2022-05-26

今週号のジャンプマガジンに堂々と「児童ポルノ」が掲載された件

今週号の週刊少年ジャンプおよび週刊少年マガジンを読んで驚いた。

堂々と児童ポルノ掲載されていたからだ。

と言っても、読者のほとんどはそれが児童ポルノだと気づいていないかも知れない。

普段日本漫画表現の歪みを侃々諤々しているネットリベラルですら同じである可能性が高い。

何故なら、それが「男児の裸体」だったからだ。

 

この「男児ポルノ」が今週号のマガジンジャンプに同時に掲載されたのは示唆的だ。

何故なら、これこそ昨今のポリコレを求める声に日本漫画編集部なりに答えた結果だと考えられるからだ。

今、少年漫画誌では女性の裸体は乳首ひとつ出せない状況に既になっている。

それは明らかに世間性的表現規制を求める声に答える形で起こった変化であり、日本漫画業界は「怒られない本作り」を明確に指向している。

からこそ、今回こういう形で「男(”LGBTQ”)ならいいんだろ」という歪んだ認識の片鱗が垣間見たことは大きな問題を孕んでいる。

 

何よりの問題は、この歪んだ認識は「遅れた日本漫画業界」に限った話ではない可能性が非常に高いことだ。

この「男児ポルノ」は、間違いなく表現問題普段声高に訴える「リベラル」「フェミニスト方面からの叩きも弱くなるだろう。

しろ、一切何の問題とも捉えられず、完全に無視される可能性が一番高い。

これらの中心層がフェミニストであり、北原みのりのような「男性性的搾取カウンターとして肯定される」という思想をそれが男児であろうと適用するだろうからだ。

これは、彼らが普段自分たちモデルのようにうそぶく欧米価値観とは実は全く違う。

 

欧米では」児童ポルノ問題視に、それが男児である女児であるかを問わない。

ここで守られるべき弱者とされるのは児童なのであり、子供を守ることに性別関係いからだ。

今回両誌に掲載された男児の裸体は明らかに性的に強調されたもので、「欧米なら」児童ポルノ認識されることは間違いない。

しかし、日本においては、欧米ポリコレ理解しているつもりの層ですら、これをスルーする可能性が高い。

繰り返すが、これが欧米の厳しい基準では完全に「児童ポルノ」と認識されるレベル性的表現であるにも関わらず、だ。

 

ひとつ問題が指摘されると、それを改めることが出来ないのみならず、歪んだ解釈であさっての方向に問題悪化させる日本社会の悪弊に、またひとつとんでもない事例が生まれようとしているのを感じた。

  • わざわざ怒りにいくのもアレだからマジかは確認しないが まーた腐女子除霊師オサムみたいなのジャンプはやってるのか(今回はマガジンも?) マジならどうしようもないな

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん