2023-07-18

君たちはどう生きるか」で語られている内容は古事記にも書いてある。 わざわざ宮崎駿人生ジブリを持ち出す必要はない

一応言っておく。

ちょっとネタバレするぞ?

するぞ?

ちょっとだけするぞ?

日本における最古の『行きて帰りし物語』とされる『ヨモツラサカへの旅』がこの作品の骨子(ベース)だと思う。

元ネタというよりも「とりあえずこれを背骨にしてここに肉と別の他の骨もつけてこ」みたいな感じ。

いきなりジブリベースで読み解いてしまうと「ヒミ様ってなんで火属性なの?」という所で、「炎上メタファーでは」「本能寺の変モチーフ。君たちは宮崎駿の敦盛」と意味不明な方向に考察がすっ飛んでいきかねない。

モツラサベースであれば、「母親が火で死ぬから物語が始まっているのは、カグツチを産む所から物語が始まるヨモツラサカへの旅そのままじゃないか」となるからこの辺の混乱は少ない。

開いてはいけない産屋だったり、母親が帰れと言うのとかも、ヨモツラサベースあるあるだなあでまずは終わらせてそれからじっくり考えようと思えば地に足をつけて考えられる。

小学生低学年ぐらいの子は仕方ないにしても、高学年ぐらいだったら日本の歴史として「イザナギイザナミがいたという設定があって、イザナミカグツチファイヤー自爆して死んでまあそこから色々ダークファンタジーじみて来たんすよ」と授業で習っていると思うし、子供もついていける内容だったのではと。

宮崎駿最後物語に選んだテーマとして古事記に挑戦ってのも、ラスボスのチョイスとして納得感はあると思う。

いや本当、この「ヨモツラサカ」解釈って全く大発明感がないというか、「素直に見てたら普通に分かるよね?」と俺は思ってたんだよ。

でもネット見たらビックリした。

誰もその話しないでひたすら「後継者争いがテーマ主人公宮崎吾朗」「インコテレビ局社員」みたいな考察ばっかが飛び交ってるんだもの

いやいやもっと普通の所から取り掛かろうよ。

マジでこの内容は古事記にも書いてあるから

「こんなオタクしか伝わらない映画やっちゃってさ―」じゃなくて、中学生以上なら皆知ってる内容がベースから

なんかもう変な方向に進みすぎだよ最近映画感想

他人より凄い感想を言おうみたいな意識に凝り固まりすぎ。

自分が素直に思ったことを言おうぜ。

じゃあ俺から言うよ。

作画は凄かった。

ストーリーマジで普通

ばあちゃん妖怪すぎてちょっとキモかった。

地球儀歌詞が何を歌っているのかがふんわりしていて掴みきれなかった。

  • 日本神話なんて何回聞いてもつまんなくて覚えられねーよ ギリあまのうずめが裸踊りしたら岩戸から出てきたぐらいだな 平均的な日本人のメモリに格納されてる知識としては

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