2023-01-13

親が私にしてくれたことを思うととてもじゃないけど子供はいらない

物心ついたときには母親はいつも疲れていた。

なぜ疲れていたか、それは私がいるせいで世話をしなければならないかである

物心ついたときには父親はいつも仕事で不在だった。

なぜそんなに働いていたか、それは私がいるせいで金がかかるからである

とにかく私は手間と金のかかる女だった。

別に港区女子とかではない。

とある政令指定都市中央区女子だ。

まれてくる前に障害が発覚、生まれから中学生まで継続して医療と手術が必要であると判明。

まれてきたあとに持病2つが判明、一方は治療してなんとかなったものの、もう一方は現在アラフォー)になっても治る見込みはない(多分死ぬまで無理)

ミルク自力で飲めない病気だったため、母親は気が狂いそうになりながら私を育てたようだ。

もちろん乳飲み子のとき記憶はないが、当時の日記発見したが、典型的なうつ病患者日記だった。

3歳頃から記憶があるが、母親は常に私の世話を焼き、常にピリピリしていた。

小学校に入ってからも世話を焼く地獄は続き、中学からは塾に通い出したため今度は教育費という課金が始まる。

医療費だけで数百万単位の出費をしたのに、さら中学受験のために数百万追加である

手間と金を湯水のように使った私は、なんとか社会人になることはでき、結婚することはできたが、自分がその手間と金をかけて自分の子供を育てることなど恐ろしくてとてもじゃないが考えられない。

親に虐待されていたわけでも、愛情をかけてもらえなかったわけでもなく、めちゃくちゃ愛されていたし大切にされていたと思う。

子供はいらない、などというと親が毒親だったのでは?とか思われがちだが、めちゃくちゃいい親であったと思う。

正月母親に「子供は考えてないの?」とついに聞かれたので、

「お母さん見てたら、私はお母さんみたいになりたくないし、なれないなって思ったんだ。めちゃくちゃ疲れてたし大変でしょ?

から育ててくれたことには感謝してるけど、自分がやるか?って言われたら絶対やらないって物心ついたときからずっと思ってる。

中学の頃にはっきり決めて、40歳近づいた今でもその気持ちは一度も揺らいだことはないよ。」と答えた。

ただ、それだけのこと。

母親理解できないらしく育て方間違えた、と号泣されたけど、

過労死寸前の管理職を見ていたら出世したがらないのと同じ話なんだけどな。

育ててくれたことには感謝してくれるけど、親が見せた「子育て」というコンテンツ地獄コンテンツしか見えなかったんだよ。

それはどうやっても変えられない事実なので、母親に泣かれ、父親に平手打ちを食らっても、今更どうにもならない。

  • ようこそ反出生主義へ

    • 反出生主義とかそこまでハードな思想でもないけどね 他人が子供持つことに関しては好きにすればーとしか思ってないし 好きにすればー、自分は絶対やりたくねーけど。という立ち位置...

  • 俺も子供欲しくないと思ってるけど、親にそんな直接的なことを言わないでおくくらいの良識はあるで。

    • 育ててくれたことには感謝してる、とはちゃんと伝えたんだけどな。 そんなきっついことを言った自覚はあんまなかった。今度同じこと話す機会があったらもうちょいマイルドにしてみ...

      • 人間、歳食ってから自分の価値観を否定されるのは耐えられないんだよ。それまでずっとその価値観を拠り所にして生きてきたわけだからな。どうしても人生全否定なのかってなってし...

        • なるほどねー。確かに年取ると耐性が落ちるのかもね。 別に親の人生を否定したわけじゃなく、自分は親のような人生とは違う道を選びたいよという意思表示だったんだがな。 親と違う...

  • 障害か中学受験か、せめてどっちかだけだったら親御さんもボロボロにはならなかったろうにな…。

    • そこが難しいところで、障害があって体力勝負の仕事はできないとわかってたので、せめて学歴をつけてあげたいと思ったみたい。 実際自分も受験して学歴つけさせてもらったことには...

      • 主題とはずれるが、高校生で50m12秒は女子だとしても相当おそいわけだけど、20代30代40代と年食ったおっさんおばさんの我々は一体何秒で50メートル駆け抜けられるのだろうか 12秒切れな...

  • 中央区ってさいたま、大阪、福岡とかいっぱいあるのな

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