仕事は順調。
ありがたいことだ。
後輩たちには一日も早く一人で仕事をこなせるようになってもらわないと、
売上をあげられない。
もしくは、独り立ちする前に辞めてしまう。
俺の指導方法が問題だったのだということにやっと気がついてきた。
例1
彼がつないだ映像をみて、褒めるところはしっかりと褒め、
よくないところは指摘し修正してもらった。
理論的に分かりやすく言葉を選んで、問題点をつたえたつもりだった。
で…、
辞めた。理由を問いただした社長曰く、「指導されるときに、人格を否定された」
(そんなにはっきりとは言ってないと思うが)とのことだった。
例2
質問にも全てこたえた。「君ならどうする?」と聞き、
早く帰らせたり、昼飯をおごったり、休みをとってもらったり、
おかげで仕事は時間がかかったが、僕だけが残り、深夜に作業することでなんとかなった。
で…、
辞めた。理由を問いただした社長曰く、「この仕事を一生の仕事にはできないと思った。」
とのことだった。
そんなことが立て続いた日、
その時に好きになった。エクレアとか潮騒とか、コロナ前だったので
で…
山手線の中で、涙が流れた。
もう僕らが先輩たちに指導してもらったような、スパルタともいえる方法論は
とりあえずやらせてみる。間違えさえて覚えさせる。そんな方法は一切通用しないのだ。
蓋をしてあの日に埋めていこう」
もう僕には考えても考えてもわからない。
カチコチに固まったままなんだろう」
僕の中にあるのだ。
僕は何か根本的な何かが分かっていないのだ。
今を未来を学べる人になりたい」