかし、たま日本人女性と交友を持つ機会はあり、日本人女性精神構造をかいま見る機会はある。

そこで思ったことだが、日本人女性はなんでも男性のせいにするというある種の甘えが常態化している。

なるほど日本人は甘えの強い民族だということは、「甘えの構造」を紐解くまでもなく今や世界的に当たり前の認識であるが、

ここで言いたいのはそういうレベルのことではない。

今の日本人女性にはこれまでの日本人に見られなかった新しい傾向が広く見られるのである。

それは、どういうことか。こんな例がある。

女性男性に限らず他の人間に何らかの不満を持ったとする。この時に、不満の解消を相手にさりげなく求めるような行動をまずとる。

これは人間として自然なことであり、とくにおかしなことではない。度を過ぎると問題ではあるが。

次に、この行動の結果として、相手が不満に気づいてないかのようなレスポンスを返したとする。

そうすれば女性はなぜ不満に気づかないのかと少し怒って、より不満を強く主張する。

ここまではいいのだ。ここまではなんということのない人間らしい行動である。

問題はこの次である。この次に、相手がやはり不満に気づかずに、不満の原因となっている言動をとり続けた場合である。

このとき、今の日本人女性は、不満をより強く主張することはせずに、「ネチネチした人間だ」とみなすのである。

ここが非常におかしい。今の日本人女性の極めてねじまがった精神なのである。

そのようなおかしな精神一部の人だけならまだしも、それが当然であるかのように日本人女性全体に見られることが、なおさら異常である。

では、これの異常性についてより詳しく見てみよう。

アメリカ女性のばあい、相手に対する不満を持続的に感じたばあいには、相手が分かるまで強く改善を要求する。

昔の日本人女性のばあい、相手が不満点を改善しない場合、我慢するかより強く要求するかどちらかであった。

ところが、今の日本人女性はどうだろう。相手の人格のせいにするのである。これは自我を守るための一つの有効策ではあるだろうが、

さすがに過剰反応であり、それだけ強く自我を守らねばならないほど日本人女性精神が軟弱になっていることを意味する。

言うまでもないことだが、相手が不満点を改善しない原因にはいろいろあり、人格というのはその一つに過ぎない。

人格以外に、不満点を相手が自覚していない、不満な気持ちが相手に伝わっていない、特別な事情があって相手に不満を与えているその言動を止めることができない、

といった原因があるものである。これらの原因の可能性を考察することなく、すぐ人格のせいにしてしまうのは、

じっくりと相手について理解を深めながらコミュニケーションをとることを最初から放棄しているのである。

なぜ放棄しないといけないかというと、それくらい自分を速やかに防衛しないと自我健全に保てないからであり、それくらい精神が軟弱ということだ。

思うに、こうした日本の風潮のなかで育った子供は、コミュニケーションを粘り強くすることを学ばず、

いつでもコミュニケーションは切ることができるものと考えるようになるだろう。

そういえば、メールやりとりでもすぐにブチる日本人女性が多いように思う。まことにゆゆしき事態である。

このように着脱が自由なコミュニケーションというのは便利で身軽な面もたしかにある。そういう意見はたしかに一理あるとは思う。

しかし、そのような考え方が日本、とくに日本人女性のあいだで広まったことで、日本人女性精神の軟弱さが加速するのではと心配である。

粘り強くコミュニケーションしたり物事を理解したりする練習を教育に取り入れるべきである。

【追記:ブクマコメについて】

既視感増田には週に1回くらい書いてる。毎回長文。

ネチネチしてる→そんなことはない。サラッとした文章でもないけど。これくらいで嫌悪感持ってるようじゃ、他人の意見聞く耳がなさすぎる。それじゃ世界観狭くなるよ。もしあなたが男性ならちょっと引く。/今気づいた。長文だからネチネチしてると言われてるのか?それだったら別問題だな。

周りに配慮を求めすぎている→いや自業自得だから勝手にしろと思ってたけどさすがに危機感持ったので文章にした次第。日本だと「郷にいれば郷に従え」で自己正当化する所があるからなあ。

