もう8年も前になる。
当時付き合っていたころは苦しんでいたが、今は自分が悪かったと結論しており、自戒のためここに残す。
彼女は非常に可愛らしい人だった。
少し丸みを帯びながらも大きな目。
鼻筋の通った高い鼻。
均整の取れた顔立ちと綺麗な肌。
バイト先などではおよそ10人の男のうち8人が連絡先を知ろうと声をかけていたことを知っている。
当然その中には自分よりも格好が良く、お金にも余裕のある歳上の男性が多くアタックしていた。
当時の自分は、彼女は即物的なものに惹かれない素敵な女性だと思っていた。
その不安を消すために、大学生だった自分は扶養限度額の103万ぎりぎりまで稼ぎ、食費や交通費も削り、交際費に使った。
彼女はとても喜んでいてくれたと思う。
とても楽しい日々だった。
そして彼女は「そっか、それなら別れよう」と答えた。
当時の自分は意味が分からなかった。なぜそんな答えが返ってくるのか。
彼女は「私のために頑張ってくれる君が好きだったけど、頑張ってくれないなら付き合う意味を感じないから」と言った。
衝撃だった。
自分が考えていた恋愛とは全く異なる価値観を提示され、理解も共感もできなかった。
彼女は僕のことを好きで付き合ってくれていたわけではないのか、しかし彼女のために頑張る僕のことを好きだと言ってくれている、でも別れるとも言っていて、じゃあやっぱり好きではないのか。
堂々巡りだった。
しかし別れたくない一心で、減額を取りやめることをその場では伝えた。
彼女は喜び。その姿を見て自分もほっとした。これで良かったのだと思った。
しかし辛い生活が変わることはなく、彼女は今まで通りで、なぜ自分だけという不満だけが募っていったのだろう、だんだんと彼女に対して性格の悪いことを言いはじめ、その数か月後にあっさりと振られた。
振られた直後はあれだけ頑張ったのにと腐る一方で、彼女のことは好きなままで、愛憎入り混じる感情を持ったまま生きていた。しかし時間の流れはありがたいもので、数年たって当時の苦しみを忘れることができてきた。
大学卒業と就職を経てお金と時間にある程度の余裕が出てきた今、彼女のことを思い出すと、あぁ悪魔のような子だったんだと実感している。
ある両親が、不治の病にかかった我が子を直すために悪魔に願った。
悪魔は願いの代償として、両親の最も大切なものを貰っていくと答えた。
両親は快諾し、子の病は治された。代償として子の魂を悪魔に持っていかれた。
なんともひどい話であると子供のころに憤慨した記憶があるが、大人になった今では、悪魔には悪魔の道理があるんだなと理解した。
もしここで最も大切なものである子の魂を両親が渡さなかったとしたら、それは悪魔に対して不誠実な行為である。悪魔は人間にとって性格の悪い存在ではない。人間にとって価値あるものを欲しがる存在と言える。結果的に、取られた人間は苦しむのである。逆に言えば、取られても苦しまないものはその人間にとって価値があるものとは言えないだろう。年収1億の人にとって100万円ははした金であろうが、年収100万のひとにとっては何よりも価値があるだろう。だからこそ悪魔のような彼女はそれを自分に欲していたのだ。
自分が苦しくなるほど価値あるものを代償に関係を維持する付き合い方は悪魔との付き合い方なのだろう。およそ凡人である自分にはとても不可能なことであるのも当然である。このように考えると、人との付き合い方とは、自分が苦しくならないもので保てる程度の関係で良いのだと思えている。
あなたも悪魔の付き合い方をしている人はいませんか。もししているならば、私はあなたを尊敬します。そしてあなたの人生が幸せであることを願います。
僕はサキュバスが良いです
うーん、これは本当松
えーとつまり、全ての女は悪魔である、ってことでいい?
🐻フフフ 🐈アッ💦 🐸ダジャレガスキ
彼女は、自分に対して無理のない課金、すなわち、無課金で付き合ってくれる人を求めていただけ。 結局あなたは、彼女に対して無理をしてしまうから、彼女はこの人はダメだと思って...
カテ公じゃん。まさに悪魔。
釣りが趣味で、釣果よりも、かかった魚が必死に抵抗しているときがたまらない!ってタイプとも言えるかな。 連れたその魚が高級かどうかなんてのはおまけ、あのグイグイ必死に伝わ...
そもそも何が好きだったのか気になる。見た目?
悪魔との契約を破棄する方法というか 現代の契約って大概チェック項目とか付いてるから、そこら辺の説明がなかったら『俺はお前をそんな女だと説明されて付き合ってないけど?』と...