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なぜ日本では休校中にオンライン授業をしないの」それは日本の保護者のITリテラシーは格差がひどすぎるから説
この件について。
一斉休校に合わせて1ヶ月家庭学習になった学習塾に勤務する者です。
オンライン授業を試みるにあたってこの1ヶ月どうだったかを書いておきます。
結論から言うと、学校でオンライン学習を始めるには相当時間をかけないと無理。学校側の準備ができて以降、各家庭の体制を整えるまでに最低でも3ヶ月はかかると思う。
日本の端っこの某農業県の県庁所在地(政令市)、のそのまた端っこの、種々の国家公務員宿舎が密集するエリア。だいたいどの職種の方も2年または3年おきに全国規模の転勤があり、地元の方は多くない。
まず休校が決まって3日目ぐらいに、おおまかなイメージをイラスト付きで提示した上で
「SkypeまたはLINEのテレビ通話を使って個別に短時間のやり取りをさせていただけないか」
というアンケートを取ったが、全部で40件ほどの家庭のうち「できない」という回答が3件ほど返ってきた。他は無回答。
通常時の授業や宿題に関するアンケートは8割~9割の保護者が返してくれるので、この回答数の少なさは明らかに内容によるものだ。
諸々の連絡や様子伺いのために保護者と個別に連絡を取るなかで、オンライン授業について実際のところどう思うか率直な考えを聞き取ってみたところ
「イメージが湧かない」
「子どもが嫌がるのでやめた」
といった返答が大多数だった。
LINEのテレビ通話や、またボイスメッセージ、動画送信などの機能をその場で実際に使ってみせて、こんなふうにいろんな形式でやり取りできます、と話すと
「それならうちにもできそう」
というおうちが4件あった。その4件とは1ヶ月間、LINEを使ってお母さんが無理のない形式でやり取りをした。
また「タブレットにSkypeをインストールします」というご家庭が1件だけあった。
そこのおうちとは、おかげさまで通常時とさほど変わらないクオリティの授業ができた。
こうした事例を紹介しながら「お手持ちのスマホやタブレット、パソコンで十分です。やってみると意外と簡単です」「おたくのお子さんの場合、こんな内容をこのくらいの時間でできます」と具体的なプランを提示しながらオンライン授業を何度か勧めてみたが、結局この5件以外にやりたいと言うご家庭はなかった。当たり前だけどお金は通常の月謝以外は取ってない。むしろ月謝に見合うサービスを少しでも還元させてもらいたかったのだれども。
もちろん学校と塾では保護者の認識も大きく異なるし学校でやるとなったら設備投資もしっかりやるはずなので、同列に並べて考えるのはナンセンスだ。
しかし世間一般の保護者の「オンライン」に対する意識はこんなものなのだということを知って、ちょっとこれは書いておきたいなと思ったので増田になってみた。
電子レンジでチンするみたいに、塾に子供を物理的に突っ込んでれば自然と学力があがるとしか思ってないやつ多そうだな
そこでAWSとか立てて本格化したらベネッセ追い落とせそう