俺も相手の人格のせいにして自我を守ってる→とくに守ってないけど。ネチネチしてると言われたのは俺ではなく知人。「あの人ネチネチしててやだ」って俺に愚痴ってきたわけ。本人の前で「ネチネチしてる」って言えるくらい精神強かったら俺がこんな文章書くことも無かったろうに。

ふられたかなんかあったんですか→いいや?ディープな会話に差し掛かると身をかわすところが日本人女性特有だなと興味深く思って。興味深いけどよくよく考えるとこれってヤバイ状況だなと。

比較対照はWASPですか→サンプルに偏りがあるのは致し方あるまい。反例があるなら提出してもらいたい。

観察対象が狭いだけ→だから反例を。確かに狭いとは思いますよ。

日本は「気(心)」でアメリカは「言語」でコミュニケーションする→その通りだね。アメリカでは多様な価値観の人が共存しているから、相手の気持ちをそう簡単に推測出来ない場合が多い。ちゃんと話し合わないと分からない。

派閥とか同調圧力では→周りもゆるくコミュニケーションしてるから自分もということ?確かにそれもあるけど、それを続けることで粘り強いコミュニケーション能力が失われ、

精神が軟弱になるという面もあるよね。その面から書いたのがこの文章。

見当違いのコメ多くね→予想はしてたけど、なんでかねえ。ネットだからか。ちゃんと相手の言ってること受け止めないで勝手解釈してコメントしてるって感じ。

わざわざこんな長文を書くということは、増田はまだ日本人女性に期待しているということか→なぜ長文なのかがまず分からない。日本人女性には別段期待してるわけではないが、同じ日本人としてしっかりして欲しいとは思う。

おっさんを見てみろよ。キミの指摘がピッタリ当てはまるよ。→ん?おっさんはゆるーいコミュニケーションとは対極のコミュニケーションをとっていると思うけど。

おっさんが、「これだから若者は」などとすぐ言うのは、別に精神が軟弱だからではなくて、単に頑固だから。どちらにせよ、自我を守っての言動には違いないけど。

不満点を改善することを簡単に諦める+人格のせいにする+コミュニケーションを絶つ=相手が根気よく付き合うほど自分にとって重要存在じゃないorむしろ切り捨てがメリット(不満→人格ではなく人格が不満を産む)

→もちろん相手の重要度は、対話を諦める時の一つのファクターだけど、他のファクターとして精神の強さもあるでしょ。

その精神の強さが昔の日本人女性と今の日本人女性と比べた場合、危機的レベルにまで弱まっているということを言ってるんだけど。

何人と付き合ったのよ→自慢ではないが恋愛が俺の人生の中心にあるので結構たくさん恋愛経験してるぞ。とはいえ100人もいないわけだから、あなたは少ないと言うんだろうね。

私の周りの女性は強いけどな。もはや男性に何も期待してない。→男性に期待してないのは強いと思うけど、ここで言ってるのは粘り強い対話をするための強さだからね。

男性なんてくだらないわ」という感じに男性との対話を拒絶しているのであれば、その強さは自我を殻で守って維持しているから強く見えるだけだよ。

積極的に自我を相手に晒して対話を続けていける人のほうが、たとえ見た目でやんわりした印象があっても実は強い。

我慢して付き合わないといけない男性ってビジネス以外でそういると思わないのだが→その見方は悲しい。恋愛相手、友達、たくさんいるだろう。それにあなたにとって

粘り強い対話は「我慢」かね。それも悲しいなあ。

上にも書いたけど、「どこで対話をブチるか」という決定には、相手の重要度以外に、精神の強さという因子も関係してるでしょ。

自分精神の弱さを棚上げにして、「あんな奴大事じゃないからブチったのよ」ってのは、違うと思うんだよ。

一般化しすぎるのは良くない→気づいたらすぐ発言する。これが俺のやり方です。間違ってると思うなら反例をどうぞ。

そもそも比較対象の昔っていつくらい昔?明治とか大正じゃないよね?→本文読めば分かると思うけど。

上から目線で語る→勝手にそっちが自己卑下してるだけじゃないの?でも仕方ないのかな上下関係を重んじるからね日本社会は。

不満があると人格のせいにする欧米女性もけっこういる→人格のせいにすることを問題視しているのではなく、大した対話もなしに人格のせいにせざるをえないような精神の軟弱さを問題にしているんだよ?

