2019-09-10

海外在住の人の日本ディスがつらい

海外現地採用で働いている。特に海外で働きたいという強い希望があるわけではなかったが、職種特殊なため、流れ着いてここにいるという感じだ。

もともと現地採用海外勤務している人と駐在の人は話が合わないらしいので、こっちに来てから駐在の人とは話したことはない。

で、現地採用組の日本人たちと話すと、大体、日本ディスが始まる。

政治経済文化なんでもありだ。そのときそのとき時事問題に応じて、軽やかにディスっていく。日本円のみで資産を持つなんて信じられない、軽減税率事務コストを考えない頭の悪さ、etc, etc.

そもそも海外現地採用で働くような人たちは日本が合わなかったので、出てきているわけで、こういう話題特に盛り上がる。

もう日本なんかでは働けない、というのが全員のいつもの結論だ。

が、私はそうではない。

職種特殊なため、ちょうどジョブオファーがあったのがここだっただけで、日本ジョブオファーがあるなら今すぐにでも帰りたい。

おそらく周囲の人たちもそれを察していて「増田さんは海外志向というよりは、日本に帰りたそうなタイプだよね」としばしばディスられる。

一度海外就労経験をするのは視野が広がるので良いと思うのだが、経験した立場で言うと、海外志向が必ずしも国内志向よりも上だと思わない。

その理由は、海外志向の人は海外で暮らすこと、働くこと自体目的になっているように思えるからだ。

たとえば、給与日本よりいいから、就労環境日本よりいいか海外で働いている、というのは理解できる。

しかし、上記の人たちは、何らかの奇跡が起こって、日本就労環境が最高にホワイトになり、

世界高水準の給与レベルになったとしても、日本の帰りたくなさそうなのだ。それ、おかしくない?

そういう意味で、給与が良い企業、国を飛び回っているジョブホッパーの方が自分にとっては共感できる。

結局のところ、週末の大切な時間に、同じ現地採用とはいえ日本人日本ディスのトークで過ごすのは精神に良くないので、

彼らとは距離が遠くなってしまった。いろいろと得られる情報もあったので、最初は悩んだが、やはり精神重要なので。

最終的には、現地人や中国人インド人のような同じく海外から来ている人と過ごすことが多くなった。

情報は彼らからでも手に入るし、なにより彼らは日本リスペクトしてくれていて、「今度日本旅行に行くんだけど、どこに行くのがおすすめ?」と

聞いてくれるので、何か自分も役に立てている気がするのだ。

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