2020-12-01

ニコニコの「5は○○」でキレている人を見て、文化について考える

ニコニコ動画には、ヘンテコな文化?がいくつかある。

「5は○○」もその一つで、生放送後に番組がどうだったかアンケートを選べる(1~5の5段階で、1=とても良かった、5=悪かった)のだが、

この際に「5はハゲ」「5はアンチ」「5はカレーパン」等々、5は○○というコメントが大量に打ち込まれるというもの

先日とある放送で、この5は○○が流れた際に

「5を選んだってだけで人に暴言吐いて良いと思ってるなんて、ここの住人は糞ばっかりだ」(うろ覚えにつき意訳)

的なことを書いて色々とキレちらかしてる人を見かけた。

申し訳ないことに、はじめに思ったのは「この人何言ってるんだろう?」である

「この手のニコニコ特有のアレは見てて寒いわ! ここの住人は糞ばっかり」ならわかるのだが、暴言

正直、本当に意味がわからなかった。

だが、よくよく考えてみると、フラット状態で見てみればこの大量のコメント

「5を選んだ人に対しての暴言」に見えることがあるのかもしれない、と気づいた。

加えて、もしかすると「5(悪かった)を選ぶようなやつは○○だぞ! 1(とても良かった)を選べ!!」のような

いわゆる信者と言われる層による、同調圧力のようにも見えていたのかもしれない。

誤解である

……いやまぁ、実際に暴言のつもりで書いてる人もいるのかもしれないが

少なくとも自分はそう思って、5は○○のことを見たことはなかった。

そもそも、この○○に入る言葉暴言だけではないのだ。

例えば、番組内で出演者が好きな食べ物順位をつけるコーナーがあったとしよう。

エントリーアンパン食パンカレーパンで、仮に最下位カレーパンだったとする。

この際、きっとアンケートでは「5はカレーパン」が大量に書き込まれることになる。

まり元々は、アンケート結果で5に何票か入ってるのを見て

「5に入れてるのは、この番組が気に入らなかった(この番組不憫な扱いだった)カレーパンやな!」

的なお寒いネタコメントにすぎず、暴言やら何やらの高尚な意味はないのだ。

さらにいえば個人的には、あのコメント群は誰が面白いことを言えるかの単なる大喜利大会である

面白いこと上手いことを言ったやつが一目置かれる、みたいな小学生並みの幼稚な遊び。

他の人が挙げていない、珍しい物を○○に入れてるコメントポイントが高く「やるな、こいつ」とニヤリとしてしまう。

ただ全く番組内に出てこないものだったら、いくら珍しくてもダメだ。雅でない。

5はハゲ、が成り立つには番組内で髪の毛に触れる話題が出ていてほしいし(個人的には直接的すぎて面白くはないが)

5はアンチ、だと成立する範囲が広く曖昧になりすぎててイマイチに感じる。

正直、そういう遊びだよね?と声に出して他の人と確認したことはないので

自分けがそういう遊びをしているのかもしれない。

でも、もしかしたら同じように感じ取って、同じように遊んでいるやつもいるかもしれない。

もしそういう人が他にもいたなら、確かにこれは文化と呼べるものなのかもしれないが……実際はどうだろうね?

おそらくこのまま衰退しニコニコとともに消えゆくものしかないだろうが、

良い機会だと思ったので、書いてみた次第。


なお似たようなものに、プレミアム会員による「プレミアムwwwwwwww」的なカラフルコメ弾幕に対して

プレミアムってだけでマウントとって一般視聴者馬鹿にするから、奴ら(プレミアム会員)は根性がクソ」(うろ覚えにつき意訳)

と怒っている人も見かけたことがある。

たぶん誤解である

が、これを解説するのは5は○○以上にお寒いことになりそうので、ここまでとする。

まぁ、どちらにしても外から見て寒いことには変わりはないが。

  • 俺もあれはネタコメだし、一種の大喜利であろうと思っているよ

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