男と比較した実例を出せ等の批判→みかん物価が値上がりしているという証拠を挙げるのに、りんごとの比較は必要か?つまり、そういうことだ。

日本人女性精神の軟弱化を証明するのに、男性との比較は必要ない。ちなみに、俺は明らかに性差があると考えている。

アンタが女性メールしても切られまくる→そんなことはないよ。あなた女性でしょ?そういう茶々を入れてないで現実に向き合って欲しいものだ。

日本の催しももう少し子供が積極的に参加する物があるといいのでは→そうですね。催しに限らず能動参加をたくさん教育に取り入れるべきだと思います。

たま日本人女性と交友を持つ機会はあり」程度の情報でしかない→多忙だから継続的に交友を持っている日本人女性は少ないが、

たまに交友を持つ女性・一時的に交友を持つ女性はたくさんいるという意味なんだけども。

べつに恋愛関係や友人関係ではないよ。仕事趣味などでお話するような相手ね。一般化しすぎという意見が多いが、それもまた少々過剰な意見だ。

帰納した結果を反証するような事例があったらそのたびに主張を修正していけばいいのであり、全ての事例を集めてから帰納して主張しないといけない道理はないよ。

類は友を呼ぶ→少なくとも俺はそうやすやすと対話をブチったりしないけれども。

ある視点からは“軟弱”と感じられるようにならざるを得なかったジェンダリズムがあるのでは?→そうだね。それもあるし自業自得でもあるから放置してたんだけど、

先日日本人女性に「あの人ネチネチしてんのよ」って愚痴られた時に、よくよく話を聞いてみればどうも女性側の早とちりであるらしいことが分かったのを機に、

もしかしてこの状況ヤバいんじゃないかなと思って、他の人の意見を聞く意味でも文章にした次第。

改善を要求するコストが高いなら関係性を絶った方が現在社会では安上がりなので、合理的。つまり、あなたの代わりはたくさんいるってこと。ま、女性の方が合理的ってことかもね

→面白い意見女性のほうが計算高いから改善を要求するよりもコストの少ない、関係性を絶つという選択肢を選ぶ、ということだね。

しかし、相手をよく知らずに関係性を絶つことは激しく不定なリスクをともなうよね。そこまで計算してる人なんているのか?

それに、女性精神の軟弱さを合理的だからそれでいいんだよと自己正当化してるのではという疑念は拭いきれないな。

外国住まい恋愛人生の中心とは何というスイーツ男性スイーツという言葉誤用

「こうした日本の風潮のなかで育った子供は、コミュニケーションを粘り強くすることを学ばず、 いつでもコミュニケーションは切ることができるものと考えるようになる」それなら、女性限定ではないのでは?

男性女性に好かれるために粘り強く相手を受け入れる必要があるので、それが良い訓練になる。だから、男女を比べた場合、

男性のほうがまだ本文の意味精神が強靱ということになる。しかし、今後は男性もますます軟弱化していくのではないかな。

マジックワード「人それぞれ」→思考停止言葉でもある。

要約すると、“日本女性の皆さん、僕は人情の機微に疎いのではっきりわかるように言ってくれないと困ります。鈍いからといって嫌わないでください。”

→はっきり言わないことを問題視しているのではない。本人の意志でさりげなく伝えようとしているのであればまだ救いがあるのかもしれないが、

最近日本人女性はそれさえも早々と諦めている。俺はよく恋愛相談に乗るから分かるが、好きな彼氏に対してさえも粘り強い絡みが出来なくなってきている。

だから、相手が重要でないから切っているんだよという批判は当たらない。社会学では「ヤマアラシジレンマ」という言葉があるが、

その話で言えば針が刺さった時に与えられる痛みが以前より激しくなっている。だから「ゆるーく絡める彼氏が欲しいな」という女性最近やたらと多い。

うつ病不安症などが日本人女性の間で増加するなど精神的な弱さが表面化してきていた時点で、日本人女性大丈夫かよと心配していたが、その予感は的中したようだ。

個人的には僕も含めて日本全体が「人のせいにする」ようになったと思う。要は増田も人のせいにしてるんだろうね。

→1:1のコミュニケーションでは入念に自分のせいであるかもしれない可能性を検討すべきだというのは同意だけど、

日本人女性全般を語る時まで慎重になってたら誰も何も社会問題指摘できなくなっちゃうよ。

それに、観測者が俺であることによるサンプルの偏りには気を配って、今回の一般化に踏み切っているよ。

というのも、俺はいろんな人が証言する日本人女性の話やいろんな日本人女性がする俺以外の人間との人間関係の話を聴いてきている。

だから、「お前がメールして切られまくってるんだろ」等の「俺側に問題あるんじゃね」という形の批判の多くは的外れだと思う。

確かにこんな面倒くさそうな男に積極的にコミットするような粘り強さは持ち合わせていない。→上のコメント読んでほしい。

この増田みたいな欧米かぶれには「もっと対話しろ」と言われる一方、保守的日本人からは「もっと慎ましくしろ」と詰られる。日本人女性ってホントに大変だね。

→慎ましさは積極的に対話しないこととは別では?

「我慢せずに受け入れない」選択肢が増えただけでは?→そう。コミュニケーションが着脱可能になった。それによって、粘り強いコミュニケーション能力が衰退した。

その結果、粘り強いコミュニケーションをとるには多大な努力を必要とするようになってしまった。教育改革が必要である。

それから、上のヤマアラシジレンマについての箇所読んでほしい。大切な人と仲良くすることさえ出来なくなっていることから、単に受け入れない選択肢が増えただけではなく、

精神が軟弱になっているのだと分かる。

鏡を見ろ→類は友を呼ぶに対するコメント見ろ。

2009-05-21

僕のペットついったー

ついったーのおもしろさについて。

これは色んなブログさんで語られているし、見る人にとっても飽き飽き飽きしている2つの問題。

Twitterの何がおもしろいの?」と「ついったーつかれたわ!」についてです。

ついったーって本当に不思議なツールで本来は「今、何してるの?」を共有するツールでした。それが何時の間にやら「@だれだれ」を使ってリアルタイムに近い会話を楽しんだり、まなめさんがまとめている「さまざまなめりっと」のように、ある一つのテーマに沿って複数の人が会話をしたり。フォロー人数や誰と繋がっているかによって、見えている(コトバの世界)は地球と月ぐらい違う世界なのかもしれない・・。

例えるなら、ついったー「パン」や「ご飯」みたいなモノなのかなぁーって思う時あります。

ご飯の上に(生卵を載せて、ぐっちゃぐっちゃ)って食べる人もいれば、パンの上に(なっとうを載せて食べる)何て人もいる。美味しそうに食べる横で(何が美味しいのソレ?)って聞かれても、数秒の沈黙の後(美味しいじゃん?)と言うしかないよね。人生なんて、大体が何となくで動いてる。ついったーもそれと一緒で明確に面白さを入試的(○○○文字で説明しなさい!)みたく文章にできる人って殆ど居ないと思います。強いて挙げるなら、「納豆パンおいしいよー!」って書いたら、フォローしている方から(えー美味しいのソレ?)という返事が来るぐらい。2回ー3回のやりとりがあって、会話が途切れる。ついったーお決まりの流れですね。ここで、なっとうパン愛好会が結成される何て思った日には、とっても悲しい気分になってしまいます。

で、もう一つ「Twitter」を何かに例えるとしたら、ペットなのかなぁ?って思うんです。

犬ではなく、猫に近い存在。抱いたり撫でたりするけど、自分勝手で犬のように主人に忠実じゃない。唯一、なつかせる手段があるなら「マタタビ」。猫の前でマタタビ水戸黄門の印籠の如く振りかざせば、「ニャニャー」「ニャーゴロ」思いのままです。

ちょっと長くなってしまったので、最後に「ペット的、ついったー術」を羅列しておきます。

1.自分の悩みを打ち明けたって、相手はマタタビに夢中。言いたいだけ言って、スッキリした方が吉。

2.相手の発言であったり、思いの丈を綴ったコトバを読んでいると、何だか癒される。

3.エロイ発言がマタタビ

4.相手が嫌がっているのに無理やり接しようとすると、痛い目を見る。

5.「何で聞いてくれないのー」とか言っちゃダメ。何故なら、聞いていないから。相手の返信より、自己完結した方が楽。自己完結型の楽しみ方を1.2つ見つけましょう。

6.親身に接していれば仲良くなれるかも。

2009-05-20

論文はだいたいこういう流れで研究が進む。

http://anond.hatelabo.jp/20090519230327

とりあえず教授がやりたい研究を語る。酒の席だったりする。

それを何となく助教に伝えて科研費用資料を作る。この過程で助教精神が崩壊する。資料は抽象的でなんとなくそれっぽい絵とどこかで見たようなアルゴリズムにそれっぽい名前が付いてるだけの資料になる。本音をいうと「初音ミクを作る」と言われる方が楽だ。「教授システム全体を説明できない、今までにない新規性溢れる研究」を始めると、論文が通るとか以前にそもそも誰も修士すら取れない。

その資料でも何故か科研費は通る。「おもしろいですね」っていう展開になり、他の予算が付くことも。

決まってしまったので研究をしないといけないので、とりあえずD1とかM1に投げられる。分野ぐらいしか分からないのでいろいろサーベイしてみる。もちろん、サーベイ論文とか書ける以前のサーベイになる。(問題点って特にないよね、とか、教授の言ってるのはこれで実現されてるよね、とか)

研究が始まると、政治的なパワーバランスなどの都合により、今までのサーベイゴミ箱に行くことに。「でも、英語読めるんだから簡単にできるはず」等と言われる。音声処理の研究だったはずがサーバの性能向上になったのに。(極端だけど研究分野変更はザラ。あまり大きな問題はない)

助教はまた初めと同じように教授メールやりとりをする。日を跨ぐと違うことを言うので出来るだけ素早くパワポの資料にしてメールする。なかなかまとまらないが、D1M1B4卒論テーマを決める。何を作るかわからないが、とりあえず実装とか評価の妄想だけして日程表を作る。B4卒論の目次を作る。

放っておくと壮大なシステム、壮大なアルゴリズム、壮大な社会的効果、テーマバグ、労力の割に実現性に乏しいような話がブチ上がってくるので必死で止める。

テーマバグは実現するだけでベンチャーが大成功しそうな無茶な物のこと。例えば人間が何を考えているかを正確に把握して、それらからその人間が本当に欲しがってるものを広告表示するのとか。PCと脳が直結できないのを理解できてない)

 助教はこの段階で死にそうになってる。一応存在する研究会の締め切りが迫ってくると当然毎日徹夜して論文を作成していくわけだが、なんど書き直しても「つまらない」「ここはこういうつもりじゃなかった」「字にすると面白そうに見えないから(システムの)名前考えて」「(仮の)評価が気にくわないから想定環境が~」「やっぱこうの方がいい」「昨日いいこと思いついた」等の必殺技返り討ちにされる。評価をB4学生に取って貰ってるときはメシをおごりながらまた再実験してもらう。論文の締め切りはもちろん守られない。その分のしわ寄せは、単に延期になる。

秋も終わってそろそろ冬になると、卒論修論D論がしっかりできあがって・・・いない。絶対。時間だけが無情にも過ぎるが未だに研究の方向性が定まらない。分からないところは逐一聞きながら実装する。運が悪いと何故聞かなかったと言われる。

年明けのX論提出期限ギリギリ。間に合わないことが確定的になってから評価をとりあえず削ってみる。最初からそれは無理と言い続けた評価軸を削るが教授は不満顔。最初からそんなことは無理ですよと毎度毎度言い続けているが変わらない。評価はアンケートでもいいとか言い出す。それで前も留年者を出しただろうに。やっぱり研究テーマいまいちとかこの期に及んで言い出す。助教は必死で学生の面倒を見る。ていうか論文書いてたりする。みんな死にそうな顔をしているが激太りもしている。

教授が偉そうな顔をして招待論文で夢を語る。

卒論修論D論を出して糞論文と言われる。世間一般的に評価内容にミスがあればファーストオーサのせいにされて(こいつが教授名前借りて全部やったんだから、と思われている)つまらなければ担当教員が批判される。

終わった頃には人数が減っている。そして新入生がやってくるw

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